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中高一貫校で英語の成績が悪いのに本人は困っていない?塾を嫌がる中1・中2への対応と7日間の学習法

28〜41分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中高一貫校の中1・中2で英語の定期テストの点数が下がっているのに、本人は「別に困っていない」「塾には行きたくない」と言う。保護者様としては、授業が先へ進むうちに取り返しがつかなくなるのでは、と不安になるかもしれません。しかし、点数の低さを理由に危機感を持たせようとしたり、本人の了承なく塾へ申し込んだりすることが、最も有効な対応とは限りません。

まず区別したいのは、①学校の授業で本人が実際に困っているか、②答案に基礎の理解不足があるか、③本人が塾などの支援をどう受け止めているか、の3点です。英語の成績が悪いように見えても、テストの難度、出題形式、学校の平均点によって状況は異なります。一方、本人に焦りがなくても、文法や単語の不足が積み重なっていることはあります。保護者様が一方的に診断するのではなく、学校の客観的な資料と本人が納得できる小さな目標を使って学習を始める方法を紹介します。

『本人は困っていない』の4つの意味を見分ける

1.学校生活には困っておらず、英語の順位も重視していない

中学受験の経験があるからといって、入学後も学年順位を最優先するとは限りません。部活動や友人関係を大切にしている可能性もあります。保護者様と本人の目標が異なるなら、成績を責める前に『どんな学校生活を送りたいか』と『そのために最低限どの学習が必要か』を分けて話します。

2.できないことが普通になり、授業の理解不足に気付いていない

毎回の単語小テストで一部を間違えても、授業が進むことに慣れてしまうと、本人にとっては重大な問題と感じられない場合があります。こうしたケースでは抽象的な説教より、いま学校で扱う短い英文を自分で作れるか確かめる方が、学習上の課題を認識しやすくなります。

3.実際には不安があるが、それを話したくない

『困っていない』という返答には、恥ずかしさや失敗を指摘されたくない気持ちが含まれる場合もあります。ただし、本人の内面を勝手に決めつけることは避けてください。対話を嫌がる場合は、時間を置き、『手伝ってほしいことができたら伝えて』と支援の入口を残します。

4.勉強より先に生活上の負担が大きい

授業、部活動、学校課題、通学などで疲れていると、新しい塾の提案自体が負担になることがあります。睡眠や体調が不安定な場合には、学習時間の追加より生活を整えることを優先しましょう。つらさや登校しぶりが続く場合は、担任や学校の相談担当へ状況を共有してください。

保護者様が先に確認したい学校の情報

中高一貫校は、学校ごとに教育課程の設計や評価の仕組みが異なります。文部科学省の中高一貫教育Q&Aでは、学校の特色ある教育内容は設置者の判断によること、6年間を見通した教育課程を編成できることが説明されています。したがって、『中高一貫校はすべて英語を先取りする』『40点未満なら必ず進級できない』などと一律に考えることはできません。

  • 最近2回の英語定期考査:点数だけでなく平均点、配点、誤答の種類
  • 最近の小テスト:単語・文法・本文のどれで繰り返し失点しているか
  • 学校の英語教材:教科書の正式名称、版、学校独自プリント、課題
  • 次の学習範囲:現在のLessonと、次の小テストで問われる内容
  • 補習・再テスト・進級に関する学校の説明:不明な点は学校に確認

答案が見つからない場合には、本人の同意を得て学校の教材と試験範囲だけを確認する方法もあります。学校へ問い合わせる際は、本人を責める材料を集めるのではなく、どの範囲を優先して復習すればよいかを尋ねましょう。

本人の危機感をあおらずに英語の課題を共有する

『このままだと高校に上がれないよ』『将来困るよ』といった言葉は、学校の規程や本人の状況に裏付けがなければ不正確です。不安を強めるより、『この3問だけ一緒に見てみない?』『来週の単語テストで前回より一問増やす方法を考えよう』と、本人が選択できる小さな提案に変えます。

重要なのは、保護者様が本人に代わって目標を決め続けることではありません。学習に関する選択肢を2〜3個示し、本人が取り組めることを選んでもらいます。自力で解けるようになった結果を確認できれば、点数や順位とは別の具体的な手応えを作れます。

声かけ例:今の成績を責めずに、次の一問へつなぐ

  • 『今の点数を責めたいわけではないよ。次の授業で困りそうなところはある?』
  • 『英語が嫌いでもかまわない。提出物だけは困らないように一緒に方法を考えない?』
  • 『塾を決める話ではなく、どこでつまずいたか一回だけ確かめよう』
  • 『先生に質問する、家で短い問題を解く、体験授業で聞く。どれならできそう?』

本人が拒否した場合には、同じ提案を毎日繰り返すのではなく、次に話す時期を決めておく方法もあります。安全や健康に関わる問題があるときは、この限りではありません。

英語の成績を分析するときは『やる気』より先に誤答を見る

英語の得点が低い原因を、やる気だけで説明することはできません。例えば単語のつづりを間違えている場合と、初見の読解問題で内容が把握できない場合では、必要な練習が異なります。次の5種類に分類すると、短い時間で優先順位を考えやすくなります。

  • 単語・熟語:意味は分かるが書けないのか、意味自体を知らないのか
  • 文法:語順、時制、疑問文、否定文を自力で作れるか
  • 学校本文:和訳や内容理解、重要表現ができているか
  • 初見読解:教科書と異なる英文を読めるか
  • 表現技能:英作文・リスニング・スピーキングのどこで失点するか

文部科学省の外国語教育に関する資料には、中学校外国語の学習指導要領解説や、指導と評価を結びつける参考資料が掲載されています。学校の評価を点数一つだけで捉えず、何を学び、何ができるようになったかを確認する考え方は家庭学習にも応用できます。ただし、個々の学校の具体的な成績評価をこの資料だけで判断することはできません。

保護者向け・3分の英語診断4問(解答と解説)

本人が了承した場合は、学校で学習済みの内容から次の基本問題を確かめてください。慶英会作成の一般的な診断例であり、学校の試験問題ではありません。① My sister (go / goes) to school. ② Does he (play / plays) tennis? ③ She visited Kyoto yesterday. を否定文に直す。④ (did / what / you / do / yesterday / ?) を並べ替える。

解答:① goes(三人称単数現在)。② play(Doesの後は原形)。③ She did not visit Kyoto yesterday.(did notの後は原形)。④ What did you do yesterday?(疑問詞+did+主語+原形)。本人が解説を見て納得しただけでなく、翌日に答えを隠して再現できるか確認します。未習なら誤答しても問題ありません。

中1の場合:英語の苦手が固定する前に行うこと

中1では、入学前の英語経験に差があります。英検を受けたことがある生徒でも、英文の語順やつづりで失点する場合があり、英検未受験でも学校の教材に対応できている生徒もいます。まずは学校の授業で扱っている文に必要なbe動詞、一般動詞、疑問文などを確認します。

新しい教材を大量に追加せず、学校のワークから本人が自分で選べる数問を用意します。本人が『これならできる』と感じる難度から始め、解けた後は少し形を変えた類題で確認します。勉強時間は生活との両立を見て決め、時間だけで本人を評価しないようにします。

中2の場合:成績低下が続いても全範囲のやり直しから始めない

中2で学校の英語が難しくなったとき、最初から中1の教科書全体をやり直す必要はありません。現在の学校範囲から具体的に解けない問題を選び、その前提となる文法や語彙を遡って確認します。

たとえば学校で受動態を扱っているなら、be動詞の活用、過去分詞、語順のどこが分からないかを見ます。問題に合わせて戻る単元を決めれば、本人に『全部やり直さないといけない』という負担感を与えずに済みます。

中3の場合:進級・内部進学の不安は学校の正式情報で確認

中3では高校課程への接続を意識する必要がある学校もあります。ただし、内部進学・補習・評定の基準は学校により異なり、特定の点数や小テスト結果だけで全国共通の判断はできません。学校の規程、成績通知、担当教員との面談で確認しましょう。

保護者様が将来の不安を伝える場合も、確定していない事実を使って脅すのではなく、『次の考査に向け、どの単元を一緒に確認するか』という行動に戻すことが重要です。

本人が塾を嫌がるときの3つの選択肢

学校の質問・補習制度を先に利用する

学校に質問できる先生や補習の機会があり、本人が利用できるなら、まずそれを活用する選択があります。学校の説明が理解でき、短い再テストで正答が増えていれば、外部指導を追加せずに様子を見ることもできます。

家庭で5〜10分の確認から始める

親が教えること自体に抵抗がないなら、一度に複数教科を扱わず、英単語や短文の確認に絞る方法があります。保護者様が英語の正解をすべて説明する必要はありません。学校の解答と本人の回答を照らし合わせ、間違えた箇所だけを次の課題として残します。

個別指導の『体験』だけを相談の場として使う

本人が集団塾を嫌がる場合でも、1対1で質問できるなら試してみたいと思うことがあります。ただし体験授業は入塾の強制や説得の場にせず、『今の英語で困っているところを確かめる』という目的を本人と共有してください。オンライン指導なら自宅から参加できるため、移動負担を減らせる場合があります。

7日間の小さな立て直し計画

1日目:本人の考えを聞き、目標を一つ選ぶ

『英語が嫌いかどうか』『なぜ勉強しないか』を一度に問い詰めないようにします。次回小テスト、提出物、学校の授業理解など、本人が優先したい課題を一つ聞きます。

2日目:学校の範囲と必要な教材を確認する

教科書、プリント、ワーク、単語帳のうち、次の小テストに必要な資料を選びます。学校の課題を無断で削ったり、提出物を後回しにしたりしないことが前提です。

3日目:3〜5問だけ本人が解く

単語なら日本語から英語への書き取り、文法なら並べ替えや短い英作文など、学校の試験に近い形式にします。正答数は評価材料というより、次に何を練習するかを判断するために記録します。

4日目:間違えた種類を一つだけ復習する

前日に間違えた問題の答えを覚えるだけでなく、文法の基本ルールを確認し、同じ種類の別の問題を解きます。本人が自力で解けない場合は解説が必要です。

5日目:解説を見ずに同じ種類の問題を再テストする

自分だけで正答できるかが重要です。できない場合は教材をさらに増やすのではなく、問題の難度を下げるなど方法を調整します。

6日目:学校課題と学習負担を確認する

英語の復習で学校の提出物、睡眠、部活動が圧迫されていないかを確認します。負担が強い場合は量を減らし、実行可能な計画へ修正します。

7日目:継続するか、学校・外部の支援へつなぐか相談する

本人が学習できた点と、まだ一人では難しい点を確認します。本人に支援を選ぶ余地を残しつつ、授業理解や体調の問題が続く場合は学校へ相談します。この7日間は相談を始めるための一例であり、成績改善を保証する期間ではありません。

7日間で何を成果として見るか|学習時間より再現性

家庭での改善の判断材料は、①以前の誤答3問を翌日に自力で解ける、②学校から指定された課題の未提出が減る、③本人が次に取り組む一項目を選べる、という具体的な行動です。これは学校の公式成績評価ではなく、家庭での観察指標です。本人の意向を無視して毎日テストを強制する必要はありません。

文部科学省は、学習評価を指導改善につなげ、子どもが学習過程を振り返り、進め方を調整できるようにすることを重視しています。本記事の7日計画そのものを国が推奨・保証しているわけではありません。文部科学省「指導と評価の一体化」。

塾を選ぶなら、本人の納得と学校教材への対応を確認

個別指導を検討する場合、先生の肩書や授業料だけでなく、本人が質問しやすいか、学校の教材と進度に合わせられるか、解説後に類題を自力で解けたかを確認します。学校でNEW TREASURE(ニュートレジャー)やPROGRESS等を使用しているなら、実際の版と単元、配布プリントへの対応を聞きます。

本人が『塾に行きたくない』と言う理由も具体化しましょう。以前の塾での経験、移動時間、授業の雰囲気、宿題の多さなど、理由により解決方法が異なります。オンライン個別指導でも、本人が画面越しに質問しやすいかを体験で確認する必要があります。

保護者様が判断に迷ったときのチェックリスト

  • 点数だけでなく、学校の平均点・出題形式・誤答を確認したか
  • 本人の気持ちと、客観的な学習課題を分けて話せているか
  • 学校の先生や補習で対応できる範囲を確かめたか
  • 現在の学習負担、睡眠、学校生活を考慮したか
  • 本人が選べる具体的な支援方法を提示したか
  • 外部指導を使う場合、学校教材と問題形式への対応を確認したか

これらを満たさないまま塾を増やすと、指導が重複したり、本人の拒否感が強まったりする可能性があります。反対に、学習上の課題が具体的になっていれば、短時間の個別支援だけでも役割を定めやすくなります。

よくある質問

Q. 英語の成績が悪いのに、本人が平気そうなら放置してよいですか?

A. 本人が焦っていないことと、学習上の問題がないことは別です。点数や学校の小テスト、課題の状況を確認し、今後必要な単元に理解不足があるか調べましょう。本人を不必要に脅すことは避けます。

Q. 中1で塾を嫌がる子を無理に体験授業へ連れて行くべきですか?

A. 強制的な体験が最善とは限りません。学校での質問、家庭での短い確認、本人が納得できる形式の体験などを比較してください。学習以外の強い不安がある場合は学校の相談先を優先します。

Q. 英語が苦手でも英検だけ受けさせれば意欲が出ますか?

A. 必ずしもそうではありません。学校の単語や文法が不安定な場合は、英検対策で負担を増やす前に、現在の学習課題を整理しましょう。本人が英検を目標にすることに納得しているかも重要です。

Q. 中高一貫校は高校受験がないから中1・中2の成績を気にしなくてもよいですか?

A. 学習した文法や語彙が次の授業の基礎になるため、理解不足は早い段階で把握したいところです。一方、具体的な進級・内部進学条件は学校ごとに異なりますので、学校の正式な案内を確認してください。

Q. 親が英語を教えられなくても、本人の学習を支えられますか?

A. 教材の範囲や小テストの日程を確認し、本人が選んだ短い目標を実行できたかを見守る方法があります。文法の詳しい説明が必要な場合は学校や外部講師へ質問できます。

英語への抵抗が強い中高一貫校生を、学習面から支える

慶英会では中高一貫校の英語、定期テスト、NEW TREASURE等の学校教材、英検対策に対応するオンライン個別指導を行っています。まず学校の進度と本人が困っている問題を把握し、必要に応じて単語・文法・英作文の基礎に戻りながら学習方針を考えます。

中1・中2で英語の成績が下がってきた、本人が塾を嫌がっている、親子で英語の話をすると衝突するという保護者様は、慶英会公式サイトから最大1か月完全無料体験についてご確認ください。体験の前に本人の気持ちと学校の学習状況を整理し、必要な支援方法を検討しましょう。

参考にした主な公式情報

情報確認日:2026年10月11日。学校ごとの学習範囲、補習、進級・内部進学の制度は最新の学校公式情報と配布資料をご確認ください。

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