神戸山手グローバル中学校では、グローバル選抜探究コースと未来探究コースで英語学習の設計が異なります。学校公式によると、前者は中学でProgress in English 21を使用し、英語の授業と課外活動を合わせて週10時間以上英語に触れる環境を用意しています。これは通常の英語授業だけで週10時間という意味ではありません。英語の会話活動についていけても、定期考査の語彙・語順・英作文で失点することはあります。まず所属コース、実際に使用している教材と答案を確認し、読めない・聞けない・話せない・書けないの原因を分けて対処しましょう。この記事では学校公式情報に加え、定期テスト向けの学習手順と、英語で他教科を学ぶ活動に応用できる独自演習10問、14日間の復習例を紹介します。
中学校は二つのコース|共学と女子コースの違い
学校公式の中学紹介では、グローバル選抜探究コースは共学、未来探究コースは女子のみと記載されています。グローバル選抜探究コースは英語と探究学習の比重が大きく、国公立大学・難関私立大学や海外大学を視野に入れるコースです。未来探究コースは5教科の基礎をバランスよく固め、思考力と表現力を育てる学習を重視しています。コースごとにカリキュラムが違うため、英語の学習量や課題、考査範囲を別のコースの情報から推測しないでください。
コース別に確認したい英語教材・学習方針
| 比較項目 | グローバル選抜探究コース | 未来探究コース |
|---|---|---|
| 対象 | 共学 | 女子のみ |
| 英語教育の特徴 | 授業+課外活動で英語に週10時間以上触れる | 英語4技能と5教科の基礎学力を重視 |
| 学校公式に明記された教材 | 中学英語でProgress in English 21 | EdTech教材デキタスを5教科の学習支援に利用 |
| 家庭学習の起点 | 本人のPROGRESSのBOOK・Lesson・音声・答案 | 学校指定教材・定期考査範囲・弱点 |
「週10時間以上」はグローバル選抜探究コースで授業と課外活動を合算した英語への接触時間です。また、未来探究コースにPROGRESS 21が一律に配布されるとまでは公式ページから確認できません。教材の巻・版・授業範囲、評価基準は学校の現年度資料を優先してください。出典:学校公式「中学校」。
Progress in English 21とは|公式に採用が案内される教材
学校の公式「中学校」ページでは、グローバル選抜探究コースの英語授業について「中学ではProgress in English 21」を使用すると明記しています。英語の教材名を学校公式で確認できる点は、学習計画を考えるうえで重要です。ただし同じ教材を未来探究コースや全学年・全クラスで一律に使用するとまでは読み取れません。教材の巻、版、配布プリント、補助教材は本人の学年と所属コースで確認しましょう。授業の本文を音読するだけでなく、知らない単語・文法・文構造を特定し、教科書を閉じて要点を説明できる状態まで復習することが大切です。
NEW TREASUREの採用情報と混同しない
中高一貫校の英語教材として知られるNEW TREASURE(ニュートレジャー)とProgress in English 21は別の教材です。学校公式がグローバル選抜探究コースで明記しているのはProgress in English 21であり、同コースの教材がNEW TREASUREであると断定するのは不正確です。他コースの学年別副教材については配布資料を確認してください。教材名で検索するときは学校名、コース、学年、教材の正式名を組み合わせ、他校向けの解説をそのまま当てはめないことを勧めます。
週10時間以上の英語学習に追いつくための復習
グローバル選抜探究コースは、授業と課外活動を合計して週10時間以上英語に触れる環境を用意しています。この数値を通常の教科授業だけの時数と解釈しないことが重要です。授業や活動の回数が多いと、その都度理解できなかった点が積み重なることがあります。毎回の授業後に新出語を確認し、重要な英文を一つ自分で作り、週末に覚えているか確かめてください。課外活動で新しい表現を使った場合は、その表現を翌日の短い英作文にも取り入れると定着を確認できます。
英語の習得目標CEFR A2を正しく捉える
学校公式はグローバル選抜探究コースの中学卒業段階でCEFR A2レベルを目指すと説明しています。CEFRは外国語の運用能力を表す参照枠であり、目標値は全員が達成済みであることや進級の条件を意味しません。中1・中2では現在の到達度に応じて、自己紹介や身近な出来事の説明、短い英文の読解、基本的な質問への応答などを段階的に積み重ねます。学校の評価基準や目標に照らして技能の不足を確認することが大切です。
ネイティブ教員と日本人教員の担任二人制を活かす
公式のコース紹介は、グローバル選抜探究コースで外国人と日本人教員の担任二人制を採用し、授業外のコミュニケーションにも英語を取り入れるとしています。日常の会話で言葉が出てこなかったとき、その表現を後から調べて翌日に使ってみることが学習機会になります。また、話せたからといって英文の書き方まで正確とは限りません。使った表現をノートに書き、動詞の形や語順を確認すれば、会話経験を定期考査の力へつなげられます。
学校のGlobal Roomでの会話を英作文へつなげる
学校公式の中学案内では、昼休みや放課後にネイティブ教員や留学生と交流できる「Global Room」が紹介されています。会話中に表現できなかった一文を帰宅後に確認し、翌日もう一度使ってみましょう。たとえば「昨日、面白い動物を見た」は I saw an interesting animal yesterday. と言えます。さらに What animal did you see? という質問文を作ると、過去形のsawと、didの後に用いる原形seeを対比できます。話せた英文を見ずに書けるかも確認することで、学校での発話機会と筆記の正確さをつなげます。
イマージョン教育で英語と他教科をつなげる
学校は音楽・家庭・プログラミングなどに英語を取り入れるイマージョン教育を紹介しています。公式の改革ページでは、英語×数学・理科の学びを通年実施する取り組みも案内されています。こうした授業で分からないことがあったら、教科の内容自体が理解できないのか、英語で使われた説明や用語が分からないのかを分けて確認してください。内容を日本語で簡潔に整理した後、学校で習った英語表現を使って説明し直す方法があります。一般の英単語帳には載らない専門用語も、授業資料の範囲で学びましょう。
未来探究コースの英語と5教科の両立
未来探究コースについて学校は、英語の4技能を伸ばすとともに5教科の基礎・基本を重視すると説明しています。教科書準拠のEdTech教材「デキタス」を使った個別最適化学習も紹介されています。デキタスを使用する場合は、映像を視聴しただけで理解したつもりにならず、確認問題を自分で解けるか確かめてください。学校教材の復習とICT教材が同じ内容なら重複を避け、必要な弱点に絞って学習時間を使うことが効果的です。利用範囲は最新の学校指示を優先してください。
中1の英単語|意味・つづり・文中での使い方
単語の学習では、英語から日本語へ意味が分かることと、日本語から英語を正確に書けることを分けて確認しましょう。学校で習った単語を10語程度選び、意味と発音を確認した後、答えを隠して書きます。さらに単語を使った短い例文を作り、品詞や動詞の形が正しいか点検してください。間違えた語だけ翌日と数日後に再テストすると、覚えられなかった語を効率的に減らせます。市販教材を増やす前に学校の出題範囲を押さえることが優先です。
中1の英文法|例文の丸暗記から応用へ
英文法はルールを読んで理解したつもりでも、語句が変わると使えない場合があります。授業の例文を一つ選び、主語・動詞・語順・時制を説明したうえで、主語や時間表現を変えた三つの英文を作ってみましょう。疑問文や否定文も同様に変形します。教科書の例文を声に出すことと、自分で書き直すことを組み合わせると、授業の発話活動と筆記問題の両方へつながります。
中2で授業についていけないときの原因分析
中2で読解や英作文の難度が高まったと感じる場合、現在の単元だけでなく中1で学んだ文法や語彙の積み残しが原因になっている可能性があります。直近二回分の定期考査や小テストを確認し、現在の単元の誤答と、以前の基本事項の誤答を分けてください。新しい授業の復習を止めず、以前の弱点に対して毎日10分程度の再テストを加えると、学習の遅れを広げずに対処しやすくなります。時間配分は家庭学習の提案であり学校の指定ではありません。
定期テストの失点は原因別に整理する
答案の間違いを、単語の意味、スペリング、文法・語順、長文読解、英作文、聞き取り・時間配分に分類しましょう。例えば英会話で意味は通じるのに、筆記で動詞の形を誤っていたら文法練習が必要です。文章を読めるのに設問で失点する場合は、本文中の根拠を探す力を確認してください。必要な勉強は誤答の種類により異なるため、何となく問題集を繰り返すことを避けましょう。
定期考査の3週間前からの勉強計画
考査範囲表が出たら学校教材、授業プリント、課題を一か所に集めます。3週間前を目安に不明点を洗い出し、2週間前には苦手な問題と類題を中心に解き直し、1週間前には時間を測って自力で解答しましょう。英語の課外活動と試験勉強が重なる場合、普段の活動で学んだ例文を定期考査にも応用し、学習内容の重複を避けることが大切です。これは一般的な準備計画であり学校の考査日程や出題範囲を断定するものではありません。
長文読解で時間が足りないとき
英文が理解できない原因を、未知語が多い、文構造が取れない、段落の要点が分からない、設問の根拠が見つからない、という段階に分けます。最初に主語と動詞を確認し、修飾語句の関係を明らかにします。次に段落を短く要約し、最後に設問に対応する根拠を本文から探してください。全文の日本語訳を読んで分かった状態と、自力で英文を読める状態は異なります。後日、答えを隠して読み直しましょう。
英作文は短く正確な英文から組み立てる
英作文が苦手な場合、長い日本語を一文で英訳しようとせず、結論・理由・具体例を短い文に分けます。主語と動詞、時制、単数複数、冠詞、前置詞の順に点検してください。添削を受けたら正しい英文を書き写すだけでなく、なぜ修正されたのか説明し、別の題材で同じ文法を使います。スピーキングで使った自分の意見を文章にまとめると、表現の定着にも役立ちます。
英検はコース目標と現在の実力を照合する
英検を受験する場合は、学校の語彙・文法を土台に、級別のリスニング・読解・ライティング・面接などを補います。グローバル選抜探究コースのCEFR A2目標と英検の受験級を機械的に同一視せず、本人が公式問題でどの技能を解けるかを確認してください。定期考査前は学校の出題範囲を優先し、その後に英検固有の問題形式を練習すると、負担を調整しやすくなります。学校が中1・中2全員へ特定級の取得を義務づけているとは確認できません。
独自確認問題10問|英語で学ぶ理科の説明と基本英文法
以下は慶英会が独自に作成した練習です。学校が使用するPROGRESS 21の本文、実際の授業課題や考査問題ではありません。未習の文法は学校の進度に合わせて後回しにしてください。
短い英文を読んで答える(1〜4)
This week, Mina’s class is growing two plants. One plant gets sunlight, and the other stays in a dark box. The students water both plants every morning. After seven days, the plant near the window is taller. Mina writes, “Plants need light to grow well.”
- 1.How many plants are the students growing?
- 2.What do the students do every morning?
- 3.Which plant is taller after seven days?
- 4.What does Mina learn about plants?
文法・英作文(5〜10)
- 5.We (water / waters) the plants every morning. 正しい語を選ぶ。
- 6.He grows plants. を否定文にする。
- 7.Are you ready to explain your idea? にYesで答える。
- 8.「私は毎朝、その植物を観察します」を英語にする。
- 9.The plant near the window is taller. を「もう一つの植物より背が高い」にする。
- 10.Why is the plant near the window taller? に英文で答える。
解答・解説
1.Two plants. 冒頭に根拠があります。2.They water both plants every morning. waterは「水をやる」の動詞です。3.The plant near the window. after seven days以降が根拠です。4.Plants need light to grow well. 最後の一文に示されています。
5.water 主語Weの現在形では原形を用います。6.He doesn’t grow plants. doesn’tの後は原形growです。7.Yes, I am. be動詞で答えます。8.I observe the plants every morning. 主語+動詞+目的語+時を表す表現です。9.The plant near the window is taller than the other plant. 比較にはtaller thanを使います。10.Because it gets sunlight. 本文の情報を根拠に説明します。
1〜4で失点した場合は英文中の根拠を探す練習、5〜9なら動詞の形・語順・比較表現の復習、10なら理由を英文で説明する練習を優先してください。学校で英語を使って他教科を学ぶ際は、教科内容そのものの理解不足なのか、英語での説明を理解できないのかを分けて確認することが重要です。
中1・中2の14日間復習プラン
| 期間 | 重点 | 確認すること |
|---|---|---|
| 1〜3日目 | 学校教材・直近答案を集めて語彙・文法・音読・読解の失点を分類 | 何が分からないかを本人が説明できる |
| 4〜6日目 | 指定英文を音読して意味確認、重要英文を見ずに書く | 主語や時を変えても正しい |
| 7日目 | 指定ワークの誤答を再テスト | 解答理由が言える |
| 8〜10日目 | 日常会話・英語の他教科で学んだ表現を短文にする | 話せた英文を正確に書ける |
| 11〜13日目 | 短い読解・英作文で応用し、誤答を再確認 | 初見問題で同じミスが減る |
| 14日目 | 学校の範囲表と照合し、次の2週間の優先課題を整理 | 継続する改善項目が明確 |
この14日間は家庭向けの学習例であり、学校の指定計画や短期間での成績改善を保証するものではありません。英語に触れる時間が多い生徒ほど、教材を増やすよりも理解できていない一つの文法・語彙・表現を正しく使える状態にすることを優先します。誤答の整理方法については、中高一貫校の英語の間違いノートの作り方もご覧ください。
よくある質問
神戸山手グローバル中学校の英語教材は何ですか?
学校公式サイトでは、グローバル選抜探究コースの中学でProgress in English 21を使用すると明記しています。他コース・学年の教材は学校配布資料を確認してください。
英語は週10時間以上ありますか?
グローバル選抜探究コースでは授業と課外活動を合わせて週10時間以上英語に触れられると案内しています。通常授業だけの時数ではありません。
未来探究コースでも同じ教材ですか?
公式ページから同じ教材と断定できません。本人の所属コースで配布された教材を確認してください。
NEW TREASUREを使用していますか?
公式ページで確認できるグローバル選抜探究コースの中学英語教材はProgress in English 21です。NEW TREASUREの一律採用を示す根拠は確認できません。
英語が苦手なら個別指導が必要ですか?
必須ではありません。まず学校の課題と教材を使い、誤答を分析して復習し、それでも理解が進まない部分に対して個別指導の必要性を検討します。
学校英語・定期考査・英検のオンライン個別指導
慶英会では、中高一貫校の学校英語・定期考査・英検の対策を、学校教材と本人の答案を確認しながらオンラインで個別指導しています。Progress in English 21を使用する授業では、本文の語彙・文法・読解の理解から英作文への応用を重視し、日々の英会話と筆記の力をつなげる学習を支援します。神戸山手グローバル中学校との公式な提携関係を示すものではありません。慶應義塾大学卒・英検1級の塾長による指導体制のもと、最大1か月無料体験を案内しています。詳しくは慶英会公式サイトをご確認ください。
参考にした主な公式情報
- 神戸山手グローバル中学校高等学校:中学校のコース紹介・英語教材・教育課程
- 神戸山手グローバル中学校高等学校:イマージョン教育・学校改革
- 神戸山手グローバル中学校高等学校:公式サイト
- 日本英語検定協会:英検公式情報
情報確認日:2026年10月11日。学校の教材・コース・教育制度は公式公開情報に基づき、家庭学習の方法・時間配分は一般的な提案として記載しています。学校の最新の配布資料や時間割・評価基準を優先してください。