国会・内閣・裁判所は、それぞれの働きを押さえた後、互いの権力を抑える関係を矢印で整理すると教えやすくなります。大学生講師は、三つの名称を暗記させるだけでなく、「誰が何をするか」を主語と動詞の組で説明する準備をしましょう。
三つの働きを短く整理する
導入では、国会は法律を制定する立法、内閣は行政、裁判所は具体的な争いに法を適用して判断する司法を担う、と整理します。これは基本の見取り図であり、それぞれの仕事がその一文だけで尽くされるわけではありません。
たとえば「法律に関わる仕事は全部国会」と覚えると混乱します。法案を提出すること、法律を成立させること、法律に基づいて行政を行うことは異なる行為なので、動詞を丁寧に区別します。
矢印の主語を確かめる
役割を確認する資料には衆議院「三権分立」を使えます。国会は国会議員の中から内閣総理大臣を指名し、衆議院では内閣不信任を決議できます。
ノートには国会から内閣への矢印を描き、「内閣総理大臣の指名」と書きます。不信任決議は、国会という大きな箱の中でも衆議院の権限だと追記します。機関名を大まかにまとめ過ぎないための工夫です。
裁判所との関係を一つずつ読む
同じ公式資料で、裁判所が国会の制定した法律について違憲審査権を持つことを確認します。裁判所から国会への矢印には「法律の違憲審査」と書き、法律を作る働きと憲法との関係を審査する働きを区別します。
内閣は最高裁判所の長官を指名します。「指名」と「任命」を同じ言葉として扱わず、資料の表現に沿って整理しましょう。図を完成させることより、矢印を逆にしたときに違いを説明できるかが確認のポイントです。
架空の確認カードで役割を問う
講師作成の確認カードとして「法律を制定する」「内閣総理大臣を指名する」「法律の違憲審査を行う」を用意します。順に国会、国会、裁判所へ分類し、似た言葉に引っ張られず主語と動詞を対応させてもらいます。
最後は「なぜ三つに分け、互いに抑制するのか」を尋ねます。権力の濫用を防ぎ、国民の権利と自由を保障するため、と公式資料に戻って確かめます。身近なたとえを使っても、学校や会社の役割と完全に同じ制度だと説明しないようにしましょう。
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