海城中学校の中2英語から中3でつまずかないために|Ⅰ期の基礎からⅡ期の文法・読解・英作文へつなぐ学習法

26〜39分

編集・運営:慶英会公式ブログ(運営・編集方針)

海城中学校の英語科は、6年間の学習を発達段階に応じて位置づけています。公式の「各教科紹介」では、中学1・2年生をⅠ期として英語の基礎を確実に身につける時期、中学3年生・高校1年生をⅡ期として、それまでの学びを土台に文法を体系的に学び、表現力を伸ばす時期と説明しています。中1・中2で英語の定期テストが何とか取れていても、単語を単独で覚えるだけだったり、英文の意味を感覚でつかんでいたりすると、中3以降に読む・書く負担が増えたと感じることがあります。

特に保護者様が確認したいのは、学校で既に習った英文を「なぜこの語順なのか」説明できるか、設問の根拠を本文から示せるか、学んだ構文を使って短い英文を自力で書けるかという三点です。中3の内容を先取りすることより、中1・中2の積み残しを発見して補うことが大切です。本記事では海城の公式英語科方針を踏まえ、定期テストの答案を使った弱点分析、読む・聞く・書く・話す4技能の復習、英検との両立、4週間の家庭学習計画を具体的に紹介します。

海城のⅠ期・Ⅱ期の学習目標とは

学校の公式教科紹介では、中1・中2のⅠ期は楽しみながら基礎を身につける段階と説明されています。中3・高1のⅡ期では、基礎を踏まえて体系的な文法や表現力を発展させる方針が示されています。

中学2年の終わりに必要なのは、学校の全範囲を暗記し直すことではありません。返却答案で間違えた構文や単語を見つけ、理解して使える状態へ戻すことです。

Ⅰ期の通常授業と英語演習

公式英語科紹介は、中1・中2に週4時間の通常授業と週2時間の英語演習を設けていると説明しています。英語演習ではクラスを分けた少人数編成で、語彙・文法や英会話の反復練習を行います。

学校独自の冊子・プリントも活用するため、復習は一般的な問題集だけでなく、その学年で実際に配布された教材を基準にすることが大切です。

海城の「少人数英語演習」と「習熟度別」は同じではない

海城の公式英語科紹介は、中1・中2の英語を通常授業週4時間+少人数編成の英語演習週2時間と説明しています。一方、学校公式「海城の教育」には学校全体の方針として「習熟度別授業は行っていません」と記載されています。したがって、英語演習でクラスを分けていることを、英語の成績順位別に固定された能力別クラスがあるという意味に読み替えてはいけません。

英語演習では、公式説明上、英会話・語彙・文法事項を繰り返し練習します。ここで口頭では言えたのに定期考査で書けなかった表現があれば、発話→英文を正しく書く→語句と時制を変更して再現するという順で復習をつなげましょう。学校の授業と家庭学習が別々にならないことが重要です。

中2のうちに解きたい独自総合確認8題

海城中学校の過去問・予想問題ではなく、Ⅰ期の基礎からⅡ期の文法・読解・英作文につなぐために慶英会が独自に作成した確認問題です。実際の学習範囲が異なる場合は、学校で既習の事項を優先してください。

  • 問1:She studies English every day. を否定文にする。
  • 問2:They visited Kyoto last year. を疑問文にする。
  • 問3:次の英文の主語と中心となる動詞を示す。 The boy with a blue bag is my brother.
  • 問4:語順を整える。(to / decided / read / I / this book).
  • 問5:誤りを直す。 He can plays the guitar.
  • 問6:「私は昨日忙しかったので、英語を勉強しませんでした」を英語にする。
  • 問7:次を読んで理由を答える。 Mina took an umbrella because it was raining. Why did Mina take an umbrella?
  • 問8:「I want to study abroad.」について、「なぜ」を表す英文を一文追加する(解答例は複数可)。

模範解答と確認ポイント

1. She doesn’t study English every day.(doesn’tの後は動詞の原形)/2. Did they visit Kyoto last year?(didを使う疑問文は動詞の原形)/3. 主語はThe boy with a blue bag、中心となる動詞はis。主語の中心語はboy。/4. I decided to read this book.(decide to do)/5. He can play the guitar.(助動詞後は原形)/6. I didn’t study English yesterday because I was busy.(過去形・理由)/7. Because it was raining.(because節に根拠)/8. 例:I want to study abroad because I want to learn about different cultures.

間違いが2問以上ある場合は、単純に教材を増やすより「動詞の形」「主語と述語」「不定詞」「理由を説明する語順」のどこで迷ったかを記録してください。8問は定着度を粗く把握する家庭用の指標であり、学校の成績・偏差値を予測するテストではありません。

中2のイングリッシュキャンプと日常の英語学習を接続する

海城の2026年度年間行事は8月に「中2イングリッシュキャンプ」を掲げています。学校のグローバル教育紹介は、中2対象のイングリッシュキャンプで英語のスキット(短い劇)を作り、演じる取り組みを紹介しています。参加対象や当年度の詳しい運営は学校案内を優先してください。

家庭での応用例は、授業で習った質問文を使い「質問→応答→一つ追加質問」を3往復行い、発話した英文を後でノートに書くことです。学校の英語演習で使った既習表現を再利用し、発表だけが得意・筆記だけが得意という状態を減らすことを目指します。

中3に向けて何を見直すべきか

最初に語順、動詞の形、疑問文と否定文、修飾語の働きを理解できているか確認してください。学ぶ順番や具体的な単元は学校の進度に従います。

中1・中2の既習文法が定着していれば、新しい構造の英文でも主語と動詞を見つけ、意味を組み立てる負担を減らせます。

英単語は意味だけで終わらせない

学校指定の単語について、見て意味が分かる、聞いて意味が分かる、日本語から英語を書ける、文の中で使えるという四つの観点で確認しましょう。

どれか一つだけできる場合は、別の形式でつまずく可能性があります。間違えた語を翌日と数日後に再テストする方法が役立ちます。

文法の穴埋めが解けるのに英作文が書けない

選択式問題では正解を見分けられても、自分で文を作るには主語・動詞・語順をすべて決める必要があります。

既習構文で一文を書き、主語を変え、時制や内容を変えた文を作る練習をしましょう。自分で英文を生成できるかが理解の確認になります。

読解で主語と動詞を見失う場合

長い英文では、関係する語句が離れていたり、文の途中に説明が挿入されたりします。意味が取れない一文を選び、まず中心となる主語と動詞を探してください。

修飾部分を一度外して文の骨格を理解し、その後に修飾語を戻す方法が考えられます。学校の授業で扱う文法に合わせて行いましょう。

接続語で文章の流れを追う

長文読解ではbut、because、however、for exampleなどが、対比・理由・具体例を示す手がかりになります。語の意味を覚えるだけでなく、前後の文がどうつながるか説明してみてください。

これは一般的な読解練習例であり、海城の特定年度の試験に必ず出る接続語を示すものではありません。

代名詞が指す内容を確認

it、they、this、thoseなどが何を指しているか分からないと、個々の文は読めても段落全体の意味を誤解します。

英文を読みながら代名詞の参照先に線を引き、前後の文と意味が合うか確かめましょう。

設問の根拠を説明する練習

読解問題の正解を覚えるだけでは、初めて読む英文に対応する力は伸びにくくなります。選択肢を選んだ理由を本文のどの部分から判断したか説明してください。

間違えた場合は語彙不足、文構造の理解不足、内容の取り違え、設問の読み違いに分けます。

英文法を体系化するノート

似た文法事項を別々に暗記するのではなく、何を表すのか、どの語順を取るか、似た表現と何が違うかを一ページに整理すると比較しやすくなります。

ノート作成を目的にせず、整理した後に自力で英文を作れるかテストしましょう。学校の例文を優先します。

英作文は短く正確に書く

理由を説明する作文なら、最初に意見、次に理由、最後に具体例という順で組み立てる方法があります。

長い文を一度に作るより、文法的に正しい短文を三つ作ってから自然につなげる方が、誤りの原因を確認しやすくなります。

添削された英文は再現する

英作文が添削されたら、語彙、語順、動詞の形、内容、論理の順に誤りを分類します。

添削後の正解を写しただけで終えず、翌日と数日後に原文を隠して書き直してください。

リスニングで聞き取れない場合

文字で読めば理解できるのに音声で分からないのか、文字でも文が理解できないのかを分けることが重要です。

前者なら正しい音声を短く聞いて音読し、後者なら語彙・文法を復習してから音声へ戻りましょう。

音読は英文の意味を理解してから

音だけをまねても英文の意味が分からなければ、どこで区切り、何を強調するか判断しにくくなります。

先に主語と動詞、文章の内容を把握し、意味のまとまりで区切って音読してください。

話す力を筆記の知識とつなげる

英語演習では英会話も扱うため、既習の単語や文法を短い受け答えで使う練習ができます。

例えば授業で習った時制を使い、週末の出来事を一文で話し、理由や感想を一文足す方法です。学校の指定課題がある場合はそれを優先してください。

定期テストが平均点以下なら

点数の上下だけでなく、どの単元で失点しているか確認しましょう。単語、文法、読解、英作文、聞き取り、試験時間の不足に分けると学習の優先順位を判断しやすくなります。

同じ誤りが繰り返されている場合は、現在の単元だけでなく前学年の教材まで戻ることが重要です。

テスト14日前にすべきこと

14~10日前には学校の範囲表、配布プリント、教科書、ワークを確認して、指定範囲を一度解きます。9~5日前には失点の多い分野に重点を置きます。

4日前からは間違えた問題を再テストし、提出物を確認します。学校の試験配点は最新の学年案内を優先してください。

学校独自プリントが多い場合の整理

配布物を通常授業、英語演習、小テスト・返却答案の三種類に分け、学習した単元順に並べると復習しやすくなります。

整理したあと、試験範囲に含まれるものを優先して解き直します。分類だけで時間を使い切らないようにしましょう。

市販参考書を追加する判断

学校の指定教材だけで基本的な文法問題に正答できない場合、まず学校の例文と問題を解き直すことを優先します。

理解していて練習量だけが不足している場合には、学年・単元に合った参考書を補助的に使う選択肢があります。

英検対策との両立

学校英語と英検は語彙・文法・読解・リスニングが共通する部分がありますが、級ごとのライティングや面接など独自の試験形式もあります。

学校の定期テストの準備を後回しにせず、英検受験予定級の公式過去問で不足する技能を確認してください。

NEW TREASUREは採用されている?

学校公式の英語科紹介では教科書のほか、市販単語集・問題集・リスニング教材、学校独自冊子やプリントを使用すると説明していますが、2026年度の中1・中2全クラスでNEW TREASUREの特定版を採用していることまでは確認できません。

実際の教材名・版・課題範囲は生徒様に配布されたものを確認してください。

4週間で中3への基礎を点検する

第1週は語彙と既習文法の誤答を分類します。第2週は誤答を解き直し、短文英作文へ応用します。第3週は学校の英文読解と音読を組み合わせます。第4週は以前の誤答を再テストし、弱点が減ったか確認します。

学校行事や定期試験の時期に合わせて内容を調整し、点数上昇を保証する計画とは考えないでください。

毎日の25分復習例

学校指定単語5分、返却答案やプリントの誤答直し10分、英文読解・音読または英作文10分を組み合わせます。

宿題が多い日には学校教材を自主練習に転用し、別の参考書を無理に追加しないようにしましょう。

保護者様が確認すべき指標

提出課題が完了しているか、返却答案の間違いを説明できるか、学校で学んだ構文を自力で一文にできるかという三点を確認しましょう。

テストの得点だけではなく、学んだ英文を実際に使えるようになっているかを大切にしてください。

よくある質問

Q.海城中学校の英語は中1・中2で何を重視しますか? 学校公式の英語科紹介ではⅠ期として基礎の定着を重視すると説明しています。

Q.中3では英語の学習方針が変わりますか? 学校は中3・高1をⅡ期とし、基礎を踏まえた文法の体系的学習と表現力の伸長を目指すと案内しています。

Q.中1・中2の英語演習は週何時間ですか? 公式には通常授業4時間に加えて週2時間と説明されています。

Q.英検が得意なら学校の英作文対策は不要ですか? 学校独自の授業課題と英検の出題形式は必ずしも同じではありません。両方の指定内容を確認してください。

Q.中3のために高校英文法を先取りすべきですか? 基礎に未定着があるならまず既習内容を確実にすることが優先です。

慶英会のオンライン個別指導

慶英会では、中高一貫校の中学1・2年生を中心に、学校指定の英語教材・英語演習プリント・返却答案を踏まえたオンライン個別指導を行います。文法の基礎、長文読解、英作文、リスニング・スピーキング、英検との両立まで、生徒様の課題に合わせて取り組みます。毎日のLINE学習サポートと最大1か月の無料体験については https://keio-edu.com/ をご覧ください。慶英会は海城中学校との公式提携を示すものではありません。

関連する復習方法は定期テストの解き直し方もご参照ください。実際の課題・考査範囲を必ず優先してください。

公式出典・確認日

海城中学高等学校「各教科紹介・英語科」 https://www.kaijo.ed.jp/education/subject

海城中学高等学校「学校生活」 https://www.kaijo.ed.jp/schoollife

日本英語検定協会「英検」 https://www.eiken.or.jp/eiken/

慶英会公式サイト https://keio-edu.com/

確認日:2026年10月10日。教材・試験範囲・評価方法は最新の学校配布資料を優先してください。

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