NEW TREASURE(ニュートレジャー)Stage 2の関係代名詞で点数が伸びない生徒は、「who・which・thatを知っている」のに、後ろに続く英文の形を見ずに選んでいる可能性があります。定期テストでは、語句選択だけでなく、2文の結合、並べ替え、日本語からの英作文でも正確さが問われます。この記事ではStage 2 Lesson 10に相当する主格・目的格の関係代名詞を中心に、独自作成の演習24問、誤答の直し方、7日間の学習方法を解説します。なお、学校の教材・版・範囲表の指定を優先してください。
最初に結論:関係代名詞は「前の名詞を説明する文」を作る
関係代名詞は直前の名詞(先行詞)に説明を加える仕組みです。例:I know a girl. She speaks French. → I know a girl who speaks French.(フランス語を話す女の子を知っています)。who speaks French全体がa girlを説明しています。2文目のSheが先行詞と同じ人物なので、whoに変わったと考えると理解しやすくなります。
主格と目的格は、関係代名詞の直後で見分ける
- 主格:The boy who lives next door is my friend.(隣に住む男の子)。who自体が関係詞節の主語で、直後に動詞livesが続きます。
- 目的格:The boy whom I met yesterday is my friend.(昨日会った男の子)。whomはmetの目的語に相当し、後ろにはI metという「主語+動詞」が続きます。
- 人・物の違い:人にはwho / whom / that、物にはwhich / thatが基本。目的格のwhomは日常英語ではwhoでも表され、学校英語では問題の指定に従って区別します。
- 省略できる場合:目的格はI met the boy (whom / who / that) you mentioned.のように省略できます。一方、主格は基本的に省略できません。
誤答が発生する5つの原因
- ① 先行詞が人か物かを確認せずwho/whichを選んでしまう。
- ② 主格と目的格を「先行詞が主語かどうか」で判断してしまう。見るべきなのは関係詞節の中での役割です。
- ③ The man who he teaches us…のように、関係代名詞と同じ役割のheを重複させる。
- ④ 2文を結ぶときに先行詞が何を説明するかを特定できない。
- ⑤ The book which I read it…のように、目的格の代名詞itを残してしまう。
主格:動詞の前に置く型を練習
The teacher who teaches us science is kind.(理科を教えてくれる先生は親切です)。The bag which is on the desk is mine.(机の上にあるかばんは私のものです)。この型では関係代名詞の直後に節の動詞(teaches / is)が来ます。動詞の単数・複数は先行詞に合わせます。The students who play soccer are happy.ではplayとなります。
目的格:後ろの主語・動詞を見落とさない
The cake which my mother made was delicious.(母が作ったケーキはおいしかった)。whichの後はmy mother madeで、madeの目的語が先行詞のcakeです。『The cake which my mother made it』はitが不要です。I like the song (that) you recommended.ではthatを省略することもできます。
【定期テストの答案診断】関係代名詞で迷うときは、先行詞の後ろで動詞の主語が欠けているのか、目的語が欠けているのかを見分けます。主格who/whichと目的格who/which/thatを分類し、短文を結合できるか確認してください。慶英会のオンライン個別指導・最大1か月無料体験では、学校の答案に合わせた復習計画を案内しています。
基本演習12問:選択・空所補充・訂正
- The girl (who / which) is standing over there is my sister.
- The camera (who / which) I bought yesterday is expensive.
- This is the student (who / which) won the prize.
- The letter (who / which) you sent arrived this morning.
- This is the dog (who / which) lives near our house.〔学校文法で物・動物の基本区分で考える〕
- I know the woman (who / which) works at this library.
- This is the movie (who / which) we watched.
- This is the boy (who / whom) I invited.〔目的格として学校文法上の形を選ぶ〕
- 次の誤りを直す:The girl who she sings well is my friend.
- 次の誤りを直す:The book which I read it was interesting.
- 次の誤りを直す:The man which lives there is a doctor.
- 次の誤りを直す:The bike who my brother uses is new.
基本演習の解答と根拠
- who:人・主格。
- which:物・目的格。
- who:人・主格。
- which:物・目的格。
- which:学校文法の基本的な区分では犬を動物としてwhichで扱う(ペットを人のように扱いwhoとする用法もあり、文脈による)。
- who:人・主格。
- which:物・目的格。
- whom:学校英語での目的格の形式。会話ではwhoも広く用いられるため、出題条件に注意。
- The girl who sings well is my friend.:sheが重複。
- The book which I read was interesting.:itが重複。
- The man who lives there is a doctor.:先行詞が人。
- The bike which my brother uses is new.:先行詞が物。
応用演習12問:2文結合・並べ替え・英作文
- I have a friend. He lives in Canada.(whoを使って1文に)
- This is a picture. My sister painted it.(whichを使って1文に)
- The teacher is kind. She helped me yesterday.(whoを使って1文に)
- The restaurant is popular. We visited it last weekend.(whichを使って1文に)
- 語順を整える:(that / the / is / book / I / wanted / this).
- 語順を整える:(a / I / have / friend / who / plays / tennis).
- 関係代名詞を省略できるなら省略:The song which I heard yesterday is beautiful.
- 関係代名詞を省略できるなら省略:The woman who teaches English is famous.
- 『あそこに立っている男性は私の父です』を英文に。
- 『これは私が昨日買ったかばんです』を英文に。
- 『私には英語を上手に話す友人がいます』を英文に。
- 『彼女が書いた手紙は机の上にあります』を英文に。
応用演習の解答とチェックポイント
- I have a friend who lives in Canada.
- This is a picture which my sister painted.
- The teacher who helped me yesterday is kind.
- The restaurant which we visited last weekend is popular.
- This is the book that I wanted.
- I have a friend who plays tennis.
- The song I heard yesterday is beautiful.:whichは目的格なので省略可。
- The woman who teaches English is famous.:whoは主格なので省略不可。
- The man who is standing over there is my father.
- This is the bag which I bought yesterday.
- I have a friend who speaks English well.
- The letter which she wrote is on the desk.
補足:13〜24は、意味・文法が合っていればthatへの置換や目的格の省略など複数の正解を認めます。
英文を読むときの区切り方
The scientist who discovered the island wrote a book.なら、The scientist / who discovered the island / wrote a book.と分けます。主語の中心はThe scientist、主節の動詞はwrote。who discovered the islandは間に挟まる説明です。日本語の語順だけに合わせて一語ずつ戻り読みせず、修飾部分をかたまりで捉えることが長文読解に有効です。
7日間の復習プラン
- 1日目:先行詞に下線を引き、関係詞節を括弧で囲む。
- 2日目:主格の文だけを10本作り、先行詞と動詞の数を確認。
- 3日目:目的格だけを10本作り、it/him/herの重複を消す。
- 4日目:2文結合を解き、消える語を確認。
- 5日目:語順整序と誤文訂正を混ぜて実施。
- 6日目:日本語だけを見て英作文し、別解も点検。
- 7日目:初日に誤った問題を、解答を隠して再テスト。
保護者によくある質問
Q. whoとthatはいつも入れ替えられますか? A. 中学校で扱う制限用法の多くでは可能ですが、非制限用法や前置詞直後などでは制限があります。学校で習う範囲の条件に従いましょう。
Q. 目的格は省略してよいですか? A. 基本的には省略可能ですが、問題が『関係代名詞を使って』と指定している場合は書きます。
Q. 同じ問題集を繰り返せば定着しますか? A. 答えの形を覚えた可能性もあるので、同じ意味を違う名詞・動詞で英作文できるか確認しましょう。
まとめ:まず主格・目的格の判定を自動化する
関係代名詞の得点差は、who・whichという語句の暗記より「後ろの節が主語を必要としているか」「目的語が欠けているか」を見分ける力で生じます。問題を分類し、主格12問・目的格12問のように弱点に合わせて練習してください。授業進度が速く、文法と英作文の両方でつまずく場合は、学校配布プリント・小テスト答案を基にした復習計画を優先します。
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主格・目的格の診断と、学校テストでの採点基準
関係代名詞の24問では、まず「先行詞が人か物か」「関係詞節の中で主語または目的語が欠けているか」を判断します。たとえば目的格の whom は格式の高い文体・学校文法で扱いますが、現代の一般的な英語では who も使われます。演習8番は「目的格としての学校文法上の形」を選ぶ条件付きです。実際の採点では学校の指定を優先してください。Z会の2026年版公式カタログはStage 2 Lesson 10を主格・目的格の関係代名詞としています。Lesson 9の分詞・後置修飾24問と比較すると、名詞を説明する節と分詞句の違いも整理できます。英語定期テストの解き直し方と慶英会の無料体験案内もご確認ください。
参考にした主な公式情報
- Z会|NEW TREASURE Third Edition公式カタログ(Stage 2 Lesson 10:関係代名詞)
- Z会|NEW TREASURE Third Edition Stage 2 文法問題集
- Z会|NEW TREASURE教材公式案内
監修:慶英会 塾長。この記事の演習と解説は独自作成であり、教科書本文・公式問題集の転載ではありません。




