
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
「行ってみたい場所」を英語で発表したあと、聞き手から質問されると原稿にないことが分かり、何を付け足せばよいか迷うことがあります。屋代高校附属中学校の中3で英語スピーチに取り組む方へ、本記事では質問を受けて原稿を一段具体的に直す練習を用意しました。名所の情報を増やすだけでなく、本人の目的・聞き手への説明・まだ調べていないことを分けてみましょう。
公式活動は2026年8月26日の中3・高1合同授業
学校公式「英語の授業で高校生と交流 ~オンライン授業日~」によると、2026年8月26日、中学3年生と高校1年生が合同で英語の授業を行いました。中学生が訪れたい場所についてスピーチし、高校生が英語で質問する交流です。学校記事は、質問に答えることで発表内容や表現が深まったことを紹介しています。
これは実施済み授業の記録です。次年度も同じ課題・相手・実施方法になるという案内ではなく、発表時間・語数・配点・指定文法も同記事では確認できません。今の課題は先生の指示を優先してください。以下は学校の生徒作品・実際の質問・評価基準を転載したものではなく、慶英会の独自教材です。
今回の検索ではこの公式活動を確認しました。「質問されたあとに原稿をどう直すか」という家庭学習の需要は、活動内容から考えた仮説です。検索数・教材利用数・相談件数は未取得で、成績や検索順位の向上を保証するものではありません。
最初に三つの印を付ける|事実・希望・未確認
原稿を書く前に、日本語のメモへ次の印を付けます。事実は自分が経験したことや確認済み資料に書かれたこと。希望はこれからしたいこと。未確認はまだ分からない条件です。まだ行っていない場所の体験を、訪問済みのように書かないことが出発点です。
たとえばI want to visit … .は「訪れたい」、I visited … .は「訪れた」です。I would like to … .も希望を表せます。英文を長くするために、実際には体験していない食事・見学・会話を過去形で足す必要はありません。
独自原稿A|自分の興味を、聞き手が想像できる活動へ
設定:以下の「River Science Center」は練習用の架空施設です。施設カードの内容もすべて教材内の設定であり、実在施設の案内ではありません。料金・開館日・予約案内として利用しないでください。
施設カード:River Science Center has a model of a river. Visitors can move small blocks in the model and watch how the water flows. The card does not give opening hours.
全訳:リバー・サイエンス・センターには川の模型があります。来館者は模型の中の小さなブロックを動かして、水がどのように流れるかを見ることができます。カードには開館時間が書かれていません。
初稿:I want to visit River Science Center. I like science. It looks interesting. I want to learn many things there.
全訳:私はリバー・サイエンス・センターを訪れたいです。理科が好きです。面白そうです。そこで多くのことを学びたいです。
聞き手の質問:What would you like to try there?
訳:そこで何を試してみたいですか。
課題1:初稿のlearn many thingsだけでは、質問への答えとして何が不足していますか。日本語で答えてください。
課題2:施設カードから確認できる活動を一つ選び、「やってみたいこと」として英文一文にしてください。
課題3:聞き手からWhat time does it open?(何時に開館しますか。)と聞かれました。カードだけでは分からない場合、英語でどう答えますか。
解答1:どの活動をするのか、何を確かめたいのかが具体的になっていません。「たくさん学びたい」を繰り返すより、一つの活動を示すと聞き手が想像できます。
解答2例:I would like to move the blocks and watch how the water flows.(ブロックを動かして、水がどのように流れるか見てみたいです。)I want to move the blocks in the river model.(川の模型のブロックを動かしたいです。)も可能です。実際に行ったという過去形にはしません。
解答3例:I do not know its opening hours yet. I need to check them.(開館時間はまだ分かりません。確認する必要があります。)存在しない時刻を補わず、未確認と次の行動を示します。
改稿例:I want to visit River Science Center. Its river model interests me. I would like to move the blocks and watch how the water flows. I want to see whether moving one block changes the flow. I still need to check the opening hours.
全訳:私はリバー・サイエンス・センターを訪れたいです。そこの川の模型に興味があります。ブロックを動かし、水がどのように流れるか見てみたいです。一つのブロックを動かすと流れが変わるのか確かめたいです。開館時間はまだ確認する必要があります。
改稿の要点:施設カードの「できる活動」から、本人の「確かめたいこと」へつないでいます。流れが必ず変化するという実験結果までは断定していません。whetherが未習なら、I want to learn more about the flow of water.(水の流れについてもっと学びたいです。)と短くして構いません。
独自原稿B|聞き手への魅力は「全員楽しめる」で済ませない
設定:「Harbor Picture Gallery」も練習用の架空施設です。以下のカードの内容だけを材料にします。
施設カード:Harbor Picture Gallery displays old and new pictures of the same town. Visitors can compare its streets in different years. Some captions are in English. The card does not say that all captions are in English.
全訳:ハーバー・ピクチャー・ギャラリーは、同じ町の昔と今の写真を展示しています。来館者は、異なる年の街路を比較できます。説明文の一部は英語です。カードには、すべての説明文が英語だとは書かれていません。
初稿:I want to visit Harbor Picture Gallery. It has pictures of a town. Everyone will enjoy it. All the captions are in English.
全訳:私はハーバー・ピクチャー・ギャラリーを訪れたいです。そこにはある町の写真があります。誰もが楽しめるでしょう。説明文はすべて英語です。
聞き手の質問:I am not very interested in art. What could I do there?
訳:私は美術にあまり興味がありません。そこで何ができますか。
課題4:初稿のうち、説明文の言語についてカードだけでは裏付けられない英文を選び、確認できる範囲に直してください。
課題5:聞き手に合う活動をカードから選び、You could … .で一文提案してください。
課題6:Everyone will enjoy it.を、聞き手の関心によって魅力が変わることが分かる英文に直してください。町の変化に興味がある場合を想定します。
解答4:All the captions are in English.をSome captions are in English.(説明文の一部は英語です。)へ直します。一部という情報から、すべてとは言えません。
解答5例:You could compare pictures of the same street in different years.(異なる年の同じ通りの写真を比べることができます。)写真を鑑賞するだけでなく、町の変化を探す活動を示しています。
解答6例:If you are interested in changes in a town, you may enjoy comparing the pictures.(町の変化に興味があれば、写真を比べることを楽しめるかもしれません。)特定の関心と活動を結び付け、すべての人が必ず楽しめるとは言いません。
改稿例:I want to visit Harbor Picture Gallery because I am interested in changes in towns. I would like to compare old and new pictures of the same street. You could look for buildings that have changed. If you like learning about towns, you may enjoy this activity too. Some captions are in English.
全訳:私は町の変化に興味があるので、ハーバー・ピクチャー・ギャラリーを訪れたいです。同じ通りの昔と今の写真を比較してみたいです。変化した建物を探すことができます。町について学ぶのが好きなら、この活動をあなたも楽しめるかもしれません。説明文の一部は英語です。
改稿の要点:自分が好きな理由に加えて、聞き手がそこで何をできるかを具体化しています。youを入れれば自動的に伝わるわけではなく、質問で示された関心に合っているかを確かめます。カードにない建物の名前・年代・歴史は足していません。
質問後の改稿は、一度に全部を書き換えない
①聞かれたことをメモする、②元の原稿のどこに答えがなかったか探す、③確認できる情報か本人の希望を一文加える、④古い文と食い違う断定を削る、の順で進めます。原稿Aなら「具体的な活動」を加え、原稿Bなら「全員」「すべて」という広すぎる表現を見直します。
練習後は初稿と改稿を並べ、「何を変えたか」「どの質問を受けて変えたか」を本人が日本語で説明できるか確認しましょう。難しい語へ置き換えた量ではなく、聞き手の疑問が一つ解消したかを見る方法です。
実際に訪れたい場所へ置き換えるときの手順
まず本人が本当に興味のある場所を一つ選びます。次に、その場所の公式案内で確認できた活動を一つメモし、出典URLと確認日を手元に残します。「何があるか」と「自分は何をしたいか」を混ぜず、未確認の料金・営業時間・参加条件は断定しません。
パンフレットや旅行紹介の文章を長く丸写しする必要はありません。確認した事実を短く述べ、それを自分の関心と結び付けます。まだ訪れていないなら、見た・食べた・体験したと書かず、希望を表す文にします。実際の発表で使う引用・画像・資料の扱いは先生の指示に従ってください。
本記事の架空施設名を実在施設として提出したり、モデル原稿を本人の経験談として使ったりしないでください。原稿を作る過程を学ぶ教材であり、学校課題の代作を目的としていません。
保護者が一問だけ聞くなら
「そこで何をしたい?」「その情報はどこで確かめた?」「私がその場所を知らなかったら、何を説明してくれる?」のうち、一つを選んでください。英語で答えられない場合も、先に日本語で考えがあるかを確認すると、内容と文法のどちらを補うべきか分かります。
本人が言いたいことを決めてから、習った表現で短く書きます。発表の長さ、原稿を見てよいか、質問への回答方法などは、今回の学校課題の条件を確認してください。オンラインでの録画・公開・外部サービスへのアップロードを勧める教材ではありません。
関連教材と相談先
中2イングリッシュ・スクールの日本文化紹介は、基本的な紹介文づくりから取り組みたい方へ。本記事は中3の中高交流記録を入口に、質問を受けたあとの改稿を扱います。英語班のPOI教材は、相手の主張の範囲・根拠・実行条件を確認する練習です。
文法や一文英作文の基礎は、既存の無料英語教材や屋代附属中の学校英語・考査対策へ戻って確認できます。本記事専用の音声・PDFは作成していません。
原稿の内容は考えられるのに英文が作れない、学校課題と基礎復習の順序が決まらない場合は、慶英会のWeb学習相談をご利用ください。学年・今の学習範囲・困っている作業を最初にお知らせいただければ、相談内容を整理しやすくなります。生徒の氏名や非公開の答案画像を初回の相談文に載せる必要はありません。
一次情報と教材の区別
確認資料:屋代高校・附属中学校公式「英語の授業で高校生と交流 ~オンライン授業日~」(2026年8月26日)。本文確認日:2026年11月5日(日本時間)。学校活動の概要のみを根拠にし、独自の架空資料・原稿・設問は学校の教材と明確に区別しています。学校公認・提携や、実際に行っていない本人の個別監修を示すものではありません。
