B1 Preliminary for SchoolsのSpeakingで「写真を見ると言葉が止まる」「ペアの相手に何を聞けばよいか分からない」と悩む中学1・2年生は、Part 2の写真1枚を約1分間説明する練習とPart 3で相手と提案・比較・相談する練習を分けてください。Cambridge Englishの公式形式ではSpeakingは4パート、通常2人で10〜12分、3人の場合15〜17分です。Part 1は本人についての質問、Part 2は写真1枚の描写、Part 3は相手との話し合い、Part 4は好み・経験・意見を話す一般的な会話です。B2 Firstの「写真2枚の比較」と混同しやすいため、B1で求められる役割を正確に理解することが重要です。本記事は公式形式を確認し、慶英会オリジナルの質問・会話例、録音チェック、14日間の学習計画で対策を示します。

監修:慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。塾長の経歴と指導方針はプロフィールに掲載しています。学校の英語と資格の両立で困っている方は無料体験・学習相談をご覧ください。慶英会はCambridge Englishによる公認試験センターや公式認定講座ではありません。
結論|B1 Speakingは「写真描写」と「相手との会話」が別技能
試験形式を知らずに英会話だけをしていても、写真を見て1分間説明する場面と、相手の提案に応答しながら選択肢を比較する場面には慣れにくいものです。Part 2の練習では、場所・人物・行動・物・周囲の様子の順に話を広げます。Part 3では提案→相手に尋ねる→理由を返す→別案を比べるという動きを練習します。Part 4では自分の経験と好みだけでなく、その理由を一つ補えるか確認します。
B1は英語力の水準であり、日本の中学1年生なら必ず受ける試験ではありません。帰国生や英検に合格している生徒でも、試験形式に不慣れなら練習が必要です。逆に学校の英語が平均点以下で基本文法が不安定なら、難しい語を暗記する前に、主語・動詞・時制の基礎を修正すると発話にも良い影響があります。
公式Speakingの形式|Part 1〜4、通常2人で10〜12分
Cambridge English公式のB1 Preliminary for Schools exam formatによれば、Speakingは通常2人の受験者と2人の試験官によって実施されます。試験官の1人は進行を担当し、もう1人は評価を担当します。進行する試験官が遠隔から参加する場合もあると公式案内にあります。会場と運用は申込先に確認してください。
Part 1 Interview:約2分。名前、学校、好み、家族、休日などについて、質問されたことに答える。個人的な情報を自然に伝える力が中心です。
Part 2 Extended turn:約3分(受験者全体)。受験者がそれぞれ1枚のカラー写真を見て、約1分間説明します。B2のような2枚の比較ではありません。見えるものを具体的に説明し、短すぎず、無理な推測をせず話せるかを練習します。
Part 3 Discussion:約4分。提示された状況と複数のアイデアについて、相手と提案し合い、代案を比較し、意見を合わせる方向へ話を進めます。自分一人が長文を話すことは目的ではありません。
Part 4 General conversation:約3分。Part 3に関連した話題で、経験、好き嫌い、習慣、意見などを話し合います。理由と例を添え、相手の発言にも応答する練習が必要です。
いずれの時間も公式形式の目安です。本番は試験官の指示に従い、受験者が勝手にタイマーを操作するものではありません。試験形式と無料の動画・試験官コメントは公式Preparationで確認できます。
Part 1|答えを先に言い、理由や例を加える
自己紹介を長く暗記して試験官が何を聞いても同じ内容を話す方法は、問いに答えるという目的から外れます。質問がWhat do you usually do after school?なら、まず行動を述べ、理由や頻度を補うと自然です。I usually read at home after school because I like stories. Sometimes I go to the library with my friend.で十分練習になります。
言葉が止まる生徒には、最初から20秒の答えを要求せず、3秒で短く返す練習から始めます。話せるようになったら、becauseやfor exampleを使い内容を一つ加えます。発音を完璧にするまで内容練習を延期する必要はありません。伝わる発話と文法・語彙を並行して改善します。
Part 1独自質問8問
- 1.What’s your favourite subject at school, and why?
- 2.How do you usually travel to school?
- 3.What do you enjoy doing with your friends?
- 4.Do you prefer reading books or watching films?
- 5.What did you do last weekend?
- 6.Is there a place in your town that you enjoy visiting?
- 7.What would you like to learn in the future?
- 8.What do you usually do when you have a difficult homework task?
模範例(1):My favourite subject is science because I enjoy doing experiments. I also like working in groups and discussing the results with my classmates.模範例(5):Last weekend, I visited my grandparents. We cooked lunch together and went for a walk in the park near their home.模範例(8):I read the question again and check my notes. If I still don’t understand, I ask my teacher for help.
解説:過去の経験を聞かれた5番はvisited, cooked, wentの過去形が必要です。8番は普段の習慣なので現在形が自然です。いずれも回答と理由・例の関係が分かります。暗唱するより、生徒自身の生活に置き換えた文を作ってください。
Part 2|写真1枚を約1分間描写する
Part 2を苦手とする生徒は、写真を見てThere is a boy.のように一文だけ言って止まりがちです。そこで見る順番を①場所・場面、②人と人数、③主な動作、④背景や身の回りの物、⑤全体の雰囲気と決めます。見えることを優先し、推測するならmay, might, perhapsなどで事実と区別します。
例えば教室の写真ならIn the picture, I can see a group of students in a classroom. They are sitting around a table and looking at a computer. One student is showing something on the screen, and the others are listening.のように動作を表せます。主な動作は現在進行形で述べると自然です。ただし「写真に写っている人物の本当の職業・心情」を断定しないようにします。
独自写真設定A|図書館で調べ学習をする生徒
写真の代替説明:学校の図書館で、2人の生徒がテーブルの上の本を開き、横にタブレット端末が置かれています。窓から日光が入り、背景に本棚があります。これは慶英会が作成した練習用の場面で、公式の写真問題ではありません。
約1分を目指す説明例:In this picture, I can see two students studying in a library. They are sitting at a table with several books, and there is also a tablet next to them. The student on the left is pointing to something in an open book, while the other student is looking at the page carefully. I can see bookshelves in the background and a big window behind the table. The room looks bright and quiet. I think the students may be preparing for a school project because they are using different materials. They seem to be working together and helping each other understand the topic.
自己点検:studying / sitting / pointing / lookingで動作を説明しています。there isで物を紹介し、in the backgroundで位置を示しています。may beは推測です。「どの学年か」「本のタイトル」など、写っていない情報を断言していません。家庭では45〜60秒を目標に録音し、止まった箇所を確認します。
独自写真設定B|公園で地域の清掃をする生徒
設定:公園で3人の生徒が手袋をしてごみを拾い、近くにごみ袋が置かれ、奥に木とベンチがあります。人物の行動を観察し、色・場所・人数・活動を順に説明してください。
書き出し例:The picture shows three young people cleaning a park. They are wearing gloves and picking up litter. There is a large bag beside them, and I can see some trees and a bench in the background. They may be taking part in a community project.書き出しだけで終わらず、人物の位置、作業の違い、周囲の様子など、写真の中で確認できる情報を加えて1分へ近づけましょう。
Part 2で使える位置・描写の表現
位置:on the left / on the right / in the middle / in the foreground / in the background / next to / behind。動作:is carrying / are talking / is pointing at / are listening / is looking for。推測:They might be students. / Perhaps they are preparing something. / It looks like a school activity.
表現を一覧で暗記するだけでは、写真を見た時に出てこないことがあります。毎日違う1枚を見て、学習した表現を最低3個使う練習をすると定着しやすくなります。B2 First Speakingでは写真2枚の比較が重要で、同じ「写真問題」でも役割が異なります。
Part 3|相手と相談して選択肢を比べる
Part 3では、相手の英語を聞いてから反応する技能が必要です。試験官の指示を受け、提示された複数の選択肢について話し合います。How about…?で提案し、That’s a good idea, because…で理由を付け、What do you think?で相手へ話を渡すと自然な会話になります。最初から唯一の正解を当てることではなく、話題を相談し合うことが目的です。
強い主張を英語で言えないときも、I think this one could be useful.と簡単に始められます。相手が別の意見を言えば、That might work, but…と比較できます。自分の考えを諦める必要はありませんが、相手の発言を無視して丸暗記した文章を読むように話すのは避けます。
独自討論A|新入生が友達を作りやすい活動を選ぶ
設定:新入生が交流する学校行事を企画します。候補はスポーツ大会、映画会、料理教室、学校案内ツアー、ボードゲーム交流会。これらの案が新入生にどう役立つか、2人で相談しましょう。これは慶英会が作成した演習で、本番の公式問題ではありません。
会話例:A: I think a sports event could be fun because new students can play in teams. What do you think? B: That’s true, but some students may not enjoy sports. How about a board game afternoon? A: I like that idea. People can sit in small groups and talk while they play. B: Yes, and it wouldn’t be very expensive to organise. A: A school tour might also help because new students need to know where the classrooms are. B: That’s a good point. Which activity do you think would be easiest for everyone to join?
解説:最初に提案し、相手の発言を受けて別案を述べ、理由を比較しています。どちらか一方が長く話し続けていないことが大切です。英語をたくさん知っていても相手へ質問しない生徒は、意図的にWhat do you think?を使う練習をしてください。
独自討論B|学級図書室の改善案を話し合う
候補は、新しい本を買う、座席を増やす、静かな読書時間を設ける、おすすめ本の紹介掲示を作る、電子書籍を利用する、の5つです。How could these changes help students enjoy reading more?を中心に話します。生徒Aは「座席が必要」、生徒Bは「本の紹介を増やしたい」と異なる立場から始め、相手の案の良い点も認めましょう。
短い会話の核:A: More seats would help because the library gets crowded. B: I agree, but new books might attract more readers. A: Perhaps we could start with a recommendation board because it is inexpensive. B: That’s a good idea. Students could share their favourite stories.この例文から、相手への質問や新しい選択肢の比較を増やして、相談を続けます。
Part 4|経験・好み・意見を自然な会話にする
Part 4では前の討論と関連する話題について、自分の経験や意見を話し合います。Part 3の候補を繰り返すだけでなく、「普段どんな活動が好きか」「友達と一緒に学ぶ利点は何か」など、一段広げて話せるとよいでしょう。B1では難しい社会問題の専門知識を求めるより、身近な経験から理由を説明することが実践的です。
Part 4独自質問8問
- 9.Do you think students should have more free time after school?
- 10.What do you like about spending time with your friends?
- 11.Is it better to study alone or with a group?
- 12.What kinds of books do young people in your country enjoy?
- 13.Why is it important to try new activities?
- 14.Do you enjoy helping people in your community?
- 15.What do you usually do when your plans change?
- 16.Would you like to take part in an international school project?
模範例(11):I sometimes prefer studying alone because I can concentrate on difficult questions. However, when I want to practise speaking English, studying with a friend is more helpful. We can ask each other questions and give feedback.
模範例(13):Trying new activities helps us discover things we enjoy. For example, I joined a music group last year, even though I was nervous at first. I made new friends and learned how to practise with other people.
解説:いずれも意見→理由→具体例の順序が分かります。難しい表現よりも、質問への答えとして一貫しているかを確認してください。話しすぎて相手が発言できない場合は短くまとめ、相手に質問を返す練習も加えます。
発話が止まる原因から復習する
学校の英文法とSpeakingの学習順序も整理します。慶英会の最大1か月完全無料体験・学習相談をご覧ください。対象・回数・担当講師はお申し込み時にご案内します。
会話が止まったときの対処|聞き返し・言い換え・間
言葉がすぐに出ないときは、難しい語を探し続けるより簡単な表現に置き換えます。I’m not sure how to say it, but…やIt’s something you use for…など、意味を説明する方法もあります。質問そのものが聞き取れなければCould you repeat that, please?と丁寧に聞き返せます。毎回繰り返す必要はありませんが、分からないのに話を逸らすより建設的です。
英語を話すことに慣れない生徒は、「間が空く=即失敗」と考えがちです。短い思考時間は自然な会話にもあります。重要なのは発言を再開できるか、相手の言葉に応じて話せるかです。練習では、質問を聞いて3秒以内に短い答えを始め、その後に理由を添える方法を試せますが、これは公式の秒数ルールではありません。
家庭録音のチェックシート|何が改善したかを測る
家庭で録音するときは、前回より速く話したかだけで判断しません。下記の5項目を同じ条件で確かめ、次の練習の課題を決めます。
- Part 1:質問の主題に答えたか。現在・過去の時制が合っているか。
- Part 2:写真の場所・人物・動作・背景を具体的に言えたか。約1分間話せたか。
- Part 3:自分から提案し、相手へ質問をして意見を聞けたか。
- Part 3:相手と異なる意見でも、理由を説明して比較できたか。
- Part 4:好みや意見を述べるとき、理由と自分の体験を一つ加えたか。
採点基準そのものはCambridge公式資料を確認します。このシートは家庭学習の観察項目であり、点数を正式なCEFRやCambridge English Scaleへ変換する目的ではありません。録音した本人が、自分の言いたかったことと実際に発話できたことを照合するのが効果的です。
定期テストとSpeakingを両立する|中1・中2の現実的な配分
学校の英語が苦手な生徒でも、Speakingの練習だけなら答えを暗記して話せることがあります。しかし学校の英文法テストでは三単現、時制、比較級、前置詞などに誤りが残るかもしれません。学校で学んでいる単元から自分の生活について3文作り、それを口に出す練習にすると、Speakingと文法のつながりを強められます。
例えば現在完了を学んだらI have visited Kyoto twice.、過去形ならI visited my grandparents last weekend.といった身近な例文にできます。文法が未習なら難しい構文を無理に使わず、まず正しい短文を増やすことが大切です。学校がNEW TREASURE(ニュートレジャー)を採用しているかは各校の正式な資料・実際の教材で確認します。中高一貫校の英語個別指導でも学校の教材を確認しています。
定期テスト2週間前は、学校の課題・本文・語句整序・英作文を優先し、Speakingは1日5〜10分の短い録音で維持する方法もあります。試験本番が近い場合は資格の重要性と学校の成績のリスクを比較して調整しましょう。
14日間の練習計画|1日20分の例
1〜3日目|Part 1を即答+理由で安定させる
初日は上の8問を音読、2日目は順番を変えて録音、3日目は別の質問で練習します。1問につき最初に答えを述べ、理由と例を補うことを目標とします。自分に当てはまらない模範例の丸暗記は避けましょう。
4〜6日目|写真1枚を1分間説明する
4日目は図書館、5日目は清掃活動、6日目は自分の身近な風景を説明します。初めは場所・人物・動作だけで30秒でもかまいません。次に物・背景を加え、最終的に約1分間つながる説明へ近づけます。写真について本当に分かることと、想像したことを言い分けてください。
7〜10日目|提案と応答を続ける
7日目に討論A、8日目に討論Bを実施。9日目は学校行事、10日目は休日の活動など話題を変えます。毎回、相手へ少なくとも2回質問し、相手の意見を受けて発言したか確認します。会話例を交互に読み上げるだけでなく、相手が意外な案を出したときにどう答えるかを練習してください。
11〜12日目|Part 4で好みと意見を広げる
質問にYes / Noだけでなく理由を述べる練習をします。「読書が好き」ならどんな本か、いつ読むか、なぜ好きかへ話を広げます。相手の答えに短い関連質問を返す練習も加えましょう。学校の英作文と似たテーマなら同じ語彙を活用できます。
13〜14日目|公式動画と通し練習
13日目に4パートを想定した通し練習を実施し、14日目に録音を聞いて課題を絞ります。正確な実施状況はCambridge公式Speaking動画と試験官コメントで確認してください。写真の説明で止まるのか、ペアの相手に質問できないのか、Part 4の理由が乏しいのかで次の練習を決めます。
よくある質問(FAQ)
B1 Preliminary for Schools Speakingは何分ですか?
通常2人の受験者で10〜12分、3人の受験者なら15〜17分の公式案内です。4パートで構成されます。
Part 2では写真を2枚比べますか?
いいえ。B1 Preliminary for SchoolsのPart 2は一人が写真1枚を描写します。写真2枚の比較はB2 First for SchoolsのPart 2の形式なので混同しないでください。
ペアの相手が話し続ける場合はどうすればよいですか?
発言の切れ目でThat’s interesting. I also think…など自然に加え、相手の意見に関連する新しい点を出します。無理に遮るのではなく会話へ参加することを意識します。
一人でもSpeakingの練習はできますか?
Part 1・2・4は録音で練習できます。Part 3は相手の発言へ応答する必要があるため、可能なら家族・友人・講師などとペア練習をしてください。
英検3級や準2級の面接練習だけで十分ですか?
短い質問に答える基礎は共通しますが、B1 Preliminaryの写真描写・ペア相談という形式に別途慣れる必要があります。正式な試験サンプルで確認しましょう。
写真について難しい単語が思い出せない場合は?
より簡単な語に言い換えて、場所・人物・動作・背景を説明してください。写真に見えない情報を無理に断定しないことも大切です。
慶英会|学校の英語と4技能の弱点を整理する
慶英会は慶應義塾大学卒・英検1級の塾長が運営するオンライン個別指導塾です。学校英語・定期テスト、英検などを中心に、現在の教材や答案から語彙・文法・英作文・スピーキングを確認します。B1 Preliminaryの公式認定講座や受験受付を行う趣旨ではありません。講師は塾長または担当講師で、対応可能な内容と空き状況を確認してご案内します。
最大1か月完全無料体験の対象・授業回数・担当講師・体験後の料金は、申込時にご案内します。学校の英語と会話練習を両立したい方は無料体験・学習相談をご覧ください。Reading・Listening・Writingの課題は、それぞれB1 Reading、B1 Listening、B1 Writingをご確認ください。
関連記事と学習順序:B1の写真1枚描写とB2の写真2枚比較の違いはCambridge English A2・B1・B2学習ガイドでも確認できます。
参考にした主な公式情報
- Cambridge English:B1 Preliminary for Schools Speakingの4パート・時間・面接方式
- Cambridge English:Speakingの受験者動画・試験官コメント・サンプル
- Cambridge English:B2 First Speakingの写真2枚比較との違い
- Cambridge English:結果・Cambridge English Scale
制度・形式の確認日:2026年10月15日。本記事の質問・文章による写真設定・会話例・14日間プランは慶英会が独自制作した教材であり、公式の写真問題や採点結果ではありません。
