結論:NEW TREASURE(ニュートレジャー)Stage 2のProject・Actionや学校の探究学習で、グラフの数字を見ても英語で説明できない場合は、人数/割合/比較/増減/データから言えないことの5種類に分けると書きやすくなります。慶英会が作成した架空の4つの調査データ×英作文10問=独自40問を、全模範解答・数値の計算根拠付きで公開します。increase from 10 to 14は「10から14へ」、increase by 4は「4増えた」です。さらに「44%が最大」でも「過半数」ではないなど、英文の正確性を左右する読み方まで確認します。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
対象はNEW TREASURE Stage 2を学ぶ中高一貫校生と、英語でアンケート結果や学校行事のデータを発表する生徒です。本記事は出版社の教科書本文や学校の授業資料・テスト問題を転載していません。表中のすべての人数・割合は、慶英会が演習用に設定した架空データです。実在の学校や生徒の統計・調査実績を示すものではありません。学校ごとにStage2の扱う単元・課題は異なりますので、配布された課題の指示を優先してください。
グラフを英語にする基本表現8つ
| 使いたい意味 | 英語の型 | 例文 |
|---|---|---|
| 人数 | The number of students was … | The number of students was twenty. |
| 割合 | … percent of the students … | Thirty percent of the students walked. |
| 最も多い | the largest group / the most common choice | The largest group chose the train. |
| より多い | more … than … | Two more students traveled by bus than walked. |
| より少ない | fewer … than … | Fewer students chose A than B. |
| AからBに増える | increase from A to B | It increased from ten to fourteen. |
| Cだけ増える | increase by C | It increased by four. |
| 少なくとも | at least | At least twenty students joined. |
人数が多いと『過半数』は同じではない
4つの選択肢から最も得票したものが44%だった場合、その選択肢はthe most popular choice(最も人気のある選択肢)ですが、a majority(過半数)とは書けません。多数派という日本語を英訳する際は、文脈が「最多」か「50%超」かを分けて考えます。英作文では事実以上の主張をしないことが大切です。
increase to 14とincrease by 4を混同しない
10人から14人に変化した場合、increased to fourteenは「最終的に14人」、increased from ten to fourteenは「10から14に」、increased by fourは「4人増加」です。特にtoとbyを取り違えると、文章の意味が変わります。逆に14→12ならfell by two、12→20ならrose by eightです。
区間別データから正確な平均は計算できない場合がある
「20〜39分読んだ生徒が8人」という集計は、その8人がそれぞれ何分読んだかを示しません。区間の中央値を使えば概算はできますが、正確な平均読書時間は元の個別データが必要です。分からない数字を推測で断定するのではなく、The table does not show the exact average. と説明できることも、探究学習の重要な技能です。
慶英会オリジナル40問|架空のデータを英語で説明する
下の表と設問は慶英会による独自制作です。答えを見る前に、人数・割合・比較・増減のどれを英語にする問題か余白へ記入してください。英作文の模範解答は一例であり、同じ意味の自然な別解も認められます。百分率や合計の根拠も同時に確かめます。
表1|通学方法(40人)(問題1〜10)
| 通学方法 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| Train(電車) | 18 | 45% |
| Bus(バス) | 12 | 30% |
| Walk(徒歩) | 10 | 25% |
| 合計 | 40 | 100% |
表の読み方:人数を示すstudentsと割合を示すpercentを区別。18/40=45%なので電車利用者は最大のグループでも半数ではない。
- 1. この調査には40人の生徒が参加しました。
- 2. 18人の生徒が電車で通学しています。
- 3. 12人の生徒がバスで通学しています。
- 4. 10人の生徒が徒歩で通学しています。
- 5. 電車はこの調査で最もよく使われた通学手段です。
- 6. バス利用者は徒歩の生徒より2人多いです。
- 7. 生徒の45%が電車で通学しています。
- 8. 生徒の30%がバスで通学しています。
- 9. 生徒の4分の1が徒歩で通学しています。
- 10. 電車で通学する生徒は全体の半分未満です。
表2|毎日の読書時間(20人)(問題11〜20)
| 1日の読書時間 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 0〜19分 | 4 | 20% |
| 20〜39分 | 8 | 40% |
| 40〜59分 | 6 | 30% |
| 60分以上 | 2 | 10% |
| 合計 | 20 | 100% |
表の読み方:区間データは個々の正確な読書時間を示さないため、平均読書時間はこの表だけでは厳密には計算できない。at leastは以上、less thanは未満。
- 11. 20人の生徒が読書時間の調査に答えました。
- 12. 8人の生徒は1日に20〜39分読書します。
- 13. 20〜39分のグループが最も大きいです。
- 14. 4人の生徒は1日に20分未満読書します。
- 15. 2人の生徒は1日に60分以上読書します。
- 16. 生徒の40%が20〜39分読書します。
- 17. 生徒の10%は60分以上読書します。
- 18. 6人の生徒は40〜59分読書します。
- 19. 16人の生徒は1日に少なくとも20分読書します。
- 20. この表だけでは、正確な平均読書時間は分かりません。
表3|活動参加者の月別推移(1〜4月)(問題21〜30)
| 月 | 参加者数 |
|---|---|
| January(1月) | 10 |
| February(2月) | 14 |
| March(3月) | 12 |
| April(4月) | 20 |
表の読み方:increase from A to Bは値がAからBへ変わること、increase by Cは増加幅を示す。2月14→3月12は減少2、3月12→4月20は増加8。
- 21. 1月の参加者は10人でした。
- 22. 参加者数は1月の10人から2月の14人に増えました。
- 23. 参加者数は1月から2月に4人増えました。
- 24. 3月の参加者数は2月より少なかったです。
- 25. 2月から3月に参加者数は2人減りました。
- 26. 4月には20人が参加しました。
- 27. 4月の参加者数は4か月の中で最大でした。
- 28. 3月から4月に参加者数は8人増えました。
- 29. 4月の参加者数は1月の2倍でした。
- 30. 4か月の参加者数の平均は14人でした。
表4|学校内で好きな場所(50人)(問題31〜40)
| 場所 | 票数 | 割合 |
|---|---|---|
| Library(図書館) | 22 | 44% |
| Gym(体育館) | 15 | 30% |
| Courtyard(中庭) | 8 | 16% |
| Music room(音楽室) | 5 | 10% |
| 合計 | 50 | 100% |
表の読み方:最も多い選択肢と過半数を混同しない。図書館44%は選択肢の中で最大でも50%を超えない。差は22−15=7票。
- 31. このアンケートには50人が回答しました。
- 32. 22人の生徒が図書館を選びました。
- 33. 15人の生徒が体育館を選びました。
- 34. 8人の生徒が中庭を選びました。
- 35. 5人の生徒が音楽室を選びました。
- 36. 図書館は最も人気でしたが、過半数ではありませんでした。
- 37. 生徒の44%が図書館を選びました。
- 38. 生徒の30%が体育館を選びました。
- 39. 図書館は体育館より7票多く得ました。
- 40. 音楽室を選んだのは回答者の10%でした。
全40問の模範英文と数値の根拠
一度、日本語だけを見て白紙で英文を作成してください。答え合わせでは文法だけでなく「表から導ける意味と一致しているか」を確認します。数字は正しくてもmostとmajorityなどの論理が違う場合は修正対象です。
解答1〜10|通学方法(40人)
- 1. Forty students took part in the survey. — took part in=参加した。合計40人。
- 2. Eighteen students travel to school by train. — by trainは通学手段。
- 3. Twelve students go to school by bus. — 12人という人数を維持する。
- 4. Ten students walk to school. — walk to schoolは徒歩通学。
- 5. The train was the most common way to travel to school in this survey. — most common=最もよくある。過半数とは言っていない。
- 6. Two more students take the bus than walk to school. — 12−10=2。two more … than。
- 7. Forty-five percent of the students travel by train. — 18/40=45%。percent of+名詞。
- 8. Thirty percent of the students travel by bus. — 12/40=30%。
- 9. One quarter of the students walk to school. — 10/40=1/4=25%。
- 10. Fewer than half of the students travel by train. — 18人は40人の半分20人より少ない。
解答11〜20|毎日の読書時間(20人)
- 11. Twenty students answered a survey about reading time. — 回答者合計20人。
- 12. Eight students read for 20 to 39 minutes a day. — for+期間。20〜39分のグループが8人。
- 13. The 20-to-39-minute group is the largest. — 8人は各区間のうち最多。
- 14. Four students read for less than 20 minutes a day. — 0〜19分=less than 20 minutes。
- 15. Two students read for at least 60 minutes a day. — at least 60は60を含む。
- 16. Forty percent of the students read for 20 to 39 minutes a day. — 8/20=40%。
- 17. Ten percent of the students read for at least 60 minutes a day. — 2/20=10%。
- 18. Six students read for 40 to 59 minutes a day. — 40〜59分の区間の人数。
- 19. Sixteen students read for at least 20 minutes a day. — 8+6+2=16人。少なくとも20分は20分以上。
- 20. This table does not show the exact average reading time. — 区間内の各人の分数が不明。区間代表値で概算は可能だが正確な平均は不可。
解答21〜30|活動参加者の月別推移(1〜4月)
- 21. Ten students took part in January. — 1月の値は10。
- 22. The number of participants increased from ten in January to fourteen in February. — from A to Bは変化前後の値。
- 23. The number of participants increased by four from January to February. — 14−10=4。byは増加幅。
- 24. There were fewer participants in March than in February. — 3月12<2月14。fewerは可算名詞。
- 25. The number of participants fell by two from February to March. — 14−12=2。fell byは減少幅。
- 26. Twenty students participated in April. — 4月の値は20。participate in+活動。
- 27. The number of participants was highest in April. — 4か月間で最大値20。
- 28. The number of participants rose by eight from March to April. — 20−12=8。rose by=増加幅。
- 29. The number of participants in April was twice that in January. — 20=10×2。thatはthe numberの繰り返し回避。
- 30. The average number of participants over the four months was fourteen. — (10+14+12+20)÷4=14。
解答31〜40|学校内で好きな場所(50人)
- 31. Fifty students answered the survey. — 票数合計22+15+8+5=50。
- 32. Twenty-two students chose the library. — chooseの過去形chose。
- 33. Fifteen students chose the gym. — 体育館=the gym。
- 34. Eight students chose the courtyard. — 中庭=courtyard。
- 35. Five students chose the music room. — 5票。
- 36. The library was the most popular choice, but it did not receive a majority of the votes. — 22/50=44%。最多だが過半数ではない。
- 37. Forty-four percent of the students chose the library. — 22/50=44%。
- 38. Thirty percent of the students chose the gym. — 15/50=30%。
- 39. The library received seven more votes than the gym. — 22−15=7票。votes are countable。
- 40. Ten percent of the respondents chose the music room. — 5/50=10%。respondents=回答者。
定期テスト・探究発表のための自己採点表
| 観点 | 1点にする基準 | 直し方 |
|---|---|---|
| 数値の正しさ | 表の人数・割合・増減と一致 | 分母と引き算を余白に書く |
| 主語と述語 | the number ofは単数、studentsは複数で一致 | 主語を囲み、動詞の単複を確認 |
| 比較表現 | more/fewer thanの比較先が明確 | AとBを両方書く |
| 割合と多数 | 44%を過半数と誤記しない | 50%超と最多を区別 |
| 前置詞 | from/to/by/for/at leastを適切に使う | 動詞+前置詞のまとまりで再現 |
| 情報の正直さ | 表から計算不能なことを断定しない | not shown / cannot determineを使う |
5分発表への応用|英語4文の組み立て方
①調査対象:We asked forty students how they travel to school. ②最多:The train was the most common choice. ③数値:Eighteen students, or forty-five percent, traveled by train. ④比較とまとめ:Twelve students used the bus, while ten walked. These results describe only the forty students in our survey. のように、対象→主要事実→数値→比較と限界という順番で発表すると、数字の羅列になりません。最後の英文の「この40人の結果」と明示する姿勢は、架空データでも実際の探究活動でも重要です。
グラフの割合と数の境界を区別:increase by/from/toを理解したら、Stage2の数値条件40問でat least/at most、more than/under、約・正確な数を読み、%とポイント差の取り違えを練習できます。
7日でグラフ英作文を自力にする復習手順
1日目:表1を解き、人数・割合・halfの意味を確認。2日目:表2を解き、at least・less than・正確な平均の可否を説明。3日目:表3の増減を式で書き、increase from/to/byを区別。4日目:表4で最多と過半数を別表現で説明。5日目:誤答だけを再テストし、名詞の単複と前置詞のミスを分類。6日目:4つの表から1つを選び、数値を3つ含む英語4文のミニ発表を作る。7日目:答えを隠して英語4文を再現し、別の表でも同じ構造で説明してください。
よくある質問
Q. 44%が一番多い場合、most students chose … と書けますか。
44%は最大の選択肢でも過半数ではありません。The largest group chose … や … was the most popular choice のように書く方が正確です。Most studentsは通常「生徒の大多数」を連想させるため、この表では使わない方がよいでしょう。
Q. ‘increase by 20%’は20パーセントポイント増えた意味ですか。
必ずしも同じではありません。20%の相対増加と20 percentage pointsの差は異なります。本記事では「人数が4人増加」のように絶対人数で扱い、割合が変化するグラフに進むときは何を分母にしているか確認します。
Q. 英作文が模範解答と違ったら不正解ですか。
数字と意味が一致し、英文として自然なら別解も正解になり得ます。例えばThe number rose by four.とThe number increased by four.は同じ増加幅を表します。ただし、学校が指定語句や文法項目を設けている場合はその条件を守ってください。
Q. この調査結果は実在の中学校のデータですか。
いいえ、すべて慶英会が作成した架空の演習データです。統計的な実態や特定の学校の通学・読書・施設利用状況を示していません。実際の学習発表では、調査対象・人数・期間などの根拠を明示する必要があります。
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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
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公式情報確認:2026年10月27日。表の数値4組は架空、英作文40問・模範解答・学習手順は慶英会の独自制作物です。出版社や採用校の公認・推薦を意味するものではありません。
