
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
高校在学中に英検1級を取得。英検の面接委員経験を持ち、中高一貫校の英語・NEW TREASURE(ニュートレジャー)・英検対策を中心に指導しています。
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静岡県の中高一貫校に通う中1・中2が英検3級・準2級と学校の定期テストを両立するには、先に在籍校の教材とテスト範囲を確認し、英検でしか問われない形式を不足分だけ追加することが基本です。英検の級を学年だけで決める必要はありません。中1ですでに3級相当の文章を読める生徒もいれば、中2になってbe動詞・一般動詞・時制の書き間違いが残る生徒もいます。学校の成績と英検合格を両方目指すなら、毎週の優先課題を別々に管理しましょう。
静岡県内でも学校の英語指導方針は同一ではありません。静岡雙葉中学校の公式案内には中学卒業時に英検準2級を目指す方針があり、静岡聖光学院中学校には中1の希望者向けに英検3級取得を目標とする有料ビルドアップ講座があります。一方、これらを「県内すべての中学生に準2級が必須」「中1全員が英検3級を取らなければならない」と解釈するのは誤りです。本記事では学校公式に書かれた目標と、日本英語検定協会が公表する試験の形式を分け、家庭で実行できる日常学習、過去問の使い方、学年別の計画を具体的に説明します。
結論|学校の点数が不安定なら、級を上げる前に英文の再現力を確認
英検3級は中学卒業程度、準2級は高校中級程度の目安です。英検協会の各級の目安に示される程度は、実際の中高一貫校の学年進度とは一致しません。中学1年で準2級を受けることもできますが、学校の授業を理解できなくなるほど負荷が大きいなら、学習計画の見直しを優先すべきです。
目安として、学校の単語小テストや直近の定期考査で同じ誤りが繰り返される場合、英検用の新しい語彙を追加する前に、既習語・時制・語順・英文の書き直しを短時間で確実にしましょう。逆に学校英語の基礎が安定し、英検の公式問題を解くとEメール・意見英作文・リスニングなど特定形式だけに弱点が見つかるなら、そこに時間を振り向ける合理性があります。学校の授業進度と英検の出題形式は別々に確認することが重要です。
学校公式で確認できる英検目標の具体例
| 学校・制度 | 学校公式が示す英検との関係 | 誤解を避けるポイント |
|---|---|---|
| 静岡雙葉中学校・英語 | 中学卒業時に準2級、高校卒業時に2級〜準1級を目指す | 全員の合格保証や学年別受検義務を意味しない |
| 静岡聖光学院中学校・ビルドアップ講座 | 中1の5〜12月、週2回、有料の補講で英検3級取得を目指す | 通常授業とは別で、希望者向けという位置づけ |
| 静岡学園中学校・朝テスト | 英語・数学・国語の基礎を朝テストで繰り返し確認 | 朝テストは英検と同じ出題形式ではない |
| 聖隷クリストファー中学校・CHEER | 授業・家庭学習・確認・面談・再挑戦の学習サイクル | 英検の受検級と受検時期は別途確認 |
静岡雙葉「教科一覧」では洋書の読書、英検、プレゼン・ディスカッション・英作文、少人数英会話を英語科の特色として紹介しています。特に中学卒業時の準2級を目指すという説明は、2026年度の中1・中2全員に特定の受験日を指定するという意味ではありません。実際の学校行事や資格取得の進度に応じ、本人の学習計画を確認してください。
静岡聖光学院「英語教育」のビルドアップ講座は、中1の5〜12月に週2回、部活動のない放課後に実施し、英検3級の取得を目指す補講として案内されています。学年の通常授業とは別の仕組みであるため、講座の時間や教材が定期テストの範囲をすべて網羅すると決めつけないことが重要です。参加条件・費用・開講日は当年度の学校連絡が優先されます。
静岡学園中学校の公式中学Q&Aは、英語・数学・国語の朝テストで基礎事項を繰り返し確認すると説明しています。英検の長文・意見英作文だけを練習しても、校内の朝テストの指定単語を覚え直す作業の代わりにはなりません。一方、聖隷クリストファー中学校「教育プログラム」が紹介するCHEERサイクルなど、校内の学習支援を最大限利用する方法もあります。外部の塾が学校の支援制度を不要だと決めつけるべきではありません。
英検3級と準2級の試験形式はどう違うか
英検協会の公式「試験内容」によると、3級も準2級も一次試験はリーディング・ライティング・リスニング、二次試験は面接形式のスピーキングです。3級と準2級のライティングにはEメール返信と意見英作文が各1問あり、いずれか一方だけを練習すれば十分とは言えません。2024年度からの形式改定後の公式問題を確認する必要があります。
| 比較 | 3級 | 準2級 |
|---|---|---|
| 英語力の目安 | 中学卒業程度 | 高校中級程度 |
| 一次のリーディング・ライティング | 65分 | 80分 |
| 一次のリスニング | 約25分 | 約25分 |
| ライティング | Eメール返信1問+意見英作文1問 | Eメール返信1問+意見英作文1問 |
| 二次 | 約5分の英語面接 | 約6分の英語面接 |
| 練習の重点 | 身近な出来事・基本語順・短い理由 | より長い文脈・説明の展開・語彙の幅 |
3級の公式試験内容では一次のリーディング・ライティング65分、リスニング約25分、二次面接約5分とされています。準2級の公式試験内容はリーディング・ライティング80分、リスニング約25分、面接約6分です。2026年度の実際の受検日・会場、申込方法は受検区分によって異なるため、日程だけを見て一律に判断しないようにします。
英検準2級プラスを挟むべきか
英検には3級・準2級・準2級プラス・2級などの級が存在します。準2級プラスは準2級と2級の間にあり、英検協会は各級の目安で高校上級程度と位置づけています。ただし、準2級を取ったら全員が必ず準2級プラスを受けるべきというわけではありません。直近の英検公式過去問の読解・ライティング・リスニングの正答状況を確認し、上位級へ進む負担が学校の定期テスト学習を圧迫していないかで判断します。
特に中1・中2では、学校の課題量や部活動・習い事に差があります。英検の級を上げることでモチベーションが高まる生徒もいますが、基礎文法が抜けたまま上の級の単語を暗記しても、作文や本文理解で苦労することがあります。準2級プラスを選ぶ場合は、公式の過去問・試験内容を確認し、本人の現在の学力で解ける部分と不足する部分を具体的に特定してください。
2026年度第3回の個人申込日程と、学校申込の違い
2026年度第3回の英検は、公式の個人申込の試験日程では、2026年10月30日(金)〜12月14日(月)が受付期間、2027年1月24日(日)が本会場一次試験です。現在は2026年10月16日なので、次回の申込期間はまだ開始していません。支払方法による締切の違いもあるため、申込前に公式の最新日程を確認してください。二次試験のA・B日程は年齢や申込区分によって異なります。
一方、学校・塾などの準会場で受検する場合、受検者本人が自由に検査日を選べるわけではありません。英検協会の団体受検向け案内によれば、実施の有無・試験日程は所属団体の英検担当者を通じて確認します。個人申込の本会場日程を、そのまま在籍中学校の英検実施日と断定しないことが重要です。
中1・中2の定期テストと英検を両立する4週間の計画
| 週 | 学校英語の課題 | 英検対策の課題 | 判断ポイント |
|---|---|---|---|
| 第1週 | 答案を5技能に分類し学校の未定着文法を修正 | 受験予定級の公式問題で弱点を把握 | 学校の範囲表を最優先 |
| 第2週 | 学校ワークの誤答を解き直し翌日再テスト | Eメール返信1題と理由説明1題 | 同じ誤りを翌日もしていないか |
| 第3週 | 読解の主語・動詞・接続語を確認 | 公式問題でリスニングと長文 | 学校で課題が増えたら英検を減らす |
| 第4週 | テスト指定範囲を混合問題で確認 | 予定級の苦手形式のみ短く維持 | 提出物と学校試験を優先 |
この表は「4週間ですべての生徒が英検に合格する」という計画ではありません。英語を再学習する中1・中2は、毎日15〜25分程度の短い復習を習慣化することから始めてもよいでしょう。学校試験まで時間が少ないときは学校の定期テスト範囲と提出課題を優先し、英検は受験日との兼ね合いで調整します。毎週の英検勉強時間を必ず同じ配分に固定する必要はありません。
勉強時間の長さだけで評価すると、「机には長く座ったが同じ単語をまた間違える」という事態になりかねません。改善の指標には、学校ワークの未完了ページ数、同じ語順の誤答の再発、答えを見ずに書ける文の数、英検のEメールで質問に答えているか、理由を説明できているかといった具体的な成果を使います。英語の音声を聞いたあと、文字で見ても理解できない場合は語彙や文法の理解へ戻る必要があります。
学校の英作文と英検のライティングを分ける
学校の定期テストの英作文では、学校の教科書・授業プリントで扱った語彙や文法、先生が定める条件に沿って書くことが重要です。一方、英検3級・準2級の意見英作文では問題で尋ねられたテーマに答え、その考えを理由とともに説明する必要があります。内容、構成、語彙、文法といった公式の採点観点も確認してください。英検協会は3級ライティングの採点観点、準2級の採点観点を公開しています。
例えば学校のテストでは「昨日何をしましたか」を過去形で正確に書く練習が重要な場合があります。英検の意見英作文では、自分の意見と理由をつなぐbecause、for example、alsoなどを自然に使えるか確認します。ただし、接続語を大量に並べれば自動的に点数が上がるわけではありません。問いに合った主張と具体的な説明があり、文章全体として読み手に意味が伝わるかを重視しましょう。
Eメール返信は質問に答え、情報不足を残さない
英検3級・準2級のEメール返信では、相手の文を読み、求められた情報や質問に答える必要があります。学校のテストで短い英文を書けても、Eメールという文章形式に慣れていないと、質問を一つ読み落とすことがあります。まずメッセージの主題と質問を丸で囲み、答えを短い英語でメモし、それからまとまった文にします。英語の文を長く書く前に、返信に必要な内容が抜けていないかを見直します。
英検公式の問題ではEメールの設問ごとに条件が設定されています。本記事の練習問題は英検協会の正式な過去問を複製しておらず、メールで質問された情報を英語で答える力を確認するための慶英会独自演習です。文章をそのまま暗記して本番のどの問題にも当てはめるのではなく、質問ごとに内容を入れ替える練習に使ってください。
保護者が確認すべき6つの数字
- 校内の平均点との差:一回の点数だけでなく、試験難易度と失点の種類を含める
- 直近2回の基本文法の誤答数:同じ単元が繰り返し間違っていないか
- 学校教材の未完了ページ:課題量そのものが過重でないか
- 英検公式問題の技能別正答:リスニング・長文・文法・作文を分ける
- Eメールへの質問の回答漏れ:何を答える必要があったか確認する
- 書き直し後の正解率:翌日、解答を隠して同型問題を解けるか確認する
これらは学校や英検が公開した合否基準ではなく、保護者が日常学習を見直すための慶英会の診断項目です。すべての数値が悪いから外部の塾が必須という意味ではありません。まず学校の先生に質問し、補習や自習支援を利用し、なお継続的に困っている部分があれば外部の個別指導を検討します。
独自30問|学校英語と英検3級・準2級に共通する基礎力
以下の30問は慶英会が家庭練習用に独自制作した問題です。静岡県の各校の過去問、英検公式問題、特定の学校が採用した教科書の本文ではありません。学年で未習の文法がある場合は、学校の進度に応じて解いてください。問1〜12は基本文法、問13〜18は短い読解、問19〜24はEメール・会話への応答、問25〜30は自分の考えを理由とともに伝える演習です。
問題編30問
- 【文法1】He (play / plays) soccer after school.
- 【文法2】I (was / were) at the library yesterday.
- 【文法3】(Do / Does) your friends like music?
- 【文法4】She did not (went / go) home early.
- 【文法5】I have (write / written) three e-mails.
- 【文法6】My brother is (tall / taller) than me.
- 【文法7】We (were / was) studying when the bell rang.
- 【文法8】I want to (improve / improvement) my English.
- 【文法9】The book (which / who) I bought is interesting.
- 【文法10】If it (rains / will rain), we’ll stay inside.
- 【文法11】She is good (at / in) speaking English.
- 【文法12】We enjoyed (talk / talking) with our teacher.
- 【読解13】Aya reads five pages every evening. How many pages does she read in four evenings?
- 【読解14】Ken left home at 7:30 and arrived at 8:15. How long did it take?
- 【読解15】The library is closed on Tuesday. When is it closed?
- 【読解16】Mina was tired, but she finished the report. Did she finish it?
- 【読解17】The science club meets twice a week. How often does it meet?
- 【読解18】The event begins at 10 and ends at noon. How many hours does it last?
- 【返信19】友達からWhat club do you belong to? と聞かれた。英語で回答する例。
- 【返信20】友達からWhy do you like it? と聞かれた。理由を1つ述べる例。
- 【返信21】友達からWhen do you practice? と聞かれた。例として答える。
- 【返信22】友達からHow often do you read books? と聞かれた。例として答える。
- 【返信23】友達からWhat did you do last weekend? と聞かれた。例として答える。
- 【返信24】相手がWhich do you like better, science or music? と聞いた。選び、理由も加える例。
- 【意見25】「生徒は毎日読書をするべきだと思います」を英語に。
- 【意見26】「本から新しい単語を学べるからです」を英語に。
- 【意見27】「さらに、本はさまざまな文化を教えてくれます」を英語に。
- 【意見28】「私はオンライン授業が役立つと思います」を英語に。
- 【意見29】「例えば、生徒は家から学べます」を英語に。
- 【意見30】「しかし、学校で友達と学ぶことも大切です」を英語に。
解答・短い解説30問
- 1. plays heは三人称単数現在形。
- 2. was Iの過去形。
- 3. Do friendsは複数形。
- 4. go did not+動詞原形。
- 5. written 現在完了はhave+過去分詞。
- 6. taller thanがあるので比較級。
- 7. were weの過去進行形。
- 8. improve want to+原形。
- 9. which 先行詞が本、物。
- 10. rains 条件のif節は現在形。
- 11. at be good at+動名詞。
- 12. talking enjoy+動名詞。
- 13. 20 pages. 5×4。
- 14. 45 minutes. 8:15−7:30。
- 15. On Tuesday. closedは休館している。
- 16. Yes, she did. butの後にfinishedがある。
- 17. Twice a week. 頻度を聞かれている。
- 18. Two hours. 10時から正午まで。
- 19. I belong to the tennis club. belong toは所属する。
- 20. Because I enjoy practicing with my friends. 理由を答える。
- 21. We practice on Tuesdays. 曜日の前にはon。
- 22. I read books three times a week. 回数+a week。
- 23. I visited a museum last weekend. 過去形visited。
- 24. I like science better because I enjoy experiments. 比較する問いに答える。
- 25. I think students should read every day. should+原形。
- 26. Because they can learn new words from books. 意見を支える理由。
- 27. Also, books teach us about different cultures. 追加理由を示すalso。
- 28. I think online classes are useful. 主張の英語。
- 29. For example, students can study from home. 具体例を示す。
- 30. However, learning with friends at school is also important. 対立する観点を示す。
問19〜24の解答は一例であり、自分の部活動や生活に合わせて変更できます。問25〜30も一文単位の練習です。この短文をそのままつなげるだけでは、英検本番の作文問題で指定される条件をすべて満たすとは限りません。実際の英検問題の出題文や指定語数、採点観点は、受検する級の公式過去問で確認してください。独自30問の得点から英検の合否や学校の成績を予測するものではありません。
中1・中2で英検と学校英語のどちらを優先するかの判断例
| 現在の状況 | 最初に優先すること | 英検への対応 |
|---|---|---|
| 中1、be動詞と一般動詞で毎回失点 | 学校の例文・小テストで文型を再現 | 受験級を再検討し基礎中心 |
| 中2、学校の成績は安定するがEメールが苦手 | 学校の復習を維持 | 公式問題でEメールの質問を確認 |
| 中2、学校試験が1週間後 | 学校の指定範囲・提出物 | 直近で受検しないなら英検を短縮 |
| 英検受検日が迫り学校課題は進んでいる | 学校ワーク未完了を最小化 | 公式問題で技能別の重点演習 |
| 中2、長文が読めず英作文も書けない | 学校で習った文法と英文の主語・動詞確認 | 級を急がず読み書きの基礎を優先 |
学校別ガイドから優先すべき教材を探す
在籍校の制度を確認したい場合は、静岡県29校の学校別英語・定期テスト対策一覧から学校名を探せます。静岡雙葉なら定期テストと英検準2級の基礎、静岡聖光学院ならビルドアップ講座と英検3級、静岡学園なら朝テスト・学校英語の復習など、現在の問題に最も近い記事を優先してください。
学校別の記事に記載された学習法は、学校の公式行事や制度を説明する部分と、慶英会が独自に提案する復習法を区別しています。実際の教科書、学校の試験範囲、2026年度の英検実施方法・受験級は年度や学年によって変更されるため、本人が受け取った学校資料を優先してください。
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参考にした主な公式情報
- 静岡雙葉中学校・高等学校|教科一覧(英検目標・英会話・洋書)
- 静岡聖光学院中学校・高等学校|英語教育と中1ビルドアップ講座
- 静岡学園中学校・高等学校|中学Q&A・朝テスト
- 聖隷クリストファー中・高等学校|教育プログラム・CHEERサイクル
- 日本英語検定協会|各級の目安・3級〜2級の英語力
- 日本英語検定協会|英検3級の試験内容
- 日本英語検定協会|準2級の試験内容
- 日本英語検定協会|2026年度個人申込の検定日程
- 日本英語検定協会|学校・塾から申込む場合の日程確認
- 日本英語検定協会|英検3級ライティングの採点観点
- 日本英語検定協会|準2級ライティングの採点観点
資料の確認日:2026年10月16日。英検日程、試験形式、出題内容、級の目安は英検協会の公開資料を参照しました。学校名が掲載されている段落では確認済みの学校公式資料を用い、学校の受検必須条件・教材採用・校内の英検運用を根拠なく推測していません。独自30問、4週間計画、学習優先順位表は慶英会制作の一般的な練習・提案であり、学校・英検協会の正式な過去問や予想問題ではありません。
