「Cambridge English(ケンブリッジ英語資格)は中学生には難しい?」「A2 Key、B1 Preliminary、B2 Firstのどれを受ければよい?」「英語の授業や定期テストで点数が取れないのに、資格の勉強を進めてよい?」――このページは、中高一貫校に通う中学1・2年生と保護者が、受験級の検討からReading・Writing・Listening・Speakingの練習、学校英語との両立まで必要な情報にアクセスするための総合学習ガイドです。Cambridge Englishの公式試験形式・成績表示を確認しながら、慶英会の独自演習と解説を技能別に整理しています。特定の学校がこの検定を導入しているという推測は行わず、学校指定の試験や教材は必ず在籍校の案内と現物で確認してください。

このページの学習解説は、慶應義塾大学卒・英検1級の慶英会塾長が監修しています。塾長プロフィール・指導方針、最大1か月完全無料体験・学習相談を確認できます。慶英会はCambridge English・Cambridge Internationalの公式認定試験機関ではありません。
資格学習と学校の英語の優先順位に迷う方へ:学年、学校で使う教材、Cambridge Englishの受験予定級・時期、困っている技能が分かれば、学習相談の文例を参考にご連絡いただけます。無料体験の対象・条件とメール窓口も確認できます。個別の資格試験への対応可否は、ご相談時に確認してご案内します。
まず結論|学校・資格・4技能の優先順位を決める
学校で指定された資格がある:まず学校の指定級、スコア、受験時期、申込方法を確認します。検定の名称が似ていても、Cambridge English QualificationsとCambridge Internationalのカリキュラムは別制度です。
資格の指定がない:現在の英語力と受験の目的を整理し、公式のサンプル問題を解いてから級を検討します。中学1年生は自動的にA2、中学2年生は自動的にB1などという対応ではありません。帰国生・国際系コース在籍者でもWritingや文法の弱点が残る場合があります。
学校の英語が平均点以下:「上の級へ挑戦する」前に、学校のテスト答案・教科書・小テスト・提出課題を確認します。学校内容の定着が不足していれば、資格だけの長文演習より、つまずいた単元へ戻る方が合理的なことがあります。中高一貫校の英語個別指導でも、この順番を重視しています。
A2・B1・B2はどう違う?|公式形式の早見表
A2 Key公式形式、B1 Preliminary公式形式、B2 First公式形式を比較すると、級が上がるほど、長く複雑な情報を読み、相手に内容を説明し、自分の意見を展開する必要が高まります。形式を知らずに級を選ぶことは避けてください。
| 資格・主な目標 | Reading / Writing | Listening / Speaking |
|---|---|---|
| A2 Key for Schools(CEFR A2) | Reading and Writing:60分・7パート32問 | Listening約30分・25問/Speaking通常2人8〜10分 |
| B1 Preliminary for Schools(CEFR B1) | Reading45分・32問/Writing45分・2パート | Listening約30分・25問/Speaking通常2人10〜12分 |
| B2 First for Schools(CEFR B2) | Reading and Use of English75分・52問/Writing80分・2パート | Listening約40分・30問/Speaking通常2人14分 |
A2 Key for Schools:身近な内容の読み書き・聞き取り・会話を中心に測ります。Reading and Writingの短いメール25語以上、絵から作る物語35語以上が重要です。英語の基本動詞や語順が不安定なら、日常的な短文から学び直します。
B1 Preliminary for Schools:学校生活に近い内容で、Reading・Writing・Listening・Speakingをそれぞれ別の試験構成として扱います。Writingは約100語のメールとArticle/Story、Speakingには写真1枚の描写とペアでの話し合いがあります。
B2 First for Schools:Reading and Use of Englishは7パート52問、Writingは140〜190語の文章を2つ、Speakingでは写真2枚を比較し、相手と協働して意見をまとめます。長文の量だけではなく、文法の言い換えや論理的な説明の技能も重要です。
for Schoolsと一般向け:主なCEFR水準・試験形式は共通で、for Schoolsは学校年齢の学習者に適した題材を使用する区分です。「for Schoolsだから簡単な別資格」とは考えません。A2 Keyの一般向け紙試験は2026年12月の最終実施後に終了しますが、A2 Key for Schoolsは紙・デジタルの両方で継続すると主催団体が案内しています。最新の日程・会場・申込条件は実施センターを確認します。
第1段階|英検とCambridgeのどちらを受ける?
日本国内の学校や入試では英検の級・CSEスコアを指定することがあります。一方、学校がCambridge English QualificationsやCEFR水準を指定する場合は、対応する試験とスコアを確認する必要があります。英検の級とCambridge Englishの級を1対1で自動換算することはできません。
中1中2の英検とCambridge英語検定の比較ガイドでは、A2 Key・B1 Preliminary・B2 Firstと英検3級・準2級・2級などの違い、資格利用先、独自24問の判断練習を解説しています。まず何に使う資格かを明確にし、大学入試や学校の募集条件に書かれた具体的な試験名・受験年度・必要スコアを優先してください。
海外留学を予定している場合も、一般論としてのCEFR水準だけで判断せず、受入校が指定する試験やスコアを直接確認します。特定の資格を持っているだけであらゆる学校へ出願できるという意味ではありません。
第2段階|A2 Key for Schoolsで基礎を確認する
A2 Key for Schools完全対策:公式形式、25語メール・35語物語、独自問題と4週間計画
Reading and Writingは60分・7パートで、身近な掲示、短い文章、語彙・文法の空欄、25語以上のメールやメモ、35語以上の物語を扱います。Listeningは約30分・5パート・25問、Speakingは通常2人で8〜10分・2パートです。短い文章で必要情報を落とさないこと、相手に答えを伝えることが中心になります。
A2を検討する生徒は、最初に公式サンプルと短いメール作文を試しましょう。日常会話はできても三単現や時制、冠詞が不安定な場合は、学校の定期テストでの失点にもつながります。慶英会のA2記事は独自Reading問題、Writing課題、Speaking質問と4週間の復習法をまとめています。
新しい技能別教材:A2のListeningをより詳しく練習する場合は、A2 Key for Schools Listening(5パート25問・独自25問と全解説)をご利用ください。文字原稿の独自練習に加え、主催団体の公式音声サンプルも確認してください。
第3段階|B1 Preliminary for Schoolsの4技能を別々に確認
B1は、英語で内容を理解するだけでなく、約100語の文章を構成し、写真を説明し、相手の意見を受けて会話を進める段階です。公式試験形式ではReading45分・32問、Writing45分・2パート、Listening約30分・25問、Speaking通常2人で10〜12分・4パートとなっています。
Reading|45分・6パート32問
B1 Preliminary for Schools Reading完全対策:独自29問と全解説
短い掲示、条件照合、長文の筆者の意図、文挿入、語彙・文法の空欄を6パート別に学びます。学校の英文法テストはできても「設問の条件を読み違える」生徒には、Part 1・2の読み方が役立ちます。長文は読めてもOpen clozeで落とす生徒なら、先に基礎文法を復習してください。
Listening|約30分・4パート25問
B1 Preliminary for Schools Listening完全対策:独自18問・読み上げ原稿
短い会話の必要情報、話題の主旨、一人の話からの情報補充、インタビューの態度・意見を扱います。録音は2回流れるため、1回目に状況、2回目に選択肢の根拠を確認する練習をします。学校のリスニングでも訂正後の時刻や予定を取り違える場合に有効です。
Writing|45分・2パート、約100語を2つ
B1 Preliminary for Schools Writing完全対策:メール・Article・Storyの独自模範例
Part 1では約100語のメール、Part 2ではArticleまたはStoryから1つを選び約100語で完成させます。内容の抜け、読み手との距離、文章の流れ、文法の正確さを点検し、添削を読んで終わらず新しい課題で再現できる状態を目指します。
Speaking|通常2人で10〜12分、4パート
B1 Preliminary for Schools Speaking完全対策:写真1枚描写とペア討論
Part 2は写真1枚を約1分説明し、Part 3は相手と話し合います。B2の写真2枚比較とは異なります。話すことが苦手な生徒は、まず場所・人物・動作を説明する短い英文を作り、意見と理由を一文ずつ増やす方法があります。
第4段階|B2 First for Schoolsの4技能を別々に確認
B2では、日常会話の流暢さだけでなく、複雑な情報、正確な文法の言い換え、論理的な文章、相手と結論を作る議論が必要になります。B1の4技能で穴があるなら、B2対策と並行して基礎へ戻る方が合理的です。
Reading and Use of English|75分・7パート52問
B2 First for Schools Reading and Use of English完全対策:独自30問・配点解説
Part 1・2の語彙と文法、Part 3の語形変化、Part 4の指定語を使った言い換え、Part 5〜7の読解を扱います。Part 4は指定語を変えずに2〜5語で完成させる形式で、学校文法の正確さが特に重要です。パート別の誤答原因と時間配分を確認できます。
Listening|約40分・4パート30問
B2 First for Schools Listening完全対策:独自20問・読み上げ原稿
短い8音声の主旨、長い独話からの10か所補充、5人の話と8つの説明の対応、インタビューの7問を区別します。Part 3で異なる発言者の意見が混ざる場合は、音声ごとに最も重要な考えを短いメモへまとめる練習が有効です。
Writing|80分・2パート、各140〜190語
B2 First for Schools Writing完全対策:EssayとArticle・Review等の独自模範例
Part 1のEssayは提示された2つの観点に、自分の観点を1つ追加して主張と理由を組み立てます。Part 2では与えられた文章形式から1つを選びます。文章量を増やすだけではなく、内容・目的・構成・文法の改善が必要です。
Speaking|通常2人で14分・4パート
B2 First for Schools Speaking完全対策:写真2枚比較と協働討論
Part 2では2枚の写真を比較し約1分話し、Part 3では2分の議論と1分の共同決定が求められます。相手へ提案する、同意や反対を理由付きで述べる、意見をまとめるといった技能を独自の会話例から学べます。
スコアの読み方|A2・B1・B2のCEFR表示は何を意味する?
Cambridge English Qualificationsの成績はCambridge English Scaleで報告され、各技能の得点と総合スコア、Grade、CEFR水準が示されます。Cambridge English公式Resultsは、受験した試験により成績帯を次のように案内しています。
| 受験した試験 | 主なCEFR目標 | 試験の成績区分(Cambridge English Scale) |
|---|---|---|
| A2 Key | A2 | Grade A:140〜150(CEFR B1)/Grade B:133〜139(A2)/Grade C:120〜132(A2)/Level A1:100〜119 |
| B1 Preliminary | B1 | Grade A:160〜170(CEFR B2)/Grade B:153〜159(B1)/Grade C:140〜152(B1)/Level A2:120〜139 |
| B2 First | B2 | Grade A:180〜190(CEFR C1)/Grade B:173〜179(B2)/Grade C:160〜172(B2)/Level B1:140〜159 |
例えばB1 Preliminaryで160を取得するとGrade A/CEFR B2の表示になります。しかし、それは「B2 Firstの試験に合格した」という受験履歴と同一ではありません。学校や進学先が「B2 First合格」や「Cambridge English Scaleで一定以上」など、どのような条件を要求するのかを募集要項から確認することが重要です。
また英検CSEはCambridge English Scaleとは異なる測定システムです。英検2級合格のCSE得点をCambridge B2の点数へそのまま足したり引いたりできません。どちらの資格を選ぶかは、進学目的・現在の技能・必要な正式書類から決めます。
学校でCambridge教材を使っていたら検定を受ける必要がある?
必ずしもそうではありません。Cambridge Internationalのカリキュラム、Cambridge University Press & Assessmentの教科書、Cambridge English Qualificationsという外部資格は、それぞれ異なる概念です。学校でCambridgeの教材を使用していても、資格受験が必須かどうかは学校の正式な案内で確認してください。
さらに「Cambridge English公認塾」という表示も、中身が曖昧だと誤解につながります。Preparation Centre・認定試験センター・Cambridge International認定校の違いでは、それぞれの制度が何を意味するかを公式情報から整理しています。
家庭の学習時間を分ける|資格が学校の成績を圧迫しないように
学習時間が限られている中学生にとって、学校の定期テスト、提出物、英検、Cambridgeの4技能をすべて同じ強さで進めるのは負担が大きくなることがあります。最初に学校の小テストと返却答案を見て、今の成績を下げている原因を優先しましょう。
例1:定期テストが平均点以下、単語と語順を頻繁に間違える。 当面の中心は学校教材の単語と文法。資格は短いListeningやSpeakingで維持し、語彙・文法が改善したら負荷を増やします。
例2:学校の英語は得意だがB1のWritingで文章がまとまらない。 学校の文法を使って、メールの指定情報・Articleの理由・Storyの時系列を整理する練習を増やします。Readingの勉強量だけ増やしてもWriting固有の課題は残ります。
例3:帰国生で会話が流暢だが、和訳・語句整序・英文法が弱い。 会話力を否定せず、学校の筆記と資格のUse of Englishに共通する誤りを直すことを優先します。難しい資格を持っていても、学校指定の試験範囲を学ぶ必要はあります。
例4:B2の試験日が近いが、Part 3のListeningで失点する。 すべての音声を均等に復習するより、5人の短い話を比較する課題に集中します。ただし学校の評価に重大な問題がある場合は、試験の重要度と日程を比較して優先順位を再設計します。
学校英語と資格の優先順位を整理する
中高一貫校の英語の成績不振、英作文、英検などについて、現在の答案・教材を起点に復習の優先度を確認します。最大1か月完全無料体験・学習相談はこちら。回数・担当講師・体験後の料金は申込時にご案内します。
保護者が自宅で確認する6項目
- 受験の目的:学校の指定・進学先の要件・本人の目標のどれか。
- 技能差:読む・書く・聞く・話すのどれが相対的に弱いか。
- 設問形式:公式サンプルを受験予定の紙・デジタル形式で試したか。
- 学校の負担:授業・提出物・定期テストの復習を圧迫していないか。
- 間違い方:語彙・文法・情報の読み違い・時間切れ・発話の停止を区別したか。
- 日程:申込期限・会場・受験料・成績利用条件を実施センターや学校で確認したか。
この6項目は家庭学習の優先順位を決めるためのもので、公式の合否判定やスコア予測ではありません。学校の成績と公式サンプルの技能別結果を照合し、次の2週間で直すことを絞り込んでください。
4週間の学習ロードマップ|学年ではなく弱点別に配分する
第1週:学校の返却答案と公式サンプルを確認し、どの技能・Partで間違えたか記録。課題を3つに絞り、学習時間を決めます。音声を聞いても意味が分からない場合は、スクリプトを読んで理解できるか確かめてください。
第2週:語彙・文法やReadingの根拠探しを中心に、日々の短い練習を反復。B1ならOpen cloze、B2ならKey word transformationsを、学校文法の弱点と結び付けて学びます。
第3週:WritingとSpeakingを自分で作成・録音し、課題に答えているか確認。添削例を読んだ後、原稿を見ずに別の設問で同じ構文を使えるかを試します。
第4週:公式サンプルを受験予定の形式と時間で解き、最初の週と比較。正答が増えたかだけでなく、同じ種類の誤りが減ったかを確認し、学校の定期テスト前後で学習時間を調整します。
毎日30分という時間は一例で、学校の課題や受験予定により変わります。学習時間を機械的に増やすのではなく、誤答の減少と自主的に再現できる技能を重視してください。
よくある質問(FAQ)
Cambridge Englishのfor Schoolsは一般の資格より簡単ですか?
学校年齢向けの題材を使用しますが、基本的なCEFR水準・試験形式は一般版と同じです。低い資格という意味ではありません。
中1ならA2 Key、中2ならB1 Preliminaryが適切ですか?
学年で自動的に決められません。現在の4技能と学校の状況、受験目的、公式サンプルを使って判断します。
英検に合格していればCambridgeも同じレベルで合格できますか?
合否を直接換算できません。語彙・文法・4技能には共通点があっても、設問・採点・証明書は異なるため受験予定の試験形式へ慣れる必要があります。
B1 PreliminaryでGrade AならB2 Firstの合格証と同じですか?
同じではありません。B1 Preliminaryの160〜170はGrade A/CEFR B2と表示されますが、受験した試験名はB1 Preliminaryです。提出先が何を要求するかを確認してください。
申込日・費用・試験会場は全国共通ですか?
実施センターや実施方式によって確認事項が異なります。公式の日程・会場案内と申込先の規則で、最新の料金・受付期間・対応する試験を確かめます。
試験のスコアは永久に有効ですか?
Cambridge Englishの証明書自体には有効期限がありませんが、提出先の大学や企業などが「取得から何年以内」の条件を設けることがあります。利用先の最新条件を優先してください。
学校の英語成績が下がった場合、資格対策をやめるべきですか?
必要性と進学条件によります。資格が必須でないなら、学校の教材や定期テストでの失点原因を優先して見直す判断が合理的です。資格のために練習している英文法が学校の課題と重なる場合は、学習をつなげて負担を減らせます。
慶英会|学校の英語と資格の学習を同時に整理する
慶英会は慶應義塾大学卒・英検1級の塾長が運営するオンライン個別指導塾です。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE(ニュートレジャー)・定期テストや英検など、教材と生徒の目標に合わせて、語彙・文法・読解・英作文・会話の学習を整理します。授業は塾長または担当講師が担当し、対応内容と空き状況は個別に確認します。Cambridge Englishの公認試験センター・認定講座ではありません。
学校英語の授業についていけない、どの資格を先に勉強するか分からない、Writingだけ極端に弱い、という段階でもご相談いただけます。最大1か月完全無料体験の対象、授業回数、担当講師、体験後の料金は申込時にご案内します。無料体験・学習相談はこちら。まずは「学校の英語が苦手」「英検とCambridgeの両立を相談したい」といった短い連絡で構いません。
参考にした主な公式情報
- Cambridge English:A2 Key for Schools・A2 Keyの試験形式、2026年紙試験に関する案内
- Cambridge English:B1 Preliminary for Schools・B1 Preliminaryの4技能試験形式
- Cambridge English:B2 First for Schools・B2 Firstの試験形式と配点
- Cambridge English:A2・B1・B2の成績帯・CEFR表示・証明書の有効期限
- Cambridge English:公式日程と試験センター確認の入口
- 日本英語検定協会:英検CSEスコアとCEFRの説明
参照日:2026年10月15日。このページに示した4週間の学習案は慶英会が独自に構成したものであり、試験実施団体が指定する公式カリキュラムではありません。受験方式、実施日、認定資格や出願要件は変更される場合があるため、申込前に正式な一次情報をご確認ください。
