英語入試・英検利用入試で中高一貫校へ入学した中1・中2、あるいは英検3級に合格しているのに学校の英語テストで冠詞・単数複数・三単現・過去形を繰り返し間違える場合、「ケアレスミス」と一括りにせず、①文法を理解していない、②正しい英文を見れば分かるが自分では書けない、③設問の条件を見落とした、④時間不足で見直しができない、の4種類を切り分けてください。英検3級は協会が中学卒業程度を目安とし、リーディングに選択式の問題、ライティングにEメール返信・意見英作文、二次に面接を設けています。学校の一語補充・語順整序・全文英作文・教科書範囲の綴りテストは形式が異なり、英検合格だけで満点を保証するものではありません。
本記事では、英国文化交流機関British Councilと日本英語検定協会の公式情報を踏まえ、中1・中2向けに慶英会が独自作成した24問・全問解答と誤答原因、答案の見直し3分モデル、14日間の改善手順を紹介します。学校・学年ごとに教材と既習範囲が異なるため、実際の定期テストと授業資料を必ず優先します。
英語入試・英検合格者でも学校の筆記テストで失点する理由
| 入試・英検で示せる力 | 学校で別に問われ得る力 | 弱点の見分け方 |
|---|---|---|
| 英検3級の選択式読解で意味を理解 | 日本語から英文全体を綴り・語順まで書く | 選択肢を隠して英作文ができるか |
| 英検3級の意見英作文・Eメール返信 | 授業で習った特定文法を用いた短い書き換え | 学校のLessonに合わせた動詞の形を説明できるか |
| 面接で大意が伝わる | 冠詞・三単現・句読点まで指定の形式で正しく書く | 意味が伝わる文と学校の筆記答案を区別 |
| 英語入試で一定の英語力がある | 学校独自の副教材、語彙、書き取り、範囲指定 | 返却答案と正式な範囲表を照合 |
英検3級の正式な出題技能・問題数・形式は日本英語検定協会「3級の試験内容」を参照してください。英検のライティングでも文法・綴りは重要ですが、学校の穴埋め・整序・和文英訳と同一の採点単位ではありません。英語入試経験がある全員が同じミスをするわけでもありません。
「本当に不注意」か「再現できない知識」かを3つの方法で確認
| 判定方法 | 試すこと | 分かったこと |
|---|---|---|
| A.正解を見ずに再解答 | 翌日、同じ問題を見ずに書く | 再び間違うなら知識・手順の不足が疑われる |
| B.主語や時間表現を変える | He plays→They play→Does he play?などへ変換 | 同じ規則を別文へ応用できるか |
| C.設問の指示だけ読む | 「一語」「否定文」「過去形」「2文」等に線を引く | 形式・条件の読み落としが原因か |
例えば「Does he plays …?」を何度も書く場合、見直し時間の不足だけでなくDoesの後の動詞は原形という知識が安定していない可能性があります。逆に文法の再テストでは正解するのに、本番だけ「否定文にせよ」を読み落とすなら、設問の条件に先に線を引く手順を試しましょう。
7種類の失点を、答案の具体例で区別
| 分類 | 間違いの例 | 解くときの確認 |
|---|---|---|
| 冠詞 a/an/the | an university(誤)→a university(正) | つづりではなく発音の最初の音で判断 |
| 単数・複数 | three book(誤)→three books(正) | 数詞・可算名詞・不規則複数に注意 |
| 三単現・動詞原形 | She don’t like …(誤)→She doesn’t like … | 主語と助動詞が動詞の形を決める |
| 過去形・時制 | I go yesterday(誤)→I went yesterday | 時間を示す語と動詞を照合 |
| 語順・疑問文 | Does she likes?(誤)→Does she like? | does/didの後は原形 |
| 前置詞 | in Monday(誤)→on Monday | on / at / inを文脈で選ぶ |
| 設問条件・綴り | 全文で答える指示に一語で回答 | 指定語数・書き換え・否定・記号をチェック |
冠詞についてBritish Councilは、a/anを後続語のつづりではなく音で選ぶこと、単数の可算名詞には冠詞または所有格などの限定詞が必要なことを説明しています。British Councilの冠詞解説を参考にしながら、学校の語彙・文脈に合わせましょう。
【慶英会独自診断24問】見落としがちな冠詞・単複・時制・指示条件
以下の24問は慶英会のオリジナル問題です。特定の中高一貫校や英検公式試験からの転載ではありません。学校で習っていない文法は無理に解かず、既習の範囲を解答なしで解いてください。誤答した番号の横に「知識」「自力再現」「設問の読み落とし」「時間不足」のどれかを記録することで、次の復習を変えられます。
問題編(全24問)
- 問1【冠詞】I ate (a / an) apple after school.
- 問2【冠詞の音】My brother goes to (a / an) university.
- 問3【冠詞の音】We waited for (a / an) hour.
- 問4【特定した名詞】I bought a notebook yesterday. (A / The) notebook is blue.
- 問5【無冠詞】(Books / The books) can help people learn new ideas. 「本一般」を指す場合を選ぶ。
- 問6【不可算名詞】I need some (advice / advices).
- 問7【複数形】We saw three (child / children) near the park.
- 問8【be動詞と数】There (is / are) two books on the desk.
- 問9【三単現】She (study / studies) English after school.
- 問10【疑問文】Does your sister (like / likes) music?
- 問11【否定文】He (don’t / doesn’t) play tennis.
- 問12【過去形】I (go / went) to the library yesterday.
- 問13【過去の否定】She didn’t (watch / watched) TV last night.
- 問14【過去の疑問】(Did / Does) you visit Kyoto last year?
- 問15【進行形】Mika (reads / is reading) a book now.
- 問16【曜日】We have English (in / on) Monday.
- 問17【時刻】The lesson starts (at / in) seven.
- 問18【助動詞】She can (swim / swims) very fast.
- 問19【不定詞】He wants (to read / reading) this book.
- 問20【条件節】If it (rain / rains) tomorrow, we will stay home.
- 問21【疑問文に書き換え】She plays soccer. をDoesから始まる疑問文にする。
- 問22【否定文に書き換え】They went to the museum yesterday. を否定文にする。
- 問23【設問条件】「一語で答える」:次の英文から集合曜日を英語一語で書く。“We will meet on Friday at six.”
- 問24【条件付き英作文】「過去形を使い、英語二文で答える」:昨日の出来事と、その感想を二文書く。
解答・解説編(全24問)
- 問1:an。appleは母音の音で始まる。
- 問2:a。universityの最初は子音の音 /j/ なのでa。
- 問3:an。hourのhは発音されず、母音で始まる。
- 問4:The。2文目はすでに述べた特定のノート。
- 問5:Books。一般的な可算名詞の複数を述べるときは通常無冠詞。
- 問6:advice。adviceは通常不可算名詞で複数の-sを付けない。
- 問7:children。childの不規則複数。
- 問8:are。two booksは複数。
- 問9:studies。主語Sheの現在の習慣。
- 問10:like。Doesの後は原形。
- 問11:doesn’t。Heに対応する否定の助動詞。
- 問12:went。yesterdayが過去の時点を示す。
- 問13:watch。didn’tの後は原形。
- 問14:Did。last yearという過去の出来事。
- 問15:is reading。nowで現在進行中の動作。
- 問16:on。曜日の前置詞はon。
- 問17:at。時刻の前はat。
- 問18:swim。canの後は動詞原形。
- 問19:to read。want to+原形。
- 問20:rains。未来の条件を示すif節では通常現在形。主語itの三単現。
- 問21:Does she play soccer?。doesを文頭へ、playsを原形playへ。
- 問22:They didn’t go to the museum yesterday.。didn’t+原形go。
- 問23:Friday。曜日を表す一語だけを抜き出す。
- 問24:例 “I visited the library yesterday. I enjoyed reading a new book there.”。過去形を使用した二文で、経験と感想が通じれば別解可。
問1〜5は冠詞、6〜8は単数複数・不可算名詞、9〜15は動詞の形と時制、16〜20は前置詞・助動詞・条件、21〜24は書き換えと設問条件の確認です。問24には、過去形が使われ、指示どおり二文で記述できていれば別解があります。24問の点数だけでは学校の平均点や英検の結果を予測できません。
解き終えた後は「4分類チェック」で対策を変える
| 自分に起きたこと | 原因の可能性 | 次の練習 |
|---|---|---|
| 答えを見ても規則が理解できない | 基礎文法の知識不足 | 学校の既習単元の短い説明へ戻る |
| 正解を見れば分かるが自力で書けない | 再現・綴りの練習不足 | 日本語から1文ずつ翌日再テスト |
| 規則は分かるが指示を読み違えた | 設問条件の読み落とし | 条件に線を引き、書き換え方向を口頭確認 |
| 十分に解けるが時間が足りなかった | 解答の時間配分・見直しの不足 | 学校と同じ形式・分量で時間を測る |
「不注意だから注意して」で終わると原因が残ります。同じ誤答が翌日と3日後にも出るなら、知識・再現方法の再設計が必要かもしれません。逆に授業では正解でき、本番でのみ指示を読み落とすなら、問題文の条件への線引きを習慣化します。
テスト終了前の3分で使う見直しモデル
| 目安 | チェックの順序 | 例 |
|---|---|---|
| 最初の1分 | 「一語・二文・否定・過去形・英語で答える」など指示条件 | 問23でFriday以外を書いていないか |
| 次の1分 | 主語・動詞・否定・疑問文の原形 | Does he plays?になっていないか |
| 最後の1分 | 冠詞・複数形・時刻/曜日の前置詞・綴り・文末記号 | a/anとbooksの-s、疑問符を確認 |
これは慶英会が提案する練習モデルで、学校が必ず3分間の見直しを指定しているわけではありません。実際には解答時間と問題量の兼ね合いを考慮し、最終問題を解く時間を犠牲にしてまで3分を確保しないようにしてください。
英語入試後の中1・中2に適した学校の復習方法
英語入試で入学した生徒でも、学校の語彙・文法・読解・英作文の進め方が入試の方式とは異なる場合があります。現在の教科書・学校ワーク・小テスト・返却答案を起点に、失点が多い単元だけ戻り学習を選びます。学校名からNEW TREASUREやPROGRESSの採用を推測しないでください。
| 現在の困りごと | 学校の教材で取り組むこと | 家庭での到達確認 |
|---|---|---|
| 中1の冠詞・三単現 | 学校例文の主語・名詞を変える | 見ずに別の英文2つを書く |
| 中2の時制と長文 | 本文の時を示す語・接続詞と動詞に印を付ける | 設問の根拠を説明してから回答 |
| 学校の自由英作文 | 問題文の条件・話題・理由を整理 | 2文以上を指定どおり書ける |
| 学校の語順整序 | 主語・助動詞・動詞を先に決める | 原形と時制の修正理由を説明 |
| 英検3級の学習との両立 | 公式のEメール返信・意見英作文を別に演習 | 学校の試験範囲を先に確保 |
14日間の「同じ減点を繰り返さない」学習計画
以下は慶英会独自の家庭学習案です。学年・学校の試験範囲・体調に合わせ、追加学習は平日10〜20分程度から調整しましょう。英語入試合格者や英検取得者が14日間で必ず点数上昇することを約束するものではありません。
| 日程 | 取り組むこと | 確認する成果 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 学校の直近2回分の答案を、7種類の失点に分ける | ケアレス以外の知識不足を発見 |
| 3〜4日目 | 冠詞・単数複数の短い英文を復習 | a/an/the・複数形の理由を説明 |
| 5〜6日目 | 三単現・疑問文・過去形を別の主語で書く | Does/didの後は原形にできる |
| 7〜8日目 | 学校の前置詞・語順整序と条件付き英作文に取り組む | 指示条件を見落とさず解答 |
| 9〜10日目 | 返却答案の失点を見ずに書き直し、別の文を作る | 同じ誤りが再発しにくくなる |
| 11〜12日目 | 学校形式に合わせて時間を測って解き、見直し順を実践 | 時間配分と条件チェックの改善 |
| 13〜14日目 | 初回診断の類題を解き、今後の重点課題を整理 | 残る弱点を本人の言葉で説明 |
学校のテストが数日後なら、一般的な14日プランよりも実際の範囲表・提出物・授業プリントを優先してください。未習の条件文や現在完了などを急に大量に先取りする必要はありません。
保護者が確認したい5つのポイント
- 「分かっていたのに」の誤答を解説なしで翌日再現できるか。
- 英語入試・英検で測った技能と、学校の今回の出題形式の違いを把握しているか。
- 冠詞・数・動詞・時制・語順・設問指示のどれに失点が集中するか。
- 学校の英作文・語順整序の返却答案で先生の採点コメントがあるか。
- 英検対策より学校の定期考査・提出物の準備を優先すべき日程になっていないか。
よくある質問
Q. 英検3級に合格しているのに三単現で減点されるのはなぜですか?
A. 英検と学校の出題形式が異なるうえ、認識できる文法を自力で書けるとは限らないためです。返却答案と翌日の再テストで確認しましょう。
Q. 毎回aとanを間違えるのは単なるケアレスミスですか?
A. 音を基準にした冠詞の使い分けが十分に定着していない可能性があります。a university / an hourのような例も確かめてください。
Q. 英語入試合格者は中1の基礎を復習しなくてよいですか?
A. いいえ。本人の現在の誤答に三単現や語順が残るなら、必要な既習単元を戻って復習しましょう。
Q. 20問・24問の診断結果を学校の偏差値に換算できますか?
A. できません。慶英会の独自問題であり、学校の正式試験・英検の得点分布に基づくものではありません。
Q. テスト中は絶対に最後の3分を見直しへ使うべきですか?
A. いいえ。時間配分の一例です。未回答の問題や学校の試験形式に応じて調整してください。
Q. 英検3級のライティングは選択式だけですか?
A. いいえ。日本英語検定協会の現行案内ではEメール返信と意見英作文が記述式で出題されます。
中高一貫校の学校英語で減点が続く場合、慶英会へご相談ください
慶英会では中高一貫校の中1・中2を中心に、英語入試や英検の経験があっても学校の定期テストで点数が伸びない生徒について、学校の返却答案・教材・英作文の誤りを確認し、知識不足・自力再現・設問条件・時間配分のどこに原因があるかを整理するオンライン個別指導を行っています。単に「もっと丁寧に見直そう」と指示するのではなく、本人が学校の問題で同じ文法を自力で解けるようになる学習を重視します。
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- 日本英語検定協会「英検3級の試験内容」:リーディング選択式、ライティングのEメール返信・意見英作文、二次面接。
- 同「3級の過去問・試験内容」:中学卒業程度の目安と級別の過去問。
- British Council LearnEnglish「Articles」:a/an/the、音と冠詞、単数可算名詞の基本。
- British Council LearnEnglish「Past simple」:did・didn’tの後の動詞原形。
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情報確認日:2026年10月12日。独自診断24問・全解答・見直し3分モデル・14日間計画は慶英会の独自学習教材で、学校の問題・英検公式過去問ではありません。学校の試験条件・採点規準・使用教材を推測していません。