
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
中高一貫校の英語授業を休んだ後、「ノートを友達から借りたけれど、どこまで理解すればよいか分からない」「配布プリントや小テストの範囲が分からない」「次の授業はもう先へ進んでしまう」と困ることがあります。欠席した分をすべて最初からやり直そうとすると、現在の授業や提出期限に間に合わなくなる場合もあります。大切なのは、休んだ内容を全部埋めることではなく、学校の指示と期限を確認し、次の授業に参加するために必要な部分から取り戻すことです。
この記事では、中高一貫校の中学1・2年生を中心に、英語を1日、3日、1週間以上欠席した場合の確認事項、最初の24時間に集める情報、学校への質問例、14日間の復帰計画を整理します。後半には、欠席後の学校連絡・文法・読解・質問表現を確認する慶英会独自24問と全解答を掲載しました。学校の実際の配布物や試験問題ではなく、家庭学習用に作成した独自教材です。
結論|欠席分を全部埋める前に「次の授業・提出期限・理解の穴」を確認する
英語の授業を欠席した後に最初にすることは、ノートを最初から写すことでも、教科書を何ページも先取りすることでもありません。①欠席した授業の範囲、②学校から出された課題と提出期限、③次の小テストや定期考査に関係する内容、④本人が自力で説明・解答できない箇所を分けて確認します。
中高一貫校は、学校ごとに授業の進度、教材、授業プリント、オンライン連絡手段、小テスト、補習や追試の運用が異なります。欠席した場合にどの資料が配られるか、未受験の小テストをいつ受けるか、課題の期限が延びるかについて、全国共通の決まりがあると考えないでください。在籍校の担任・教科担当・指定された連絡手段で確認することが先です。
欠席1日・3日・1週間以上で、最初に確認することは違う
1日欠席した場合|その日の授業と宿題を確認する
英語を1回休んだ場合は、欠席した日の授業内容、配布プリント、宿題、次回までの提出期限を確認します。教科書の該当ページを読むだけで済むのか、授業内で扱った例文・板書・ペア活動・小テストの説明まで必要なのかは、授業の内容によって違います。友達のノートを借りる場合も、ノートを写すことを目的にせず、どのページ・どの問題・どの説明を確認すべきかを聞きます。
次の授業までに時間がないときは、提出期限がある課題と、次の授業で使う前提知識を先に確認します。授業中に扱った発展的な例や補足説明をすべて同じ日に再現しようとせず、分からない箇所に印を付けて教科担当に質問できるようにします。
3日程度欠席した場合|授業のつながりと課題の順番を整理する
複数回の授業を休んだ場合は、欠席した日ごとにプリントやノートを並べるだけでは、何から取り組めばよいか分かりにくくなります。欠席した授業を日付順に整理し、各回について「新しく習った文法・表現」「教科書・問題集の範囲」「提出課題」「次回に必要な内容」を一行ずつ書き出します。
例えば、現在完了の導入、本文読解、ワーク提出、小テストの説明を3回の授業で扱っていたなら、まず現在完了の基本形と意味を理解し、その後に本文・ワークへ進みます。授業の順番を無視して問題集を先に解くと、説明を知らないまま答えを写してしまうことがあります。どの課題が必須か、どの範囲を後から確認すればよいかは学校へ尋ねます。
1週間以上欠席した場合|本人だけで全範囲を取り戻そうとしない
1週間以上休んだ場合、英語の授業以外にも、提出物、行事、他教科の課題、生活リズムなどを整理する必要があるかもしれません。英語だけを急いで進めるのではなく、担任と教科担当に連絡し、欠席した授業の範囲、優先する提出物、未受験のテスト、次の授業までに必要な準備を確認します。
学校からの指示が届いていない、課題が多すぎて期限が重なる、体調が戻っていないなどの場合は、学習量を増やす前に学校と調整します。欠席理由や期間によって必要な配慮は異なります。本人が休養を必要としているときに、欠席分を短期間で一気に取り戻す計画を押し付けないでください。
最初の24時間で集めたい5つの情報
復帰の見通しを立てるには、最初に情報を集めます。すべての資料を完璧に揃える必要はありません。分からない項目は空欄にして、学校へ確認します。
- 欠席した授業:日付、授業回数、教科書のLesson・ページ、授業で扱った文法や活動。
- 配布物・教材:プリント、ワーク、ノート、オンライン教材、先生からの連絡。使っている教材の版やStageも確認する。
- 提出物:課題名、提出方法、期限、欠席による期限変更の有無。
- 評価・小テスト:欠席中に実施した小テストやパフォーマンステスト、受験・提出の扱いと再実施の予定。
- 次の授業:次回に必要な準備、予習範囲、授業で使う教材、先生に質問したいこと。
学校の連絡アプリや学習管理システムを使っている場合も、表示された「未提出」「未完了」だけで判断しないでください。学校によって、欠席時の資料配信、課題の再提出、確認テストの扱いが異なります。画面に表示されていない口頭説明や授業内の活動については、教科担当に確認する必要があります。
復帰前に優先する4つのこと
すべてを同じ優先度で進めると、復帰までに時間がかかります。学校から期限を指定されたものを確認したうえで、次の順番を基本にします。
- 第1優先:期限のある提出物・学校からの指示。提出期限や未受験のテストの扱いは、学校に確認してから進めます。
- 第2優先:次の授業に必要な前提知識。次のLessonを理解するために必要な文法・語彙・本文の内容を先に確認します。
- 第3優先:欠席中の授業で扱った重要事項。板書やプリントのうち、先生が強調したポイント、基本例文、授業内で確認した問題を復習します。
- 第4優先:余裕があれば行う発展課題。追加問題、発展読解、英検などは、学校の期限と現在の理解を確認してから取り組みます。
学校の英語課題を欠席中に受け取れない場合や、提出期限が重なる場合は、保護者が本人に代わって課題を完成させるのではなく、何が未確認かを学校へ伝えます。必要な資料が届いていないのに「本人の努力不足」と判断しないことも大切です。
学校へ何を聞く?|欠席した授業の確認と連絡例
「英語を休みました。何をすればよいですか」とだけ尋ねると、学校側も必要な情報を絞りにくい場合があります。欠席した日、学年・組、教科、分かっている範囲、確認したい項目を短くまとめます。授業内容の細部をすべて教えてもらうよう求めるのではなく、次の授業に必要な範囲と期限を確認することが目的です。
保護者から学校へ確認する文例
「〇年〇組の保護者です。〇月〇日の英語の授業を欠席しました。本人が次回の授業に参加できるよう、欠席した範囲、確認すべき教材・プリント、提出課題と期限を教えていただけますでしょうか。欠席中に実施された小テスト等がある場合は、受験や提出の方法も確認させてください。資料の受け取り方法についてもご教示いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。」
本人が先生に質問するときの英語
I was absent from English class on Monday. Could you tell me what I should review?
月曜日の英語の授業を欠席しました。何を復習すればよいか教えていただけますか。
Could I have the worksheet from the class I missed?
欠席した授業のワークシートをいただけますか。
When should I submit the homework?
宿題はいつ提出すればよいですか。
Could you explain this question again?
この問題をもう一度説明していただけますか。
先生に質問すること自体が難しい場合は、質問を一つだけ紙に書いて持っていく方法もあります。学校の先生へ質問する内容の整理には、中高一貫校の英語で先生に質問できないときの聞き方・質問メモも参考になります。
欠席後の14日間復帰プラン|学校の今の授業に戻りながら補う
以下は家庭で使うための目安です。学校から別の期限や補習の指示がある場合は、そちらを優先してください。欠席日数、本人の体調、授業の進度、理解度によって、同じ工程を数日かけて進めても構いません。
1〜2日目|欠席範囲と期限を確定する
- 欠席した授業の日付と教科書の範囲を一覧にする。
- プリント・ワーク・オンライン連絡・ノートを確認し、手元にない資料を学校へ尋ねる。
- 提出物、小テスト、再テスト、パフォーマンステストの期限と扱いを確認する。
- 本人が理解できている箇所と、説明が必要な箇所を分ける。
3〜4日目|基本文法と授業の中心を取り戻す
- 欠席した範囲の基本例文を読み、主語・動詞・時制・語順を確認する。
- 教科書の本文は、意味を理解してから音読する。本文を丸暗記するだけで終わらせない。
- 授業プリントの基本問題を解き、分からない問題に印を付ける。
- 次の授業で必要な前提知識を先に復習する。
5〜7日目|答えを見ずに再現する
- ノートや解答を閉じ、基本例文を自分で書く。
- ワークの間違えた問題を解き直し、なぜその語順・時制になるかを説明する。
- 本文の内容を短く要約し、重要な語句を使って一文を作る。
- 学校へ質問する内容を一つか二つに絞り、次の授業や指定された連絡方法で確認する。
8〜10日目|欠席中の内容と現在の授業をつなぐ
- 欠席中の文法が現在の授業のどこで使われているかを確認する。
- 学校のワークや授業プリントを、解答を見ずにもう一度解く。
- 小テストや提出物の扱いについて、未確認事項が残っていないか確かめる。
- 理解できない単元が残る場合は、どの例文・問題で止まるかを具体的に記録する。
11〜14日目|復帰後の学習を安定させる
- 学校の現在の授業範囲を優先し、欠席中の復習は毎日少しずつ続ける。
- 欠席前・欠席中・復帰後の範囲から、基本文法と読解を混ぜた短い再テストを行う。
- 自力で解けなかった問題を、学校の教材と照合して原因を分類する。
- 未提出・未受験・質問待ちの項目が残っていれば、学校に確認して次の期限を決める。
14日間で欠席分のすべてを完全に理解できるという保証ではありません。目標は、学校の現在の授業に参加できる状態へ戻し、残っている弱点と未確認事項を具体的に把握することです。体調や生活への負担が大きい場合は、期間を延ばし、学校と相談しながら進めてください。
中1・中2・中3で復習の優先順位を変える
中1|英語の授業の受け方と基本文型を確認する
中1は、be動詞と一般動詞、疑問文・否定文、三人称単数、過去形など、後の単元の土台になる内容を確認します。単語の意味が分かるだけでなく、主語に合わせて動詞を選び、疑問文や否定文を作れるかを見ます。学校によって扱う順序や教材は異なるため、授業で実際に進んだ範囲を優先してください。
中2|中1の基礎と現在の文法をつなぐ
中2は、過去形・未来表現・助動詞・不定詞・動名詞・比較・接続詞など、学校で扱っている内容に応じて復習します。現在の単元だけを暗記しても、主語や動詞の基本が抜けていると英作文で失点しやすくなります。欠席中に扱った文法と、前の学年から必要な基礎を分けて確認します。
中3|高校課程への接続と定期テストの期限を整理する
中3は、学校によって高校課程の先取りが始まっている場合があります。中1・中2の範囲をすべてやり直すのではなく、現在の授業で必要な前提知識、学校の提出物、定期考査の範囲を優先します。高校受験を行う学校か、中高一貫の内部進学を前提とする学校かによっても、学習計画は変わります。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
塾長の経歴・指導方針
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慶英会独自24問|欠席後の英語を確認する
次の問題は、欠席した授業の内容を学校へ確認し、基本文法と読解を復習するために慶英会が作成した独自演習です。実在する学校の配布物、授業プリント、定期テスト、過去問ではありません。学校で習っていない文法があれば、無理に解かず、現在の学習範囲に合わせて使ってください。
資料A|欠席後の連絡を読む(1〜6)
Notice from the English Teacher
Dear Class 1B,
We will review Unit 4 on Thursday. If you were absent on Monday, please read pages 48 and 49 and complete Exercises 1 to 3 on page 50. Bring your notebook to class. The vocabulary quiz will be on Friday, not Thursday. If you cannot finish the exercises, please tell your teacher before class. Do not copy a friend’s answers. Write down what you understand and mark any questions.
Ms. Sato
日本語訳:1年B組のみなさんへ。木曜日にUnit 4を復習します。月曜日に欠席した人は、48・49ページを読み、50ページのExercises 1〜3を終わらせてください。授業にはノートを持ってきてください。単語テストは木曜日ではなく金曜日です。問題を終えられない場合は、授業前に先生へ伝えてください。友達の答えを写してはいけません。理解できたことを書き、質問したい箇所に印を付けてください。佐藤先生。
- Which unit will the class review? 復習する単元を答える。
- When will the class review Unit 4? 復習する曜日を答える。
- Which pages should absent students read? 読むページを答える。
- Which exercises should they complete? 解く問題を答える。
- When will the vocabulary quiz be held? 単語テストの日を答える。
- What should students do if they cannot finish the exercises? 課題を終えられない場合の行動を答える。
B|基本文法を確認する(7〜12)
- She (was / were) absent yesterday. 正しい語を選ぶ。
- I (didn’t / don’t) attend class last Monday. 正しい語を選ぶ。
- Did you (finish / finished) the worksheet? 正しい語を選ぶ。
- Please (bring / brings) your notebook. 正しい語を選ぶ。
- There are (much / many) new words in this unit. 正しい語を選ぶ。
- I have not (read / reading) Unit 4 yet. 正しい語を選ぶ。
C|先生に確認する英語を作る(13〜18)
- 「授業で何をしましたか」と先生に尋ねる英文を書く。
- 「宿題の提出期限はいつですか」と尋ねる英文を書く。
- 「聞き取り活動をもう一度説明していただけますか」と依頼する英文を書く。
- 「欠席した授業のプリントをいただけますか」と依頼する英文を書く。
- 「どの問題を先に復習すればよいですか」と尋ねる英文を書く。
- 「次の小テストはいつですか」と尋ねる英文を書く。
D|復帰後の連絡・説明を書く(19〜24)
- 「火曜日に欠席しました。必要な宿題を教えていただけますか」と英語で書く。
- 「ワークシートの提出は金曜日ですか」と確認する英文を書く。
- 「授業を休んだので、ワークシートを終えられませんでした」とbecauseを使って書く。
- 「48・49ページは読みましたが、Exercise 2が分かりません」と書く。
- 「次の授業までに何を勉強すべきか教えていただけますか」と依頼する英文を書く。
- 先生に手伝ってもらった後、「助けてくださってありがとうございます」と伝える英文を書く。
独自24問の全解答・解説
解答例は一つの形です。13〜24は同じ意味を伝えられる別の英文も正解になります。学校の授業で未習の文法がある場合は、学習済みの表現に置き換えてください。
A|資料Aの読解(1〜6)
- Unit 4. 「Unit 4です」。資料の最初に“We will review Unit 4”とあります。
- On Thursday. 「木曜日です」。reviewする日とquizの日を混同しないようにします。
- Pages 48 and 49. 「48ページと49ページです」。please readに続く範囲を確認します。
- Exercises 1 to 3 on page 50. 「50ページのExercises 1〜3です」。ページと問題番号の両方が必要です。
- On Friday. 「金曜日です」。not Thursdayがあるため、木曜日ではありません。
- They should tell their teacher before class. 「授業前に先生へ伝えるべきです」。tell+人+内容の形を確認します。
B|基本文法(7〜12)
- was。主語Sheは三人称単数なので、be動詞の過去形はwasです。
- didn’t。last Mondayは過去を表すため、didn’t+動詞の原形attendを使います。
- finish。Didで始まる疑問文では、一般動詞は原形になります。
- bring。Pleaseの後は動詞の原形を使います。
- many。wordsは数えられる名詞の複数形なのでmanyを使います。
- read。現在完了have notの後は過去分詞です。readは原形・過去形・過去分詞のつづりが同じですが、発音は過去分詞で/ red /です。
C|先生への質問(13〜18)
- What did we do in class? 「授業で何をしましたか」。過去の授業内容なのでdidを使います。
- When is the homework due? 「宿題の提出期限はいつですか」。dueは「期限が来ている・提出期限の」という意味です。
- Could you explain the listening activity again? 「聞き取り活動をもう一度説明していただけますか」。Could you+動詞の原形で丁寧に依頼します。
- Could I have the handout from the class I missed? 「欠席した授業のプリントをいただけますか」。Could I have …?は資料をお願いするときに使えます。
- Which exercises should I review first? 「どの問題を先に復習すればよいですか」。should+動詞の原形です。
- When is the next quiz? 「次の小テストはいつですか」。予定を尋ねる表現です。
D|復帰後の連絡・説明(19〜24)
- I was absent on Tuesday. Could you tell me what homework I need to do? 「火曜日に欠席しました。必要な宿題を教えていただけますか」。欠席した事実を伝え、必要な課題を尋ねています。
- Is the worksheet due on Friday? 「ワークシートの提出は金曜日ですか」。Is … due on Friday?で期限を確認します。
- I couldn’t finish the worksheet because I missed the lesson. 「授業を休んだので、ワークシートを終えられませんでした」。becauseの後は主語+動詞の文です。
- I have read pages 48 and 49, but I don’t understand Exercise 2. 「48・49ページは読みましたが、Exercise 2が分かりません」。できたことと、質問したいことをbutでつなぎます。
- Could you tell me what I should study before the next class? 「次の授業までに何を勉強すべきか教えていただけますか」。間接疑問文なのでwhatの後は主語+動詞の語順です。
- Thank you for your help. 「助けてくださってありがとうございます」。thank you for+名詞の形です。
確認するときは、正解した数だけでなく、どこで止まったかも記録します。資料から必要な情報を見つけられなかったのか、文法の形を選べなかったのか、先生への質問を英文にできなかったのかで、次の復習内容は変わります。学校の実際の課題に戻り、同じ技能を使う問題をもう一度自力で解けるかを確認してください。
保護者ができる支援|勉強を代わりに進めず、確認事項を整理する
欠席後の学習を保護者がすべて管理する必要はありません。保護者の役割は、本人が必要な情報を集め、学校に質問し、無理のない順番で復習できるように支えることです。特に中1・中2では、本人が何を質問すればよいか分からず、課題を抱えたままにすることがあります。最初は保護者と一緒に確認し、少しずつ本人が自分で連絡・記録できるようにします。
- 保護者が確認すること:学校への欠席連絡、課題の期限、学校からの連絡、体調と休養の必要性。
- 本人が行うこと:欠席した範囲を確認する、できた課題に印を付ける、分からない問題を一つ選ぶ、質問を準備する。
- 学校に確認すること:欠席中の授業内容、提出物、未受験の小テスト、再提出・再受験の方法、補習の有無。
- 外部指導へ相談すること:学校の指示を確認したうえで、どの単元の理解が不足しているか、何を優先して復習するか。
保護者が英語を教えられなくても、学習支援はできます。例えば「今日の宿題は何?」だけでなく、「次の授業で必要な内容はどこ?」「自力で解けなかった問題はどれ?」「先生に確認したいことは何?」と尋ねると、本人が次の行動を決めやすくなります。課題の答えを保護者が代わりに完成させることは、理解の確認にはなりません。
欠席が長期化する場合|短期の病欠とは分けて学校と相談する
数日の病欠と、学校生活への適応が難しく長期にわたり欠席する状況は、同じ方法で考えないでください。体調が回復している短期欠席では、学校の課題や授業の範囲を確認して復帰を目指すことが中心になります。一方、欠席が続く場合は、学習量だけでなく、本人の意思・心身の状態・学校との関係・学習環境を踏まえて、担任や学校の相談窓口と支援方法を相談します。
文部科学省は2024年8月29日付の通知で、不登校児童生徒が欠席中に行った学習成果を、一定の要件の下で学校が成績評価に反映できることを整理しています。対象は、学校生活への適応が困難で相当の期間出席しない・できない状況にある不登校児童生徒であり、年間30日以上の欠席は一つの参考とされるものの、最終的な判断は学校または設置者が行います。これは、通常の短期病欠に対して一律の出席扱いや成績評価を保証する制度ではありません。詳しくは文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」をご確認ください。
同通知では、学校の教育課程に照らした学習計画・内容の確認、学校と保護者等の連携、学校が本人との関わりを継続することなどが要件として示されています。また、風邪などでテスト当日に欠席した生徒が別課題を提出し、その成果を成績評価に用いる取組は、同通知の対象でなくても従来どおり可能と説明されています。ただし、実際の取扱いは在籍校の判断と案内を確認してください。
学校に行くこと自体が負担になっている場合は、欠席分を短期間で取り戻すことを優先しないでください。学習の再開時期や量を本人と学校で相談し、必要に応じて教育支援センター、スクールカウンセラーなどの支援につなぎます。長期欠席の学習全般については、不登校の中学生が勉強の遅れを取り戻す方法も参考になります。
よくある質問
欠席した授業のノートを全部写せば追いつけますか。
ノートを写すだけでは、説明や問題の解き方を理解できたか確認できません。欠席した範囲を確認した後、基本例文を自力で作る、ワークを答えを見ずに解く、本文の内容を自分の言葉で説明するなど、理解を再現できるかを確かめます。
未受験の小テストや定期テストは、後日必ず受けられますか。
学校・試験・欠席理由によって扱いが異なります。再受験、別課題、評価資料の扱いを自動的に決めつけず、教科担当や学校の指定窓口へ確認してください。
欠席した範囲を復習する間、英検の勉強は止めるべきですか。
学校の提出物や次の授業に必要な内容を優先します。英検の受験日が近い場合でも、学校の課題と本人の体調を踏まえて、学習時間を調整してください。英検の対策を続けるか一時的に減らすかは、学校英語の遅れと試験日程を分けて判断します。
1週間以上休んだ場合も、14日間の計画で戻れますか。
14日間は目安であり、復帰を保証するものではありません。欠席した授業数、教材、課題量、体調、学校の支援によって必要な期間は変わります。長期欠席が続く場合は、学習量を急に増やすのではなく、学校と本人の状況に合わせた支援計画を相談してください。
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参考にした主な公式情報
- 文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編」:中学校外国語科の目標と、聞く・読む・話す・書く活動の考え方。
- 国立教育政策研究所「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(中学校・外国語):学習状況の把握、五つの領域、授業と評価の考え方。
- 文部科学省「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について(通知)」令和6年8月29日:長期欠席・不登校の学習成果を成績評価に反映する際の要件と留意事項。
公式情報確認日:2026年11月1日。本記事の1日・3日・1週間以上の確認手順、14日間の復帰モデル、独自24問と解答は慶英会が作成した学習支援の提案です。学校の公式な欠席対応・追試制度・提出期限・成績評価を示すものではありません。実際の取扱いは在籍校の最新の案内を優先してください。

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