過去形は、動詞の形と「いつの出来事か」を結び付けて教えます。大学生講師が説明を練習するときは、現在との場面対比、否定・疑問文、語尾の発音を別々に確認できる例を用意すると、暗記のどこで止まっているか見つけやすくなります。
時間の手掛かりから場面を作る
I walk to school every day.は普段の習慣、I walked to school yesterday.は昨日の出来事を述べる例です。「昨日」という語だけで機械的に変形させる前に、何をした話なのか日本語で説明してもらいます。I am tired today. / I was tired yesterday.も並べ、過去の文が全てedで終わるわけではないと確認します。
形の違う例を混ぜすぎない
規則変化はWe played soccer last Sunday.、不規則変化はWe went to the park last Sunday.で比べます。wentを見てもgoと結び付かない場合は語形の練習が必要です。wentは分かるのに現在の話として読むなら、時間表現と意味の対応を練習します。どちらも「過去形が苦手」でまとめず、次の課題を分けます。
否定と疑問で原形に戻る理由を示す
He watched TV last night. → He did not watch TV last night. → Did he watch TV last night?と並べます。did watchedという誤答には、過去を示す働きをdidが担い、後ろは原形になることを示します。be動詞のHe was busy.はWas he busy?となるので、Did he was busy?にしない点も別枠で確認します。
語尾の発音は最後の音で確認する
walkedのedは/t/、playedは/d/、wantedは/ɪd/です。判定は最後の文字ではなく音を手掛かりにします。/t/と/d/の後ろでは/ɪd/となり、それ以外では直前の音が無声か有声かで分かれます。全てに「イド」を付ける読みになっていたら、walkとwalkedを短く読み比べます。講師自身が不確かな語は、授業前に辞書の音声で確かめましょう。
短い振り返りの会話例
講師「昨日の放課後、何をしましたか。架空の話でもいいよ」生徒「I play tennis.」講師「昨日の出来事ならplayはどんな形になる?」という順で、まず意味を受け止めてから一箇所を直します。最後はI played tennis.だけでなく、Did you play tennis?への応答も確認します。私生活を話したくない生徒には、用意した人物の一日を使えます。
授業前に確認したいこと
学校で扱った不規則動詞の範囲を確認する。edの綴りと発音を分けて説明する。過去の意味、語形、否定疑問のどれを今日の目標にするか決める。全ての時制の例外を一度に教えるより、一つの場面を正しく言い直せることを目安に進めます。
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