開智日本橋学園中学校のDLC(デュアルランゲージコース)で「英語の指示が聞き取れない」「英語を使う実技教科の課題が分からない」「考えはあるのに英語で記述・発表できない」と悩む中学1・2年生は、教科内容を理解できていないのか、英語表現が分からないのか、考えを英語で書けないのかを切り分けることが最優先です。学校公式によると、DLCは中学校から英語を本格的に学ぶ生徒を想定し、日本の学習指導要領に準拠する内容を学びながら、国際バカロレア(IB)の理念や学習評価に基づく教育を行うコースです。学校はすべてのコースで美術と技術・家庭の授業に英語を活用すると説明しています。ただしDLCとGLCは同一ではなく、DLCの全教科が入学当初から英語だけで進むと断定することはできません。この記事では学校公式情報を踏まえ、語彙・聞き取り・教科理解・記述を分けた自己診断、独自演習16問と解説、14日間の学校課題対策を示します。
DLCとは何か|LC・GLCとの違いを学校公式情報から整理
| コース | 主な位置づけ | 英語学習で注意する点 |
|---|---|---|
| LC(リーディングコース) | 国内大学進学を視野に、探究・協働型学習を重視 | DLC/GLCの英語による学習環境を同一条件とみなさない |
| DLC(デュアルランゲージコース) | 中学校から英語を本格的に学ぶ生徒向け。IB教育に準拠した学習評価 | 学校の指定資料に応じ、英語と教科内容を段階的に学ぶ |
| GLC(グローバル・リーディングコース) | すでに一定の英語力がある生徒向け | 中1の英語実施教科についての説明をDLCに流用しない |
学校の「本校について」では、DLCの学習内容・教育課程は日本の学習指導要領に準拠し、学習評価はIB教育に準拠すると説明しています。一方、中学入試Q&Aに記されたGLCの英語による授業の実施教科・割合は、GLCについての説明です。これをDLCの2026年度中1にそのまま当てはめることはできません。所属するコース・学年・教科ごとの時間割、配布プリント、評価表を確認してください。
学校公式で確認できる英語を使う授業と週時数
開智日本橋学園の「使える英語教育」は、美術と技術・家庭の授業ですべてのコースが英語を使う取り組みや、英語表現・英会話と連携した4技能育成を説明しています。また「教科授業時間数」では中学1年の英語は週6時間、中学2年は週5時間と記載されています。これは公開されている教育課程の時数であり、学年・コース内の実際の言語使用割合や各教科の詳細な指導計画は学校資料を優先してください。
「理科も数学もDLCでは最初からすべて英語だけ」といった一律の説明は避ける必要があります。学校が説明しているのは、英語を教科学習・日常の言語活動に活かし、段階的に実践する方向性です。学校公式「使える英語教育」に基づき、本人が実際に英語で受けている授業の内容から学習計画を作りましょう。
最初に困りごとを4種類へ分ける
| 困りごと | 見分け方 | 最初にする勉強 |
|---|---|---|
| 英語の音が聞き取れない | 先生の指示を文字で見ると理解できる | 短い音声と英文を照合し、指示表現を音読 |
| 教科内容が分からない | 日本語で説明されても問題の仕組みを説明できない | その教科の授業・教科書へ戻り、仕組みを理解 |
| 用語・英文が分からない | 日本語なら理解できるが英語の単語に対応できない | 教科別の英語語彙を少数選んで例文にする |
| 自分の考えを書けない | 内容は分かるが英作文・発表にできない | 結論→理由→根拠を短い英文で記述 |
複数の原因が重なっている場合は、まず日本語で教科内容を説明できるかを確認し、次に英語の語彙と文法を整えます。 たとえば美術の作品の色や形を説明できるのに英語が出ないなら、課題は美術の理解よりも英語での表現です。反対に「なぜその材料を選んだのか」を日本語でも答えられないなら、英単語を追加で暗記しても内容の理解にはつながりません。
英語を使う実技教科で役立つ指示表現
以下は一般的な美術・デザイン・技術の活動で使える慶英会の独自例です。開智日本橋学園の実際の先生の指示、学校指定課題を引用したものではありません。学校で習った語句と照合し、使えるものから練習してください。
| 英語の指示・表現 | 意味と使い方 |
|---|---|
| Draw a straight line. | 直線を引いてください。drawは描く、lineは線 |
| Measure the length. | 長さを測りましょう。measureは測定する |
| Compare these two designs. | これら2つのデザインを比較してください |
| Explain why you chose this color. | なぜその色を選んだか説明してください |
| Make a simple model. | 簡単な模型を作ってください |
| Write down your observations. | 観察したことを書き留めてください |
| What materials did you use? | 何の材料を使いましたか。過去の行動を尋ねる |
| What would you improve? | 何を改善しますか。改善案を尋ねる |
音だけで指示が分からなければ、先生から認められた方法で英文を確認し、動詞と目的語を先に特定します。Measure the length. のmeasureが何をする動作か分からない場合は、辞書だけでなく実際の測定動作と結びつけると意味が整理できます。
IB型の探究・記述で必要な「内容・根拠・英語」を別々に確認
学校はDLCでIBに準拠した学習評価を用いると説明していますが、学年・教科ごとの評価ルーブリックや配点は公表されたコース紹介だけでは分かりません。外部記事で「この構成なら高得点」「DLCは英作文が全体の何割」と断定するのは不適切です。ただし、一般的な探究発表を整理する練習として、次の構成を使うことはできます。
- Question:何を調べたいか。例:Which material is stronger?
- Method:どのように比べるか。例:We tested two materials.
- Result:何が分かったか。例:Material A was stronger.
- Reason / Evidence:そう判断した根拠。例:It held more weight.
- Conclusion:何を提案するか。例:We should use material A.
これらは学習方法のための例で、学校の公式IB課題や採点基準ではありません。結論を表す英語は書けても、測定方法と結果が矛盾しているなら、まず教科内容を修正する必要があります。根拠が正確で英語表現だけが不十分なら、語順・比較級・過去形など既習文法の範囲で書き直しましょう。
独自練習問題16問|英語の指示・読解・記述を段階的に診断
問題は慶英会が独自作成したものです。開智日本橋学園の課題、英語教材、定期考査の過去問題ではありません。実際のDLCの授業進度と照合し、未習の表現は無理に先取りしないでください。
A:指示表現を理解する(1〜4)
- 1.Draw a circle. の意味を日本語で答える。
- 2.Measure the height. の意味を日本語で答える。
- 3.Compare the two pictures. の意味を日本語で答える。
- 4.Explain your idea. の意味を日本語で答える。
B:語順・時制・疑問文(5〜10)
- 5.She (make / makes) a model every week. 正しい語を選ぶ。
- 6.They (was / were) in the classroom yesterday. 正しい語を選ぶ。
- 7.He uses a ruler. を否定文にする。
- 8.We tested two materials. をYes/No疑問文にする。
- 9.What (do / does) your teacher mean? 正しい語を選ぶ。
- 10.「私たちは2つのデザインを比較しました」を英語にする。
C:短い実験記録を読んで答える(11〜14)
Our group made two paper bridges. Bridge A was flat, and Bridge B had folds. We put books on both bridges. Bridge A held one book, but Bridge B held three books. We concluded that folding the paper made the bridge stronger.
- 11.What did the students make?
- 12.Which bridge had folds?
- 13.How many books did Bridge B hold?
- 14.What did the students conclude?
D:結果を英語で説明する(15〜16)
- 15.上の実験について「橋Bは橋Aより強かった」を英語にする。
- 16.学校で調べたいものを一つ考え、I want to investigate … で始まる英文を作る。
16問の解答・根拠・注意点
| 番号 | 正答・解答例 | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 円を描きなさい。 | draw=描く、circle=円 |
| 2 | 高さを測りなさい。 | measure=測る、height=高さ |
| 3 | 2枚の絵を比較しなさい。 | compare=比較する |
| 4 | 自分の考えを説明しなさい。 | explain=説明する |
| 5 | makes | 三人称単数の現在形 |
| 6 | were | Theyは複数、過去のbe動詞 |
| 7 | He doesn’t use a ruler. | doesn’tの後は動詞原形use |
| 8 | Did we test two materials? | didの後はtest |
| 9 | does | your teacherは単数 |
| 10 | We compared two designs. | compareの過去形はcompared |
| 11 | Two paper bridges. | 最初の英文に根拠 |
| 12 | Bridge B. | 第2文に根拠 |
| 13 | Three books. | held three booksが根拠 |
| 14 | Folding the paper made the bridge stronger. | 最終文が結論 |
| 15 | Bridge B was stronger than Bridge A. | 比較級+thanを用いる |
| 16 | I want to investigate how plants grow. | 調べたい問いに合わせた表現なら他の答えも可 |
英文読解では、11〜14の正答が本文のどこに書かれているか示してください。15では単にstrongerと書くのではなく、何と何を比較しているかを明示します。問題16は本人の興味に合わせて語句を変えて構いません。英語が正しくても実際の実験結果が誤っていれば、教科内容の理解を見直すという区別が重要です。
中1・中2の14日間復習モデル|学校教材を優先する
| 期間 | 家庭で行うこと | 確認する成果 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 課題・評価表・直近の答案を集め、語彙・聞き取り・教科理解・記述の4分類 | 優先すべき課題を1〜2つ特定 |
| 3〜5日目 | 実際の授業で使われた指示表現と語彙を確認 | 英文を読んで指示を再現できる |
| 6〜7日目 | 英語で出された教科の内容を、日本語でも説明し直す | 理解できていない内容を区別できる |
| 8〜10日目 | 独自16問と学校指定の記述課題を分けて解く | 主語・動詞・結果・理由の英文が作れる |
| 11〜12日目 | 小テストの誤答や授業の記述を、翌日もう一度自力で書く | 同じ文法ミスが減っている |
| 13〜14日目 | 学校の範囲表と課題締切を再確認し、苦手に絞って復習 | 未提出や未理解の項目が残らない |
この14日間は慶英会が提案する復習例であり、学校公式の宿題や試験予定ではありません。英語で他教科を学ぶ負荷が大きい場合でも、学校の実際の課題を終わらせることを優先し、新しい市販教材を無制限に増やさないようにしてください。一般的な学習の優先順位については、中高一貫校の英語で何から手をつけるべきかも参考になります。
保護者様が学校に確認すべき項目
- 本人がDLCのどの授業・教科で英語を使っており、学校がどんな課題を出しているか。
- 学校配布のルーブリック・定期考査の範囲と評価観点は何か。日本語の説明・英語の説明の扱いはどうなっているか。
- 英語の基本文法・語彙と教科内容のどちらに理解不足があるか。返却答案から確認できるか。
- 学校に質問する場合は誰に、どの資料を持って相談できるか。
IBに準拠するという公開情報のみから、DLCの全授業が同一ルーブリックで評価されると判断しないでください。学校の実物の評価表と本人の答案の照合が最も具体的な対策になります。
よくある質問
DLCとGLCは英語で授業を受ける割合が同じですか?
同じとは断定できません。学校公式はDLCを中学校から英語を本格的に学ぶ生徒向け、GLCをすでに英語力を持つ生徒向けとしています。GLCの授業言語に関するQ&AをDLCへ適用しないでください。
DLCは英語で美術・技術・家庭を学びますか?
学校公式の「使える英語教育」は、すべてのコースで美術と技術・家庭の授業に英語を使うと説明しています。ただし、具体的な使用言語の割合、年度や担当教員の課題は最新資料を確認してください。
DLCの教科書はNEW TREASUREですか?
この記事で確認した学校公式ページだけでは、DLCの2026年度中1・中2が一律に特定のNEW TREASUREの版を使っているとは確定できません。配布された教材と学年案内を確認してください。
IBの記述課題を英語で書ければ高得点になりますか?
保証されません。評価は学校が示す実際の基準で決まります。一般的な学習では、教科内容の正しさ、理由や根拠の説明、英語表現の正確さを分けて見直すと、どこを修正すべきか明確になります。
学校で困ったらすぐに外部塾へ通うべきですか?
学校の先生への質問や授業資料の見直しで改善するなら、追加の塾は必須ではありません。返却答案で同じ失点が続き、英語の不足か教科内容の不足か本人だけでは分けられない場合、学校教材を前提にした個別指導を検討すると合理的です。
DLCの学校英語・定期考査を立て直したい保護者様へ
慶英会では中高一貫校の中学1・2年生を中心に、学校の教科書・英語授業・定期考査答案・提出課題から不足する文法、聞き取り、英作文・記述の優先順位を整理し、オンライン個別指導を行っています。DLCのように英語を使う教科学習では、教科内容の理解と英語表現の不足を分けることから学習方法を検討できます。学習相談・無料体験は慶英会公式サイトをご確認ください。慶英会は開智日本橋学園中学校の公式提携機関ではありません。
学校公式資料・確認日
- 開智日本橋学園「本校について」|LC・DLC・GLCの説明
- 開智日本橋学園「使える英語教育」|美術・技術家庭と開智TED
- 開智日本橋学園「教科授業時間数」|英語の週時数
- 開智日本橋学園「中学入試Q&A」|GLCの授業言語に関する説明
- 開智日本橋学園「学則・教育課程表・その他」
情報確認日:2026年10月11日。学校の公開方針と、2026年度の各教科の運用・成績評価・教材選定を区別しています。生徒本人の配布資料・最新の教員案内を優先してください。