現在完了は、過去の出来事を現在と結び付けて述べる形です。大学生講師は「have+過去分詞」という形に加え、今も続くのか、今までの経験なのか、今どうなったのかを場面で示すと説明しやすくなります。
最初に時間の線を描く
I lived in Kyoto in 2020.は2020年という過去の時期の話です。I have lived in Kyoto for three years.は、今に至る3年間の居住を表す継続の例です。線の終点を「今」に置き、生徒に「今も住んでいる?」と聞きます。過去形は必ず今と無関係、現在完了は必ず現在も同じ動作中、と広く言い切らないことも大切です。
3つの場面を別々に説明する
継続:転校してきた生徒が、今の町での居住期間を話す。I have lived here since April.。since Aprilは始まりの点、for six monthsは長さです。
経験:旅行の話で、今までに訪れたことがある場所を言う。I have visited Nara twice.。回数を述べています。具体的に昨年行ったことを言うならI visited Nara last year.です。
完了:宿題が終わり、今は提出できる。I have just finished my homework.。終了が今の状況につながる例として使います。
時間表現を機械的な合図にしない
I have visited Nara yesterday.という誤答なら、yesterdayが完結した過去の時点を指定することを確認し、I visited Nara yesterday.に直します。ただしjustやalreadyを見たらどんな文でも現在完了、と暗記させるのは避けます。文脈や英語の変種による使い方の違いもあるので、導入では学校教材の標準的な対比を扱います。
誤答を聞き取る練習
「3年間」と聞いてin three yearsとしたら、時制より先にforの意味を整理します。have wentとしたら、go–went–goneの語形を確認します。have been toとhave gone toを扱う段階なら、経験と行って今ここにいない状況を短い会話で区別します。一度の授業で全てを追加する必要はありません。
終わりの一問
「今もこの部活に所属し、入部から2年経った」という設定を示し、I have been in this club for two years.を説明してもらいます。形、今とのつながり、forの役割の三点を確認し、足りない一点だけ次の練習へつなぎます。
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