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中高一貫校の英語は授業中に分かるのに家で解けない?中1・中2の15問診断と14日間の復習法

33〜49分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中高一貫校の中学1・2年生で、「学校の授業中は先生の説明が理解できるのに、家でワークを開くと手が止まる」「解説を読むと納得するのに定期テストでは同じ文法を間違える」「宿題は終わるのに英語の点数が伸びない」と悩む生徒様・保護者様へ。授業中の『分かる』と、手本を見ずに『自分で選び、書き、説明できる』は別の状態です。 まず一問を解答なしで解き、翌日と数日後に文型を変えて再テストすることで、①そもそも説明が理解できていない、②翌日には思い出せない、③単元が混ざると文法を選べない、④読解・英作文へ応用できない、という原因を分けて判断できます。本記事では、授業の復習に使える独自15問と全解答、失点の分類、授業当日の5分復習、翌日・3日後・1週間後の再テスト、定期試験14日前からの学習計画を提供します。学校別の教材やテスト配点は決めつけず、実際の配布教材と返却答案を優先してください。

結論:授業の説明を『理解した』だけでは家の問題は解けない

授業中は先生が直前に説明したルールや例文が手掛かりになります。一方、家庭での宿題や定期考査では、問題文を見て『どの文法を使うか』を自分で判断しなければなりません。例えば三単現の授業中にHe plays tennis.を写せても、翌日の混合問題でDoes she (play / plays) tennis?を正しく選べるとは限りません。

そこで、正解したかどうかだけでなく①ヒントなし、②翌日、③別の主語・時制、④別の単元と混ぜた状況でも答えられるか確認します。複雑な英語の問題集を追加する前に、学校ワークの既習内容が自力で再現できるかを確かめることが先決です。

教育心理学の根拠:再読だけより小テスト・分散学習を組み合わせる

Dunloskyらによる学習法の研究レビューは、Association for Psychological Science「Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques」(2013年)で、練習テスト(practice testing)と時間を分けた学習(distributed practice)が幅広い学習場面で有用と評価しています。これは『必ず何点上がる』『すべての生徒に同じ間隔が最適』という研究結果ではありません。

本記事の『当日→翌日→3日後→7日後』という復習間隔や具体的な英文法問題は慶英会が家庭向けに設計した例で、研究がすべての中学生にこの日程を厳密に義務づけているわけではありません。短時間でも自分で答えを思い出し、時間が経った後に再確認することを基本として、学校の宿題・テスト日程に合わせて調整します。

家庭で起きる4種類のつまずきを見分ける

  • A|説明不足:教科書・解説を見ても、どれが主語・動詞なのか、なぜその形か分からない。
  • B|思い出し不足:その日はできたが、翌日ヒントなしでは単語や規則を再現できない。
  • C|見分け不足:三単現のページなら解けるが、過去形や疑問文と混ぜると形を選び間違える。
  • D|応用不足:穴埋め問題はできても、文章を読む・日本語から英語を作る問題では同じ知識を使えない。

Aなら学校の説明をもう一度確かめる、Bなら翌日の再テストを増やす、Cなら異なる単元の混合問題へ進む、Dなら読解と短文英作文へ応用するというように、原因ごとに勉強方法を変えます。全員に一律で宿題の量を増やす必要はありません。

授業当日5分:ワークを見ずに『言える・書ける』を確認

  • 1分目:その日に習った英文を一文選び、主語・動詞・意味を自分の言葉で説明する。
  • 2分目:模範解答を閉じ、英文を日本語だけ見て自力で書く。
  • 3分目:主語をI→HeやTheyへ変えて同じ文法を使う。
  • 4分目:間違えた理由を短く書く。例『doesの後は原形』。
  • 5分目:翌日の再テスト用に、間違えた文を1〜2問だけ残す。

例えば学校の教材がShe likes science.なら、Does she like science?やShe doesn’t like science.へ変えられるかを試します。答えを見る前に一度自分で書くことが重要です。ただし学校で未習の文型に無理に変更する必要はありません。

翌日:正解を見てから解き直さない

翌日に復習するときは、先にノートを開いて模範解答を読まないようにします。まず前日できなかった英文を答えを隠して解き、その後に照合します。正解を先に読むと『分かる感じ』を得やすい一方、思い出せたかの確認が難しくなります。

間違えたら答えを確かめ、声に出して説明し、少し時間を置いてもう一度書きましょう。翌日も誤答が続く場合は、短い説明だけでは理解できていない可能性があるため、学校の先生へ具体的な問題番号を示して質問してください。

3日後:主語・時・肯定否定を変えた類題

同じ答えを何度も暗記しても、条件が変わると対応できないことがあります。例えば『He goes to school by bus.』を学んだら、主語をTheyへ変える、否定文へ変える、過去形へ変えるなど、学校で学んだ範囲で一度に一つずつ変形します。

  • He goes to school by bus. → They go to school by bus.(主語を複数に)
  • He goes to school by bus. → He doesn’t go to school by bus.(否定文に)
  • He goes to school by bus. → He went to school by bus yesterday.(過去形に)

これらを『三単現』『過去形』などの単元名の見出しなしで解けるなら、学校の混合問題に近づきます。ただし過去形が未習なら、主語の変更だけにとどめます。

1週間後:間違えた問題だけをもう一度確認する

1週間ほど経ったら、当日と翌日に間違えた問題を先に解きます。すべてのワークを何周もする前に、実際にまだ解けない一問を減らすことを優先してください。正答できた問題でも、なぜその動詞の形になるのか説明できない場合は類題を1問追加します。

『答えが合っていた』『先生の説明を覚えていた』『初めて見る問題でも同じ原則で答えられた』の三つは異なります。結果を簡単な表に残し、自力でできる問題が増えたか確認しましょう。

語彙・文法・読解・英作文を同じ方法で復習しない

  • 語彙:英語を見て意味が分かるか、音として聞き取れるか、日本語からつづれるかを分けて練習。
  • 文法:主語と動詞の対応・時制・語順を、解答なしで再現し、条件を一つ変える。
  • 読解:設問を読んで本文から根拠となる箇所を示し、正解選択肢との関係を説明する。
  • 英作文:言いたい意味を日本語で明らかにし、主語・動詞を置き、時制・綴り・文のつながりを確認。
  • リスニング:文字なら意味が分かるのか、音を聞いて理解できるのか、情報を保持できるのかを切り分ける。

学校の英語教材がNEW TREASURE、PROGRESS IN ENGLISH、検定教科書のどれであっても、採用教材やLessonを学校名だけで推測してはいけません。学校から配布された教材・提出範囲・音声資料を優先します。

独自15問診断|『授業では分かる』を家庭で試す

以下の15問は慶英会が学習用に作成したオリジナル問題で、学校の実際の定期考査や英検公式問題の転載ではありません。未習の文法があれば対象から外し、本人の学校教材と返却答案を優先してください。まず答えを見ずに解き、翌日にもう一度試します。

A|一つの規則を正確に使えるか(1〜5)

  • 問1:He (like / likes) English books. 正しい語を選びなさい。
  • 問2:誤りを直しなさい:She doesn’t likes music.
  • 問3:疑問文にしなさい:You study science after school.
  • 問4:誤りを直しなさい:They was tired yesterday.
  • 問5:『私は昨日、英語を勉強しました』を英語にしなさい。

B|条件が変わっても動詞を選べるか(6〜10)

  • 問6:My brother (go / goes / went) to school by train every day. 正しい語を選びなさい。
  • 問7:My brother (go / goes / went) to the library yesterday. 正しい語を選びなさい。
  • 問8:Does your sister (play / plays / played) tennis on Sundays? 正しい語を選びなさい。
  • 問9:誤りを直しなさい:We didn’t watched the movie last night.
  • 問10:『彼女は今、本を読んでいます』を英語にしなさい。

C|初めての英文を読み、自力で書けるか(11〜15)

読解文:Last Friday, Kota wanted to visit the library after school. However, he had to help his father at home. He decided to go on Saturday instead. On Saturday, he borrowed a book about space and wrote a short note about it.

  • 問11:Why couldn’t Kota visit the library on Friday? 英語で答えなさい。
  • 問12:When did Kota visit the library? 英語で答えなさい。
  • 問13:What was the book about? 英語で答えなさい。
  • 問14:本文のHoweverとinsteadが何を示すか日本語で説明しなさい。
  • 問15:Do you think reading books is useful? に英語1〜2文で意見と理由を書きなさい。

15問の解答と誤答原因の解説

  • 問1:likes。主語Heは三人称単数。
  • 問2:She doesn’t like music. doesn’tの後は動詞原形。
  • 問3:Do you study science after school? 一般動詞の疑問文はDo+主語+原形。
  • 問4:They were tired yesterday. Theyに対応する過去のbe動詞はwere。
  • 問5:I studied English yesterday. yesterdayに合わせて過去形。
  • 問6:goes。My brotherは単数・現在の習慣。
  • 問7:went。yesterdayが過去の目印。
  • 問8:play。Doesの後は原形。
  • 問9:We didn’t watch the movie last night. didn’tの後は原形。
  • 問10:She is reading a book now. be動詞+-ingの現在進行形。
  • 問11:Because he had to help his father at home. 本文の2文目が根拠。
  • 問12:On Saturday. insteadが変更後の日。
  • 問13:It was about space. 最後の文の内容。
  • 問14:Howeverは逆接、insteadは別の曜日へ変更したことを示す。
  • 問15:例:Yes, I do. Reading books helps me learn new words. 意見と理由が一貫していれば別解可。

1〜5が不安定なら基本文法の理解・再現、6〜10で失点するなら複数単元を区別する練習、11〜14で誤答が多いなら本文の根拠と質問文の理解、15で詰まるなら主張と理由を英文にする力を補います。一度の正答率だけで学校の偏差値や英検合否を予測しないでください。

診断後は『当日正答・翌日正答・別問正答』の3つで確認

学校の宿題を解いた日は「正解○」「解説があればできる△」「まだ分からない×」と記録し、翌日に解答なしで再テストします。さらに3日後には同じルールを使う別の問題へ挑戦します。例えば問8ならDoes he study …?やDoes she like …?の形を新たに書けるか確かめます。

正解が続くようなら問題数を減らし、苦手な別の単元へ学習時間を配分しましょう。毎回同じ問題を何十回も書くだけでなく、学校で実際に求められる初見の設問や英作文へ段階的に進むことが重要です。

学校のワークが宿題で出されたときの正しい順番

  • 手順1:指定問題をまず自分で解く。解答欄だけを埋める作業にしない。
  • 手順2:答え合わせの際、間違った理由を単語・動詞・時制・語順・読解根拠へ分類。
  • 手順3:説明を読んでも分からない問題は、学校の先生へ質問できるよう番号と疑問点を記録。
  • 手順4:翌日、誤答だけを見ずに解き直す。さらに初見の類題で正答できるか確認。

提出期限を優先して宿題を終えなければならない日もあります。その場合も正答をただ写すだけにせず、自力で解けなかった問題だけ印を付けておき、後日短時間でも復習できるようにしてください。問題の大量追加より、学校で課された問題の理解と再現を優先します。

毎日30分勉強しても伸びない場合は『中身』を確認する

勉強時間が長いことと、英語の力が伸びることは同じではありません。例えば30分のうち20分を説明の読み直しに使い、最後の10分で答えを見ずに一問も解いていなければ、自力で解けるかを測る機会がありません。反対に短い時間でも、昨日間違えた文を自力で書き、理由を説明できれば改善を確認できます。

ただし、読み直しがまったく無意味というわけではありません。最初に説明を理解するための読み直しは必要です。大切なのは『読んで理解する』段階から『自分で出す』段階へ移ることです。本人に合う学習時間・負担を家庭と学校で調整してください。

14日間の定期テスト対策:授業理解を得点へつなぐ

  • 14〜12日前:学校の範囲表・返却答案・宿題を集め、語彙・文法・読解・英作文の誤答を分類。
  • 11〜9日前:学校で扱った例文をヒントなしで書き、必要なら教科担当に質問。
  • 8〜7日前:翌日の再テストと、単元を混ぜた問題に挑戦。解けない規則を絞る。
  • 6〜5日前:学校の読解・英作文で初見問題を解き、答えの根拠・主語と動詞を点検。
  • 4〜3日前:単語と英作文を学校の指定形式で再テストし、提出物も確認。
  • 2〜1日前:繰り返す誤答だけを短く復習。未習難問は無理に追加しない。

これは慶英会による家庭向けの学習計画であり、学校が同じ14日間や配点で試験を実施するという意味ではありません。中高一貫校は教科書・副教材・進度・提出物が異なります。NEW TREASUREやPROGRESSを学校が採用しているかは、本人の教材の現物と試験範囲表で確認しましょう。

保護者様ができる支援:答えを先に教えず質問を変える

  • 『正解は何?』より『この文の主語と動詞はどれ?』と聞く。
  • 『ちゃんと覚えた?』より『昨日の問題を答えなしで一問やってみよう』と提案する。
  • 『なぜ間違えたの?』と責めるより『どの語が分からなかった?』と具体化する。
  • 『ワークを何ページやった?』だけでなく『前に解けなかった問題が一つ解けるようになった?』と確認する。

家庭の声かけだけで必ず得点が改善するわけではありません。本人が強く困っている場合は、学校の英語教員や補習の機会で直近の具体的な誤答を共有してください。全教科を同じように自宅で長時間指導するより、本人が自分の課題を一つ説明できる状態を目指します。

よくある質問

授業中に先生の説明は分かるのに家で解けないのは、理解力の問題ですか?

一概には言えません。授業中のヒントがある状態と、自分で規則を思い出して答える状態では条件が違います。説明を見ても分からないのか、翌日に忘れるのか、単元が混ざると迷うのかをまず区別してください。

同じ問題を何度も解き直すだけで十分ですか?

最初は有用ですが、問題文そのものを覚えただけでは別の設問に対応できないことがあります。少し時間を置いてから再テストし、主語・時制・語句を変えた類題でも正解できるか確認しましょう。

毎日何時間英語を勉強すれば高得点が取れますか?

一律の時間では決められません。学校課題と本人の理解状況に合わせ、短時間でもヒントなしの再現と翌日の確認を取り入れることが大切です。点数の保証はできません。

英検3級を持っていても中1の学校文法で失点することはありますか?

あります。英検で測定する技能と、学校の指定範囲で正確な語順・綴りを書く技能は完全には一致しません。具体的な誤答と学校の出題形式から復習する単元を選びます。

学校の宿題が易しく、簡単に終わる場合も再テストは必要ですか?

本人が翌日も別の条件で正確に答えられるなら、同じ基礎問題を無理に増やす必要はありません。宿題が簡単すぎる場合の発展課題については中高一貫校の英語塾の宿題が簡単すぎるときも参考になります。

英語の定期テストでまた失点したら何を見直すべきですか?

得点全体だけではなく、語彙・文法・読解・作文・リスニングの失点と、前回から改善した単元を確認します。できなかった問題を学校の教材へ戻し、短い再テストで次の勉強法を決めます。

授業の理解を定期テストの得点へつなげたい場合は慶英会へ

慶英会では、中高一貫校の中1・中2の英語について、学校の授業プリント・提出ワーク・返却答案・英検の結果を確認し、授業では分かるが自力で答えられない原因を整理したうえで、オンライン個別指導と毎日のLINE学習サポートにより、家庭での復習と翌日の再テストの定着を支援します。学校の教材や先生の指導を否定せず、現在の学習を本人が自分で使える状態へつなぐことが目的です。学校課題をこなしているのに成績が伸びない、ワークの解説を見ないと答えられない、家庭で何を優先すべきか判断が難しい場合は、現在の答案と教材からご相談いただけます。学習相談・最大1か月の無料体験については慶英会公式サイトをご確認ください。

参照資料と学習提案の区別

一次情報確認日:2026年10月12日。本記事で示した独自15問と解答、A〜Dの家庭向け誤答分類、5分・翌日・3日後・7日後・14日間の復習手順は慶英会が作成した学習提案であり、研究により個々の中学生の成績向上や特定の日程の効果が保証されたものではありません。学校の出題範囲・採点基準・学習指導上の配慮を優先してください。

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