カリタス女子中学校は中学・高校の6年間を一体として捉える学校です。公式の「カリタスの中高6年一貫教育」では、6年間を2年ずつ「基礎養成期」「自己確立期」「自己実現期」に分け、中学1・2年生には課題を期限までに計画的に提出する力を育てる方針を示しています。中学3年から高校1年にかけては、自分で進路を考え主体的に学ぶ段階に移ります。内部進学を見据える場合も、最初の2年間は学校英語を含む日々の課題を確実に仕上げることが重要です。
一方、学校公式サイトの一般公開ページでは、中学校から高等学校へ内部進学するための具体的な最低評定、定期テストの点数、欠席日数、英検級などの判定基準を確認できません。中高一貫校だから無条件で高校へ進める、英語で一度平均点を下回ると内部進学できない、といった断定は不適切です。気になる場合は、学年説明会の資料と担任・教科担当者の説明で進学条件を確かめましょう。ここでは公式情報で確認できる6年間の教育と補習制度を踏まえ、中1・中2からの成績管理を解説します。
カリタス女子の中高6年一貫教育と内部進学
中1・中2は「基礎養成期」
学校公式の6年一貫教育ページによると、中1・中2の目標は、必要な課題を期日までに計画を立てて提出することです。この段階では、授業の理解だけでなく宿題の進捗や家庭での学習習慣を整えることが、高校段階の主体的な学びにつながります。
中3・高1は「自己確立期」
中3と高1には、進路選択に向けて自分から行動することを重視します。学校は高大連携や探究の「i-Time」を通して社会問題や進学先への関心を広げる学習を紹介しています。中3になってから学習習慣を急に作るのではなく、中1・中2のうちから復習と課題提出の仕組みを持つことが大切です。
高2・高3は「自己実現期」
高2・高3では志望する大学・学部を考え、外国語検定試験や小論文など必要な準備を進めます。学校は高校でフランス語を第一外国語に選べる課程も設けています。今の英語成績と将来の進路を結びつけながら、本人の興味・関心を尊重しましょう。
内部進学の最低点・評定・英検条件は公表されている?
今回確認した学校の公式「6年一貫教育」「学びのサポート体制」「よくある質問」には、内部進学の最低点や全科目の評定基準、英検の必須級を一律に示す記載はありませんでした。大学の合格実績や中学入試の点数を、高校への内部進学条件へ転用することもできません。
学校への確認時には、①中3から高校への進学に必要な成績・出席等の規定、②補習・追試の扱い、③学年末までの学習改善の確認方法、④希望する高校の外国語選択と進路指導、を質問すると、現在の学習に必要な対応が明確になります。
英語で成績が下がった場合の学校の補習制度
学校公式「学びのサポート体制」では、必要に応じて教科別の補習を行い、とくに英語・数学では定期テストの結果に応じた指名補習制度を設けると説明しています。実施は週1回の放課後に加え、期末特別授業期間や夏期講習期間です。これは学習の定着を支える仕組みであり、指名補習の対象になったという事実だけで高校進学の可否は判断できません。
指名補習の後にやるべきこと
まず担当教員が指定した単元と課題を確認します。補習当日は説明を受けた例題を自力で解き、翌日と週末に同じ種類の問題を解き直しましょう。解答を見て理解しただけではなく、数日後に何も見ずに正解できることが目標です。
校内の自習環境を活用する
同校では登録制の自習エリアを最終下校時刻後も19時まで開設し、卒業生チューターが教科の質問や進路相談に対応すると紹介しています。利用条件や当日の対応状況は学校の最新案内を確認し、授業や補習で残った疑問を質問する機会として活用しましょう。
中学1年生の英語|基礎を残さず進む
英単語は意味とつづりを別々に確認する
英単語を見て意味がわかっても、日本語を見て英語を書けない場合があります。学校の指定語を使い、英日・日英の両方向を短くテストします。間違えた語は翌日に再確認し、覚えた語を何度も繰り返す時間を減らします。
動詞の種類・語順・時制を理解する
be動詞と一般動詞、疑問文・否定文、時制などを学校の学習範囲に沿って復習します。例文の主語や時制を変えて書き直し、変化した理由を説明できるか確認しましょう。
英語とフランス語の課題を整理する
カリタス女子では英語・フランス語の複言語教育を行っています。異なる言語の課題が重なる場合は、提出期限・小テストの日付・必要な復習内容を分けて記録しましょう。英語のつまずきをすべてフランス語の学習負担のせいにせず、実際の答案から原因を調べます。
中学2年生の英語|高校につながる理解へ
直近の定期テスト答案を分類する
失点を語彙、文法、読解、英作文、リスニングに分け、最も点を落とした部分から対策します。単語の暗記不足と文法の理解不足では必要な学習が違います。中1で習った内容が原因なら、関連する単元だけ戻って確認しましょう。
読める英文を自分で書けるようにする
英文を読んで内容がわかっても、英作文では語順や動詞の形を間違える場合があります。学校の例文を使って書き換え練習をし、最後に自分の経験を短い英文で表現するとよいでしょう。
学習量より課題の完了と理解を確認する
基礎養成期の学校目標に沿い、「今日何時間勉強したか」だけでなく「課題を期限までに終えたか」「同じ誤答を繰り返していないか」を記録します。学習が滞る場合は、1週間の予定を小さな単位に分けて管理しましょう。
英語週6時間・フランス語週2時間の学習配分はどうする?
学校公式の英仏複言語教育によると、同校中学生は全員、英語を週6時間、フランス語を週2時間学び、授業はハーフクラスで実施しています。ネイティブ教員による会話は原則週1時間(英語アドバンストクラスは2時間)です。中1・中2で大切なのは外国語2科目の学習時間を一律に増やすことではなく、提出期限と苦手な技能を分けて管理することです。
- 英語:学校の範囲表から語彙・文法・読解・英作文の優先順位を決める。授業内容を音読した後、短い文を自力で書く。
- フランス語:学校指定の語句と発音、提出課題を別管理する。英語の語順や読み方を無条件に当てはめない。
- 会話・発表:学校で学んだ内容について結論と理由を短く述べる。理解不足があれば担当教員に質問する。
- 提出物:英語・フランス語・他教科の締切を一つの表に記録し、3日前に未完了の課題を確認する。
学校は中1向けに希望制のフランス語課外授業を週1回・6月開始で設けると説明しています。フランス語で困っている場合は学校内の支援も確認してください。公式案内。
内部進学が心配な中1・中2の家庭で確認する3項目
今回の公開資料では高校内部進学の一律の最低評定・出席日数・英検級を特定できません。学校の正式な基準を推測で補うのではなく、同校が基礎養成期で重視する「計画的な課題提出」を、家庭で確認できる行動にします。以下は家庭での管理例であり、学校の正式な進学・評定判定方法ではありません。
- ①提出状況:学校の提出物を期限内に終えた割合と遅れた原因を記録する。
- ②理解の再現:解説を聞いて正答できた問題を1週間後に別の類題で解き直す。
- ③質問の解消:分からなかった問題を持って学校の先生・指名補習・卒業生チューターに相談し、その後に自力で説明できるか確かめる。
【オリジナル問題10問】中1・中2の英語で基本の弱点を発見する
以下は独自作成の基礎診断問題です。学校の定期テストや高校内部進学試験の過去問・予想問題ではありません。未習単元は飛ばし、学校の実際の授業範囲に合わせてください。
- 1. My sister ( play / plays ) tennis every Sunday.
- 2. She likes music. を疑問文にする。
- 3. They ( was / were ) at home yesterday.
- 4. My brother can speaks French. 誤りを直す。
- 5. 「私たちは先週その博物館を訪れました」を英語にする。
- 6. Tom is studying English now. を否定文にする。
- 7. Emma visited the library because she needed a book. Why did Emma visit the library?
- 8. I went to the park ( play / to play ) soccer.
- 9. The students talked about their favorite books. を日本語に訳す。
- 10. 好きな科目とその理由を英文2文で書く。
解答・解説:1 plays(三単現)。2 Does she like music?(Doesの後は原形)。3 were(Theyの過去のbe動詞)。4 My brother can speak French.(助動詞の後は原形)。5 We visited the museum last week.(過去形)。6 Tom is not studying English now.(進行形の否定)。7 Because she needed a book.(理由)。8 to play(目的の不定詞)。9「生徒たちは自分の好きな本について話しました。」(talk about=〜について話す)。10 例:I like English because I enjoy reading stories. I want to talk with people from other countries.(内容と文法が正しければ別解可)。
1〜6が苦手なら主語・動詞・時制・語順を優先、7・9は文章の根拠を読み取る練習、8は不定詞、10は意見と理由を自力で構成する練習が必要です。正答数は学校の評定や内部進学可能性を示すものではありません。
外国語発表会・中2TGG研修と定期テスト対策を接続する
公式サイトは中1から高3の外国語発表会と、中2を対象とするTGG英語研修を案内しています。英仏複言語教育・グローバル教育プログラム。実際の実施日・課題は学校の案内を確認してください。
発表練習では「主張→理由→体験」の3文から始められます。独自例:I want to learn French because I enjoy discovering new cultures. I practiced a short conversation with my friend yesterday. It was difficult, but I enjoyed it. 発表用英語とフランス語そのものの学習は分け、学校の定期考査直前には指定課題を優先しましょう。
学校の支援を使っても英語の成績が戻らない場合
指名補習・教員への質問・卒業生チューターの支援が十分に機能する場合、外部の個別指導を追加する必要はありません。学校で扱う語順・英作文が理解できない状態を繰り返し、次のテストまでに独力で修正できない場合は、原因別の支援を検討できます。指名補習になった場合の7日間対策と、英語だけ個別指導を追加する判断基準を参照してください。
定期テスト前の2週間をどう使う?
14~8日前:範囲表・提出物を整理
学校が指定した教科書、副教材、授業プリント、課題を確認し、一通り解きます。学校からの範囲表にない問題を大量に増やすより、既習範囲の理解を優先します。
7~4日前:誤答の原因に合わせて復習
単語の誤答は書き取り、文法は変換問題、読解は本文の根拠探し、英作文は主語と時制の確認を行います。翌日に解答を見ずに再テストしましょう。
3日前~前日:新教材より再現性を重視
これまで間違えた問題を白紙から解けるか確かめ、提出物の不足も確認します。英語とフランス語以外の教科にも時間を配分し、無理な徹夜に頼らない計画にしましょう。
英検対策は内部進学とどう関係する?
英検は英語の到達度を確認する材料になりますが、今回確認した公式資料からは特定級が高校への内部進学の必須条件であるとは判断できません。学校での学習が安定している場合に、英検公式過去問を使って読む・聞く・書く・話す技能別の弱点を確認します。定期テストが近いときは学校課題を優先しましょう。
保護者様によくある質問
カリタス女子中学校から高校へは全員が無条件で進めますか?
中高6年間の一貫教育方針は公式に確認できますが、無条件での進学を保証する公開資料は確認できません。具体的な内部進学条件は学校の正式な規定をご確認ください。
英語で平均点を下回ると内部進学できませんか?
一般公開資料では、英語の平均点と内部進学の可否を結びつける具体的な基準は示されていません。学校の指名補習や担当教員への相談を活用して学習を改善し、必要な進学基準は学校に確認してください。
指名補習はどのような制度ですか?
英語・数学を中心に定期テストの結果に応じて行う補習で、週1回の放課後などに実施すると学校公式サイトが説明しています。対象点数の具体的な数値は最新の学校通知を確認してください。
中1・中2で最優先すべきことは?
学校が「基礎養成期」で重視する、計画を立てて課題を期限までに提出する力と、英語など主要教科の基礎の定着です。
NEW TREASUREを使用していますか?
今回の公式資料から、現行の学年におけるNEW TREASUREの採用は確認できません。実際に配布された教科書や副教材を基準に対策してください。
中1・中2のうちから英語の成績と学習習慣を整える
中高一貫校の長所は、目の前の試験だけではなく、6年間で学習を積み上げられることです。カリタス女子の「基礎養成期」という方針を生かし、学校の教材、答案、課題提出を一体として管理しましょう。まず校内の補習や自習支援を活用し、必要な部分を補完することが大切です。
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慶英会公式サイト:https://keio-edu.com/
公式参考情報
- カリタス女子中学高等学校「カリタスの中高6年一貫教育」https://www.caritas.ed.jp/vision/process/
- カリタス女子中学高等学校「学びのサポート体制」https://www.caritas.ed.jp/career/support/
- カリタス女子中学高等学校「よくある質問」https://www.caritas.ed.jp/faq/
情報確認日:2026年10月11日。内部進学の条件や評価方法、補習の運用は変更される場合があります。最新の学校資料と担当教員の説明を優先してください。