
監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。学校の公開資料に基づく情報と、家庭で行う一般的な復習を区別します。監修者プロフィール。
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和歌山県の中高一貫校で英語についていけないときは、まず失点の原因を分ける
和歌山県の中高一貫校に通う中学1・2年生が「英語の授業が難しい」「宿題はやっているのに定期テストの点数が上がらない」と感じたら、最初に確認したいのは学校で使っている教材と直近2回の答案です。単語の意味が分からないのか、つづりが書けないのか、文法の語順が理解できないのか、長文を読むのに時間がかかるのかによって、必要な対策は異なります。難しい問題集を増やす前に、授業で習った内容を自力で再現できるか確認しましょう。
和歌山県には県立の併設型中高一貫校と私立中高一貫校があります。学校ごとの学習進度、授業時間、使用教材、補習の実施方法は一律ではありません。この記事では、県の公表資料で確認できる学校を整理し、中1・中2の英語の立て直し方、テスト前の学習計画、英検との両立を解説します。
和歌山県の県立中高一貫校はどこか
和歌山県教育委員会の令和8年度県立併設型中学校入学者募集定員資料には、古佐田丘中学校、向陽中学校、桐蔭中学校、日高高等学校附属中学校、田辺中学校の5校が掲載されています。2026年度入学生の募集定員は、古佐田丘中学校35人、向陽中学校70人、桐蔭中学校70人、日高高等学校附属中学校35人、田辺中学校70人です。これは入学時の募集枠であって、在校生の英語のクラス人数や授業の習熟度別編成を表すものではありません。
なお、和歌山県立新翔くろしお中学校は2026年4月に開校した県立夜間中学校です。さまざまな理由で義務教育を十分に受けられなかった方の学び直しを対象とする学校で、上記5校と同じ併設型中高一貫校として紹介するのは不正確です。学校の種類を区別して進学・学習情報を確認しましょう。
和歌山市内で通う桐蔭中学校・向陽中学校の違い
桐蔭中学校と向陽中学校は、いずれも和歌山市内の県立中高一貫校ですが、教育活動は同一ではありません。桐蔭中学校の公式FAQでは、50分授業、ALTと英語教員のティームティーチング、自主学習を重視する課題設計が紹介されています。一方、向陽中学校は高校の環境科学科とつながる学びや、理数・環境に関わる探究活動を特色としています。
この違いから、英語の定期テストの出題割合、教科書、進級基準まで推測することはできません。たとえば「ALTの授業があるから会話試験ばかり」「理数探究校だから英語が易しい」といった判断は避けましょう。所属校の授業の教材と先生からの試験案内が優先です。
橋本・御坊・田辺の県立中高一貫校も教材と進度は個別に確認
県の公式一覧には、橋本市の古佐田丘中学校、御坊市の日高高等学校附属中学校、田辺市の田辺中学校も掲載されています。古佐田丘中学校は橋本高等学校、田辺中学校は田辺高等学校、日高高等学校附属中学校は日高高等学校と接続する学びが学校の特色です。
学校独自の探究活動や課題がある場合も、英語の定期考査の対策はまず学校の英語教材、配布プリント、過去の本人の答案をもとに考えます。探究や発表活動で求められる説明力は英作文にも応用できますが、全教科の探究活動が英語で実施されるわけではありません。
私立中高一貫校では学習進度を一律に扱わない
和歌山県には、智辯学園和歌山中学校、近畿大学附属和歌山中学校、開智中学校、和歌山信愛中学校などの私立中学校があります。各校の教育課程や学習指導の方法は学校ごとに異なるため、県立中学校と同じ学習計画をそのまま当てはめることはできません。
私立中高一貫校の英語では、学校指定ワークや独自の小テスト、英文法の学習順序が一般的な学年別参考書と異なる場合があります。ただし「全校で中2までに中学英語を終える」「全校でNEW TREASUREを採用する」といった一括した断定は適切ではありません。まず学校と学年の正式な教材一覧、年間計画を確認することが大切です。
中1の英語で最初に疑うべき三つの弱点
中学1年生の失点で多いのは、語彙の再現、動詞の使い分け、英文の語順に関する問題です。例えば、She plays tennis.をDoes she play tennis?に変える際、doesを使う理由とplaysがplayへ戻る理由を理解していれば、主語や語彙が変わっても対応しやすくなります。
単語については「英語を見れば日本語の意味を答えられる」だけでは十分ではありません。学校の定期考査でつづりや英作文が問われる場合、日本語から正しく英語を書ける必要があります。授業で学んだ単語を10〜20語選び、翌日と数日後に見ずに書く短いテストを行いましょう。これは家庭学習の例で、学校指定の語数ではありません。
中2で急に点数が下がる原因は、前学年の理解不足にもある
中2の英文では、それまでに学んだ時制・助動詞・語順などを組み合わせて使うことが増えます。現在の単元をいくら解き直しても理解できない場合、前提となる中1の内容に戻った方が改善することがあります。
長文を読むときは英文の主語と動詞を確認し、接続詞と修飾語句が作る意味のまとまりを区切ります。文法問題は正解できるのに英作文で失点する場合は、解答を読んで理解する練習から、日本語だけを見て英文を作る練習へ切り替えます。
中3で高校課程への接続を意識する
中高一貫校では中学校での学習を次の段階につなげていく必要があります。ただし高校内容への先取りの有無や進級に必要な評価は学校・年度によって異なります。中3の学習は、中1・中2の基礎を放置せず、長文の構造を把握する力や根拠のある英文を書く力を養うことが重要です。
英語の点数が低いという理由だけで内部進学ができないと決めつけてはいけません。学校の正式な進級・接続条件は在校生向け資料や学校への相談で確認してください。
NEW TREASURE(ニュートレジャー)を使っている場合の対策
NEW TREASUREは中高一貫校で使われることのある英語教材ですが、和歌山県内のどの学校・学年が現在採用しているかは必ず個別に確認してください。学校から指定された教材がNEW TREASUREの場合でも、単語の暗記だけでは不十分です。授業で扱った英文の意味を確認し、文法事項を整理し、日本語から重要例文を再現する練習を組み合わせます。
使用していない学校でNEW TREASURE専用の問題集を進めても、試験範囲に合わない可能性があります。教材名、版、Lesson番号、授業プリントの範囲まで確認してから対策を始めましょう。
答案を七つに分類して復習の優先順位を決める
返却された英語の答案の失点を、①単語の意味、②スペル・語形、③文法規則、④語順・英文構造、⑤長文読解、⑥英作文・リスニング、⑦時間不足や問題の読み違いに分類します。例えば、語順整序で失点が集中していれば、単語帳のページ数を増やすより文型の書き換え練習が必要かもしれません。
答案の間違いを直した後、数日空けて同じ単元の類題を解いてください。正答をそのまま暗記していないか確かめるため、主語や時制、目的語を変えてみると理解が測れます。
定期テスト3週間前:試験範囲の確認と資料整理
3週間前には教科書、学校指定ワーク、授業プリント、小テスト、返却答案を一か所に集めます。まだ試験範囲表が出ていない場合は既習単元を中心に復習します。英語以外の探究課題やレポート提出がある場合は、締切を別に管理し、英語の学習が直前に集中しないように調整します。
学校独自の教材や指導法を外部から推測して勉強時間を配分するのではなく、直近の本人の答案と担当の先生の指示から優先順位を決めましょう。
定期テスト2週間前:読むだけで終わらず書ける状態にする
2週間前は授業範囲の単語の書き取り、重要例文の再現、文法の書き換え、英文和訳、和文英訳を組み合わせます。学校指定のリスニング音声がある場合は、聞き取れなかった箇所をスクリプトと照合し、音読します。
「説明を読むと分かる」と「自分で解ける」は別の段階です。間違えた問題は解答を閉じて再挑戦し、なぜその語順や動詞の形になるかを短く説明してください。
定期テスト1週間前:時間を測り同じ誤答を減らす
1週間前には、学校の試験範囲内の問題を制限時間を設けて解きます。時間が足りない場合は、語彙・文法問題と長文のどちらで時間を使っているかを調べます。誤答を原因別に整理し、翌日と試験前日に再テストしましょう。
正解した問題についても、主語や語句を変えた類題を解くと、丸暗記か理解かを区別できます。直前期には新しい問題集を何冊も追加するより、指定教材と過去の失点を優先します。
宿題を終わらせたのに点数が上がらないとき
学校のワークを最後まで解いていても、間違えた箇所を見直さなければ同じ失点が続くことがあります。提出前に正解を写して終わるのではなく、解答なしでできる問題を増やすことが重要です。
誤答を見つけたら、まず原因を確認し、基本例文や教科書本文に戻り、同じ形式の類題を解きます。自分で解けるようになった問題には日付を記録すると、復習の成果を確認しやすくなります。
学校英語と英検は技能別に計画する
英検の勉強は語彙・読解・リスニング・ライティング・スピーキング力の向上に役立ちます。しかし、英検の過去問が学校のすべての教材や定期考査範囲を網羅するわけではありません。学校英語で失点が続いている場合は、授業範囲の単語と文法を先に直し、そのうえで英検の過去問を使った技能別学習を進めてください。
学校の点数が高くても、英検のリスニングや面接が苦手な生徒もいます。逆に英検の級が高くても学校の指定課題に十分取り組めていない場合もあります。二つの目標は分けて管理すると、必要な学習が明確になります。
高校への内部進学が心配なとき
英語の成績が下がった場合に気になるのが、進級や高校への接続です。ただし各校の進級条件・成績評価・補習制度は学校の正式資料を確認する必要があります。外部情報から一定点数以下で進学できないと推測することは避けましょう。
現状を学校の先生に相談するときは、直近の答案、課題の提出状況、同じ誤答が続いている単元を持参すると、補強すべき内容を具体化できます。
保護者様が週に一度確認する三つの指標
第一は未完了の学校課題の数、第二は単語・重要例文の再テスト正答数、第三は前回と今回の答案で同じ種類の失点を繰り返した数です。勉強時間を増やすこと自体を目標にするのではなく、できなかった問題が解けるようになったかを見ます。
保護者様が英語を直接教える必要はありません。学校に質問したい内容を本人が説明できるように手伝い、それでも弱点が残る場合に個別の学習支援を検討するとよいでしょう。
よくある質問
Q.和歌山県の県立中高一貫校は何校ですか?
和歌山県教育委員会の令和8年度併設型中学校募集資料には、古佐田丘、向陽、桐蔭、日高高等学校附属、田辺の5校が掲載されています。
Q.和歌山県の中高一貫校はどこもNEW TREASUREを使っていますか?
学校・学年によって採用教材は異なり得ます。県内すべての学校で採用されているとは確認できません。
Q.中1の定期テストで平均点に届かなかったらどうすればよいですか?
まず答案を分類し、語彙、文法、語順などのうちどこで失点したか確認します。一度の点数だけで将来を判断せず、再テストで改善できているかを見ましょう。
Q.英検だけ勉強すれば学校英語も伸びますか?
英検学習は役立ちますが、学校の教材や定期考査範囲を別に復習することが必要です。
Q.中高一貫校の英語塾にはいつ相談すべきですか?
学校の授業・課題・質問機会を活用しても、複数回の考査で同じ文法や語彙の弱点が残る場合に個別の支援を検討できます。
和歌山県の中高一貫校で英語の遅れに悩むご家庭へ
慶英会では、中高一貫校の英語・定期テスト・英検に対応するオンライン個別指導を行っています。和歌山県内の学校と公式に提携しているものではありませんが、本人が学校で使用している教材、試験範囲、返却答案を確認し、語彙・文法・読解・英作文のどこから復習すべきかを整理できます。
中1・中2の段階で英語の苦手を減らしたい保護者様は、慶英会公式サイトで最大1か月完全無料体験をご確認ください。
英語が追いつかない中1・中2の7日間再スタート
最初の7日間は学校の授業を止めずに、本人が使っている教材を再利用して弱点を見つけます。以下は慶英会による一般的な提案であり、県立・私立各校が定めた正式な補習計画ではありません。
- 1日目:前回と今回の英語答案を並べ、失点を単語・語順・文法・読解・英作文に分類する。
- 2日目:学校指定の英単語から間違えた20語を選び、日本語から英語に書く。
- 3日目:学校で習った例文を5つ選び、否定文と疑問文に書き換える。
- 4日目:学校の英文を5文選び、主語・動詞・時制に印を付けて和訳する。
- 5日目:前日までに誤った問題だけを、答えを見ずに解き直す。
- 6日目:学校の提出課題を整理し、未完了・やり直しが必要な箇所を仕上げる。
- 7日目:最初にできなかった単語や文法を再テストし、正答率と誤答原因を記録する。
1週間で成績向上を保証する方法ではありません。再テストで誤答が減らない場合は前学年の文法へ戻り、必要に応じて学校の先生に相談してください。
和歌山県内の学校別・英語対策記事
英語の立て直し方を詳しく確認:智辯学園和歌山中学校の中2向け28日間復習・独自30題、和歌山大学教育学部附属中学校の発話・協働学習24題、田辺中学校の英会話部と定期テスト対策へ。学校選びの参考資料は和歌山県の私立中学校7校・2027年度募集状況の比較にまとめています。
和歌山県の学校別記事を学校名から探す
現在通っている学校の授業・教材・定期テストにより適した情報を探す場合は、和歌山県の中学校・中高一貫校の英語・定期テスト対策一覧をご覧ください。学校別の学習方法と英検、NEW TREASURE(ニュートレジャー)、英語の失点原因別ガイドをまとめています。各学校との公式提携を示すものではなく、教科書の採用や進級・内部進学条件は学校の最新資料を優先してください。
参考にした主な公式情報
- 和歌山県教育委員会「令和8年度県立併設型中学校入学者の募集定員」
- 和歌山県教育委員会「各県立中学校の取組」
- 和歌山県「県立中学校及び高等学校設置条例」
- 和歌山県立桐蔭中学校 公式サイト
- 和歌山県「新翔くろしお中学校(夜間中学)」
情報確認日:2026年10月15日。学校の教材、定期考査範囲、補習・進級条件は在校生に配布される最新の正式資料を優先してください。
