2027年4月に茨城県立並木中等教育学校へ入学することを検討している小学校6年生・保護者の方へ。 入学前の英語準備では、英検の級数や長文の先取りだけを急ぐよりも、①短い説明を読んで事実を抜き出す、②自分が観察したことを正確な英文にする、③「そう考える理由」を説明する、④分からなければ英語で聞き返す、という四つを土台にします。学校公式は、ユネスコスクールとしての国際理解教育、SSHと結び付いたサイエンスレクチャー、ALTとの英語での実験、留学生との交流などを紹介しています。ただし2027年度の新中1全員が特定の英語実験・海外研修へ参加すると確定したものではありません。
本記事は学校の「国際理解教育」と2026年度・2027年度学校案内の掲載ページ、科学技術振興機構(JST)の公式実践記事を区別して参照しています。小学生向けの8週間の準備と英語32問・全解答は慶英会による独自制作です。学校の入学者選抜、実際の小テスト、教科書、非公開の教材や英検過去問を再現したものではありません。
最初に行う15分の確認: I saw two birds. の主語・動詞・何羽見たかが分かるか、What changed? と問われて変化を一文で答えられるか、I think … because … のbecause以降に理由を言えるかを試してください。三つとも難しければ、以下の文法・語彙から始めて構いません。授業や入学前課題の正式な指示は学校が配布する最新資料を優先してください。
並木中等の特色|ユネスコスクール・SSH・英語での交流は何が違う?
| 学校公式に記載された特色 | 説明されている内容 | 家庭学習へ変換する場合 |
|---|---|---|
| ユネスコスクール | 2009年から加盟し、異文化理解や多文化共生などの教育を実践 | 異なる立場の人の意見を聞き、自分の考えと事実を分ける |
| SSHと英語 | 英語でプレゼンテーションするサイエンスレクチャーやALTとの英語での実験を紹介 | 観察したことを1文、その理由・仮説を別の1文にする |
| ALTとの授業 | 学校公式にはALTによる短い質問・読解・台本・意見表現の授業紹介がある | 聞き取れないときにもう一度説明をお願いする |
| 交流・語学研修 | ニュージーランドの研修・海外姉妹校交流などを紹介 | 全員参加や2027年新中1の必修ではなく、日常英語の基礎を優先 |
| 学年をまたぐ課題探究 | 高校段階の個人探究では自分でデータを集め、問いを設定する取り組みが紹介 | その実践をそのまま新中1の正式課題として扱わない |
並木中等の公式「国際理解教育」は、英語表現を学校の科学教育・国際理解へつなげる例を示しています。ただし同ページのALT紹介や語学研修の年度・担当・実施人数は更新され得ます。特にALTの人数・国籍や語学研修の旅程を「2027年新中1の確約事項」として表記しません。学校公式ページの年度が明記されていない事例は、学習の考え方をつかむための参考とします。
2026年のSSH・個人探究は高校段階の事例|中1に同じ課題があるとは限らない
JSTのScienceTEAMは2026年9月4日、並木中等の教員による「問いからテーマ設定につなげる並木中等メソッド」を公開しました。対象学年は高校1年生、実施時期は2026年4月以降で、学校では高校1〜3年生の3年間を通じて1人1テーマの個人探究を行うと説明しています。テーマ設定に時間をかけ、調査だけで終わらないようオリジナルデータを集めることを重視する教材です。これは高校段階の取り組みであり、2027年に入学する1年次生の必須課題・評価基準・授業時間数と同一ではありません。
小学校段階で取り入れるなら、自分の生活にある「なぜ?」を一つ選び、観察結果と意見を分け、短い英文で伝える程度から始められます。例えば図書館で曜日ごとに本を借りる人の数が変わった場合、「人数の違い」は事実として書けますが、「天気のために変わった」と結論づけるには、天気や他の要因の情報が必要です。これは慶英会による一般的な練習例で、JST教材の再現ではありません。
2026年10月17日の学校公開と2027年度入学準備を区別
茨城県教育委員会の2026年度学校説明会・学校公開の公式案内は、学校公開を10月17日(土)に実施し、学校説明・授業・部活動見学を案内していました。2026年10月19日時点で、この10月17日の学校公開は終了しています。 今から申込できるかのように案内するのではなく、次の2027年度入学者向け説明や募集要項は学校の公式「小学生の皆さんへ」「入試情報」などの最新ページで確認してください。2026年度の学校公開で見た活動と2027年度の本人の授業内容が必ず一致するとは限りません。
募集人数・出願資格・適性検査などは、学校・茨城県教育委員会が発行する令和9年度の実施要項が最優先です。並木中等の2027年度入学者選抜を解説する既存記事は選抜制度を扱い、本記事は入学後の英語を扱います。受検のための英語試験問題を予想した記事ではありません。
英検・英語の語彙を増やす前に|事実・理由・仮説を英語で分ける
| 書きたい内容 | 英文例(慶英会独自) | 文の目的 |
|---|---|---|
| 観察事実 | I saw three butterflies in the park. | 見たものと数を示す |
| 比較 | I saw more butterflies on Monday than on Tuesday. | 条件や数字を比べる |
| 考え | I think the flowers attracted them. | 自分の推測であることを明示 |
| 理由 | I think so because there were many flowers. | 説明できる根拠を付ける |
| 不明な点 | I am not sure why there were more. | 断定できないことを認める |
| 次の問い | What should we check next? | 次に確認すべきことを尋ねる |
文法的に正しい英文を書いたとしても、データにない因果関係を断定すれば説明として不十分になることがあります。一方、観察が正しくても主語・動詞・比較表現が誤っていれば、相手に意味が伝わりません。まず日本語で「何が観察されたか」「自分はどう考えるか」を分け、その後に英語一文ずつへ移すと、英語と教科の理解を同時に確認できます。
2027年新中1の8週間準備|小学校英語から探究につなぐ
| 週 | 目的 | 家庭で行える10〜20分の練習 |
|---|---|---|
| 1週目 | 小学校で習った身近な英単語を聞き、綴る | 曜日・教科・好きなものの意味と文字を確認 |
| 2週目 | I am/She is/They areを区別する | 短い紹介文を自力で書いてみる |
| 3週目 | I see/He sees・Do you…?を使う | 観察したものと数を質問できるか |
| 4週目 | Who/Where/Whenの根拠を読む | 初めて読む短文に線を引く |
| 5週目 | Why/becauseで理由を伝える | 意見と理由を2文で作る |
| 6週目 | 比較表現を使って情報を説明する | 多い/少ない、長い/短いなどの違いを述べる |
| 7週目 | 事実と推測を分ける | I saw…とI think…を一文ずつ記録 |
| 8週目 | 独自32問から弱点を選び再テスト | 同じ問題の暗記ではなく別の話題へ移す |
この8週間は慶英会が独自に設計した家庭学習モデルで、学校が指定した入学前課題や受講条件ではありません。受験準備が忙しい場合は無理に実行する必要はありません。英検の級数が高い児童も、学校の教科で使う資料の根拠を説明する課題は別に確認でき、英語を始めたばかりなら第1〜3週だけでも基礎練習になります。
慶英会独自の架空データ|図書館の利用を説明してみよう
以下は学校・JSTの実際の測定結果ではなく、慶英会が作成した架空データです。「図書館を訪れた人を月曜日と金曜日に同じ条件で記録した」と仮定し、1回目は月曜日12人・金曜日15人、2回目は月曜日10人・金曜日17人でした。曜日によって違いはありますが、天気・行事・時間帯が原因かどうかは提示されていません。
| 測定回 | 月曜日(架空) | 金曜日(架空) |
|---|---|---|
| 1回目 | 12人 | 15人 |
| 2回目 | 10人 | 17人 |
説明例:More people visited the library on Friday in both observations. We do not know why. We should check the weather and school events.「どちらの回も金曜日の方が多かった」は観察から分かります。しかし「金曜日が休日だから」などの説明はデータから言えません。子どもが比較結果と原因の推測を混同していたら、英文法を直す前に数値の意味から確かめてください。
独自32問|英語の基本文法・資料読解・根拠・説明
以下の32問は慶英会が作成した完全独自問題で、並木中等教育学校の適性検査、課題探究、英語科の小テスト、ALTの授業、SSHやJSTの公式問題を再現したものではありません。未習の項目があれば飛ばして使用してください。
Part A|基本語彙・文法(1〜8)
- 1.「図書館」を英語で書きなさい。
- 2.「水曜日」を英語で書きなさい。
- 3.She (is / are) a student. 選びなさい。
- 4.He (see / sees) a bird every morning. 選びなさい。
- 5.(Do / Does) your friends like science? 選びなさい。
- 6.There (is / are) three flowers. 選びなさい。
- 7.I (go / went) to school yesterday. 選びなさい。
- 8.This flower is (big / bigger) than that one. 選びなさい。
Part B|観察を英語で説明(9〜16)
- 9.「私は公園で鳥を3羽見ました」を英語に。
- 10.「あなたは何を観察しましたか」を英語に。
- 11.「私たちは昨日図書館へ行きました」を英語に。
- 12.「なぜその花が好きですか」を英語に。
- 13.I think this is important. を否定文にしなさい。
- 14.He likes birds. を疑問文にしなさい。
- 15.「まだ原因は分かりません」を英語に。
- 16.「その数をもう一度説明していただけますか」を丁寧に英語に。
Part C|架空データの読解(17〜24)
- 17.1回目の月曜日に来館した人数は何人か。
- 18.1回目の金曜日の人数は何人か。
- 19.2回目の月曜日の人数は何人か。
- 20.2回目の金曜日の人数は何人か。
- 21.1回目は金曜日が月曜日より何人多いか。
- 22.2回目は金曜日が月曜日より何人多いか。
- 23.2回とも金曜日の方が来館者数は多いか。
- 24.この表から「天候の違いが原因」と断定できるか。理由を述べよ。
Part D|考え・質問・改善(25〜32)
- 25.What subject do you like? 一文で答えなさい。
- 26.Why do you like it? 理由一文を添えなさい。
- 27.What did you observe? 自分が見た事実を一文で書きなさい。
- 28.その観察の原因が分からない場合、推測であることを示す英文を書きなさい。
- 29.相手の説明を聞き逃したときの丁寧な聞き返しを一文書きなさい。
- 30.身近な学習の問題を一つ選び、改善案を英語二文で書きなさい。
- 31.数字は合っているが英語で「絶対に〜が原因」と言ってしまった。改善点を日本語で答えなさい。
- 32.初めての短い英文が読めるのに、Why?と聞かれると答えられない。次の復習方法を提案しなさい。
独自32問の全解答・弱点別の戻り先
1〜8|基礎語彙・文法
- 1.library。
- 2.Wednesday。曜日名は大文字。
- 3.is。主語sheの単数。
- 4.sees。heの現在形は三単現。
- 5.Do。your friendsは複数。
- 6.are。three flowersは複数。
- 7.went。yesterdayは過去。
- 8.bigger。thanが比較を表す。
3〜8で間違えた場合、探究的な英語表現を増やす前に、主語・動詞・時制・比較の基礎へ戻ります。答えを見て書けても翌日に自力で別の主語へ書き換えられないときは再確認が必要です。
9〜16|英作文の例
- 9.I saw three birds in the park.
- 10.What did you observe?
- 11.We went to the library yesterday.
- 12.Why do you like that flower?
- 13.I do not think this is important. 文脈によりI think this is not important.も成り立ち得る。
- 14.Does he like birds?
- 15.We do not know the cause yet. / I am not sure why yet.
- 16.Could you explain that number again, please?
表現の自然な別解は認められます。難しい文を作るより、どの内容を説明したいのか、主語と動詞が合っているか、相手が何を求めているかを確認しましょう。
17〜24|架空データの解答
- 17.12人。
- 18.15人。
- 19.10人。
- 20.17人。
- 21.3人(15-12)。
- 22.7人(17-10)。
- 23.はい。各回で金曜日の方が多い。
- 24.断定できない。天候や学校行事などの条件が表には示されていないため。
数値を正しく読むことと、原因を示すことは別です。23のように比較できても24で決めつけていたら、国語・理科の論理と英語の言い方の両面で確認する必要があります。
25〜32|意見・改善の例
- 25.I like science. 別の教科でも可。
- 26.Because I enjoy finding out how things work. 自分の理由で可。
- 27.I saw two birds near my house. 実際の観察内容による別解を認める。
- 28.I think the weather may have changed the result. 原因が確定していない表現なら可。
- 29.Could you say that again, please?
- 30.Our school needs more places to read. We could add more chairs to the library. 自分の課題と改善なら可。
- 31.原因を断定せず、提示されたデータで言える事実を説明し、仮説ならmayなどで示す。
- 32.Why?が求める「理由」を本文で探し、because以降を自力で書く。違う文章でも再確認する。
自由英作文の模範例は一つです。本人の観察・考えが設問に合い、基本語順が正しく、根拠の限界も説明できるなら別解を認めましょう。これは学校が公表した英語評価ルーブリックではありません。
保護者が確認する7項目|学校の公式課題と家庭練習を混同しない
- 2027年度の出願・適性検査・募集要項を正式な学校・県の案内で確認したか。
- ユネスコスクールや国際交流の紹介を、新中1の全員必須の語学研修と考えていないか。
- JSTの2026年の高校段階個人探究を、新中1の指定宿題と混同していないか。
- 学校の正式な英語教材・ALT授業の進度・必要な提出課題を入学後に確認できるか。
- 短い英文を自力で書けるか、読み取った事実と自分の考えを分けて説明できるか。
- 学校の質問や補習を利用し、同じ英作文の間違いが続く場合の相談先を理解しているか。
- 入学前の英語学習を増やしすぎず、睡眠・小学校生活・受験準備を優先できているか。
よくある質問
Q.並木中等の新中1は英語で実験する授業が必修ですか?
学校はSSHと関連した英語での実験やサイエンスレクチャーの実施例を紹介していますが、2027年新中1の全クラス必修という資料ではありません。正式時間割・教材を確認してください。
Q.JSTの記事にある『1人1テーマの個人探究』は中1からですか?
JST掲載教材の対象は高校1年生で、同校は高校1〜3年生の取り組みと説明しています。中1の同じ必修課題だとは扱いません。
Q.英検3級以上でなければ入学後の国際交流に参加できませんか?
参照した学校公式ページは、新中1全員の必須英検級を指定するものではありません。個々の国際研修の条件はその年度の学校案内で確認してください。
Q.学校は2026年10月17日に見学できますか?
10月17日の学校公開は、2026年10月19日時点では終了しています。次の行事・入学案内は学校公式の新しい掲載情報を確認してください。
Q.英語で発表できても定期考査で低得点になることはありますか?
あり得ます。発表原稿は準備できても、初見の文章で時制や語順を使い分ける力は別に確認する必要があります。
Q.中1でも難しいサイエンスレポートを英語で書くべきですか?
本記事の短文練習は任意です。高校段階の個人探究教材を前倒しして必須扱いする必要はありません。学校の指示と小学校の既習内容を優先してください。
Q.学校指定教科書はNEW TREASUREですか?
今回参照した学校の国際理解教育・学校案内とJST教材だけでは、2027年新中1の教科書名と版は一律に確定できません。配布される教材を確認してください。
Q.無料で学習相談できますか?
慶英会の正式案内にあるWebフォーム・LINE・メールから無料相談を利用できます。本人の氏名や非公開資料を初回から送る必要はありません。
学校英語の学習相談・最大1か月無料体験
慶英会は慶應義塾大学卒・英検1級の塾長が運営するオンライン個別指導塾です。並木中等教育学校の公認塾・提携校ではなく、学校の非公開資料や正式な出題問題を保有することを意味しません。学校の教材と返却答案を確認し、英語の「意味」「正確な筆記」「資料の根拠」「短い発表」のどこに苦手があるかを整理します。
最初の相談文の例:「2027年春に並木中等へ入学予定/受検検討中。短い英文は読めるが、自分の考えと理由を英語で書けない」「在校生中1。英語での発表よりも定期テストの基本文法が苦手」などで構いません。慶英会の無料学習相談・最大1か月無料体験からWebフォーム・公式LINE・メールの利用方法を確認できます。初回に本人の氏名、学校の非公開資料・答案画像を送る必要はありません。体験の回数・担当・日程・料金条件は開始前に確認してください。独自32問は申込なしで利用できます。
関連記事:並木中等2027年度の適性検査・募集定員と入学前英語/並木中等の中1・中2英語・探究英作文と定期試験/茨城県の学校別英語記事一覧。
参考にした主な公式情報
- 茨城県立並木中等教育学校「国際理解教育」:ユネスコスクール、SSHと英語のプレゼンテーション、ALTとの実験、国際交流。
- 並木中等教育学校公式サイト:2026年度学校案内、2027年度学校案内への案内、各種学校情報。
- 茨城県教育委員会「並木中等教育学校の2026年度説明会等」:2026年10月17日の学校公開・申込期間。
- JST ScienceTEAM「課題探究 問いからテーマ設定につなげる並木中等メソッド」(2026年9月4日):高校1年生向け教材・高校3年間の個人探究。
一次情報確認日:2026年10月19日。学校公式の2026年度の教育内容・JSTによる高校段階の2026年教材と、慶英会独自の2027新中1向け8週間・架空データ・英語32問・全解答を明確に区別しています。2027年度の教材、入学者全員に対するSSH英語実験、留学条件、英検の必須級、試験形式を断定していません。監修:慶英会 塾長。
