中高一貫校へ転入・編入したら英語はどこから?前籍校と新しい学校の進度差を学習相談で整理する方法|慶應卒・英検1級塾長が解説

37〜56分

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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級

一般選抜で慶應義塾大学に合格し、2023年卒業。高校在学中に英検1級を取得。英検対策・中高一貫校の英語・NEW TREASURE(ニュートレジャー)などを指導しています。

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慶英会 塾長
慶英グループ CEO

一般選抜にて慶應義塾大学合格(英語入試正答率97%)
成績優秀者(慶應義塾維持会奨学生)として
慶應義塾大学を卒業(2023年)

一般財団法人 慶應連合三田会
慶應義塾横浜三田会 会員

高校在学中に英検1級取得
公益財団法人 日本英語検定協会「成績優秀者」に選出
中高主要科目で「オール5」(最高評価・高校偏差値70)

国内最高峰の英語スピーチコンテスト
「高円宮杯全日本中学校英語弁論大会」
横浜市大会入賞・神奈川県大会進出

米国高校留学中、唯一の日本人として
全米最大級の高校生リーダーシップ団体主催の
英語スピーチコンテストに出場
ニューヨーク州大会準優勝・全米大会進出

米国の在籍高校代表として
「シカゴ国際模擬国連会議」に出場

慶應義塾大学在学中より英語指導を行い
「英語個別指導オンライン塾|慶英会」を設立

慶英会塾長の学歴・英語資格・指導経歴



小学生から、現役英語講師・英検面接官を含む
社会人まで数百名以上を指導

【英検・英語指導実績例】
小学生:英検2級・英検準1級合格

中学生:英検準1級合格/内申2から5へ大幅向上/
学年順位1桁/海外留学前の英語特訓

高校生:英検1級合格/
国立医学部・旧帝大・早慶上智GMARCHへの現役合格をサポート

社会人:現役英語講師・英検面接官の
英検1級合格をサポート

慶英会塾長の英語指導実績

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中高一貫校へ途中から転入・編入した中学1・2年生が、英語の授業で急に困るようになったとき、「前の学校ではどこまで習っていたのか」「新しい学校では何が既習扱いなのか」が分からないまま問題集を増やしていませんか。英語の教材名や学年が同じでも、実際に授業で扱う順序、演習の量、評価する活動が一致するとは限りません。新しい学校の定期考査が難しいからといって、本人が努力不足だと判断するのは早計です。

最初に必要なのは、前籍校と現在校について、①直近で扱った単元、②今の授業が前提とする既習事項、③本人が実際に自力でできること、④次の学校課題・考査までの期限を分けて記録することです。学校に確認すべきことと、外部の個別指導で確かめられることも異なります。この記事では、転入後の英語学習相談で使う「2校×4欄」の照合表、履修済みと理解済みを区別する方法、資料がない場合の代替、学校への質問、架空事例、相談後の確認手順を説明します。学校固有の教材や補習制度については、必ず現在校の正式な案内を優先してください。

転入・編入後の学習相談は「追いつく方法」の前に情報を合わせる

転校に伴う学習の困りごとは、単に英語が得意か不得意かという問題に収まらない場合があります。前籍校では後の学期に扱う予定だった単元を現在校がすでに終えている、逆に前籍校で先に学んだことを現在校で別の教材から取り扱う、文法は同じでも英語での発表や長文読解に求められる活動が違う、といった可能性があるからです。

文部科学省の中高一貫教育に関する公式Q&Aは、学校の特色を生かした教育課程編成の考え方を示し、転校や進路変更の場合には必要に応じた個別の補充指導などへの配慮にも触れています。すべての学校で同じ順序の授業が行われるという前提は置けません。文部科学省「中高一貫教育Q&A:教育課程・評価に関すること」。

この記事は転入試験の受験資格や学校別募集日程、学年ごとの正式な進学基準を解説するものではありません。それらは自治体や学校の最新資料で確認する必要があります。転入後、すでに新しい学校で学習を始めた家庭が、英語の学習相談で何を準備し、何を確かめるかに範囲を絞ります。

学校の類型によって「進度差」の説明が変わる|国のQ&Aをどう読むか

中高一貫校と一口に言っても、文部科学省のQ&Aでは「中等教育学校」「併設型中高一貫教育校」「連携型中高一貫教育校」を区別しています。特にQ15・Q16では、中等教育学校と併設型について中学校・高等学校間の指導内容の一部入替えや学年を越えた移行に関する特例が説明される一方、連携型には同じ入替え等を制度化していないことが示されています。したがって「中高一貫校だから全校が同じように先取りする」と考えるのは誤りです。文部科学省「中高一貫教育Q&A」Q15・Q16。

学校の類型国のQ&Aにある考え方保護者が学校へ確認すること
中等教育学校前期・後期を通じた特色ある教育課程と、一部内容の移行などの特例前期課程の何年でどの内容を実際に扱ったか
併設型中高一貫教育校併設する中学・高校の教育課程について、一定の内容入替え等の特例現在校の中学段階で実際に履修した単元と予定
連携型中高一貫教育校中等教育学校・併設型と同じ指導内容の入替え等は制度化されていない連携先との具体的な授業内容、今の中学校での実際の範囲

これは制度上の区分であり、個別の学校がどの特例を採用しているか、英語の何年生のどの単元を移行しているかまで示すものではありません。新旧の学校の類型を調べた後は、学校が配布する年間指導計画・試験範囲表や担当教員の説明で実際の履修内容を確認してください。とりわけ学校のホームページにある紹介文だけを見て、特定の教材やLessonの進行を推定することは避けます。

また、Q15の転校時の配慮は、教育課程の特例を活用する際に必要に応じた個別の補充指導等への配慮を求める文脈で書かれています。「転入すればどの学校でも必ず個別補習を受けられる」という意味ではありません。学習相談では「前籍校での履修状況を踏まえ、現在校で確認すべき単元と利用できる支援について教えてください」と尋ね、実際の対応の可否は学校に確認します。

最初に「履修済」「理解済」「学校が既習扱い」を別々にする

区分表すこと注意点
前籍校で履修済み授業や宿題で実際に取り扱った内容授業に出席しただけで現在も自力で解けるとは限らない
本人が現在できること解説なしに再現できた問題形式や技能一度の正答だけで広い範囲の習得を断定しない
現在校が既習扱い現在の授業・教材が前提としている内容教科書の目次だけでなく学校の範囲表や教員に確認する
履修・理解とも未確認資料や本人の記憶だけでは判別できない部分未学習と断定せず、後から確認する項目として残す

この四つを混同すると、学習相談の対象が広がりすぎます。例えば前籍校のワークに現在完了の単元が掲載されていても、授業で扱ったか、宿題として解いたか、本人が今も説明できるかは別です。教材に印刷されたページを「教わった証拠」として扱わないようにします。

逆に、本人がある形式の英作文を自力で作れる場合には、別の学校で同じ単元名を習っていなかったとしても、最初から説明をやり直す必要がないかもしれません。ただし既知の例文を暗記しているだけか、条件を変えた問題へ応用できるかは追加で確認します。学力の正式な査定ではなく、相談時の仮の情報整理として扱ってください。

「前籍校×現在校」4欄照合表を作る

相談前に、A4用紙1枚か簡単なメモへ次の四欄を作ります。提出を義務づける学校共通様式ではなく、両校の情報が混ざらないようにするための独自の記録例です。教材の写真を大量に送るより、授業が進んでいる位置と次に必要な行動が見えることを優先します。

確認欄前籍校で確認すること現在校で確認すること相談で聞くこと
教材・単元最後に実際に授業で扱ったLesson・配布プリント今の授業のLesson・範囲表内容が同じ名称でも扱い方が異なるか
問題形式主に取り組んだ短文・作文・長文等次回考査で予定される問題形式どの形式を最初に確かめるか
課題・小テスト以前の課題の進め方と確認の頻度直近の提出物・小テストの予定新しい課題に必要な前提知識は何か
本人ができること持参済みの答案で正解した内容現在校の授業で自力でできる内容短い確認問題でどこを検証するか

前籍校側の情報が揃わなくても、現在校で今求められている内容と本人の現状から始めることはできます。例えば「前籍校では疑問文の授業まで確認できた」「新しい学校は不定詞の読解を扱っている」「本人は不定詞を説明できるか未確認」と書くだけでも、学習相談での最初の質問が明確になります。

学校名や教材名を覚えていない場合に、インターネット上の『採用校一覧』から推測して記入するのは避けます。授業で実際に配布された範囲表、本人のノート、学校からの正式な連絡を優先します。特にNEW TREASURE(ニュートレジャー)などの中高一貫校向け教材について、どの学校がどの版を何月に使うかは、当該学校の確認なしに断定しません。

15分で作る|学習相談前の資料整理の順番

目安作業残す成果
0〜3分現在校の直近の授業名・次回試験日・提出期限を確認いま最優先で必要な課題
3〜6分前籍校の最後の授業記録・教材・小テストを探す過去に扱った内容の確かな範囲
6〜10分両校の内容を4欄照合表へ書き出す重なる部分・不明な部分・差がある部分
10〜13分本人が今できる問題と困っている場面を一つずつ確認自力でできることと追加確認対象
13〜15分学校への質問と外部指導への質問を分ける相談先別の具体的な依頼事項

時間は事務作業の目安で、15分で学力診断を完了するという意味ではありません。教材が見つからない、本人が話したくない、学校への確認が必要と分かった場合にはそこで止めてよいのです。不明な情報を無理に埋めるより、未確認欄を残したまま相談を始める方が誤った結論を避けられます。

相談用の記録は、その時点で本人にどれほど負担がかかっているかも忘れないようにします。現在校の宿題がすでに多いなら、前籍校との進度差を埋めるために大量の追加課題を与える前に、学校課題と両立できる範囲を確認してください。転入したばかりで生活が変わった家庭では、勉強量だけでは判断できない負担もありえます。

架空事例1|前の学校で習っていない文法が次の試験範囲に入る

以下の事例は説明用に作成した架空の状況で、実在の学校の授業進度や慶英会の指導記録ではありません。中学1年生のAさんは9月に学校を移り、新しい学校では来週、前置詞の使い分けと不定詞を含む読解の小テストがあります。前籍校の直近の学習記録では、その範囲に相当する授業を受けたか確認できていません。

保護者が「文法が全部遅れている」と判断する前に、学校の配布範囲表に記載された課題と、本人が実際にできる短い問題を分けて整理します。不定詞を聞いたことがなくても、英文の基本的な語順や既習単語は理解しているかもしれません。逆に単元名を知っていても自力で使えない部分もありえます。

学校への質問は「次の小テストで必要な前提内容と、家庭で参照してよい教材は何でしょうか」です。外部の学習相談には「授業で未確認の単元が含まれそうです。現在校の試験範囲から、どの知識を先に確認するか決めたい」と伝えます。追加すべき指導量は実際の履修状況と本人の余力を見て判断します。

架空事例2|同じ単元を習ったのにテストで点が取れない

中学2年生のBさんは前籍校でも現在校でも接続詞を扱ったと記録しています。しかし現在校のテストでは、長い英文を読んで理由を説明する設問に失点が目立ちます。「同じ単元なのに分からないのは復習不足」と決める前に、二校で問われている活動の違いを確認します。

前籍校では短文の穴埋めを中心に解いていた一方、現在校では初見の文章を読み、設問の根拠を示すことが求められている、という仮のケースです。この場合、接続詞の意味を知っていることと、長い文中で前後の論理関係を説明できることは同じではありません。学校が実際にどのような問題を出すかは答案や範囲表で確認します。

相談時には「単元名は両校で重なっていますが、直近の初見読解では理由を説明する設問で止まりました。語句の理解なのか、文章全体の読み取りなのか、設問への答え方なのかを短い問題で確認してください」と伝えます。教材の名称だけを根拠に一律の先取り・戻り学習を決めないことが重要です。

架空事例3|前の学校の成績が高いのに新しい学校で不安が増えた

中学2年生のCさんは前籍校の定期考査で良好な成績を取っていましたが、新しい学校では授業の進む速さや英語での発話が負担になっています。保護者は「以前は良い点数だったから大丈夫」と思う一方、本人は「授業についていけない」と話しています。

前籍校と現在校の考査は、出題範囲や問題形式、配点、平均点が違う場合があります。二校の点数を直接比較して学力が下がったと結論づけることはできません。成績を比較する際は「どの条件が同じで、どの条件が違うか」を明示してください。詳しくは英語テスト3回分の比較方法でも説明しています。

Cさんの相談では、「以前の学校では点数が取れていましたが、新しい学校の発話活動に不安があります。どのような条件で自分の英語を使えるか確認したい」と伝えます。良い成績の経験を否定せず、現在困っている具体的な場面を追加確認の対象にします。

学校に聞く質問と、個別指導に聞く質問を分ける

相談先質問例その相手が確認できる範囲
現在校の英語担当教員今の授業・小テストの範囲と、補充しておきたい前提知識はどこですか正式な授業範囲、提出課題、学校独自の評価や補習の扱い
前籍校の担当教員・学校窓口最後に授業で扱った教材や範囲について確認できますか当時の履修内容と学校に残る学習記録の範囲
外部の学習相談・個別指導既習・未習が不明な部分をどう確認し、今の学校課題へつなげますか本人の回答過程と学習順序の検討。ただし学校制度は確定できない
家庭・本人今の学校課題で無理なく取り組める量はどれくらいですか日常の時間、本人の希望、家庭で実行可能な範囲

学校へ問い合わせるときは、教員が資料の提供や個別対応を必ず約束していると考えないことが大切です。確認できる資料や回答範囲は学校によって異なります。まずは正式な案内を確認し、不足している情報について、負担の少ない形で質問します。保護者が複数の先生に同じ内容を何度も尋ねる前に、担当窓口を確認する方が円滑です。

外部指導には、学校の進級基準や成績換算を推測で答えてもらうのではなく、学校が確認した事実に基づいて学習面を調整してもらいます。転入後の補習・再試験・評定の扱いなどは、学校から正式に示された条件を最優先します。

本人の現在地を確かめる簡易確認は、学校の既習範囲から

家庭で確認問題を増やす際には、まだ授業で扱っていない部分を一度に大量に出題しないことが重要です。まず新しい学校で必要になる内容に関連する既習の範囲から、本人が解説を見ずにできることを確認します。英語の単語や文法の名称だけではなく、実際に英文を読んだり書いたりする場面で確かめると、指導者への質問が具体的になります。

例えば「この語の意味を知っている」「一文の語順を説明できる」「新しい単語を含む短文では止まる」といった観察は、すべて異なる情報です。本人が解けない理由を決めつけず、どの条件の問題で止まるかを共有します。これは家庭で学力を診断し終えるためのテストではなく、専門的な確認の入口です。

文部科学省は、学習過程と成果を評価し、その情報を指導の改善へ生かす考え方を示しています。学校の正式な学習評価は学校の基準によって行われるもので、家庭が作ったチェック表を学校の評定へ置き換えることはできません。文部科学省「教育課程の実施と学習評価」。

資料が見つからない・本人が話したくないときの代替

転入時には新生活の準備が重なり、前籍校の答案や授業プリントをすぐ取り出せないことがあります。その場合、資料を揃えるまで学習相談を延期する必要があるとは限りません。「前籍校の最後の試験範囲は未確認」「現在校ではLesson 3に入っている」「本人は現在の宿題の語順問題で止まる」など、確認できた事実だけで相談を始められる場合があります。

本人が前籍校の成績を見せたくない場合、無理に画像を集める必要はありません。本人がどの部分まで共有してよいと思っているか確認し、できないことは相談先にそのまま伝えます。保護者が教材名や進度を想像で記入するより、未確認と記載する方が誤った指導を避けられます。

準備する資料の基本的な選び方は学習相談に必要な成績表・答案・教材の整理方法を、本人が何を説明すればよいか分からない場合は「何が分からないか分からない」場合の8つの質問を参照できます。本記事は学校の切り替わりに伴う履修情報の食い違いへ対象を絞っています。

個人情報と学校教材の共有範囲を決めておく

前籍校と現在校の資料をまとめると、学校名・学年・氏名・クラス、教員のコメント、受験や転校に関する事情など、本人を特定し得る情報が増えることがあります。相談に必要のない識別情報を伏せ、どの資料を誰に渡すかを本人の理解も得て決めます。第三者が見られる共有設定や公開リンクで学校の資料を渡さないようにしましょう。

学校配布の試験問題や教材についても、相談用に必要な範囲を超えて不特定多数へ配布しないでください。解答内容を説明するだけで十分なら画像の送付は不要かもしれません。具体的な共有方法や著作物の取扱いは学校・相談先の規則を確認してください。

個人情報保護委員会は、学校における個人情報の漏えい等事案を踏まえた注意喚起を公表しています。主に学校設置者や教職員への内容ですが、成績や学習履歴の慎重な取扱いを考える上で参考になります。個人情報保護委員会の公式注意喚起(2025年6月25日)。

学習相談後に残す記録|最初の1週間で何を見るか

時点見る対象学習相談から持ち帰る判断
当日前籍校・現在校の4欄照合表確かな履修状況、未確認事項、学校へ聞く項目
1〜3日後現在校の宿題・小テストで自力でできる部分追加確認する問題形式を一つに絞る
1週間後学校課題の期限と本人の負担優先課題が無理なく続けられるか調整
次回考査後試験条件、本人の得点と困りごと進度差に関する仮説を修正し、次の確認を決める

最初の一週間で全ての未習内容を埋めようとすると、現在校の授業を受ける余力が失われる場合があります。目標は「以前の学校との違いを完全に消すこと」ではなく、「今の授業を理解するために最も必要な課題を選ぶこと」です。新しい学校の課題が多い場合、教材をさらに増やす前に、何を学校へ相談できるか確認します。

なお、学校が指定する補習や提出課題がある場合、それらを外部の塾が勝手に減らしたり免除したりすることはできません。正式な扱いは学校に確認し、学習相談では家庭の時間・本人の状態・学校課題を前提に実行可能な順番を検討してください。

よくある質問|転入後の英語学習相談

Q.同じ学年なのに学校によって英語の進度が違うのはおかしいですか? 中高一貫教育校には学校の特色を生かした教育課程の考え方があります。ただし個々の学校で何をいつ教えるかは正式な年間指導計画や学校の説明で確認する必要があります。学年だけで同じ単元まで進んでいると推定しないでください。

Q.前籍校の成績が良かったのに現在校で下がったら、英語力が低下したのでしょうか? 単純には判断できません。考査の難度、出題範囲、配点、評価方法が異なる可能性があります。本人が現在どの問題形式で止まるかを確認し、比較可能な情報から考えます。

Q.前籍校の教材が残っていなければ相談できませんか? 相談は可能です。現時点で分かる授業範囲と、本人が困っている学校課題を整理します。足りない資料は後から確認するものとして残してください。

Q.転入・編入の制度や試験条件を塾に聞けば確定しますか? できません。出願・転入許可・進級制度などは学校または設置者の正式資料を確認してください。塾で扱うべきなのは、その条件を前提とした学習の確認と指導の検討です。

Q.前籍校と現在校で教科書が違う場合、古い教材を捨ててよいですか? 教材の扱いは学校の指示や家庭の事情によります。今の学校の課題に必要な内容と、前籍校の資料で参照できる箇所を区別し、相談相手と必要性を確認する方が適切です。

Q.本人が転入先の学校に慣れず、学習相談に消極的な場合は? 無理に確認問題を増やすのではなく、学校の担任や相談窓口へ生活と学習の負担を相談してください。保護者が確認した事実を先に伝える方法もあります。

Q.新しい学校の進度へ何週間で追いつけますか? 一律に答えられません。未習の範囲、本人が自力でできる内容、学校課題の量、生活時間によって必要な期間が変わります。根拠なく到達期限や得点の保証をしないことが重要です。

まとめ|転入後の英語は、学校間の差を記録してから相談する

転入・編入後に英語で困ったとき、まず確認するのは「前の学校で何を習ったか」だけではありません。今の学校が何を前提としているか、本人が現在自力でできるのはどこか、次の課題までに何が必要かを分けることが重要です。『前籍校で履修済』『本人ができる』『現在校が既習扱い』『未確認』の四区分で整理すると、学習相談の論点を狭めやすくなります。

学校の正式な授業内容や補充指導の条件を確認するのは学校への相談事項です。個別指導では、確認できた情報をもとに、どの問題形式から確かめるか、学校の宿題と両立する学習の順序を検討します。進度の違いを本人の努力不足と結びつけず、次の授業を理解するための実用的な相談へつなげましょう。

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