英語の定期テストが返却されたら、正解を赤で写す前に「なぜ間違えたか」を整理しましょう。単語を知らなかったのか、文法を選べなかったのか、問題の指示を読み違えたのかによって、必要な練習は変わります。本記事では、私立中高一貫校の中学生と保護者の方に向けて、答案を次回の学習計画へ変える方法を紹介します。以下の分類や日程は慶英会が提案する学習例で、学校の採点基準や試験範囲を定めるものではありません。
最初に答案・問題用紙・模範解答をそろえる
答案だけを見ると、どのような条件で答える問題だったか分からないことがあります。問題文の指示、指定語数、配点、模範解答を並べて確認します。学校から解説が配られた場合は、それも使いましょう。「別解が認められるか」「部分点があるか」は、学校の採点基準に沿って判断します。判断できない箇所は先生に確認してください。
合計点だけでなく、どこで何点失ったかを記録します。たとえば単語で8点、動詞の形で10点、長文内容理解で6点というように分けると、復習の優先順位を決めやすくなります。この数値は分類方法を示す仮の例で、実際の生徒の成績ではありません。
失点を四つの原因に分ける
- 知識不足:単語の意味や文法そのものを知らなかった。
- 使い分け不足:知っているルールを、その問題で選べなかった。
- 再現不足:見れば分かるが、自力でつづりや英文を書けなかった。
- 条件の見落とし:語数・時制・指定語・解答欄などを確認できなかった。
「ケアレスミス」と一括りにせず、具体的な動作まで分けるのがポイントです。三単現のsを落としたときも、ルールを知らなかった場合と、主語を確認せず書き始めた場合では対策が異なります。後者なら「動詞を書く前に主語に印をつける」という手順を加えます。
無料プリント:語彙・文法・英作文・読解のつまずきを答案から整理したい場合は、慶英会の英語答案「4領域チェックシート」(PDF)もご活用ください。学校の採点結果と照らし合わせて弱点を記録するための補助資料であり、標準化された学力診断テストではありません。
オリジナル例文で解き直しを練習する
例として、He plays soccer after school. を疑問文にする問題を考えます。正解は Does he play soccer after school? です。Does he plays … と書いてしまった場合は、疑問文のDoesが三人称単数現在を表し、一般動詞は原形になることを確認します。
その後、同じ文を覚えて終わりにせず、She studies English every day. を疑問文にします。答えは Does she study English every day? です。さらに主語をTheyに変えると、Do they study English every day? になります。「主語と動詞を変えても解けるか」が理解の確認になります。これらは教科書本文からの引用ではなく、本記事のオリジナル例文です。
解き直しノートは三項目だけでよい
ノートを美しく作ることが目的になると、問題を解く時間が減ってしまいます。最低限、「間違えた問題」「原因を一文で」「次に確認すること」の三項目で始めましょう。英文を直す場合は、正しい英文も一度書きます。
たとえば「Doesの後もplaysにした」「疑問文では動詞を原形にする」「主語→助動詞→動詞の形の順で確認する」と記録します。文法用語だけを長く写すより、次の問題で行う動作を決める方が取り組みやすくなります。学校から指定の提出形式がある場合は、その形式を優先してください。
翌日と一週間後に答えを隠して確認する
解説を読んだ直後は解けても、時間がたつと同じ間違いが出ることがあります。学習計画の一例として、翌日と一週間後に再テストします。日程を厳密に守ることより、答えを隠して解く機会を作ることが大切です。
毎回全問を解き直す必要はありません。正解の理由も説明できた問題は確認頻度を下げ、まだ迷う問題を残します。同じ問題を再テストした後には、主語・時制・単語を変えた類題も一問加えましょう。時間内に終わらなかった問題は、正確に解く練習と時間を測る練習を分けます。
今回の誤答から「英語が赤点」「小テストに落ちる」「学校ワークは終わるのに点が取れない」などの状況が見えてきたら、中高一貫校の英語が苦手な子の保護者向け・原因別ガイドから、自分の状況に合う詳しい立て直し方へ進めます。
保護者の声かけと次回の計画
「どうして間違えたの」と責めるより、「次はどこを確認したら解けそう」と聞くと、行動を具体化できます。保護者の方が英語の正誤をすべて判断する必要はありません。本人が説明できない箇所を学校や塾に相談する材料として残すだけでも役立ちます。
次の一週間は、失点の大きい原因を一つ選んで取り組みます。単語の書き取りなら一日10語の確認、動詞の使い分けなら五問の混合問題など、終えられる量から始めましょう。量は理解度と学校の課題量に応じて調整します。教材全体の進め方は、NEW TREASUREの定期テスト対策も参考にしてください。
よくある質問
全部の問題をノートに写す必要がありますか?
学校から指定がなければ、全問を書き写すことを目的にする必要はありません。誤答した問題と、正解していても理由を説明できない問題を優先します。問題用紙を保管し、番号で管理する方法もあります。
正解を覚えてしまった問題はどうすればよいですか?
語句・主語・時制を変えた問題で確認します。元の解答を言えるだけでは、似た問題に対応できるか判断しにくいためです。類題を作るのが難しい場合は、学校指定の問題集で同じ単元の別問題を使ってください。
学校の答案に合わせた英語学習の相談
慶英会では、学校の進度と理解度に合わせて英語学習を支援します。点数だけでは原因が分からない場合は、問題用紙と答案を使って復習の優先順位を整理します。慶英会公式サイトで無料体験・学習相談の案内を見る。
参考にした主な公式情報
Z会:中高生用英語教科書NEW TREASURE:教材の位置付けと学習領域の確認に参照。本記事の失点分類・例文・復習日程は独自の学習提案です。




