,

中高一貫校で英単語は読めるのに書けない中1・中2へ|スペルミス診断16問と14日間の練習法

19〜29分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

結論|「意味が分かる」と「正しく書ける」を別々に測る

中高一貫校で単語を見れば意味が分かり、読めるのに、日本語から英単語を書こうとするとスペルが出てこない中1・中2の生徒は、「認識できる力」と「手本なしで再現できる力」を分けて確認してください。単語を10回書き写すだけでは記述式の小テスト対策として十分とは限りません。まず20語を見ずに書いて診断し、①文字の脱落、②音と文字の対応、③似た語との混同、④語形変化という失点原因に分類します。その後は、短い復習と翌日・数日後の再テストを繰り返します。本記事では学校の出題形式の確認、独自の綴り問題10問・語形問題6問、14日間の練習計画を示します。

なぜ覚えたはずの単語を綴れないのか

主な要因は四つあります。英語を見て意味を判断するだけで、思い出す練習をしていない。音声と文字の対応が曖昧。似た語と混同する。最後の一文字や複数形・過去形を見落とす、という違いです。例えばbecauseの意味を理解していても、becouseと書いてしまう場合は意味ではなく文字列の再現が課題です。間違いの種類を分類してから、学習量を調整しましょう。

学校の出題形式を最初に調べる

同じ英単語テストでも英語から日本語、日本語から英語、英文の空所補充、語形変化では必要な能力が異なります。学校の過去のプリントや小テストを確認し、意味だけか綴りまで問われるか、冠詞や複数形まで必要かを把握してください。試験の採点基準や辞書の使用可否を学校名だけで推測することはできません。

ミスを四種類に分ける診断

最初に20語を見ずに書いてみます。音と文字の混同(例:because→becouse)、文字の脱落(different→diferent)、似た語との混同(quietとquite)、文法による語形ミス(study→studys)という形で記録します。誤答した文字列を眺めるだけでなく、どの違いを覚え直す必要があるかを示します。

間違え方別の改善早見表

学校の単語リストから選んだ20語を「日本語→英語」の形式で解いたうえで、誤答だけを次の表に記録します。同じ単語を練習する場合でも、誤りの種類によって重点を変えるのがポイントです。

誤りの種類答案例次の一手
文字の脱落・重複diferent → different不足したfを印で示し、翌日に見ずに書く
音と文字の対応becouse → because正しい発音を聞き、誤った文字列と比較する
似た語の混同quite/quiet両語の意味・文字順・発音を対比する
語形変化studys → studies三単現の規則を例文で確かめる

発音と綴りの関係を使う

英語では文字と音が一対一に対応しない場合があります。例えばnightのghは現代の標準的な発音では通常読まれません。だからこそ、正しい発音を確認しつつ、音だけから必ず綴れるとは考えないことが重要です。学校の音声や辞書の発音を確認し、見慣れない文字の組み合わせに印を付けましょう。

似た単語は一組ずつ比較する

quiet(静かな)とquite(かなり)、then(そのとき)とthan(比較で使用)、form(形)とfrom(〜から)などは順序や一文字の違いを見落としやすい組み合わせです。二語を横に並べ、意味・発音・文字の違いを説明します。どちらか一方だけ十回写すより、二語を交互にテストする練習が役立つ場合があります。

長い単語はまとまりで確認する

importantならim・por・tantのように覚える補助的な区切りを置くことができます。ただし区切り方は必ずしも正規の音節分割と一致しません。書き間違える箇所を把握し、文字列をいくつかのまとまりとして覚える方法と考えてください。最後には必ず単語全体を見ずに書けるか確認します。

語形変化は綴りと文法を分けて練習する

studyの三単現はstudies、過去形はstudiedです。単語としてstudyを正しく書けても、文中でstudysと書けば別のミスです。She studies English every day.やShe studied yesterday.のように文の意味を確認しながら変化を練習しましょう。学校で習っていない文法を無理に先取りする必要はありません。

単語を十回書けば覚えられるとは限らない

書く回数は学校の宿題の指定があれば守りますが、自主学習では同じ語を見ながら繰り返すだけで終わらせないことが重要です。三回目までは正答を確認して書き、次は見ずに書き、翌日また確認するなど、手本がない状態での再現を入れます。回数ではなく再テストの正答率を記録してください。

意味・発音・綴りの三方向で確かめる

例えばlibraryなら、英語を見て『図書館』と分かるか、音声を聞いてlibraryと認識できるか、日本語を見てlibraryと書けるかを別々に確認します。三つの結果が同じとは限りません。定期テストで最も失点している形式を優先してください。

練習問題①|よくある綴りの修正

次の語の誤りを直してください。①becouse ②diferent ③libary ④studys(三単現)⑤tomorow ⑥beutiful ⑦freind ⑧wensday ⑨enviroment ⑩recieve。学校の既習語に合わせて問題数を調整してください。

練習問題①の解答

①because ②different ③library ④studies ⑤tomorrow ⑥beautiful ⑦friend ⑧Wednesday ⑨environment ⑩receiveです。⑤のrが二つ、⑦のie、⑩のeiなど、間違えた箇所に印を付けて別の日に再テストしましょう。Wednesdayの大文字も曜日名の表記として確認します。

練習問題②|文中で正しい形を書く

次の文の括弧内を正しく変えてください。①My sister (study) English every day. ②I (visit) the museum yesterday. ③There are three (box) here. ④He is (write) a letter now. ⑤The baby (cry) every night. ⑥We (stop) at the station yesterday. 語形を決める根拠となる主語や時を表す語にも線を引きましょう。

練習問題②の解答とポイント

①studies ②visited ③boxes ④writing ⑤cries ⑥stoppedです。①⑤では子音字+yの変化、③では複数形、④では語末eの扱い、⑥では語末子音字を重ねる綴りを確認します。各規則には適用条件や例外があるため、習った単語を中心に確認してください。

一週間後に覚えているか確かめる

今日十語を書けても、翌週の実力テストで書けなければ記憶の保持が課題です。短い再テストを翌日、数日後、一週間後に行い、綴りが正しく書けた語だけを習得済みと記録しましょう。間違えた語は次の確認間隔を短くするなど、結果に応じて調整します。

学校単語リストが長い場合の優先順位

まず提出物と近い小テストの指定語を優先し、次に以前間違えた語を確認します。正答できる語に大量の時間を使い、苦手語を後回しにしないことが大切です。ただし学校が全語の練習を指定している場合は必須課題を省きません。自主的な追加練習の配分を見直してください。

14日間で「書ける単語」に変える復習計画

学校指定の課題を優先しながら、毎日10〜15分程度の追加練習を行う例です。正答率と翌日以降の保持を観察して学習量を調整してください。14日で全員が完全に定着するという意味ではありません。

14日間の練習計画|前半

1日目は20語を書いて誤りを分類。2日目は誤答の発音と綴りを確認。3日目は似た単語を比較。4日目は日本語から英語を見ずに書く。5日目は複数形・時制など語形変化を確認。6日目は学校の既習単語から別の20語をテスト。7日目は初日の誤答を再テストします。

14日間の練習計画|後半

8日目は文字の脱落・順番違いを重点確認。9日目は短文で単語を使う。10日目は学校の単語小テストに近い形式で確認。11日目は音声と綴りを照合。12日目は複数単元の語を混ぜて練習。13日目は手本を見ない総合テスト。14日目は初日と同条件で正答率を比較し、次の二週間で残す単語を選びます。

保護者様が見るべき三つの指標

英語を見て意味が分かるか、何も見ずに綴れるか、数日後も綴れるかを別々に確認してください。綺麗に十回書いたノートだけでは定着を判断できません。本人が苦手語を説明できるようになり、自力テストで改善しているかを重視しましょう。

NEW TREASUREと英検への対応

NEW TREASURE(ニュートレジャー)を使用する学校なら、学校が指定した語彙範囲を優先してください。教材採用は学校の公式資料等で確認が必要です。英検対策では認識語彙を増やすことも重要ですが、学校の記述式テストでは綴りの再現練習が直接必要になる場合があります。学習目的を混同しないようにしましょう。

NEW TREASUREの語彙テストが特に苦手な場合は、出題形式別の演習をまとめたNEW TREASUREの英単語を覚えられない中学生向けの練習24問も参考にしてください。一般的な綴りの問題と学校指定教材の対策を分けて進めることが大切です。

個別指導を検討する目安

単語を見れば読めるのに記述がほとんどできない、同じ語の誤答が繰り返される、文法と語形の間違いが重なる、学校の進度が速く復習時間を確保できない場合は、学校での質問や個別指導を検討できます。慶英会では中高一貫校の学校英語・定期テスト・英検に対応したオンライン個別指導を行っています。慶英会公式サイトで最大1か月無料体験の詳細をご確認ください。

よくある質問

毎日何語覚えるべきですか?

学校の指定範囲と本人の正答率によって異なります。まず20語を診断し、正答できなかった語に学習時間を集中させてください。

フォニックスだけでスペルは書けますか?

発音と文字の関係を理解する助けになりますが、英語には発音だけで確定できない綴りもあります。実際のスペルを確認し、見ずに書く練習も必要です。

単語カードは意味から英語と、英語から意味のどちらを表にしますか?

記述式の単語テストでは、日本語を見て英語を思い出し、正確に書けるかを確認する面を用意します。読解力の確認には英語から意味を答えるテストも別に行います。

覚えたはずの単語を数日後に忘れます

当日・翌日・数日後と条件を変えて確認し、誤答した単語だけテスト間隔を短くします。自力で書けたかを記録し、写しただけの回数を達成指標にしないことが重要です。

参考にした主な公式情報

文部科学省|中学校学習指導要領解説。独立行政法人教職員支援機構|学習指導要領に対応した学習評価(中学校 外国語科)。これらは中学校外国語の学習目標や評価についての公的資料であり、記事中の単語練習法や14日間の予定を公式に指定するものではありません。練習問題・学習計画は家庭学習向けの独自作成です。

次に読む記事を探す

関連するカテゴリー:

,

このカテゴリーの前後の記事

慶英会ブログのトップページへ戻る →

記事本文の冒頭に戻る ↑

個別指導や学習相談、無料体験については慶英会公式サイトをご確認ください。

慶英会公式ブログをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む