中高一貫校に入学して最初の定期テストでは英語がそれほど難しくなかったのに、秋ごろから授業が速く感じる。単語は覚えたつもりでも疑問文や英作文が書けない。NEW TREASURE(ニュートレジャー)の教科書を開くのが嫌になってきた――。このような中学1年生に必要なのは、難しい問題を増やすことより、今の授業で使う基本文を、自分の力で作れるかを確かめることです。
結論として、学校の授業から遅れ始めた場合は、①実際のテスト範囲と教科書の版・Stageを確認し、②be動詞・一般動詞・否定文・疑問文など既習部分の穴を少数の問題で見つけ、③今週の授業と基礎復習を並行させます。この記事では、家庭で使える独自20問、誤答別の戻り方、4週間の立て直し計画を解説します。中1の2学期に必ず特定の文法が出るという前提は置きません。学校によって2学期制・3学期制、教材の版、進度、評価方式が異なるためです。
まず確認|「秋から難しい」と感じる4つの背景
1.単語だけでなく、英文の語順まで自力で作る場面が増えた
初めの時期は単語や短い例文の暗唱で対応できても、授業が進むにつれて疑問文・否定文・書き換え・短い英作文など、知識を組み合わせる問題が難しく感じられることがあります。これは一般的な学習上の構造であり、すべての中高一貫校が同じ時期に同じ設問を増やすという意味ではありません。特に「例文を見れば分かる」と「日本語だけから英文を書ける」の間には差があります。
例えば、I like music. は書けるのに、Does she like music? のような疑問文ではdoesを使うことと動詞が原形になることを同時に判断する必要があります。習った単語そのものを増やす練習だけでは、この形の違いが自動的に身に付くとは限りません。反対に、英作文だけでなく単語小テストも失点しているなら、語彙と文法を並行して立て直します。
2.前に習った内容が、次の単元に重なって使われる
英語では、一度習った主語と動詞の一致や否定文の作り方が、その後の新しい単元でも必要になります。新しい文法の説明を理解しても、基礎の語順で間違えると答案全体が不安定になります。たとえば過去形を学ぶ場合も、didを使った否定文・疑問文で動詞を原形に戻すには、一般動詞の文の仕組みを理解しておく必要があります。
そこで復習の目標は「入学時から全ページをやり直す」ではありません。現在のテストで間違えた文の一歩手前にあるルールを見つけ、そこへ戻ります。一般動詞の疑問文が原因なら、肯定文→否定文→疑問文を1組練習するだけで、必要な復習範囲を確認できます。
3.授業中は分かったつもりでも、答案では再現できない
黒板の英文や解説を見ながら理解できることと、何も見ずに同じ文法を使えることは別の技能です。宿題を解答欄に写す形で済ませている場合や、模範解答を見ながら繰り返し音読するだけの場合は、初見の英文を作る場面で違いが出ることがあります。これを本人の不真面目さと決めつけず、見本なしでどこまで書けるかを短い問題で測ってください。
例えば授業で習ったShe is studying now. を正確に読めても、He is not studying now. に書き換えられなければ、be動詞・not・動詞の-ing形の組み合わせに戻ります。解説を長く読むより、同じルールで主語を一つ変えた文を作る方が弱点が見えます。
4.復習する教材が複数になり、優先順位が曖昧になった
中高一貫校では、教科書と学校配布プリントに加え、Workbookや文法問題集を扱うことがあります。ただし、どの教材を使うか、どの範囲を評価するかは各校の指定によります。教材が増えるほど「今日はどこを何ページ進めるか」を決めるのに時間を使いがちです。テスト範囲表に提出期限・出題形式が記されているなら、まずその内容を優先しましょう。
学校ワークを1冊追加購入する前に、すでに配布された教材の誤答がなぜ不正解だったかを説明できるか確認します。解説を読んでも原因が分からない箇所は、先生や指導者に質問する対象として切り出します。
出版社の公式情報|2026年のNEW TREASUREと「秋に進むLesson」は分けて考える
Z会はNEW TREASUREを中高生用の英語教材として案内し、多彩な英文、豊富な語彙、充実した文法解説と4技能の育成を特長として説明しています。公式のシリーズ紹介では、前半のStageにGrammar in Useを設け、文法の例文・解説と運用のための練習を組み合わせる構成が示されています。本文を眺めるだけでなく、意味・文構造・文の作り方を一緒に確かめるのが自然な学習法です。
また、2026年春の公式案内ではStage 1「Let’s Start!」に曜日・月の音声などの改良点が示され、Stage 1・2の採用校向け教師用データにはGrammar in Use・Readの補充問題等が追加されたと説明されています。ただし、教師向け素材の存在から「自分の学校の秋の定期テストに必ず補充問題が出る」と推定してはいけません。実際の学校の授業プリント・宿題・試験範囲を確認することが先です。
さらにZ会は教材内容の訂正情報を公開しています。学校配布物とネット記事のLesson番号・文法・答えが合わない場合、まず本の版・Stage・刷の違いと公式訂正を確認してください。「中1だからStage 1のLesson○まで終わっているはず」と推定しないことが重要です。
最初の10分で集める4点|家庭学習の開始条件
- 今の試験範囲表:次回の考査対象Lesson、Workbook・文法問題集・学校プリントの範囲、提出物の期限。範囲表がなければ授業ノートや学習ポータルの指示を参照する。
- 直近の答案:前回と今回のテスト・小テストを見比べ、どの設問形式で点数が落ちたかを見る。点数だけで原因を決めない。
- 実際に使用する教材:NEW TREASUREの版・Stage・Lesson・学校配布プリント・指定ワーク。ネットに掲載された例題と異なる場合は学校の現物を優先する。
- 学習に使える時間:提出物と部活の予定を確認し、毎日15〜30分を追加できるのか、それとも学校課題の中で復習を組み込む必要があるのか判断する。
この4点が揃わない場合、最初から長時間の勉強計画を作る必要はありません。今日は学校から指定された範囲だけ確認し、過去の答案で一番多い間違いを一つ選べば十分です。「今日は何をすればよいか」が明確になって初めて、復習の記録が意味を持ちます。
英文法の復習を増やす前に|「音」と「綴り」のつまずきを切り分ける3分チェック
中1の2学期に授業が難しく感じられても、原因がすべて文法とは限りません。学校の直近の小テスト・定期テストで、次の二つだけ確認すると、限られた家庭学習時間を何に使うべきか判断しやすくなります。
- 音の問題:習った語を文字で見れば意味が分かるのに、学校指定の短い音声では何の語か分からない。→ 文法問題を増やす前に、NEW TREASUREのリスニング14日間練習法で「音・意味・設問」のどこで止まるかを確認。
- 綴りの問題:語の意味と文法は分かるが、単語テストで文字が合わない。→ 単純な書き損じか、英米式の別表記かを分け、学校の英単語テストで英米式スペルを確認する手順を参照。学校指定の答案表記も確認します。
どちらにも当てはまらず、英文を自力で組み立てられない場合は、以下のbe動詞・一般動詞・語順の診断へ進んでください。これらの確認方法は慶英会が提示する家庭学習上の目安であり、学校の共通進度や採点基準を示すものではありません。無料体験・学習相談では、実際の答案と学校の現在のLessonに基づいて復習対象を整理します。
弱点別に復習の出発点を決める
A.be動詞と一般動詞が混ざる場合
I am happy. と I play soccer. はどちらも基本文ですが、否定文・疑問文の作り方は同じではありません。be動詞の文はam/is/areの位置を変えるかnotを加え、一般動詞の現在形はdo/doesを使うことがあります。ここが混ざるなら、単元が先へ進んでいても短い肯定文2種類へ戻ります。
家庭では「She is busy. → Is she busy? → She is not busy.」と「She plays tennis. → Does she play tennis? → She does not play tennis.」を並べて比較すると違いが明確です。まず二つの型だけを確認し、学校の試験範囲で使われる動詞へ入れ替えて練習しましょう。詳しくはStage 1のbe動詞・冠詞の独自40問を参照してください。
B.三単現・主語と動詞の一致が弱い場合
I play、you playと書けてもhe plays、she studiesで失点する場合、主語を先に見て動詞の形を決める練習が必要です。疑問文でDoes she play …? とするように、doesの後は原形へ戻すこともセットで扱います。中1の秋に必ず三単現を学ぶという意味ではなく、学校で既習なら優先的に確認できる基本文法です。
「彼女は毎日数学を勉強する」を英作文にする場合、She studies math every day. と書き、主語をTheyへ変えたらThey study math every day. にする。さらに否定文へ直す。このように一文を3〜4種類へ展開すると、語彙だけでなく文法の再現も確認できます。三単現s・doesの基礎練習も使えます。
C.日本語では分かるのに英作文で書けない場合
英文の意味を説明できるが英作文が書けないなら、構文を白紙から組み立てる練習が不足している可能性があります。英単語・主語・動詞・時を表す語句を短いまとまりで整理し、必要な順番を決めます。文法説明の暗記より、英文の再現を優先する場面です。
和文英訳をいきなり10問出すのではなく、1問目はヒント付き、2問目はヒントなし、3問目は主語を変更、と段階を付けます。どの段階で止まるか分かれば、その部分だけ教科書に戻れます。すぐに答えを開かず30秒ほど考えた後で照合し、翌日も答えを見ずに書けるか確かめます。
D.本文が読めない・質問に答えられない場合
単語を知っていても、長い英文の主語・動詞・接続詞の関係を見失うと全体の内容が分かりにくくなります。学校のReadや本文の短い1〜2文を取り出し、主語に一線、動詞に二線など、文の中心を見分ける練習をします。その後、日本語へ訳す前に「誰が、何を、いつ、なぜしたか」を整理します。
長文問題で答えが間違っていたら、問題文の疑問詞を確認し、本文中の根拠へ線を引きます。Whatを聞かれているのにWhenの情報を書いていないか、becauseの後の理由を見落としていないか、といった確認は、むやみに長文の本数を増やす前にできます。
独自20問で診断|中1の基本英文法と初見読解
以下は慶英会が一般的な英単語・英文法で新たに作成した独自問題です。NEW TREASUREの教科書本文、Workbook、学校の試験問題を転載したものではありません。実際の定期テストの予想問題でもありません。学校で未習の内容は飛ばし、習っている問題だけ採点してください。 20問の得点を学校の成績や英検の級へ換算することはできません。
A:be動詞と一般動詞の区別(1〜5)
- I (am / is / are) a student. 適切な語を選びなさい。
- They (am / is / are) in the classroom now. 適切な語を選びなさい。
- She is happy. を疑問文にしなさい。
- He plays soccer. を否定文にしなさい。
- Do they like music? に「はい、好きです」と短く答えなさい。
B:主語・動詞の形・語順(6〜10)
- My brother (study / studies) English every day.
- Does your friend (live / lives) near the station?
- They (doesn’t / don’t) eat fish.
- (she / every morning / reads / books) を文に並べ替えなさい。
- 「私たちは日曜日にテニスをします」を英語にしなさい。
C:学校で既習なら挑戦する表現(11〜15)
次の5問には、現在進行形・過去形・助動詞・未来表現が含まれます。学校の実際の授業範囲にない内容は、無理に正解数へ含めないでください。
- He (is / are) reading a book now.
- I (visit / visited) my grandmother yesterday.
- She did not (went / go) to school yesterday.
- 「あなたは泳ぐことができますか」をcanを使って英語にしなさい。
- 「私は明日、図書館で勉強するつもりです」をbe going toを使って英語にしなさい。
D:短い初見英文の読み取り(16〜20)
英文を読み、質問に答えてください。下の英文は本記事用のオリジナル文章です。学校の教材や英検過去問からの転載ではありません。
Ken likes science and music. He usually studies English after dinner. Yesterday, he finished his English homework at seven and helped his sister with her homework. Today, he is reading a book about birds because he wants to learn more about nature. On Saturday, Ken and his sister will visit a museum with their parents.
- What subjects does Ken like? 英語で答えなさい。
- When does Ken usually study English? 英語で答えなさい。
- What time did he finish his English homework yesterday? 英語で答えなさい。
- Why is Ken reading a book about birds? 英語で答えなさい。
- Where will Ken and his sister go on Saturday? 英語で答えなさい。
独自20問の解答と、間違えたときに戻る場所
A:1〜5の正答・解説
- am。 主語Iに対応するbe動詞。I isとはしません。
- are。 Theyは複数の主語で、areを使います。
- Is she happy? be動詞を主語の前に移動させます。
- He does not play soccer. He doesn’t play soccer.も可。doesの後は原形playにします。
- Yes, they do. 一般動詞の疑問文へはdoを使って短く答えます。
B:6〜10の正答・解説
- studies。 三人称単数現在形。studyのyをiに変えて-esを付けます。
- live。 Doesの後は動詞の原形です。主語が単数でもlivesとはしません。
- don’t。 主語Theyに合わせてdo notまたはdon’tを使います。
- She reads books every morning. 主語Sheを先に置き、readsのあとに目的語books、時間表現を続けます。
- We play tennis on Sundays. We play tennis on Sunday.も文脈により可能です。通常の習慣として複数日曜日を表す場合はon Sundaysが自然です。
C:11〜15の正答・解説
- is。 He is reading … の現在進行形。be動詞+動詞ingです。
- visited。 yesterdayという過去の時点を示す語から過去形にします。
- go。 did notの後は原形を使います。
- Can you swim? Canの後は動詞の原形です。
- I am going to study at the library tomorrow. be going to+原形で予定・意図を表します。in the libraryを使うことも可能です。
D:16〜20の正答・解説
- Science and music. 冒頭のKen likes science and music.が根拠です。
- After dinner. usually studies English after dinnerの時間を答えます。
- At seven. at sevenが宿題を終えた時刻です。
- Because he wants to learn more about nature. because以下が理由です。
- A museum. On Saturday … visit a museumが根拠です。
確認問題の答えを見たら、間違えた理由を「V=単語が不明」「F=動詞の形」「O=語順」「R=読解の根拠」で一つずつ記録してください。Aで失点した場合はbe動詞と一般動詞、Bで失点した場合は主語・動詞の一致、Cで失点した場合は学校で既習の時制や助動詞、Dで失点した場合は疑問詞と本文の根拠確認を優先します。間違いの数を比較するときは未習の問題を除いてください。
中1の英語が急に難しくなったら、教科書を最初から全部やり直す前に。
学校の範囲表、直近の答案、宿題の誤答を照合し、「以前の授業の穴」と「今週の授業で必要なこと」を分けます。家庭で取り組む単元を1〜2個に絞れると、現在の学校進度からさらに遅れるリスクを抑えやすくなります。
NEW TREASUREの無料体験・学習相談はこちら。ご相談の内容、担当講師、無料体験の条件は公式の案内ページで確認してください。
4週間で授業へ戻るための学習計画
ここからは、学校の課題と別に毎日15〜30分程度を使える場合のモデルです。時間がない場合は、学校課題のうち間違えた文を使い、次の手順を組み込む形にしてください。すべての生徒が4週間で必ず特定の点数まで改善することを保証するものではありません。
第1週:何が分からないか特定し、基本文を正確にする
まず範囲表と返却答案から、今週の授業へ直接影響する基礎を二つだけ選びます。be動詞の疑問文と三単現が苦手なら、初日はbe動詞を使う2文、翌日は一般動詞を使う2文というように範囲を絞ります。答えを隠して書き、誤りのある位置に線を付けます。読める・選べるだけでなく、短い文を再現できるかを確認します。
週の後半は学習した型を使って主語や動詞を変える練習を実施。例えばIs he busy?、Is she busy?、Does she study …?、Do they study …?を区別します。暗記した同じ問題を繰り返して得点できても、別の例文で正解しなければ、復習単元の選び方を見直します。
第2週:学校の今のLessonを理解しながら、過去の穴を埋める
授業の現在進度を止めず、今日習った例文を一つ選び、その英文に必要な以前の文法へ戻ります。本文に現在進行形が出た場合は、be動詞の選択と-ing形を併せて確認する、といった方法です。習った表現を一日一文でも自力で書けるようにし、分からなかった点は学校の先生に質問できる形でメモします。
学校の宿題を終えるだけで時間がなくなったら、その宿題の不正解2問を翌朝に再テストします。今週の授業を無視して旧単元だけを復習すると、学校の説明を理解するための材料がまた不足しやすくなるので、「現在の授業」と「基礎」の両方を小さく扱います。
第3週:小テスト形式から英作文・短文読解へ進める
例文を見ずに書けるようになったら、和文英訳・並べ替え・初見読解の比重を増やします。同じルールで主語と時間を変えた問題を2〜3問実施し、答え合わせの後に理由を説明します。単語テストで高得点でも文法で失点する場合は、小テストは満点なのに定期テストが低い場合の独自24問で原因を細かく診断できます。
短文読解では、英文をただすべて訳すより、Who/When/Whyなど何を尋ねられているかに合わせて本文の根拠を探します。読めない原因が語彙不足ならその語を復習し、語順が分からないなら本文の主語・動詞を見直します。学年の難しい英文を先取りする必要はありません。
第4週:学校の形式に合わせた確認テストと再設計
最終週は実際の定期テストの形式を参考に、学校範囲から文法5問・英作文3問・短い読解2問などのミニテストを作ります。この問題数は家庭向けの例で、学校の配点を再現するものではありません。解答を見ず、時間を決めて解き、不正解だった理由を記録します。
4週間の初めに比べ、「基本文を白紙から書ける」「学校の課題を途中で止めずに進められる」「同じ文法の誤りが減った」という変化があるかを確かめます。変化が乏しければ、問題数を増やすのではなく、出題範囲が難しすぎたか、学習の途中で解答を見すぎていないか、説明を理解できているかなどを再点検します。
1日の標準メニュー|20分をどう配分するか
- 最初の4分:前日に間違えた基本文2つを、解答を見ずに書く。連日正解できれば確認回数を減らす。
- 次の8分:今日の授業・宿題から重要な例文を1〜2文選び、意味、主語・動詞、使われている文法を確認する。
- 次の6分:主語・時制・否定文など一つだけ条件を変えて英作文する。学校の範囲に沿ったものだけ扱う。
- 最後の2分:不正解の原因を一語で記録し、翌日解き直す2問を決める。成績や学年順位を毎日予想しない。
ここに学校の宿題時間を無理に加算する必要はありません。部活動・ほかの教科・睡眠などとのバランスを考え、毎日20分が難しければ1回10分に短縮して、間違えた問題の再現だけでも継続します。予定の実行率より、明確な誤答が一つずつ解消したかを確認する方が実用的です。
保護者の対応|責めるより学習を観察する
「前はできたのに」と点数を比較するだけでは、何を直すべきか分かりません。保護者は英語の全解答を教える役になる必要はなく、学校のテスト範囲と本人の答案が揃っているか、解説を読んだ後に自力で同じ形式の文が書けるかを確認するだけでも役立ちます。本人が質問に答えられない場合は、「どこが分からない?」より「動詞の前は何が来る?」「疑問文にすると何が変わる?」と一つに絞る方が答えやすいことがあります。
テストの点数だけで家庭学習を毎日評価せず、昨日できなかった一文が今日書けたかを短く確認します。英語の勉強を始めること自体に抵抗が強い場合、問題を増やすことが逆効果になる可能性もあります。学校の先生に「どの単元へ戻ると今の授業が理解できますか」と具体的に尋ねる方法もあります。
進級・内部進学が不安な場合は、一般的なインターネット記事から条件を推定せず、在籍校の配布資料・学則・担任説明を確認します。一回の中間テストの点数を全国共通の進級基準に当てはめることはできません。
自力で追いつく場合と個別指導を使う場合の判断目安
家庭学習だけで改善を図れる目安は、学校の課題は概ねこなせていて、間違えた英文を自力で直せる、現在の授業で分からない箇所が数個に限られる、といった場合です。毎日の15分程度で失点原因を整理できるか、次の小テストまで試す価値があります。
一方、解説を読んでも分からない、学校の授業内容が連続して理解できない、宿題がほとんど進まず生活全体に負担が出ている、同じ基本文で何度も間違える場合は、先生や外部の指導者と復習単元を整理することを検討してください。塾の有無は一律の正解ではありません。学校の補習が使えるなら、その内容と課題を優先して比較します。
慶英会では中高一貫校の英語と英検を対象に、学校の教材・テストの答案を確認しながら個別に学習方針を整理しています。塾長は慶應義塾大学卒・英検1級で、英語が苦手な中学生が授業へ戻るための文法と再現練習を重視します。最大1か月完全無料体験・学習相談では、授業範囲、学年、困っていることを伝えていただくことで状況を整理しやすくなります。
FAQ|中1の秋からの英語の悩み
Q.中1の2学期はNEW TREASURE Stage 1の何Lessonですか?
学校の授業進度、教科書の版、長期休暇の課題、英語授業の構成により異なります。中1・2学期という情報だけでLesson番号を断定できません。手元のStage・Lessonと学校の範囲表をご確認ください。
Q.英単語を毎日30個覚えれば授業についていけますか?
語彙を覚えることは重要ですが、語順・文法・読解の失点が多い場合は暗記数を増やすだけでは足りません。また適切な語数は学校の範囲と本人の再生率によります。先に「英語を見て意味が分かるか」「日本語から英語を書けるか」「文中で使えるか」を分けて確認しましょう。
Q.入学前に英検3級を取得していても、授業で遅れることはありますか?
あり得ます。英検の合格経験と、特定校の授業で使う教材・小テスト・記述式の定期考査は同じ内容ではありません。英検の級にかかわらず、実際の答案の失点部分に合わせて復習する必要があります。
Q.学校のWorkbookと塾の問題集、どちらを先に進めるべきですか?
原則として学校が指定した提出物・試験範囲のWorkbookやプリントを優先します。正解した問題を何度も繰り返すより、間違えた箇所の原因と説明を確認し、それでも不足する文法演習を追加する方が負担を抑えられます。Workbookと文法問題集の使い分けも参照できます。
Q.教科書の英文を全部暗記すれば定期テストが取れますか?
学校の出題形式によります。本文の内容理解や重要表現の再現は役立つ場合がありますが、初見問題や条件を変えた英作文まで解けるとは限りません。暗唱した文の主語や時制を変えられるか、質問の根拠を本文から探せるかも確認してください。
Q.NEW TREASUREに追いつくために塾へ通うべきでしょうか?
学校の補習と家庭学習で現在の授業を理解できる場合、すぐに外部指導が必要とは限りません。一方、基本文法が曖昧で今の授業も理解できず、同じ誤答が繰り返される場合は個別の説明が役立つことがあります。家庭学習・学校補習・塾の判断基準で比較してください。
まとめ|中1の秋は「教材を最初から全部」より「今週必要な基礎」を戻す
NEW TREASURE(ニュートレジャー)の授業が中1の秋・2学期から急に難しく感じられたら、最初に確認するのは本人の努力量ではなく、どの文法が未定着で、今の授業のどこに影響しているかです。答案と範囲表から必要な単元を選び、基本文を自力で書ける状態にしてから学校の課題へ戻ります。毎日少しずつ現在の授業と基礎復習を並行することが、長時間の無差別な問題演習より合理的な場合があります。
この記事の独自20問は、教科書の本文や学校の試験問題を転載したものではありません。まず学習済みの問題だけ解いて誤答の種類を整理し、必要な単元からやり直してください。Stage別に問題を選びたい場合はNEW TREASURE学習ガイド、定期テスト全体の勉強順を見直す場合はNEW TREASURE定期テスト対策の7手順が役立ちます。

慶英会 塾長は慶應義塾大学を2023年に卒業し、高校在学中に英検1級を取得。学校の進度や苦手な単元に合わせて個別指導の学習方針を検討します。最大1か月完全無料体験・学習相談の条件・受付状況は案内ページでご確認ください。監修者・塾長の経歴も公開しています。
参考にした主な公式情報
- Z会「NEW TREASURE」公式シリーズ紹介(シリーズの特長、Grammar in Use、2026年春のリニューアル点、Teacher’s Manual補充問題の説明。2026年10月15日確認)
- Z会「NEW TREASURE 教材内容の訂正のお知らせ」(教材の訂正と版別の確認。2026年10月15日確認)
- Z会「NEW TREASURE Third Edition Stage 1 Workbook」公式案内(Stage 1向け教材の位置付け。2026年10月15日確認)
※本文の家庭学習モデル、20問の独自問題と解答、4週間の復習手順は慶英会による一般的な学習支援の提案で、Z会または特定の学校による公式の推奨方法・試験予測・監修を意味しません。学校固有の情報は在籍校の公式資料と配布物を優先してください。

