,

英単語小テストは満点なのに定期テストで点が取れない中1・中2へ|原因別の12問診断

34〜50分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

中高一貫校の中学1・2年生で、毎週の英単語小テストはほぼ満点なのに、英語の定期考査では平均点を下回る。「単語は覚えているはずなのに長文が読めない」「文法問題や英作文になると点が取れない」という相談は、語彙の暗記と実際の英文で使う力の違いを調べるところから始めます。小テストで正解していることは努力の成果ですが、それだけで英文の意味や語順、時制、設問条件まで理解できるわけではありません。

まず小テストと定期考査の実物を比較し、出題形式を確かめましょう。単語を見て日本語の意味を選ぶテストなのか、日本語から英語を書くのか。定期考査では初見の文章、本文内容、文法の書き換え、自由英作文が出るのか。学校によって教材や評価方法は異なります。この記事では、語彙はできるのに定期テストで伸び悩む原因を六つに分け、学校ワークを使って長文・文法・英作文へつなげる14日間の学習法を解説します。

まず結論:単語小テストの満点と定期考査の得点は別の技能

単語小テストでは、範囲が限られた語彙を覚えているか確認することが多く、定期考査では複数の知識を組み合わせて英文を理解・作成する場合があります。語彙が十分でなければ読解は難しくなりますが、語彙だけで読解・英作文が完成するわけではありません。

一方で、学校の定期考査でも語彙問題の配点が大きい場合には、小テスト対策が役立つことがあります。学校の実際の問題構成を見ずに「単語暗記は意味がない」と決めつけないようにしてください。

原因1:単語だけなら分かるが、文の中で意味を取れない

単語帳では意味がすぐ出るのに、文章になると誰が何をするのか理解できない場合があります。動詞がどれか、主語がどれか、否定や疑問がどの部分にかかるかを確認します。

対策:一つの単語を短い英文で使う

例えば visit の意味を覚えたら、I visit my grandmother on Sundays. のような短い文で使い、主語・動詞・目的語と時間表現を確かめます。意味を暗記するだけでなく、英文の中でその語が何を表しているか考えましょう。

原因2:単語は分かるが文法の形を読み取れない

動詞の時制、三人称単数、助動詞、疑問文などの規則が不安定だと、単語は知っていても文章の意味を誤ることがあります。現在のLessonでどの文法が使われているかを確認します。

対策:主語と動詞を先に見つける

例えば She plays tennis. と They play tennis. は同じ動詞を使っていても、主語によって形が変わります。単語小テストで play を覚えていても、文の形を判断できるかは別です。学校で習っている文法範囲に合わせて短文を使いましょう。

原因3:日本語訳を覚えていても初見長文に対応できない

学校の本文や単語帳の和訳を覚えていれば、見慣れた文章では意味を答えられる場合があります。しかし別の話題や語順の英文でも意味を理解できるかは、初見の短い文章で確認する必要があります。

長文が読めない理由は語彙の不足だけとは限りません。接続詞や代名詞が何を指すか分からない場合、段落のつながりが見えにくくなります。まず短い段落で主題、主語・動詞、設問に対応する根拠を探します。

原因4:英語から日本語はできても日本語から英語で書けない

単語小テストが英語を見て意味を答える形式なら、その語を自分で書けるかは別に確認する必要があります。定期考査の和文英訳や英作文では、語彙を思い出し、必要な文法に合わせて語形や語順を選びます。

例えば「彼は毎日英語を勉強します」に対して He studies English every day. を自力で書けるか確認します。study の意味を知っているだけでは、三人称単数に応じた形を使えるか判断できません。

原因5:設問条件を読み落としている

単語を知っていても、指定語句を使う、理由を二つ書く、英文を疑問文に直すなどの条件を満たさなければ、学校の採点上で失点する場合があります。問題用紙の指示と答案を照合してください。

保護者様が採点基準を独自に判断するのではなく、返却答案の訂正や学校から配布された解説を確認し、不明点は担当教員へ質問します。

原因6:小テストに合わせた短期暗記で終わっている

小テスト直前には正答できても、数日後に同じ単語を思い出せない場合があります。また単語の意味は分かっても、文法や読解と結びつけて復習していなければ、定期考査までに使い方を忘れてしまうことがあります。

直前に大量の単語を書き写すだけではなく、数日後に答えを隠して確認し、短い英文で使ってみましょう。練習回数は本人の理解度と学校の課題量に応じて調整します。

失点分析:まず四つの問題を照合する

  • 単語小テスト:英語→日本語、日本語→英語、選択式のどれか
  • 学校ワーク:語彙問題、文法問題、本文読解、英作文の誤答
  • 定期考査:未解答と誤答がどの大問に集中しているか
  • 解答を閉じた類題:その場で説明を聞かずに自分で解けるか

例えば小テストが満点で長文だけ低得点なら、本文の主語・動詞や設問の根拠を確認します。語句整序だけ失点しているなら語順を中心に復習します。英作文だけ白紙になるなら、知っている単語を文章に組み立てる段階を確かめます。

長文読解へつなぐ三段階

第一段階:短い文の意味を正確に取る

学校の既習語彙を使った一文を読み、主語・動詞・目的語を確認します。知らない単語が多すぎる場合は、先に意味を確かめてください。

第二段階:二、三文のつながりを説明

代名詞が何を指すか、前の文と次の文の関係は何かを確認します。学校で扱った文章に近い難度から始め、いきなり長い英文を追加しないようにします。

第三段階:設問の答えの根拠を探す

Who、When、Whyなど何を尋ねる設問かを確認し、本文のどこに答えがあるか示します。本文に書かれていない内容を推測で補わず、根拠を確認する練習をします。

英作文へつなぐ三段階

第一段階:学校で習った基本文を使う

まず短い肯定文・否定文・疑問文を自力で書きます。本人が今学習している文法範囲を優先します。

第二段階:主語や時制を変える

同じ動詞を使いながら、主語を I から She へ変えるなど、必要な語形を選ぶ練習をします。意味だけの暗記から、文法を意識した作文へ移る段階です。

第三段階:学校の指定条件に合わせる

自由英作文なら語数、理由の数、指定語句、問いへの答えになっているかを確認します。英検のライティングの型をそのまま学校のすべての問題へ当てはめることは避けましょう。

中1は『意味を知っている』から『一文を書ける』へ

中1では英語の既習経験に差があります。基本語彙を多く知っていても、学校の記述形式では失点する場合があります。学校で今扱うbe動詞、一般動詞、疑問文などの範囲を確認し、知っている単語を短い文にする練習を行います。

中学受験後に英語学習が本格化した生徒は、単語の意味を覚えることと綴り・語順を自分で書くことを分けて確認するとよいでしょう。

中2は前学年の基本と今のLessonをつなぐ

中2では学校ごとに進度が異なり、現在の長文や英作文で以前の基本文法が必要になる場合があります。単語が分かるのに文章を作れないときは、どの文法で止まるか確認し、必要な前提だけ短く復習します。

学年だけで一律の単元を割り当てず、学校の実際のワークや返却答案に合わせて判断してください。

中3では学校の評価・内部進学規程を確認

中3では学校の成績や系列高校への進学が気になることがあります。ただし単語小テストが満点かどうかだけで、学校の評定や内部進学の可否を推測できません。正式な評価方法、補習・進級条件を学校の案内で確認しましょう。

NEW TREASURE(ニュートレジャー)などの教材を使う場合

一部の中高一貫校ではNEW TREASUREなどを使いますが、すべての学校で採用されているわけではありません。版、Stage、Lesson、Workbook、学校独自のプリントの指定は現物か正式な連絡で確認してください。

学校の語彙小テストで得点できているなら、次に本人が学校本文の構造を理解できているか、現在の文法を使って例文を書けるか、定期考査に近い読解設問へ答えられるかを確かめます。

英検対策と学校の定期考査の違い

英検の語彙問題が得意でも、学校の独自の本文や指定文法を使った記述式問題で得点できるとは限りません。英検と学校の課題は一部関連しますが、問題形式や試験の範囲は異なります。

英検受験日が近い場合にも、学校ワークの提出、単語小テスト、定期考査の日程を確認して学習を調整します。

「小テストは満点・定期考査は平均点以下」を4段階で診断する

同じ英単語を覚えたつもりでも、①単語だけで意味を答える、②新しい文脈で解釈する、③設問の根拠を説明する、④自分で英文に使う、では必要な処理が違います。語彙・文法・読解・英作文を分けて確認することで、すでにできている「単語の意味暗記」を過度に反復せずに済みます。以下は慶英会による家庭用の独自診断で、特定の学校の過去問・英検公式問題ではありません。

独自の題材:身近な地域活動を表す英文

英文: Last month, our class started a small garden behind the school. We planted flowers because we wanted to help bees. At first, some students thought gardening was difficult. However, we worked together every Friday. Now the garden is full of flowers, and more students visit it after school.

この英文に出る start・plant・difficult・visit のような語を個別に覚えていても、because(理由)、however(逆接)、last month(過去)、代名詞 it の指示対象を捉えられないと読み違えが生じます。

【独自診断12問】単語の暗記から読解・英作文へつなぐ

第1段階:単語を文脈の中で使う(問1〜3)

  • 1:We ( plant / planted ) flowers last month. 正しい語を選び、理由を説明する。
  • 2:「私たちは毎週金曜日に一緒に働きました」を英文にする。
  • 3:We visited the garden. のvisitedを使って、主語をSheに変えた英文を作る。

第2段階:英文の論理をつかむ(問4〜6)

  • 4:Why did the students plant flowers? 本文に基づいて英語で答える。
  • 5:What did some students think at first? 英語で答える。
  • 6:本文の最後の it は何を指しますか?英語で答える。

第3段階:文法を変形する(問7〜9)

  • 7:They worked together every Friday. を否定文に直す。
  • 8:The garden is full of flowers. を疑問文に直す。
  • 9:We wanted to help bees. の wanted to help を用い、「私は鳥を助けたいと思いました」を英文にする。

第4段階:自分の考えを表す(問10〜12)

  • 10:Do you think a school garden is useful? 賛成・反対と理由を英語2文で書く。
  • 11:「私は放課後によく図書館を訪れます」をvisitを使って英文にする。
  • 12:「最初は難しかった。しかし、私たちは一緒に練習した」を2つの短い英文で表す。

全問解答・診断結果の読み方

1 planted(last monthなので過去形)。2 We worked together every Friday. 3 She visited the garden.(過去形の形は同じ)。4 Because they wanted to help bees. 5 They thought gardening was difficult. 6 The garden.(itの指示先)。7 They did not work together every Friday.(did not+原形)。8 Is the garden full of flowers?(be動詞を前へ)。9 I wanted to help birds. 10 例:Yes, I do. A school garden helps students learn about nature. 11 I often visit the library after school. 12 At first, it was difficult. However, we practiced together.(問10〜12は条件を満たす別解も可)。

判断方法:1〜3のみできる場合は「単語から短文への接続」は始まっていますが、長文の論理や英文法変形が不足する可能性があります。4〜6で誤る場合は理由・逆接・代名詞を手がかりに本文の根拠を示す練習、7〜9は動詞の形や語順の復習、10〜12は短文の自力作成を優先します。正答数から定期考査の予想点や英検級を推定することはできません。

小テストの得点と定期考査の失点を照合する「2枚の答案」チェック

  • 小テスト:英語→日本語、日→英、つづり、例文穴埋めのどの形式で満点だったか記録する。
  • 定期考査:語彙問題、文法、初見読解、学校本文、英作文、リスニングの各失点を分類する。
  • 一致しない箇所:単語は書けるが自由英作文では動詞の形を間違える場合は、追加の単語帳より文の組み立てを優先する。
  • 改善の確認:学校の誤答を答えごと暗記するのではなく、同じ文法・語彙の初見類題を数日後に解く。

英国の教育研究機関EEFも、記憶から取り出す練習(retrieval practice)には研究上の根拠がある一方、単純な語彙の想起と複雑な課題への応用を区別し、設問の作り方を検討すべきだと論じています。EEFの解説。単語を何度もテストするだけで長文・英作文が自動的に改善すると考えず、練習の段階を変えて確かめることが大切です。

慶英会の無料体験で確認できること

学校の英単語小テストは高得点でも定期考査で点が取れない場合、学校の単語テスト・直近の定期考査答案・学校ワークを比較すると、単語量を増やすべきか、語順や長文の根拠を探すべきか、英作文の別問題が必要かを整理しやすくなります。慶英会のオンライン個別指導では実際の教材に基づく原因分析と理解度に応じた復習を支援します。英語だけ個別指導が必要かの判断基準も参考にしてください。

14日間で語彙の暗記を定期考査へつなぐ

1〜3日目:小テストと定期考査の差を確認

両方の問題形式を比較し、語彙・文法・読解・英作文のどこで失点したか分類します。学校の正規の範囲と提出条件も確認します。

4〜7日目:短文で単語を使う

学校で学習している単語を選び、短い英文の意味を説明し、本人が自分で一文を書けるか確認します。必要な基本文法へ戻って構いません。

8〜11日目:短い文章・記述問題へつなぐ

二、三文の文章を読んで設問の根拠を確認します。記述式の問題なら、主語や動詞を変えた類題を使い、解答なしで書けるか試します。

12〜14日目:学校形式で自力解答を確認

学校の小テスト・考査に近い形式で、以前誤った部分を再確認します。語彙の正答率だけでなく、文法・読解・英作文での自力解答を見ます。この14日間は学習方法の改善例であり、点数上昇を保証しません。

保護者様が確認したい五つのこと

  • 単語小テストがどの出題形式で実施されているか
  • 定期考査ではどの大問で失点しているか
  • 意味を知っている単語を短い英文で使えるか
  • 解説を閉じて学校の記述式類題を解けるか
  • 学校の必須課題と塾・英検の学習量が両立しているか

単語小テストで満点を取った努力は認めつつ、『なぜ定期考査では点が取れないの』と責める代わりに、『単語はできているね。次はどの文法問題を一緒に確認する?』と具体的な課題を探しましょう。

学校の先生へ質問したいこと

  • 今回の定期考査で優先して改善すべき技能は何ですか
  • 語彙の知識を読解・英作文へつなげるために、どの学校ワークを使えばよいですか
  • 現在のLessonで必要な基本文法は何ですか
  • 長文や英作文の記述で採点される条件はどこで確認できますか
  • 利用できる質問対応や補習はありますか

文部科学省の中学校学習指導要領解説は、外国語の学習内容を確認できる公式資料です。国立教育政策研究所の学習評価資料は、学習状況と指導・評価を考える資料です。ただし学校ごとの単語小テストと定期考査の配点を一律に指定するものではありません。

個別指導を選ぶなら確認したいこと

塾では単語小テストのための暗記だけを繰り返すのではなく、学校の実際の定期考査でどの技能が足りなかったか説明できるかを確認します。本人が講師のヒントなしで短い読解・英作文の類題に答えられるかを確認できることが大切です。

学校のワークを持ち込み、現在のLesson、誤答、提出期限を共有して指導を調整できるかも重要です。授業回数を増やす前に、今の授業で何を改善するのか具体化しましょう。

よくある質問

Q. 英単語テストが満点なのに英語が苦手なのはなぜですか?

A. 単語の意味や綴りを覚えることと、文章を読み、文法を使って書くことは別の技能です。学校の答案で不足する部分を特定します。

Q. 単語の勉強を減らして長文だけ解けばよいですか?

A. 一律に減らすべきとは限りません。学校の小テストの指定を守り、読解・英作文に必要な練習を追加・調整します。

Q. 単語は分かるのに英文を訳せません。

A. 文の主語・動詞、時制、接続詞、代名詞などを確認し、短文から段階的に意味を取る練習を行います。

Q. 英検に合格していれば学校の定期考査も大丈夫ですか?

A. 学校の教材や考査形式は別です。英検級だけで判断せず、学校の実際の答案を確認してください。

Q. NEW TREASUREを使う学校でも同じですか?

A. 語彙から短文・読解・英作文へつなぐ考え方は利用できますが、教材の採用・版・Stage・Lessonは学校の現物で確認してください。

中高一貫校の英語定期テストに悩む保護者様へ

慶英会では、中高一貫校の英語、定期テスト、NEW TREASUREなどの学校教材、英検に対応したオンライン個別指導を行っています。学校の小テスト・返却答案・ワークを共有できる範囲で確認し、語彙・文法・読解・英作文のどこに差があるかを整理します。

英単語は覚えているのに英語の定期テストで点が取れない、学校の長文や英作文へつなげたい、学校教材に合わせて指導を受けたい場合は、慶英会公式サイトから最大1か月完全無料体験をご確認ください。

参考にした主な公式情報

情報確認日:2026年10月11日。学校の採用教材、小テスト、定期考査、評価・補習・進級・内部進学条件は学校の最新の正式案内をご確認ください。

次に読む記事を探す

関連するカテゴリー:

,

このカテゴリーの前後の記事

慶英会ブログのトップページへ戻る →

記事の先頭に戻る ↑

個別指導や学習相談、無料体験については慶英会公式サイトをご確認ください。

慶英会公式ブログをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む