日本大学の付属高校を検討するとき、「日大付属に入ればそのまま日本大学へ進めるのか」「基礎学力到達度テストで何が決まるのか」は非常に重要です。
結論から言うと、日大付属高校から日本大学への内部進学は、単純な「評定だけの推薦」ではありません。全国26校の日本大学付属高等学校等で共通して実施される「基礎学力到達度テスト」が大きな役割を持ち、主に「基礎学力選抜」「付属特別選抜」「国公私立併願方式」という複数の推薦ルートがあります。
さらに2027年度の付属推薦制度では、「国公私立併願方式」が確認され、対象となる日本大学の学部では、日大への推薦資格を持ちながら国公立大学だけでなく私立大学にも挑戦できる仕組みが導入されています。
この記事では2026年10月時点の日本大学・付属校公式情報をもとに、基礎学力到達度テストの仕組み、推薦方式の違い、希望学部の決まり方、医学部など難関学部、他大学受験との両立まで整理します。
日本大学の付属高校から日本大学へ進む方法は、基礎学力選抜・付属特別選抜・国公私立併願方式など複数あります。日本大学は2026年時点で全国26校の付属高校を持ち、基礎学力到達度テストは学部・学科の推薦選抜で重要な位置付けです。日大豊山高校の公式資料によると、基礎学力選抜は高校1年4月のテストを除く3回の結果等を利用し、付属特別選抜は高校3年間の校内成績などにより選抜します。国公私立併願方式は推薦権保持で他大学を受験できる方式ですが、実施学部・人数枠・学力要件は限定されます。日本大学法学部の2027年度要項にも3方式が示され、松戸歯学部の国公私立併願方式では基礎学力到達度テスト理系の標準化点順位が上位6割以内などの条件があります。日大豊山の進路指導/日本大学法学部2027年度/日本大学松戸歯学部2027年度を参照してください。

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。日本大学と付属高校の公式制度と、定期テスト・英検の学習戦略を分けて説明します。塾長プロフィール
結論|日大付属の内部進学は「学校成績+共通テスト+推薦方式」で決まる
日本大学の付属高校から日本大学へ進む方法は、一つではありません。
代表的なのは次の3方式です。
1.基礎学力選抜
全国の日大付属校生が受験する「基礎学力到達度テスト」の成績を中心に選抜する方式です。
日本大学の希望学部・学科へ進むうえで、最も重要な内部推薦ルートの一つです。
2.付属特別選抜
高校3年間の校内成績などをもとに、各学部が示す条件を満たした生徒を推薦する方式です。
すべての学部・学科で同じように実施されるわけではありません。
3.国公私立併願方式
日本大学の推薦資格を持ちながら、条件を満たせば他大学も併願できる方式です。
2027年度の公式入試情報で「国公私立併願方式」の実施が確認され、従来より進路の自由度が広がりました。
ただし、利用できる日本大学の学部・学科は限定され、出願条件も学部によって異なります。
つまり日大付属高校では、
「付属校に入れば無条件で日大へ進める」
のではなく、
高校での学習を続けながら、自分に合った推薦方式で日本大学進学を目指す
という仕組みになっています。
日本大学には全国26校の付属高等学校等がある
日本大学は全国に26校の付属高等学校等を持つ、日本最大規模の大学附属ネットワークの一つです。
首都圏だけでも、
- 日本大学高等学校
- 日本大学櫻丘高等学校
- 日本大学鶴ヶ丘高等学校
- 日本大学藤沢高等学校
- 日本大学豊山高等学校
- 日本大学豊山女子高等学校
- 日本大学習志野高等学校
- 日本大学第一高等学校
- 日本大学第二高等学校
- 日本大学第三高等学校
など、多数の日大系列校があります。
さらに、
- 静岡
- 山梨
- 山形
- 福島
- その他の地域
にも付属高等学校等があります。
学校法人日本大学が直接設置する学校だけでなく、準付属・特別付属などを含めて「日本大学付属高等学校等」と呼ばれています。
重要なのは、これらの学校が共通して「基礎学力到達度テスト」という仕組みを持っていることです。
基礎学力到達度テストとは?
基礎学力到達度テストは、日本大学の付属高校生を対象として実施される共通の学力テストです。
単なる校内試験ではありません。
全国の日大付属高等学校等の生徒が同じ仕組みの中で受験するため、
全国の付属校生の中で自分がどの位置にいるのか
を確認できます。
そして、その結果が日本大学への内部推薦、特に基礎学力選抜で重要になります。
基礎学力到達度テストは高校3年間で複数回ある
現在の学校公式情報では、基礎学力到達度テストは、
- 高1・4月
- 高2・4月
- 高3・4月
- 高3・9月
に実施されます。
高校3年間で合計4回です。
ただし、内部推薦の基礎学力選抜で主に利用されるのは、高1・4月を除いた、
- 高2・4月
- 高3・4月
- 高3・9月
の3回の成績です。
日本大学豊山高等学校や日本大学高等学校などの公式情報でも、この3回の結果が付属推薦で重要になることが案内されています。
つまり、
高3の9月だけ頑張ればよい試験ではありません。
高2の春から内部推薦競争が実質的に始まっていると考えた方がよいでしょう。
高1・4月のテストにも意味はある
基礎学力選抜で直接利用される主要な3回から高1・4月が外れる場合でも、「高1は勉強しなくてよい」という意味ではありません。
高1・4月の基礎学力到達度テストでは、中学校までの学習内容を含む基礎力が確認されます。
付属校へ高校から入学した生徒にとっては、全国の日大付属校生の中で現在どの位置にいるかを把握する最初の機会になります。
さらに、高1で英語・数学・国語の基礎が崩れれば、高2以降の基礎学力到達度テストへそのまま影響します。
基礎学力選抜とは?
基礎学力選抜は、基礎学力到達度テストの成績を利用して日本大学の各学部・学科へ推薦される方式です。
日大付属校の内部進学制度を理解するうえで、最も重要な方式の一つです。
希望学部ごとに競争があるため、
「一定点を取れば全員合格」
という単純な試験ではありません。
全国26校の付属高校等の生徒が、日本大学の各学部・学科を希望します。
そのため、人気学部を希望する場合には高い成績が必要になる可能性があります。
「何点取れば日大に行ける?」に一律の答えはない
基礎学力到達度テストについて非常に多い疑問が、
「何点取れば内部進学できますか?」
というものです。
しかし、一律に「○点で合格」とは言えません。
理由は、
- 志望学部
- 志望学科
- 年度
- 希望者数
- 基礎学力到達度テストの全国順位
- 学部ごとの出願条件
が異なるためです。
医学部と文理学部、理工学部、経済学部では求められる状況が同じとは限りません。
したがって、
「最低何点なら日大へ行けるか」
ではなく、
希望学部に必要な全国順位を確保する
という発想が重要になります。
標準化点・全国順位が重要
日本大学の各学部が公開している付属推薦の出願資格を見ると、「標準化点の順位」が条件として使われるケースがあります。
たとえば2027年度の日本大学松戸歯学部では、基礎学力選抜について、
基礎学力到達度テスト(理系)の標準化点順位が全体の上位8割以内
であることが出願資格の一つとされています。
国公私立併願方式では、同学部について、
全体の上位6割以内
という条件が示されています。
つまり付属推薦では、単純な素点だけでなく全国の付属生の中での位置が重要になります。
なお、基準は学部・学科ごとに異なります。
松戸歯学部の条件を他学部にもそのまま当てはめてはいけません。
希望学部は全国の日大付属生との競争になる
日大付属校の内部推薦で特徴的なのがこの点です。
一般的な大学附属校では、一つの高校の校内順位によって学部推薦を決める学校も多くあります。
一方、日本大学の基礎学力選抜では、全国の日大付属高等学校等で実施する共通テストを利用します。
そのため、
「自分の高校内では上位だから大丈夫」
とは限りません。
全国26校の中でどの程度の学力位置にいるのかが重要です。
逆に、自分の学校自体の進学実績だけでは判断できないのも特徴です。
日大には16学部があり、内部進学の選択肢が非常に広い
日本大学の大きな強みは、学問分野の幅広さです。
2026年時点で日本大学には16学部があり、
- 法学部
- 文理学部
- 経済学部
- 商学部
- 芸術学部
- 国際関係学部
- 危機管理学部
- スポーツ科学部
- 理工学部
- 生産工学部
- 工学部
- 医学部
- 歯学部
- 松戸歯学部
- 生物資源科学部
- 薬学部
があります。
文系・理系だけでなく、
- 医学
- 歯学
- 薬学
- 獣医学
- 建築
- 芸術
- スポーツ
- 情報
- 法律
- 経済
- 経営
など非常に幅広い分野を選択できます。
大学附属校を選ぶ段階で将来の専門分野が決まっていない生徒にとって、大きなメリットです。
日大医学部への内部進学も可能
日本大学には医学部医学科があります。
そのため、日大付属高校から内部推薦制度を利用して医学部を目指すルートも存在します。
実際、日本大学高等学校では学校公式資料上、直近3年間で日本大学医学部へ10名が内部進学したと公表しています。
日本大学藤沢高等学校でも、2026年の日本大学進学実績に医学部1名が掲載されています。
ただし、医学部は日大内部推薦の中でも非常に難度の高い進路です。
「日大付属高校に入れば医学部へ簡単に進める」という意味ではありません。
医学部を目標にする場合は、高校の早い段階から基礎学力到達度テスト・学校成績の両方で高い水準を維持する必要があります。
芸術学部へ内部進学できるのも日大付属の特徴
日本大学芸術学部、いわゆる「日藝」も日本大学の一学部です。
- 写真
- 映画
- 美術
- 音楽
- 文芸
- 演劇
- 放送
- デザイン
という8学科を持っています。
一般の大学附属校では芸術系大学を目指すと系列大学の外へ出る必要がある場合がありますが、日本大学では内部に芸術学部があります。
実際に付属高校から日藝へ進学する生徒もいます。
医学・歯学・薬学・獣医学から芸術まで一つの大学内にあることは、日本大学付属校ならではの特徴です。
付属特別選抜とは?
日大への内部推薦は、基礎学力到達度テストだけではありません。
もう一つ重要なのが「付属特別選抜」です。
この方式では、高校3年間の校内成績などをもとに、各学部のアドミッション・ポリシーに基づいて示される推薦条件を満たす生徒が選抜されます。
つまり、
基礎学力到達度テスト型ではなく、校内成績をより重視する内部推薦ルート
と考えると分かりやすいでしょう。
付属特別選抜は全学部・全学科にあるわけではない
注意したいのは、付属特別選抜がすべての学部・学科で利用できるとは限らないことです。
日本大学豊山高等学校が2026年4月に公表した高3向け進路資料では、前年度に付属特別選抜を実施した学部として、
- 法学部
- 文理学部
- 経済学部
- 商学部
- 国際関係学部
- 危機管理学部
- 理工学部
- 生産工学部
- 工学部
- 生物資源科学部
などが挙げられています。
ただし、全学科で実施されるわけではありません。
毎年度、各学部が示す最新条件を確認する必要があります。
付属特別選抜では定期テストが重要になる
基礎学力選抜だけを意識すると、
「定期テストより基礎学力到達度テストだけ勉強すればよい」
と考えてしまう場合があります。
しかし、それは危険です。
付属特別選抜では高校3年間の校内成績が重要になります。
さらに、基礎学力選抜でも推薦を受ける以上、学校生活や学業を軽視することはできません。
したがって日大付属高校では、
- 定期テスト
- 基礎学力到達度テスト
の両方を安定させることが基本です。
2027年度も実施する「国公私立併願方式」
日本大学の2027年度付属校推薦制度で特に重要なのが、「国公私立併願方式」です。
これまで日大付属校には、基礎学力到達度テストの成績を使って日本大学への推薦権を保持しながら国公立大学へ挑戦できる仕組みがありました。
2027年度は国公私立併願方式が実施されており、対象学部の所定条件を満たす場合に他大学との併願が認められます。
日本大学高等学校の2027年度向け公式資料でも、
日本大学への推薦資格を保持したまま国公立大学と私立大学を併願受験できる
方式として案内されています。
日大を確保して早慶などへ挑戦できる可能性が生まれた
この制度変更は、日大付属高校を選ぶ家庭にとって大きな意味があります。
従来、
「日本大学への内部推薦を取るか」
「推薦を捨てて他の私立大学を一般受験するか」
という二者択一になりやすかった部分がありました。
国公私立併願方式の対象になれば、
日本大学の推薦資格を確保
↓
他の国公立大学・私立大学を受験
↓
合格すれば外部大学へ進学
↓
不合格なら日本大学へ進学
という進路設計が可能になります。
大学附属校の「安全性」と一般受験の「挑戦」を組み合わせやすくなります。
ただし全学部で国公私立併願方式を利用できるわけではない
ここは非常に重要です。
国公私立併願方式は、日本大学のすべての学部・学科で利用できるわけではありません。
2026年の付属校公式資料でも、
一部の学部が対象
とされています。
利用条件も学部ごとに異なります。
たとえば松戸歯学部では2027年度国公私立併願方式について、基礎学力到達度テスト理系の標準化点順位が全体上位6割以内という条件が公表されています。
別の学部では条件が異なる可能性があります。
「日大付属なら全員、日大を持ったまま早慶を受けられる」と考えるのは正確ではありません。
2027年度は私立大学との併願にも対応する学部がある
日本大学豊山高等学校が2026年4月に公表した進路資料では、国公私立併願方式について、
今年度高校3年生から私立大学も対象になった
と説明されています。
同資料では、前年度に相当する対象学部として、
- 法学部
- 経済学部
- 商学部
- 国際関係学部
- 理工学部
- 生産工学部
- 工学部
- 松戸歯学部
- 生物資源科学部
- 薬学部
などが示されています。
ただし学部内の全学科が必ず対象とは限りません。
制度の新設・拡大直後であるため、今後の年度変更は必ず確認してください。
国公私立併願方式を選ぶ前に確認する4項目
①志望する日本大学の学部・学科が当該年度に方式を実施しているか。名称が国公私立併願方式に変更されていても、全学部・全学科への推薦に一律に使えるわけではありません。②推薦を受ける順位・校内選考を確認。基礎学力到達度テストの標準化点などの順位条件は学部ごとに違い、併願方式の出願資格そのものに影響します。
③入学手続期限と外部大学の合格発表時期を比較。通常の付属基礎学力選抜と国公私立併願方式では入学手続の期限が異なる場合があります。日本大学法学部の2027年度入試予定では通常の手続締切が2026年12月14日、国公私立併願方式が2027年3月11日と案内されています。④併願先の国公立・私立大学に制約がないかを確認。日本大学への推薦資格を維持できることと、他大学なら何でも無条件で受験できることは同じではありません。校内資料・推薦受諾条件を必ず確認してください。
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日大付属高校でも「日大へ進む割合」は学校によって大きく違う
全国の日大付属高校は、すべて同じ進路構成ではありません。
内部進学を中心にする学校もあれば、国公立大学・難関私立大学への外部進学が多い学校もあります。
たとえば日本大学高等学校では、2025年度の卒業生448名のうち、
- 日本大学:234名
- 国公立大学・難関私立大学等:174名
という進路構成が公式資料で示されています。
日本大学への進学は52.2%です。
つまり、約半数は日大以外の進路を選んでいます。
日本大学藤沢は「日大志望者の進学率99%」
日本大学藤沢高等学校の2026年実績では、卒業生403名に対して日本大学への進学者は159名でした。
割合だけを見ると約4割です。
しかし学校公式サイトでは、
日本大学志望者の日本大学への進学率99%
と案内しています。
ここから分かる非常に重要なことがあります。
「卒業生のうち何%が日本大学へ進学したか」
と、
「日本大学を希望した生徒のうち何%が進めたか」
は全く別の数字です。
大学附属校の内部進学率を見る場合、この2つを混同してはいけません。
日本大学習志野も外部大学進学が非常に多い
日本大学習志野高等学校も、日本大学への内部推薦制度を持ちながら外部大学受験が活発な学校です。
2026年度入試の学校公式進路実績では、現役大学進学決定者317名のうち、
- 日本大学:76名
- 国公立大学:30名
- 他私立大学:211名
でした。
付属高校でありながら、外部大学へ進む生徒の割合が高いことが分かります。
そのため、
「日大付属高校=卒業生のほぼ全員が日大へ進学する学校」
という理解は正しくありません。
学校選びでは「内部進学率」より進路設計を見る
日大付属高校を比較するとき、単純な日本大学進学率だけで学校を選ぶのはおすすめできません。
確認するべきなのは、
- 日本大学への進学希望者の推薦状況
- 外部大学を希望する生徒の割合
- 基礎学力到達度テスト対策
- 特進・総進などのコース構成
- 国公私立併願方式への対応
- 一般受験対策
- 希望する日本大学の学部への進学実績
です。
同じ日大付属でも、進学校としての性格は大きく異なります。
中学から日大付属へ入るメリット
日大付属中学校へ中学受験で入学する場合、大学進学まで長い準備期間があります。
メリットの一つは、高校受験に使う時間を、
- 英語
- 数学
- 読書
- 部活動
- 英検
- 探究活動
- 大学学部研究
などに使えることです。
さらに、日本大学は学部数が多いため、中1段階で将来の職業が決まっていなくても、幅広い選択肢を残せます。
ただし中学生のうちから基礎を固めるべき
基礎学力到達度テストが本格的に内部推薦へ影響するのは高校です。
だからといって、中学時代を完全に休んでよいわけではありません。
特に、
- 英語
- 数学
- 国語
は高校へそのままつながります。
高2・4月の基礎学力到達度テストが推薦に関係する以上、高1終了時点では相当範囲の基礎を固めておく必要があります。
中1・中2の英語や数学につまずいたまま高校へ進むと、後から短期間で立て直す負担が大きくなります。
高1から始めるべき基礎学力到達度テスト対策
内部推薦を考えているなら、高2になってから急に対策を始めるより、高1から準備する方が安全です。
基本は次の順番です。
1.学校授業を理解する
基礎学力到達度テスト対策以前に、学校で学ぶ基本事項を理解します。
2.定期テストで穴を見つける
点数だけでなく、どの単元が理解できていないか確認します。
3.英語・数学は前学年の弱点を残さない
積み上げ型科目は、弱点が次年度へ連鎖します。
4.基礎学力到達度テスト形式に慣れる
高2以降は、学校で実施される対策や過去の出題傾向を活用します。
5.希望学部から逆算する
医学部・歯学部・薬学部・獣医学科などを目指す場合と、他の学部では必要な学習水準が異なります。
「日大ならどの学部でも簡単に入れる」は誤解
日本大学は非常に多くの学部・学科を持っています。
しかし、内部推薦だからどの学部でも自由に選べるわけではありません。
人気学部・難関学部では、基礎学力到達度テストで高い位置を取る必要があります。
特に、
- 医学部
- 歯学部
- 薬学部
- 生物資源科学部獣医学科
- 芸術学部の一部
などは、それぞれ独自の条件や選考が加わる場合があります。
「日本大学へ進めればよい」のか、
「絶対に特定の学部へ進みたい」のかで、高校生活の学習目標は変わります。
日大付属校でよくある失敗
失敗1|高3・9月だけ勉強すればよいと思う
基礎学力選抜では高2・4月からの複数回のテストが重要です。
高3だけの一発逆転を前提にしない方がよいでしょう。
失敗2|定期テストを捨てる
付属特別選抜では校内成績が重要です。
推薦ルートを広く残すためにも定期テストを軽視できません。
失敗3|学部を調べるのが遅い
16学部あるため、何を学べるか早めに調べるほど目標を設定しやすくなります。
失敗4|付属だから全員日大だと思う
学校によっては半数以上が外部大学へ進学します。
失敗5|併願制度ならどの大学でも自由に受験できると思う
国公私立併願方式を利用できる日大学部・学科は限定されています。
よくある質問
日大付属高校に入れば全員日本大学へ行けますか?
全員が自動的に進学する制度ではありません。
基礎学力到達度テスト、校内成績、各学部の条件などを満たして推薦を受ける必要があります。
また、自ら他大学を選ぶ生徒も多数います。
基礎学力到達度テストはいつ受けますか?
現在は、
- 高1・4月
- 高2・4月
- 高3・4月
- 高3・9月
に実施されます。
基礎学力選抜では主に高1・4月を除く3回の成績が重要になります。
基礎学力到達度テストは何点取れば合格ですか?
全学部共通の「○点なら内部進学確定」という基準ではありません。
希望学部・学科、年度、全国順位などによって変わります。
定期テストの成績も必要ですか?
必要です。
特に付属特別選抜では高校3年間の校内成績が重要になります。
内部推薦を持ったまま国公立大学を受験できますか?
対象学部・学科の国公私立併願方式を利用できる場合は可能です。
私立大学も受験できますか?
2026年度から「国公私立併願方式」が導入され、対象学部では私立大学も併願対象になっています。
ただし、すべての日本大学の学部・学科で利用できるわけではありません。
日大医学部へ内部推薦で行けますか?
内部推薦ルートがあります。
ただし難関であり、付属校に在籍しているだけで進学できるわけではありません。
日大付属から他大学へ進む人は多いですか?
学校によって大きく異なります。
日本大学高等学校では2025年度卒業生448名中234名が日本大学へ進学し、約半数はその他の進路です。
日本大学習志野高等学校のように外部大学へ多数進む学校もあります。
まとめ|日大付属は「内部進学率」より基礎学力到達度テストと推薦方式を理解する
日本大学付属高校の内部進学を理解するうえで、最も重要なのは「基礎学力到達度テスト」です。
全国26校の付属高等学校等で共通して実施され、
- 高2・4月
- 高3・4月
- 高3・9月
などの結果が基礎学力選抜で重要になります。
内部推薦には主に、
- 基礎学力選抜
- 付属特別選抜
- 国公私立併願方式
という複数のルートがあります。
特に2026年度からは国公私立併願方式により、対象学部では日本大学への推薦資格を持ちながら私立大学にも挑戦できるようになりました。
一方で、
「日大付属なら全員日大」
「一回のテストだけで内部進学が決まる」
「どの学部も同じ難易度」
「日大を確保して誰でも自由に他大学を受けられる」
という理解はいずれも正確ではありません。
中1・中2、高1の段階から基礎学力を安定させ、
日本大学のどの学部を目指すのか、他大学も視野に入れるのか
を考えながら学習することが重要です。
日大付属校の定期テスト・基礎学力到達度テスト対策
慶英会では、中高一貫校・大学附属校に在籍する中学生・高校生を対象にオンライン個別指導を行っています。
日大付属校では、
- 定期テスト
- 基礎学力到達度テスト
- 高校3年間の校内成績
- 希望学部
- 内部推薦
- 他大学受験
を別々に考えるのではなく、進路から逆算して学習することが重要です。
特に、
「中1・中2で英語についていけなくなってきた」
「高2から始まる基礎学力到達度テストに備えたい」
「希望する日大学部へ内部進学したい」
「日大推薦と他大学受験の選択肢を両方残したい」
という場合には、現在の学校進度と目標学部を確認したうえで、必要な学習を整理する必要があります。
最大1か月の完全無料体験も実施しています。
慶英会公式サイト:
https://keio-edu.com/
参考・関連記事:日本大学・全国26校の付属高等学校に関する公式情報/日本大学高等学校・中学校の3推薦方式Q&A/大学附属中学から高校への内部進学条件/大学附属校の赤点・内部推薦の関係。選抜制度と推薦枠は年度ごと・学部ごとに異なります。出願する年の公式要項と校内進路資料を必ず確認してください。
日大付属高校の学校別比較:日本大学高・豊山・櫻丘・藤沢・習志野・日大二の実進学率と推薦条件。日大二の公式資料では2026年3月卒業生の推薦入学117名と、総合型・指定校等を含む推薦合格118名が別々に示されています。学校公式FAQ/進路実績をご確認ください。
参考にした主な公式情報
この記事は2026年10月6日時点で確認できる、日本大学および日本大学付属高等学校等の公式情報を中心に作成しています。
- 日本大学「付属校一覧」
https://www.nihon-u.ac.jp/sitemap/
- 日本大学高等学校・中学校「Q&A」
https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/faq/
- 日本大学高等学校・中学校「教育のシステム」
https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/senior/education/
- 日本大学高等学校・中学校 2027年度学校案内
https://www.yokohama.hs.nihon-u.ac.jp/assets/pdf/contact/guide_2027.pdf
- 日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校「日本大学への推薦制度/日本大学合格実績」
https://www.fujisawa.hs.nihon-u.ac.jp/course/results_nihon/
- 日本大学習志野高等学校「進路実績」
https://www.nnhs.cst.nihon-u.ac.jp/enter/go/
- 日本大学習志野高等学校「日本大学について」
https://www.nnhs.cst.nihon-u.ac.jp/about/university/
- 日本大学豊山高等学校・中学校「進路指導」
https://www.buzan.hs.nihon-u.ac.jp/careerpath/counseling/
- 日本大学豊山高等学校・中学校「高校3年 進路指導資料」
https://www.buzan.hs.nihon-u.ac.jp/
- 日本大学三島高等学校「進路指導の取り組み」
https://www.mishima.hs.nihon-u.ac.jp/shs/course/attempt/
- 日本大学法学部「学校推薦型選抜(付属高等学校等)」
https://www.law.nihon-u.ac.jp/learn/examination/schedule/highschool/
- 日本大学松戸歯学部「入学者選抜日程・募集要項・合否判定の方法及び基準」
https://www.mascat.nihon-u.ac.jp/entrance_exam/schedule.html
基礎学力到達度テストの利用方法、各学部・学科の推薦基準、標準化点順位、付属特別選抜の対象学部、国公私立併願方式の対象範囲は年度ごとに変更される可能性があります。
特に国公私立併願方式は制度変更直後であるため、実際に出願する際は、日本大学各学部の最新募集要項と在籍高校から配布される進路資料を必ず確認してください。
情報確認日:2026年10月6日
