
監修:慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。学校名の混同を避け、2026年度の学校・県公式情報をもとに学習上の違いを解説します。監修者プロフィール
奈良県立中高一貫校の英語対策は、青翔と国際を同じ方法で扱わない
奈良県の県立中学校は、県教育委員会の2026年3月更新の公式一覧では青翔中学校と国際中学校の2校です。どちらも中高段階の学びを見据えていますが、青翔は理数・科学探究を強みとし、国際は国際理解と探究的な学びを重視しています。英語で成績が伸び悩む中1・中2は、学校名から教材や進度を推測するのではなく、本人の教科書・配布プリント・返却答案を基準に復習しましょう。特に語彙の理解、つづり、英文法、読解、聞き取り、英作文を分けて確認することが必要です。授業を聞いて理解できても自分で英文を書けない場合は、解説を読み直すだけでなく日本語から英文を再現する学習へ切り替えます。本記事では2026年度の学校公式情報と、両校の在校生が利用できる具体的な学習方法を整理します。
奈良県の公式一覧にある県立中学校は2校
奈良県の「県立学校一覧」(2026年3月26日更新)には県立中学校として青翔中学校(御所市)と国際中学校(奈良市)が掲載されています。2026年6月更新の「県立中学校入試」ページでも両校の選抜情報が別々に案内されています。この一覧は県立学校に限ったもので、奈良県内の私立中高一貫校を含めた総数ではありません。東大寺学園、西大和学園、帝塚山、奈良学園など私立校の英語教材や学習制度と混同しないようにしましょう。
青翔中学校の特色:理数教育・探究活動と中高6年間
青翔中学校・高等学校の校長挨拶(2026年4月)によると、2014年に県内初の併設型中高一貫校となり、2026年度は中学校第13期生を迎えました。2026年度にはスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の第IV期1年目となり、探究活動の高度化と国際共同研究を進める方針が示されています。英語は科学的な内容を読む・説明する機会に関連することがありますが、SSH指定から中1・中2の英語定期考査の設問や配点が決まるわけではありません。英語の点数改善には実際の授業で習った語彙・構文・指定課題を確認する必要があります。
国際中学校の特色:言語・文化理解と学校公式の最新情報
奈良県立国際中学校・高等学校(奈良市二名町)は、学校公式情報によると2024年12月に国際バカロレア(IB)のMYP認定を受け、2025年10月3日には高校がDPの認定を受けました。奈良県の「県民だより奈良」2025年12月号によれば、MYPは中1から高1まで全員が4年間学び、DPは2026年度から選択した生徒が高校1年11月以降の2年間実施します。MYPの授業とDP選択コースは別の制度であり、中学1・2年の全教科が英語で実施されると推測してはいけません。中1・中2の具体的な英語授業の課題、使用教材、定期考査の評価方法は、在籍学年の正式案内を優先します。
英語の授業時間数・少人数編成は学年資料で再確認する
県立国際中学校については、過年度の県Q&Aに英語週5時間や少人数・習熟度別指導の構想が記載されていますが、2026年度の各学年の時間割・編成を保証する資料ではありません。現在の公式な制度として確認できるのは、学校公式ホームページで案内される2024年12月のMYP認定と中1〜高1の全員実施、県広報に記載されたDP認定・2026年度以降の選択制です。一方、青翔中学校は2026年度からSSH第Ⅳ期に指定され、科学探究と国際共同研究を重点化しています。両校の英語教科書の採用や授業数、考査配点を推測で同じにせず、学校の正式配布資料を照合してください。
青翔のSSH活動に向けた英語の土台
青翔では理数系の探究や国際共同研究が教育方針に示されています。科学的な話題を英語で読む機会が実際にある場合には、まず数字・比較・因果関係を表す表現を理解することが役立ちます。例えばPlants need sunlight to grow.という短い文では、主語、動詞、目的を表すto不定詞の働きに注目できます。ただし、この英文は家庭学習用の例であり、学校で指定された教材や出題内容ではありません。自分で見つけた科学英文と学校の授業範囲を混同しないことが大切です。
国際中学校の探究・コミュニケーション活動に向けた英語の土台
国際中学校の学習では、自分の意見を理由とともに説明する力が役立つ場面があります。例えばI think learning about other cultures is important because it helps us understand people.と書き、主張と理由を明確にします。まずは難しい単語を使うことより、主語と動詞の関係、語順、論理のつながりを正確にすることを優先しましょう。実際の学校課題に語数・内容・使用ツールの規定がある場合には、そちらを優先してください。
中1で英語が苦手になったら最初に確認すること
中1の英語では、英語を見て日本語の意味が分かるだけで満足しないことが重要です。学校で履修済みの語彙について、日本語から英語を正しく書けるかを確認します。また、be動詞と一般動詞を区別し、肯定文を疑問文や否定文に変える練習を行います。例えばShe plays tennis.の疑問文はDoes she play tennis?です。なぜdoesが必要で、playsが原形になるか説明できるかが理解の目安になります。学校によって単元の順序は変わるので、未習の内容を無理に先取りする必要はありません。
中2で英語の成績が急に下がったら
中2は新しい単元の難しさだけでなく、前学年の知識の抜けが表面化することがあります。長文の意味が取れないときは、未知の単語の数と、主語・動詞・修飾語を識別できない問題を分けて考えます。英文和訳はできても英作文で失点する場合は、解答を読む練習から、何も見ずに英文を組み立てる練習へ切り替えます。授業進度が速いと感じる場合も、現在のLessonだけを繰り返すのではなく、その前提となる文法に戻ることが重要です。
返却答案を七つの失点原因に分ける
英語の返却答案を、単語の意味、つづり・語形、文法規則、語順、読解、英作文・聞き取り、時間不足・指示の誤読の七つに分類します。例えば単語の意味はほぼ正答なのに語順で失点する生徒には、単語暗記量を増やすより基本文型の書き換えが必要かもしれません。読解で失点する場合は、内容を要約できるか、段落間の因果関係を説明できるかも確認しましょう。原因別に誤答数を数えると、次回の勉強で優先すべき内容が明確になります。
青翔中学校・国際中学校の保護者向け:どこから直すべきか迷う場合、学校名・学年・今回の範囲表・返却答案から特に失点の多い項目を一つ選び、①学校の授業や補習で質問する、②翌日にも自力で類題を解く、③3日後に語句を替えて再テストする順で確認してください。青翔の理数探究と国際のMYP・英語表現を、同じ教材・同じ評価方法とは考えません。青翔中の学校英語ガイド、国際中の学校英語・MYPガイドで学校別の注意点を確認したうえで、必要なら最大1か月完全無料体験・学習相談の条件をご覧ください。学校公式の教育制度と当塾の学習提案は別です。
定期テスト3週間前にすること
3週間前は、教科書、学校指定ワーク、配布プリント、小テスト、前回の返却答案を揃えます。試験範囲表が未発表なら、授業で履修済みの単元から復習を始めます。青翔中学校と国際中学校では教育活動の特色が異なるため、他校の予想問題がそのまま使えるとは限りません。学校独自の発表や探究課題がある場合は提出期限も記録し、英語の勉強が試験直前に集中しないようにしましょう。
定期テスト2週間前にすること
2週間前からは、単語の書き取り、重要例文の再現、文法問題、教科書本文の内容理解を組み合わせます。学校指定ワークを解いたら、正解を写して終わりにせず、間違えた問題を翌日に何も見ずに解き直します。リスニング音声が学校から指定されている場合は、聞き取れなかった箇所を文字で確認し、再度聞いて音読します。自分に必要な練習を優先し、すべての問題集を均等に進める必要はありません。
定期テスト1週間前にすること
1週間前は学校範囲の問題を時間を測って解きます。読解に時間がかかるのか、英作文に時間がかかるのか、基本問題の正確さが低いのかを記録します。誤答を翌日と数日後に再テストし、正解した問題でも主語や時制を変えた類題を作って理解を確かめます。直前期に新しい参考書を何冊も追加すると学校範囲を十分に復習できない可能性があるため、指定教材を中心に行いましょう。
学校課題と英検の過去問を分けて管理する
英検の学習は語彙・読解・リスニング・ライティング・スピーキングの力を伸ばす一助になります。しかし英検の問題と学校の定期考査の範囲は同じではありません。英検で高い級を取得していても、学校の指定単語のつづりや文法の書き換えに失点する場合があります。逆に学校英語は得意でも英検の初見長文や面接に課題があることもあります。学校英語の学習記録と英検の技能別記録を分けて管理してください。
国際中学校でのIB学習と英語の関係
IBのMYPは教科を横断して問いを立て、探究・コミュニケーション・振り返りを重視する教育プログラムです。国際中学校は2024年12月にMYP認定を受け、中1〜高1の全生徒が4年間実施すると学校公式サイトが説明しています。高校段階のDPコースは選択した生徒が対象で、一部科目が英語で実施されることと、現在の中1・中2の授業をすべて英語で学ぶことは同義ではありません。英語では主張・理由・根拠を短い英文で書く練習が役立ちますが、学校の試験内容や配点は現年度の学年資料を確認してください。
青翔中学校での高校内容の先取りは断定しない
青翔中学校の公式校長挨拶は6年間の理数科教育と探究活動を紹介していますが、そこから英語の高校単元を何年生の何月に扱うかまでは読み取れません。理数系の中高一貫校であることだけから、英語も必ず高速で先取りすると決めつけてはいけません。家庭では現在の学校教材と実際の授業進度を基準にし、必要に応じて既習文法の復習と発展問題を組み合わせます。
NEW TREASUREの使用有無は本人の教科書で判断
NEW TREASURE(ニュートレジャー)は中高生向け英語教材の一つですが、青翔中学校と国際中学校の両校が2026年度に同一Stage・Editionを使用しているという公式情報は確認できません。学校名から教材を推測して専用ワークを購入するのではなく、本人が持っている教科書、ワーク、配布プリントを確認してください。教材によって復習の順序は変わりますが、重要な英文を理解した後に自力で再現するという学習法は共通です。
高校との接続・進級条件は正式資料を参照する
県立の中高一貫校で英語の成績が下がると、高校への接続や進級が心配になることがあります。ただし補習、追試、進級の基準などは在籍校の最新の規定に従って判断すべき事項です。県の学校一覧に載っているだけでは学校独自の基準は分かりません。本人の答案と提出物の状況を確認し、教員にどの単元を優先して補強すべきか相談しましょう。
保護者様が週1回確認したい三つの指標
一つ目は英語の提出課題の未完了数、二つ目は単語と重要例文の再テスト正答数、三つ目は前回の考査と今回の考査で繰り返した失点の数です。毎日の学習時間だけを測るより、自分で解ける問題が増えているかを確認すると改善が見えやすくなります。学校で質問しても同じ誤答が複数回残る場合には、本人の学校教材に対応した個別指導を検討できます。
青翔中と国際中の英語を比較:2026年度の公式情報と家庭学習
| 比較点 | 青翔中学校 | 国際中学校 |
|---|---|---|
| 学校の特色 | 理数探究とSSHの教育研究 | 国際バカロレアMYP・言語文化の探究 |
| 学校公式の教育情報 | 探究基礎は中1〜中3で年35時間、英会話も中1〜中3で年35時間というSSH科目紹介 | 学校公式サイトは2024年12月のMYP認定と中1〜高1の4年間の実施を案内 |
| 英語の家庭学習 | 観察・実験を短い英文で説明する、語彙や時制を正確にする | 自分の意見、理由、根拠を英語で伝える、問いに答える |
| 共通して優先すること | 学校教材と返却答案に基づく単語・語順・文法・英作文の復習 | 学校教材と返却答案に基づく単語・語順・文法・英作文の復習 |
青翔の授業科目は学校公式SSH科目紹介、国際のIB認定については学校公式トップページに基づきます。ここにある家庭学習例は慶英会による提案です。両校の定期考査で全く同じ文章・出題形式が使われると断定するものではありません。
奈良県の2026年のIB教育紹介では、国際中・高がMYPを中1〜高1に実施し、DPは高校のDPコース選択者に実施すると説明しています。MYPの認定と全生徒がDP資格を取得することは別です。入試前に公表された古いQ&Aの候補校段階の説明は、2026年時点の認定状況として転載しないでください。
理数探究・意見発表に役立つ独自英語24題と全解答
以下は慶英会が作成した学校共通の基礎練習であり、青翔中学校・国際中学校の過去問、実際の定期テスト、学校が配布する課題ではありません。中1で未履修の文法があれば飛ばし、現在学校で習っている内容を優先してください。
問題
- 観察した事実を述べる:The temperature (rise / rose) yesterday.
- 実験で調べたことを説明する:We (measure / measured) the water temperature last week.
- 結果を比較する:Plant A grew (faster / fastest) than Plant B.
- 原因を一つ述べる:The plant grew well (because / but) it received enough light.
- 推測を表す:The result (may / may to) change in winter.
- 調べ方を提案する:We should (check / to check) the data again.
- グラフを説明する:The number (increase / increased) from ten to fifteen last year.
- 条件を表す:If we (use / will use) less energy, we will save money.
- 意見を表す:I (think / am thinking) schools should reduce waste.
- 相手の考えを尋ねる:What (do / does) you think about this issue?
- 根拠を示す:We need more information (to make / making) a decision.
- 異なる視点を加える:This is convenient, (but / because) it can be expensive.
- 発表の結論を述べる:In (conclusion / conclude), we should take action.
- 質問を丁寧にする:(Could / Does) you explain your idea?
- 情報を受け取ったか確認する:Did you (understand / understood) the question?
- 意見を加える:I (agree / am agree) with you.
- 過去から今まで続く活動:We (have studied / studied) this topic since April.
- 関係代名詞を選ぶ:The student (who / which) asked the question is my friend.
- 受け身を選ぶ:The data were (collected / collect) yesterday.
- 比較した数を説明する:There (were / was) three groups.
- 英作文:「私たちは先週この問題を調べました。」
- 英作文:「彼らの考えに賛成です。理由は重要だからです。」
- 英作文:「この結果をもう一度確認する必要があります。」
- 英作文:「情報を集めたら、発表を準備します。」
解答と解説
- rose yesterdayは過去なのでrose。
- measured last weekがあるため過去形。
- faster thanの前は比較級。
- because 原因・理由を示す。
- may 助動詞の後にtoを置かない。
- check shouldの後は原形。
- increased 昨年の変化なので過去形。
- use if節は現在形。
- think 一般的な意見を述べる文。
- do 主語youにはdoを使う。
- to make 目的を表す不定詞。
- but 逆接のbut。
- conclusion In conclusionはまとめの表現。
- Could Could you+動詞原形。
- understand Didの後は原形。
- agree agreeは動詞。
- have studied since+起点を伴う現在完了。
- who 人を説明するwho。
- collected be動詞+過去分詞の受け身。
- were 複数のgroupsにはwere。
- We studied this problem last week. 動詞は過去形。
- I agree with their idea because it is important. agree with+名詞、becauseで理由。
- We need to check this result again. need to+動詞原形。
- After we collect the information, we will prepare the presentation. after節には現在形を使う。
青翔中では観察・結果・理由を分けて説明する練習、国際中では意見・理由・根拠をつなぐ練習を組み合わせると応用しやすくなります。ただし校内の実際の評価は本人の課題と教員の説明に従ってください。
2027年度に県立中学校を受検するご家庭へ:学校の英語教育を比較する本記事と、入学者選抜の正式内容は別に確認してください。青翔中学校:70名・適性検査計280点・検査3は記述式20分、国際中学校:一般選抜66人と国際選抜4人(別制度)、一般選抜の検査は計250点・検査3は日本語・英語の個別面接約7分。国際選抜4人には別の応募資格・事前承認が必要で、作文40分と面接約10分を1月30日に行います。両校は出願時に専願条件があるため、県の2027年度正式実施要項も必ず確認してください。
学校別の記事で詳しく確認
青翔中の理数探究と英語の関係は青翔中学校の定期テスト・英作文対策で、国際中の探究活動と英語は国際中学校のMYP・英語対策で確認してください。特に同じ誤答が2回続くご家庭は最大1か月完全無料体験・学習相談で復習範囲を整理できます。
よくある質問
Q.奈良県の県立中学校は何校ですか? 2026年3月更新の県公式一覧には青翔中学校と国際中学校の2校が掲載されています。
Q.青翔中学校はどのような特色がありますか? 2026年度の学校公式校長挨拶にはSSH第IV期、理数教育、探究活動の高度化、国際共同研究の方針が示されています。
Q.国際中学校では全教科を英語で学びますか? いいえ、そのような学校全体の一律条件は、今回の公式資料からは確認できません。国際中学校のMYPは中1〜高1の全員が対象ですが、高校の選択制DPコースで英語・数学・ESSの一部授業を英語で行うことと混同してはいけません。中学1・2年の実際の授業言語や教科別評価は、在籍学年の学校資料で確認してください。
Q.両校でNEW TREASUREを使っていますか? 全学年での採用を示す一次情報は確認できません。本人の教科書を確認してください。
Q.学校の英語と英検は同じ方法で対策できますか? 重なる技能はありますが、学校の指定教材と英検の出題範囲は一致するとは限りません。
Q.個別指導を検討する目安はありますか? 学校の課題と教員への質問を継続しても、同じ語彙や文法の失点が繰り返される場合に追加の支援を検討できます。
青翔中学校・国際中学校の英語に悩むご家庭へ
慶英会では、中高一貫校の英語、定期テスト、英検を対象とするオンライン個別指導を行っています。奈良県立青翔中学校・国際中学校との公式な提携関係はありませんが、在校生の教科書、授業プリント、試験範囲表、返却答案に基づいて弱点を整理できます。中1・中2の段階で英語の成績を立て直したい場合は、慶英会公式サイトの最大1か月完全無料体験をご確認ください。
参考にした主な公式情報
- 奈良県「県立学校一覧」(2026年3月26日更新):青翔中学校・国際中学校の2校を確認
- 奈良県「県立中学校入試」:2027年度の両県立中学校入学者選抜は学校ごとに公式資料を確認
- 奈良県「青翔高等学校・青翔中学校SSHのページ」:2026年度SSH第Ⅳ期
- 奈良県立青翔中学校・高等学校公式サイト:理数探究・学校の最新情報
- 奈良県立国際中学校・高等学校公式サイト:2024年12月MYP認定と中1〜高1の全員実施
- 奈良県「県民だより奈良」2025年12月号:2025年10月DP認定、2026年度からのDP選択コース
情報確認日:2026年10月15日。開校前の教育方針資料は2026年度の時間割や授業実態を確証するものではありません。試験範囲・教材・評価方法は学校の最新配布資料を優先してください。

