洗足学園中学校の英語・定期テスト対策|NEW TREASURE・洋書多読と帰国生授業|慶應卒・英検1級塾長が解説

27〜40分

監修:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)

洗足学園中学校の英語で成績が伸び悩む場合、NEW TREASURE(ニュートレジャー)の単語や文法だけを暗記しても、十分な対策とは限りません。学校公式サイトによると、洗足学園は中1から高校2年までNEW TREASUREを使用し、授業で洋書の多読、リスニング、英作文、英語での発表も取り入れています。さらに、単語テストやレッスンテスト、必要に応じた再テスト・補習が設けられています。つまり、教科書の理解と、実際に聞き・読み・話し・書く能力を両立させる必要があります。本記事では学校公式情報を根拠に、一般生・帰国生の違いと中1〜中3の家庭学習、定期考査前の対策を具体的に整理します。

洗足学園の英語教育:公式情報で確認できる5つの特徴

1.中1から高2までNEW TREASUREを使用する

学校の「授業と学習|英語」および「よくあるご質問」には、中学1年から高校2年までZ会のNEW TREASURE(Stage 1〜5)を使用する旨が記載されています。ただし、どの学年の何学期にどのStage・Lessonを学習するかまで、この情報だけで一律に決めることはできません。定期考査前は必ずその学年の授業進度、学校指定教材、配布プリント、試験範囲表を優先してください。

NEW TREASUREは語彙や文章が手応えのある教材です。本文を何度も読む学習に加えて、文の構造を把握し、既習表現を使った短い英作文ができるかを確認します。大量の本文丸暗記だけでなく、「なぜこの語順になるのか」を説明できることが重要です。

2.中1から洋書を取り入れ、読んだ内容を英語で表現する

学校公式案内ではOxford Bookworms Libraryなどの洋書を中学1年から段階的に導入すると説明しています。物語を読むだけで終わらず、内容について英語で質疑応答し、自分の考えをまとめて発表する活動につなげています。単語帳だけで対応するのではなく、読んだ本の要点・登場人物・自分の感想を短い英語でまとめる学習が有効です。

3.少人数のコミュニケーション授業もある

学校は中1〜中3のコミュニケーション授業を1クラス2分割で行い、ELL教員の授業についても高1まで1クラス2分割の指導をすると案内しています。一般生は基礎から学習を始め、読む・書くと聞く・話す活動を結びつけます。家庭では『長文は読めるが自分の意見を英語で表せない』という状態も早期に把握しましょう。

4.単語テスト・レッスンテストと再テストがある

英語科の案内は教科書のレッスンごとに単語テストやレッスンテストを実施するとしています。また学校のQ&Aでは、章ごとの中テストで基準点に達するまで再テストを行う仕組みや、状況によって長期休業中に補習を実施することが説明されています。基準点や再テストの具体的な運用は学年・時期で異なる可能性があるため、本人への指示を確認してください。

5.一般生と帰国生では英語授業・考査の範囲が異なる

学校のQ&Aでは、帰国生と一般生が別になる授業は英語であり、高1まではそれぞれの授業範囲に応じて英語の考査を受けると説明しています。さらに学校公式「帰国生入試Q&A」では、一般生はZ会のNEW TREASUREで基礎から学習する一方、英語を使って生活していた帰国生は洋書や海外で使用される文法書を用いると明記されています。したがって「洗足学園生は全員NEW TREASUREを使う」とは限りません。一般生の英語考査でもリーディングに加えリスニング・ライティングを実施し、スピーキングは授業内で評価される場合が多いと説明されています。他クラスの教材やテスト範囲をそのまま流用せず、本人に配布された最新資料を確認してください。

中1の勉強法:NEW TREASUREの音読を『自力で書ける』に変える

英語学習を初めて本格化させる中1では、教科書の英文を見て意味が分かることと、文を自力で作れることの間に差が生じやすくなります。特にbe動詞と一般動詞、三人称単数、疑問文、否定文、冠詞、代名詞などは、その学年で既習の単元について確実に理解しましょう。学校での学習順序を断定するものではありません。

練習例:『彼女は毎日英語を勉強します』→She studies English every day. と書いたら、『彼女は毎日英語を勉強しません』→She doesn’t study English every day. に書き換えます。さらに『彼女は毎日英語を勉強しますか』→Does she study English every day? とします。doesの後で動詞が原形になる理由まで説明できると、選択問題以外の出題にも対応しやすくなります。これらの例文は独自作成であり、教科書本文ではありません。

音読は学校指定のやり方を優先し、①音声を聞く②句の切れ目を意識して読む③意味を確認する④原文を隠して再筆記する、という順番を基本にします。音読した回数だけでなく、学習翌日に日本語から英文を再現できるかを確認してください。

中2の勉強法:長い英文と文法の複雑化に対応する

中2では語彙と文法事項が積み重なり、英文を見たときに主語・動詞を見失うことがあります。長文を一語ずつ和訳する前に、主節の主語と動詞を見つけ、関係詞や接続詞で付いた説明部分を囲む練習を行います。単元の履修時期は学校の進度表を確認し、未習事項は無理に先取りしません。

練習例:The girl who is reading by the window is my sister. の中心は The girl is my sister. です。who is reading by the window がgirlを説明します。文構造がわかれば、『窓のそばで読書している少女は妹です』という意味を正確に取りやすくなります。続いてThe boy who plays the piano is my friend. のように、自分でも同じ型を使って文を作ります。

単語テストやレッスンテストで失点が多い場合は、英文全体を何度も読み直す前に原因を分けてください。意味を忘れた語、綴りを間違えた語、品詞・語形を誤った語、設問の条件を読めなかった問題を別々に管理します。毎日の復習で最初に『前回できなかった5問』から取り組むと、弱点が残ったまま新単元へ進むことを防ぎやすくなります。

中3の勉強法:高校範囲の文法と多読・表現活動を両立する

学校の英語科は、中3までに高校課程までの文法事項の基礎をほぼ固める方針を示しています。高校文法の応用問題に取り組む前に、時制・助動詞・不定詞・動名詞・比較・受動態・現在完了・関係詞など、本人がすでに習った項目を使って英文が作れるか点検します。『理解したつもり』を減らすには、正しい英文だけでなく自分の誤文も保存し、なぜ間違えたか説明することが有効です。

たとえば、I have been interested in science since I was a child. の現在完了とsince節の関係を確かめ、同じ形でI have liked music since I was young. と自分の例文を作ります。文法の選択肢を選べるだけでなく、文章を書いて発表できる状態を目標にしてください。

Oxford Bookworms等の多読を成績に結びつける方法

洋書の多読では一語ごとの辞書検索で読書が止まる生徒と、読み進められるが内容説明ができない生徒で対策が異なります。前者は本文の大筋をつかむ読書を先に進め、理解を妨げる重要語だけを調べます。後者は『Who?(誰が)』『What happened?(何が起きた)』『Why?(なぜ)』の三問を読書後に英語で答えます。

例:The main character helped her friend because she wanted to do the right thing. のように、登場人物の行動と理由を一文でまとめます。感想ではI was surprised by the ending because… という形で、短くても理由を伴う表現にします。これは読書指導の例であり、洗足学園が全生徒に指定する提出形式ではありません。

定期考査で点数が伸びないときの『5項目別』失点診断

読む:本文の意味を説明できるか

長文の誤答が多い場合、選択肢の読み違いなのか、語彙不足なのか、文構造の理解不足なのかを分けます。問題の正解番号を覚えるより、根拠となる英文の箇所を指し示せるようにすることが先決です。

聞く:音は分かるが意味が追えないのか

リスニングでつまずく場合、スクリプトを見て理解できるか、文字を見ずに聞くと理解できないかを比較します。前者もできないなら語彙・文法、後者だけできないなら音と意味の結び付きが課題となる可能性があります。短い音声を聞いて復唱し、重要語をメモし、最後に内容を一文で説明します。

書く:意味は分かるが綴りや語順が不正確か

ライティングで失点する場合、文の主語と動詞が明確か、時制が一致しているか、冠詞や単複が適切か、スペリングが正しいかを順番に点検します。自由英作文は『意見→理由→具体例』の枠を使い、まず短い文で完成させ、正確さを高めてから文を増やします。

話す:質問に直接答えられるか

スピーキングでは長い文章を暗唱するだけでなく、質問の疑問詞に対応した短い回答を先に作ります。たとえばWhy do you enjoy reading? に対してBecause it is interesting. と言えるだけでなく、I enjoy reading because I can learn new ideas. と一文で答える練習を行います。

やり取り・発表:自分の考えを整理できるか

会話と発表は評価される能力が少し違います。発表では主張と理由の順番を整え、会話では相手の発言を聞いて具体的に返答します。録音や短い模擬対話を使い、『何を言いたかったか』『相手に伝わる語順だったか』を振り返ります。

定期テスト3週間前からの実行計画

3週間前:学校資料を集め、範囲と優先順位を確定する

学校の試験範囲表が出たら、NEW TREASUREの該当範囲、配布プリント、ノート、文法問題集、洋書課題、リスニングや発表の評価対象を整理します。一般生と帰国生の考査範囲が異なるため、他クラスの情報で代用しないでください。範囲表が未配布の場合は既習単元の復習を中心に進めます。

2週間前:単語・文法・本文を『日本語から英語』まで進める

英語を見て和訳できるだけでなく、日本語から正しい英文を作れるかを確認します。覚え直しが必要な語をA(意味が不明)・B(綴りが不明)・C(使い方が不明)の三種類に分け、課題別に短い再テストを行います。教科書本文を大量に転載したオリジナル教材を作るのではなく、重要な文法構造を用いた新しい例文で理解を確かめます。

1週間前:再テスト対象だけを重点的に修正する

新しい参考書に着手する前に、レッスンテストや前回考査の誤答を解き直します。『採点直後は正解したが翌日には忘れている』場合は、翌日・3日後・試験前日の再確認を行います。学校が実施する再テストの基準と家庭での再テスト基準は別物として扱います。

保護者が確認したい4つのチェックポイント

  • 単語テスト・レッスンテストの結果が改善しているか
  • NEW TREASUREで学んだ例文を本人が意味と構造を説明して書けるか
  • 洋書の内容について、簡単な英語であらすじと感想を述べられるか
  • 授業の発表・リスニング課題や学校指定の再テスト・補習への対応ができているか

英語が苦手になったとき、いきなり勉強時間を倍増させるより、何に失点しているかを答案と課題から明らかにしましょう。正解に至る過程を本人が説明できるようになったかを週単位で追跡すると、学習時間だけを増やした場合より改善策を選びやすくなります。これは一般的な学習設計の提案であり、学校が推奨する家庭での評価制度ではありません。

よくある質問

洗足学園ではNEW TREASUREのStage1〜5を何年生で学びますか?

学校公式サイトは中1から高2までStage1〜5を使用することを明記していますが、Stageごとの具体的な学年・考査範囲を一律に確定する情報は確認できません。学年のシラバスと配布物を優先してください。

英語が未経験でも入学後についていけますか?

学校公式Q&Aでは一般生クラスは基本から始め、予習・授業・復習と教員への質問を行えば授業についていけると説明されています。ただし、実際の理解状況には個人差があります。小テスト・レッスンテストの正答状況を見て必要な補強を行いましょう。

一般生と帰国生は同じ英語定期考査を受けますか?

学校公式Q&Aによると、高1までは各授業範囲に応じた別の考査です。他人のテスト範囲情報を無条件に当てはめず、担任・教科担当からの最新情報を確認してください。

学校の再テストや補習があるなら個別指導は不要ですか?

学校の再テスト・補習を第一に活用するのが合理的です。そのうえで、複数単元の知識が抜けている、解説を理解しても翌週に再現できない、家庭で課題管理ができない場合には、補助的な個別指導によって弱点を整理する選択肢があります。

学校の英語と英検対策はどう両立すればよいですか?

学校英語と英検には語彙・文法・4技能で重なる部分がありますが、英検固有の問題形式には別の準備も必要です。定期考査直前には学校課題の比率を高め、考査後に英検ライティング・長文・リスニングの対策を増やすと無理が生じにくくなります。

まとめ:洗足学園の英語は『教科書理解×4技能×学校の確認テスト』で対策する

洗足学園中学校の英語では、NEW TREASUREを軸に洋書、発表、少人数コミュニケーション授業、単語・レッスンテストが組み合わされています。文法を覚えるだけでなく、教科書で習った英文を自力で書き、読書内容を説明し、相手の問いに答えられることが重要です。一般生と帰国生の授業・考査の違いも踏まえ、実際の配布教材と答案から個別の課題を特定しましょう。

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洗足学園の英語でつまずいたときの復習優先順位

洗足学園のNEW TREASURE(ニュートレジャー)は、中1から高校2年にかけて使用されますが、定期テストの範囲や配点は学校からの最新案内が基準です。まず、①単語の日本語→英語、②文法の書き換え、③本文の構文と和訳、④リスニングと英語での説明、の順に苦手を確認しましょう。NEW TREASURE定期テスト対策の7つの手順とテスト答案の失点分析も活用できます。学校の補習を利用したうえで個別に原因を整理したい方は慶英会の最大1か月無料体験をご検討ください。

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