結論:洗足学園中学校では、一般入試で入学した生徒でも、学校の審査を通過すれば帰国生向け英語授業を受けられると公式Q&Aに明記されています。希望者にはネイティブ教員による試験・エッセイ・面接などの審査があり、授業についていけると認められることが条件です。ただし、英検2級の取得だけで帰国生英語クラスへ自動的に移れるわけではありません。英検2級は一般生もTOEFL講座を受けられる条件として別途案内されています。
帰国生向け英語の授業はレギュラー・アドバンストの2グレードで、学校は年1回の学年末入れ替えを説明しています。一方、一般生は学校公式によれば中1から高2までNEW TREASURE Stage 1〜5を使用し、4技能を養成します。本記事では学校の英語教育Q&Aと授業案内を根拠に「審査で必要なこと・公表されていない条件・TOEFL講座との違い」を整理し、中1・中2に向けた独自読解・英作文・面接練習と2週間の家庭学習計画を紹介します。学校の審査問題や合格点を推測しません。
一般入試で入学しても帰国生英語クラスに入れる?
学校公式の英語教育Q&Aは、一般入試で合格した生徒が帰国生英語の授業を希望する場合、ネイティブ教員が試験・エッセイ・面接などで審査し、授業についていけると判断された生徒に受講を認めると説明しています。一般入試合格者であることのみを理由に受講できないわけではありませんが、希望するだけで自動的に受講できるわけでもありません。
審査の具体的な配点・合格基準は?
公開Q&Aには試験、エッセイ、面接等という審査方法が示されていますが、各項目の配点、合格最低点、実施日、出題テーマ、英検資格による免除条件までは確認できません。英語での意見表現や読解の準備は有益ですが、学校が公表していない出題内容を『実際に出る問題』と断定することは避けましょう。
英語以外の授業は一般生と一緒
学校公式Q&Aによると、一般生と帰国生で分かれて受ける授業は英語のみです。他の授業や部活動は一緒に活動します。帰国生向け英語の授業を受けることは、他の教科まで英語で学ぶインターナショナルスクール型の教育課程へ切り替わることを意味しません。
一般生から帰国生英語授業へ|学校公表情報と非公表情報を分ける
洗足学園の公式Q&A「英語教育」は、一般入試による入学者の希望について、ネイティブ教員による試験・エッセイ・面接等を通じて授業への適応を審査すると説明しています。受験資格や判定に英検何級が必要か、試験は何分か、合格最低点・面接質問・申込期間などは当該Q&Aでは明らかにされていません。家庭での準備を学校の正式な選考基準と混同しないことが重要です。
| 制度・授業 | 学校が確認していること | 別途確認すべきこと |
|---|---|---|
| 一般生の英語 | NEW TREASURE Stage1〜5を中1〜高2で採用。4技能をバランスよく育成 | 本人の学年・クラスの指定教材・定期テスト範囲 |
| 一般生から帰国生英語授業への受講 | 希望者に試験・エッセイ・面接等を行い、授業に対応できると認められた場合に可能 | 審査実施時期、具体的な基準、受講開始時期 |
| 帰国生英語のレギュラー/アドバンスト | 読書材の難度・語彙量・進度が異なる。年1回学年末にグレード入れ替え | 年度別の判定観点、指定作品、課題の具体的な内容 |
| 一般生向けTOEFL講座参加 | 英検2級を取得していれば一般生も受講可能 | 当該年度の募集日程・参加手続き |
ここで特に注意したいのは、TOEFL講座の参加条件と帰国生クラスの受講審査は異なる制度という点です。英検2級を取得しただけで帰国生英語の上位グレードへ移れるという意味ではありません。学校英語に遅れがある場合は、難度の高いクラスを目指すより先に指定教材の理解を確認しましょう。
また学校は帰国生と一般生が分かれる授業を英語のみとし、他教科や部活動は一緒に学ぶと説明しています。帰国生の英語授業を受けることで他教科まで英語で授業を受ける仕組みではありません。
帰国生英語のレギュラー・アドバンストの違い
帰国生英語の授業は2グレードに分かれています。公式Q&Aではアドバンストはレギュラーより扱う小説や文章の難度、語彙量が高く、進度も比較的速いとされています。帰国生入試のA方式・B方式という区分が、そのまま入学後のグレードを決めるわけではありません。
グレードは年1回、学年末に入れ替え
学校公式Q&Aでは入学後に英語のグレード分けを行い、年に1度、学年末に入れ替えると説明しています。現在のグレードが将来ずっと固定されるということではありません。ただし、一般生が途中から帰国生授業へ移るための申込時期や、グレード決定の詳細は学校へ確認してください。
TOEFLの点数だけでグレードを決めつけない
学校は、TOEFL ITPのスコアでは下位グレードの生徒の方が高い得点になることもあると説明しています。試験の一つの数値だけでレギュラーとアドバンストの英語力すべてを比較することは適切ではありません。読解、文章表現、発話など複数の能力を確認する必要があります。
一般生の英語授業との違い
一般生の英語では、中1から高2までNEW TREASURE Stage 1〜5を使うと学校が公表しています。一般生は初歩から学び、聞く・話す学習を重視しながら、読む・書く力も伸ばしていく方針です。一方、帰国生の英語は基本的に高校1年までネイティブ教員が担当する、アメリカ型の授業と説明されています。
一般生の学習が簡単だという意味ではありません。学校は一般生の定期考査でもリスニング・ライティングを出題し、授業内でスピーキングを評価する場合が多いと説明しています。どのクラスでも読む・書く・聞く・話す力が必要です。
中学1年生|審査を考える前に整理したい4技能
読解は語彙量だけでなく内容の理解を確認
英語の文章を読んだ後に、登場人物の行動や筆者の主張を自分の言葉で説明できるか確認しましょう。難しい単語がわからないときも前後の文脈を使って意味を推測し、最後に辞書で確かめる練習が役立ちます。一般的な家庭学習の提案であり、審査の正式な課題ではありません。
エッセイは主張・理由・具体例から
身近なテーマについて、自分の意見を短く書き、理由と具体例を続けてみましょう。最初は正確な短文を重視し、慣れたら文と文のつながりや語彙の幅を見直します。提出前には本人の表現になっているか、主語・動詞・時制が整っているかを確認します。
面接は暗唱だけでなく応答を練習
自己紹介や趣味の説明を暗記するだけでは、質問が変わったときに答えづらい場合があります。家族や指導者と短い質疑応答を行い、聞き取れなかった場合の聞き返し方も練習しましょう。発音の地域差そのものに過度にこだわるより、相手に意味が伝わることを重視します。
聞く力は意味を伴う音読で育てる
学校で扱う英文や本人のレベルに合う音声教材を、意味を理解しながら聞きます。音読やシャドーイングを行った後は、内容を英語または日本語で短く説明できるか確認すると、単なる音まねにならず理解を確かめられます。
慶英会独自の学習診断|中1・中2の文法・読解・英作文
以下は学校が公開した審査問題ではなく、慶英会が教育的練習として作成した完全オリジナル問題です。「公式審査の過去問」「帰国英語の予想問題」「入級合格ライン」を示すものではありません。学校の定期考査とNEW TREASUREの既習範囲を優先したうえで、発展学習のための自己確認に使ってください。
まず基本英文の正確さを確認する6問
- My brother (study / studies) English on weekends. 正しい語を選ぶ。
- She doesn’t (speaks / speak) English at home. 正しい語を選ぶ。
- They are talking about the story now. 疑問文にする。
- 「私は昨日、その本を読みました」を英語にする。
- I enjoy (to learn / learning) new words. 正しい形を選ぶ。
- 「私は英語の物語を読むのが好きです。登場人物が興味深いからです」を英語2文で表す。
解答・理由:①studies(三単現)②speak(doesn’t+動詞の原形)③Are they talking about the story now?(be動詞を文頭へ)④I read the book yesterday.(readは綴りが現在形と同じでも過去の意味で発音が変わる)⑤learning(enjoy+動名詞)⑥例:I like reading English stories. The characters are interesting.(意味が伝わる自然な別解も可)。中1時点で未習の時制・表現は、学校で学んでから解きましょう。
初見読解|帰国生英語に通じる「理由・根拠」を探す練習
慶英会オリジナル英文:When Yui joined a new reading club, she felt nervous because other members spoke English confidently. At first, she prepared a long answer to every possible question. However, she became confused when her classmates asked something unexpected. Her teacher advised her to concentrate on understanding the story and giving short answers supported by details from the text. Yui started marking important lines and writing down one question after every chapter. A month later, she could explain why a character had made a difficult decision and ask other students what they thought. She discovered that taking part in a discussion did not require perfect English, but it did require careful reading and a willingness to listen.
- Why was Yui nervous at the beginning?
- What problem did she have when unexpected questions were asked?
- What two things did her teacher advise her to focus on?
- How did Yui change the way she read stories?
- What did she learn about joining discussions?
解答例:①Because other members spoke English confidently. ②She became confused because she had prepared long fixed answers. ③Understanding the story and supporting short answers with textual details. ④She marked important lines and wrote a question after every chapter. ⑤Perfect English is not always necessary, but careful reading and listening are important. 読み方:③は先生が勧めた2点を本文に沿って答え、⑤は物語全体の学びを要約します。本文にない級・点数を付け加えてはいけません。
発展エッセイ|学校の審査内容ではない独自課題
課題:Is it better for students to read the same book as their classmates or to choose their own books? State your opinion, give two reasons, and include a specific example. モデル回答:I think students should sometimes choose their own books. First, they can read about topics that interest them, which makes reading more enjoyable. Second, students can discover new ideas and share them with friends. For example, I once chose a book about space and explained what I learned to my classmates. However, reading a common book can also help everyone discuss the same characters and events. Schools should give students opportunities to do both.
自己添削の4観点:①問われた賛否を冒頭で示したか、②理由を二つ区別できたか、③自分の具体的な経験や例を入れたか、④英文の時制・語順・句読点は適切か。これは慶英会独自のチェック項目であり、洗足学園の正式な審査基準ではありません。添削で指摘された内容を、別のテーマでも自分の力で改善できるかが重要です。
中学2年生|学習負荷を増やしすぎない進め方
帰国生英語のアドバンスト授業では文章の難度・語彙量・進度が上がります。中2でクラスの変更や発展的な英語学習を考える場合、日常の学校課題と両立できるかが大切です。週単位の学習計画を立て、現在の定期考査での語彙・文法の失点と、発展的な英文読解や作文での課題を分けましょう。
特に一般生として学習している生徒様はNEW TREASUREの指定範囲を疎かにしないことが重要です。学校の授業内容を確実に理解しながら、余力に応じて多読・要約・意見文などを追加すると継続しやすくなります。
TOEFL講座は一般生でも受けられる?
学校公式Q&Aでは、一般生も英検2級を取得していればTOEFL講座を受講できると説明しています。TOEFL講座は毎年5月募集、週1回60分の放課後講座で、前期と後期にそれぞれ15回程度を実施する案内です。帰国生には別途受講の条件が示されています。最新の募集・参加条件は学校の正式な案内を確認してください。
TOEFL講座と帰国生英語クラスは別制度
英検2級取得者がTOEFL講座を受講できることと、帰国生英語クラスへ入れることは別の話です。帰国生英語授業を希望する一般生には、前述の試験・エッセイ・面接等の審査があります。資格取得のみで授業区分が変わると誤解しないようにしましょう。
審査と入試は別物|「エッセイが必要」の読み違いに注意
公式英語教育Q&Aが一般生の帰国生英語授業への審査として挙げているのは「試験・エッセイ・面接等」です。一方、帰国生入試Q&Aでは、帰国生入試のA・B方式の筆記試験は全問選択式で、入試にエッセイを課さないと案内しています。在校生・入学後の受講を判断する審査と中学校へ入学するための帰国生入試は異なる制度なので、矛盾ではありません。学校の審査方式が将来も同じと保証するものではなく、学年の教員への確認が必要です。
中1・中2の学習環境を選ぶ際の3つの判断
- 学校教材・定期考査の基礎に不安がある:まずNEW TREASUREなど本人の学校指定教材の単語・文法・読解を復習する。一般生だから必ず帰国生レベルの教材が必要ということではありません。
- 定期考査は安定し、話す力や英文読書をさらに伸ばしたい:学校の授業案内や講座を確認し、Early Birds(中1)やSpeech Communication(中2〜高2)などを含む学習機会が適切か検討する。各年度の開講状況・受講条件は学校へ確認する。
- 一般生から帰国生英語授業を希望する:学校が案内する試験・エッセイ・面接等の審査について、対象・手続き・時期を確認する。英検2級やTOEFLの数値だけで合格を判断しない。
学校公式「授業と学習|英語」には、中1のEarly Birds、中2〜高2のSpeech Communication、TOEFL・SAT・Drama Courseなどの講座が紹介されています。これらは帰国生英語クラスそのものではありません。より詳しい学校講座の使い方はEarly Birds・Drama Course対策の記事も参考になります。
TOEFL講座の募集と英検2級の関係
公式英語教育Q&Aでは、TOEFL講座は例年5月募集・週1回60分・前後期各15回程度とし、一般生も英検2級取得で受講可能と案内しています。また帰国生でTOEFL ITPスコア550点未満の場合の必修受講にも言及しています。TOEFL ITPの点数を帰国英語のグレード変更基準と決めつけたり、TOEFL講座を一般生全員の必修科目と誤認したりしないことが重要です。受講できる学年・人数・申込期日は最新の学校案内を優先します。
定期考査と発展学習を両立する2週間の計画
14〜8日前:学校の指定範囲を優先
現在所属する英語授業の試験範囲表に従い、教科書、洋書、配布プリント、文法教材などを確認します。一般生と帰国生では高校1年までは授業範囲に応じた別の英語考査が行われるため、友人の教材だけで試験内容を判断しないことが重要です。
7〜4日前:誤答に合わせた学習
語彙のつづり、文法の語順、読解の根拠、エッセイの文章構成、リスニングの聞き取りなど、失点の原因を分類して復習します。正解を写すだけで終えず、翌日に何も見ず解けるか確認しましょう。
直前:発展学習より学校課題の定着
高度な英文を新たに読み始めるより、学校の指定範囲を解き直し、提出物の完了状況を確認します。学習時間を増やしすぎて他教科の準備や睡眠に影響しないよう調整してください。
保護者が最初にそろえたい資料|「英語力が高い」と「授業に適応できる」は別
希望する授業と現在の力が合っているか検討するには、①現在のコース・指定教材、②直近の英語テストの答案と英作文の添削コメント、③初見長文を読んで要点を説明できたか、④英語で意見と理由を話したときの様子を確認します。英検の級が高くても長文の論旨や読書課題の根拠を説明できない場合、必要なのは単語の先取りではなく読解・論証の練習かもしれません。反対に学校の一般英語の復習がまだ必要な場合は、まず現在の授業を安定させます。
本人の答案を一緒に見て、英文法の誤り、読解の根拠の取り違え、英作文の内容構成、聞き取れなかった質問を各1〜2問選びましょう。7日後に同じ形式の別問題で改善を確かめます。学校の先生へ受講希望を相談する際には、「審査は何月か」「対象学年と手続きは何か」「現在の英語4技能について何を準備すべきか」を質問すると具体的です。学校の正式な条件の代わりに外部の想定点数を用いることは避けてください。
学校のNEW TREASURE対策全般は洗足学園中学校の英語・定期テスト対策、英語の定期考査の直し方は洗足学園中学校の英語定期テスト後に何をする?も参考になります。本記事は一般生から帰国生英語授業への受講審査とTOEFL講座の制度差を主題とし、学校の通常の試験対策記事とは役割を分けています。
保護者様からよくある質問
一般入試で入学しても帰国生の英語授業を受けられますか?
学校公式Q&Aによれば、ネイティブ教員による試験・エッセイ・面接等の審査に合格し、授業についていけると認められた場合に可能です。
帰国生英語のアドバンストクラスは入試A方式合格者だけですか?
いいえ。学校は入試方式に関係なく入学後にグレード分けを行うと説明しています。B方式で入学した生徒が上位のグレードに入る可能性もあります。
グレードは毎年変わりますか?
学校公式Q&Aでは年に一度、学年末に入れ替えを行うと説明しています。具体的な判定基準は学校の案内をご確認ください。
一般生がTOEFL講座を受けるには英検何級が必要ですか?
公式Q&Aでは英検2級取得者が受講できると説明されています。その他の募集手続きや最新条件は学校に確認してください。
NEW TREASUREは帰国生英語でも使いますか?
学校が中1~高2でNEW TREASUREを採用していることは公表していますが、帰国生の英語授業は別のカリキュラムで行われます。帰国生クラスの各学年で使用する教材を、一般生と同じと決めつけることはできません。実際の配布教材を確認してください。
洗足学園の英語学習を個別に支えたい保護者様へ
一般生向けのNEW TREASURE学習と帰国生向けの発展的な英語授業では、求められる準備が異なります。生徒様の現在のクラスと実際の教材、定期考査の答案、英語4技能の状態を確認したうえで、学習計画を立てることが重要です。
慶英会では中高一貫校の中学生を対象に、学校の教材・授業進度に合わせたオンライン個別指導と、英検対策、毎日のLINE学習サポートを行っています。最大1か月完全無料体験の詳細は慶英会公式サイトから確認できます。現在の授業区分、使用教材、学校の成績や英作文、検討している講座をお知らせいただければ、学校の進度を優先しながら弱点と発展学習の優先順位を整理します。慶英会は洗足学園中学校の公式提携機関ではありません。
慶英会公式サイト:https://keio-edu.com/
公式参考情報
- 洗足学園中学校・高等学校「よくあるご質問:英語教育」https://www.senzoku-gakuen.ed.jp/admission/qa_english.html
- 洗足学園中学校・高等学校「よくあるご質問:帰国生(学園生活)」https://www.senzoku-gakuen.ed.jp/admission/qa_returneelife.html
- 洗足学園中学校・高等学校「よくあるご質問:帰国生(入試関係)」https://www.senzoku-gakuen.ed.jp/admission/qa_returneeexam.html
洗足学園中学校・高等学校「授業と学習|英語」(講座・4技能指導)
情報確認日:2026年10月11日。制度の記述は洗足学園の学校公式Q&Aと英語科案内に基づきます。オリジナルの演習・エッセイ・練習計画は慶英会による家庭学習の提案であり、実際の入級審査問題・配点・合格基準を示すものではありません。年度別の講座・審査条件は学校の最新案内を優先してください。