中高一貫校入学前の英語力診断20問|新中1向け無料チェックと4週間の準備法

24〜35分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中学受験が終わって中高一貫校への進学が決まったとき、「英語の準備はどの程度できているのか」を知るには、英検の取得級や英会話経験だけでは不十分です。音声で理解できても英単語を正確に書けない場合があり、反対に文法問題は解けても短い会話を聞き取れない場合もあります。そこで本記事では、中学入学前の小6を対象に、アルファベット・語彙・基本英文・語順・読解の五分野を20問で確認できる家庭用診断を用意しました。診断は学校の入学時試験や英検の模擬試験ではありません。点数は合否や学力を保証するものではなく、入学前に何から復習するとよいかを決めるための目安です。学校が入学前課題を指定している場合はそちらを優先し、お子様の負担を増やさずに活用してください。

診断の使い方と採点方法

問題は20問、各1点で合計20点です。辞書・翻訳アプリ・教科書は使わず、目安15〜20分で解いてみましょう。英語学習経験が浅い場合は時間制限をなくして構いません。保護者様は答えを先に教えず、どの種類の問題で止まったかを記録してください。聞く・話す技能はこの紙上診断では十分測れないため、後半に別の確認方法も紹介します。

第1分野:アルファベットと綴り(1〜4)

1.アルファベットの大文字B・G・R・Tに対応する小文字を順に書きましょう。

2.アルファベットの小文字a・d・m・qに対応する大文字を順に書きましょう。

3.次の英単語を正しく書き写しましょう:school / friend / English。大文字・小文字の違いにも注意してください。

4.次の英単語のうち、最初の文字を大文字にすべきものをすべて選びましょう:japan / apple / monday / book。

第2分野:基本語彙(5〜8)

5.「学校」を英語1語で書きましょう。

6.「水」を英語1語で書きましょう。

7.「読む」を表す英語の動詞を1語で書きましょう。

8.「teacher」の日本語の意味を書きましょう。

第3分野:be動詞と一般動詞(9〜12)

9.次の空所に適切な語を入れましょう:I (  ) a student.

10.次の空所に適切な語を入れましょう:She (  ) my sister.

11.次の空所に適切な語を入れましょう:I (  ) soccer. 「私はサッカーが好きです。」

12.次の文を否定文にしましょう:I am hungry.

第4分野:語順と疑問文(13〜16)

13.語句を並べ替えて文を作りましょう:like / I / music / .

14.語句を並べ替えて文を作りましょう:this / Is / your / bag / ?

15.「あなたは学生ですか。」を英語にしましょう。

16.次の質問にYesで答える短い英文を書きましょう:Do you like dogs?

第5分野:短い英文の読解と英作文(17〜20)

次の英文を読み、17〜19に答えましょう。

My name is Yuki. I am twelve years old. I like music and books. I play the piano on Sundays. My brother likes soccer.

17.Yukiは何歳ですか。数字で答えましょう。

18.Yukiは日曜日に何をしますか。日本語で答えましょう。

19.サッカーが好きなのは誰ですか。日本語で答えましょう。

20.「私は本が好きです。」を英語にしましょう。

解答・採点

1.b・g・r・t。2.A・D・M・Q。3.school / friend / English(指定語を正確に書き写せたら正解)。4.japan と monday(正しくはJapan、Monday)。5.school。6.water。7.read。8.先生、教師。

9.am。10.is。11.like。12.I am not hungry.(I’m not hungry.も正解)。13.I like music.。14.Is this your bag?。15.Are you a student?。16.Yes, I do.。17.12歳。18.ピアノを弾く。19.Yukiの兄または弟。20.I like books.。

各問題の完全正解を1点とします。3番や4番のように複数の語を扱う問題は、すべて正しくできた場合に1点としてください。点数が低くても英語学習の適性を示すものではありません。単に今後の優先課題を見つけるための簡易チェックです。

20問の答案を5分野で見える化する採点表

合計点だけで復習範囲を決めると、英文を読む力は十分でもアルファベットの綴りで失点する場合や、その逆を見逃します。各分野は4問ずつ、1問1点で採点してください。3番は3語すべての表記、4番はJapanとMondayの両方を正しく選ぶことで1点です。これは慶英会による練習用の採点ルールであり、学校・英検の標準得点ではありません。

分野・設問確認する力0〜2点だったときの復習
1〜4:文字と綴り大文字・小文字、転記の正確さ正しい文字の書き方と短い語の書き写し
5〜8:基本語彙身近な語彙の意味と書き取り音・意味・文字をセットで5語ずつ確認
9〜12:基本の動詞am / is、一般動詞、否定文主語と動詞の対応を短い例文で確認
13〜16:語順・疑問文英文の順序、be動詞疑問文、短い応答語句カードを並べ、口頭で言ってから書く
17〜20:読解・英作文短文の内容理解と自己表現一文ずつ主語・動詞・意味を確認

全体が16点でも13〜16番が1点なら語順を優先します。逆に高得点の場合でも、この診断の難度を超える長文や聞き取りができると判断することはできません。入学予定校から教材・課題が示されている場合は、その範囲の復習を優先してください。

点数別の考え方

16〜20点:基本事項を確認し、音声と書く力に広げる

この診断で扱った語彙と文法はおおむね理解できています。ただし、英語を聞き取る力や初見の文章を読む力は別の確認が必要です。入学予定校の課題が届くまでは、短い英文の音読と英作文を継続するのがおすすめです。

10〜15点:間違えた分野を重点的に復習する

単語の綴り、be動詞と一般動詞、疑問文の語順など、間違えた分野を一度に全部やり直す必要はありません。毎日一分野ずつ、短い例文を使って復習し、一週間後に同じ形式で再確認しましょう。

0〜9点:音と文字から基礎を積み直す

英語に触れた時間が少なければ、この点数になることもあります。最初から難しい文法教材を使うより、アルファベット、基本語彙、簡単な自己紹介文から始めます。中学校での学びを考えると、できることを少しずつ増やす方が継続しやすくなります。

点数だけでなく、誤答の種類で復習を決める

1〜4番が苦手なら大文字・小文字と綴り、5〜8番が苦手なら基本単語、9〜12番が苦手ならbe動詞と一般動詞、13〜16番が苦手なら語順と疑問文、17〜20番が苦手なら英文の意味理解と作文を優先してください。たとえば20点中15点でも、英文の語順問題に誤りが集中していれば、文法を使って書く練習に重点を置くべきです。

音声・会話の確認は家庭で短く:3つの口頭課題

保護者様や講師が英文をゆっくり自然に一度読み、意味が取れたか、短く答えられたかを確認します。発音の点数化や標準テストと同じ扱いはしません。英語に不慣れな家庭では、学校教材の音声や信頼できる読み上げ教材を使い、聞き取りの可否を比較してください。

【課題A:聞いて行動を選ぶ】Please open your book.を聞いて、どの動作をすればよいか説明する。【課題B:質問に答える】What food do you like? に I like apples. など、自分の答えを一文で言う。【課題C:自分を紹介する】My name is … . I like … . のように2文を話す。

Aで理解できない場合は、openやbookの意味と語順を音声・絵・文字で結びつけます。Bで止まる場合はWhatの問い方とI like…の型を確認します。Cで止まる場合は無理に長く話させず、本人が使える既習表現から練習してください。読み書きができても聞き取りは別に伸ばす必要があるため、筆記20問とは別の記録にします。

聞く・話す力は別に確認しよう

紙のテストだけで英語力の全体像は分かりません。短い英語音声を一度聞いて何について話していたか説明できるか、自己紹介を英語で2〜3文言えるか、簡単な質問に短く答えられるかを確認しましょう。音声の難易度は現在の学習歴に合わせて調整してください。発音が完璧でなくても、意味を伝えようとする姿勢を大切にしましょう。

弱点に合わせた4週間の復習例:やること・再確認方法

週学習例(週4〜5日・1日15〜20分を上限目安に調整)確認方法
1週目:文字と語彙誤答した文字・身近な語5〜10語を音声とセットで確認最初の1〜8番に似た未見の短い問題
2週目:動詞と語順I am… / I like… / Do you…? を読み・声に出し・書く主語や目的語を変えた3〜5文の英作文
3週目:読解と会話短い段落を読み、登場人物・行動・理由を答える既習の英文でWhy / What / Whoの問いに短く答える
4週目:復習と学校準備前3週の誤答を解き直し、学校指定課題があればそちらを優先20問の再実施だけでなく別の短い英文で理解を確認

受験直後の休養が必要な時期に無理な先取りは不要です。各週の内容は学年の到達基準ではなく家庭向けの例です。たとえば最初から20問をすべて解ける場合は同じ単純問題を繰り返さず、英語を聞いて意味を取る課題や学年相当の読み物を選びます。英語学習がほぼ初めてなら音声と文字の関係を優先し、初週から文法問題を無理に詰め込まないでください。

中学受験後から入学までの4週間・復習プラン

第1週は診断で間違えた分野の基礎を確認し、第2週は短い例文を声に出して読んで書き、第3週は英文を読んで意味を説明する練習、第4週は同じ問題を再度解いて変化を記録します。目安は1日15〜20分、週4〜5日。受験後で疲れている場合や学校から課題が指定されている場合は、時間を調整してください。

入学後は学校の指定教材、語句の小テスト、授業プリント、提出物、定期テスト範囲に沿って学習を組み直します。NEW TREASURE(ニュー・トレジャー)などの教材を採用する学校もありますが、使用教材は学校ごとに異なるため、必ず公式資料や配布物で確認しましょう。

文部科学省の学習指導要領と今回の診断の関係

文部科学省の中学校学習指導要領解説(外国語編)では、小学校段階で学習した英語との接続や、聞く・読む・話す・書く力を統合的に育てる考え方が示されています。小学校の英語教育は中学校の学習の土台になりますが、学校や学習経験によって習熟度は異なります。本記事の20問は慶英会が作成した独自の基礎確認問題であり、文部科学省や学校が提供する公式診断ではありません。

よくある質問

Q. 英検3級に合格していてもこのテストを受ける意味はありますか?

A. あります。英検合格経験と基礎的な語順・綴りの正確さは同じではありません。ただしこの20問だけで英検3級相当の力を判定することはできません。

Q. 何点なら中高一貫校の英語についていけますか?

A. 全国共通の合格点や基準はありません。学校の英語授業の開始地点と学習進度が異なるため、診断結果は弱点を見つける資料として使ってください。

Q. 入学前にNEW TREASUREを購入すべきですか?

A. 学校から教材名・版・Stageが指定される前に購入を急ぐ必要はありません。学校の案内を最優先してください。

Q. 英語が苦手なら個別指導を始めた方がよいですか?

A. 必ずしも必要ではありませんが、基本的な単語や文の仕組みが不安で、家庭で復習の優先順位を決めにくい場合は、現在の英語力に合う学習計画を立てるために個別指導を利用する選択肢があります。

保護者様から学校・塾へ相談するときの情報

相談時に伝える資料は①進学予定校と入学年度、②学校から受け取った英語の入学前課題、③この20問の分野別点数、④本人が特に苦手と感じた英語の活動、の4つで十分です。課題を配布された場合、教材名・版・提出日などをそのまま共有してください。学校の指定教材が分からないまま、市販のNEW TREASURE準拠問題集などを先に購入する必要はありません。

中学進学後に初めて英語の成績が伸び悩んだ場合は、英語テスト返却後の答案分析、宿題が終わらない場合の7日間の立て直し方を参考にできます。無料体験・個別相談の最新条件は慶英会の無料体験案内をご確認ください。

入学前の診断から学校英語・定期テスト対策まで

慶英会では、これから中高一貫校へ入学する小学生や在校中の中学1・2年生を対象に、英語の基礎、学校で使用する教材、英検、定期テストを見据えたオンライン個別指導を行っています。お子様の間違い方と学習状況から優先課題を整理し、必要な範囲を段階的に学習します。最大1か月完全無料体験については慶英会公式サイトをご確認ください。

参考にした主な公式情報

文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』

文部科学省 外国語活動・外国語に関するQ&A

情報確認日:2026年10月11日。問題・採点目安は慶英会独自作成です。進学先の入学前課題と最新の学校案内を優先してください。

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