開智所沢中等教育学校の中1・中2で、英語の小テストが不合格になったり、当日の課題・補習を案内されたりした場合は、点数を上げるために問題集を増やす前に、学校のテストで何を誤ったかを分類し、校内の補習で解決すべき疑問を具体化することが先決です。同校の公式サイトは「All in School(学校完結)」として、授業・小テスト・補習・休暇講習を連携させる方針を示しています。また、英語などの習熟度別授業や、テストの基準未達時にその日のうちに課題・補習を課す学習支援方針も掲載しています。ただし、英語のすべての小テストで同じ合格点・補習時間・再テスト条件が適用されるとは限りません。
本記事では、学校公式に確認できる制度と慶英会による学習提案を区別し、当日の対応手順、12問のオリジナル診断問題、英語で教科内容を学ぶ際の対策、4週間の復習計画を提示します。学校の補習だけで改善するケースと、個別指導で補った方がよいケースの判断材料も整理します。情報確認日:2026年10月11日。
まず結論:小テストの不合格と進級不可は同じではない
学校公式の「学力向上と学習支援」は日常の小テスト・単元確認テストと、合格基準に達しなかった場合の当日課題・補習を説明しています。ただし、公開資料から一律の英語の合格点、欠点の基準、再テスト方式、補習出席義務、進級判定条件までは特定できません。「補習になった=進級できない」と決めつけず、本人への学校連絡、配布プリント、担任・英語担当教員の説明を確認してください。出典:開智所沢公式・学力向上と学習支援。
- 当日:対象のテスト範囲、間違えた問題、当日課題・補習の指示と提出期限を確認する。
- 補習中:どの語彙・文法・語順で止まったかを示し、説明してもらう。
- 補習直後:解説を隠して同じ型の問題を自力で解き、まだ迷う点を記録する。
- 翌日:主語や動詞を変えた類題を解き、前日の理解が再現できるかを確かめる。
開智所沢の学校制度:確認できること/個別確認が必要なこと
| 学校公式で確認できる方針 | 現行の学校資料で確認したい詳細 |
|---|---|
| All in School:授業・小テスト・放課後補習・休暇講習を連携 | その学年の英語補習の実施曜日・時間、講師、参加基準 |
| 数学・英語などの習熟度別クラス編成 | 英語の具体的な組分け、移動条件、使用教材の版 |
| 小テスト・単元確認テスト、基準未達時の当日課題や補習 | 対象となる英語テスト、合格点、再受験や提出物の扱い |
| 放課後に質問できる自習・学習スペース | 現在の利用可能時間と本人が質問できる方法 |
| 中学の英語授業は週7時間、英語で教科を学ぶ機会も紹介 | 在籍クラスの時間割、単元・音声・記述評価の内訳 |
以上は公式Webサイトに掲げられた教育方針です。運用が学年・年度・教員によって異なる場合があるため、公開情報を本人の指示書の代わりにしないことが重要です。出典:学力向上と学習支援/グローバルの学び。
「習熟度別英語授業」と「特進・本科のクラス編成」を混同しない
学校公式のコース説明では、特進コース・本科コースの基本カリキュラムは同じで、クラスの興味や習熟状況に応じて発展的な内容を扱うとされています。また、中3進級時のクラス再編にも言及しています。一方、英語を習熟度別に教える仕組みは教科内の授業編成です。小テスト1回の不合格でコースが変わる、英語の成績だけで中3のクラスが決まるということは公式情報から導けません。担任に相談するときは、英語授業のレベルと、学校全体のコース・クラスの条件を分けて尋ねてください。出典:コース・クラス編成。
小テストの答案を3分で仕分ける:再学習の優先順位
「全然分からない」という感覚を、具体的な修正項目へ変えます。学校で実際に出された問題の誤答に次の印を付けてください。これは慶英会が提案する家庭用の分類であり、学校指定の評価方式ではありません。
| 誤答記号 | 状態の例 | その日の優先対応 |
|---|---|---|
| V:語彙 | 意味は分かるが綴れない/音で認識できない | 学校指定の語を隠して再生し、意味・音・綴りを分けて確認 |
| G:文法 | doesを入れてもlikesのまま書いてしまう | 規則を説明→短文変形→翌日に初見類題 |
| O:語順 | 疑問文や否定文の並べ替えで失点 | 主語・動詞を先に特定し、文の骨格を組み直す |
| R:読解 | 本文の語は知っていても設問の根拠が探せない | 主語・動詞・接続語を確かめ、本文の根拠に印を付ける |
| W:英作文 | 言いたいことはあるが英文にならない | 短い基本文を作り、時制・語順・単複を自己点検 |
| L:聴解 | スクリプトなら読めるのに音で分からない | 音声と文字を照合し、短いフレーズを再生・音読 |
分類したら、誤答の多い2項目だけを最初の1週間の重点にします。学校の補習課題や提出物は最優先し、追加の自主学習をその分だけ小さく設計してください。
慶英会オリジナル:英語の弱点を見分ける12問
以下は慶英会が独自に作成した練習問題です。開智所沢の実際の小テストや採用教材の転載ではありません。 学年・クラスの履修範囲を確認し、未習の問題は飛ばしてください。まず答えを隠して自力で取り組み、答案横に V・G・O・R・W・L のどの課題かを書きます。目安として1~8は基礎・文法、9~12は活用・読解です。
問題1~8:動詞・語順・時制
- 【1】She ( study / studies ) English every day. 正しい形を選ぶ。
- 【2】Does your friend ( like / likes ) science? 正しい形を選ぶ。
- 【3】They are busy. を否定文にする。
- 【4】He played tennis yesterday. を疑問文にする。
- 【5】「健は今、数学を勉強しています」を英語にする。
- 【6】There is a book on the desk. を複数の本がある文にする。
- 【7】I went to the library to read a book. の to read の役割を日本語で説明する。
- 【8】「この問題はあの問題より難しい」を英語にする。
問題9~12:英語で教科内容を説明する
- 【9】Plants need sunlight to grow. を自然な日本語にする。
- 【10】The water becomes warmer when we heat it. の主語と動詞を特定し、日本語にする。
- 【11】「このグラフは気温の変化を示しています」を英語にする。graph / temperature / change を使ってよい。
- 【12】次を読んで答える。Yuki did not understand the instructions for her science project. She asked the teacher for help. After that, she wrote a short explanation in English. 質問:Why did Yuki ask the teacher for help?
12問の解答と、間違えた場合の戻り先
- 【1】studies。主語Sheは三人称単数現在なのでstudy→studies。
- 【2】like。Doesの後では一般動詞の原形を使う。
- 【3】They are not busy. / They aren’t busy.。be動詞の直後にnot。
- 【4】Did he play tennis yesterday?。didの後の動詞はplayedではなくplay。
- 【5】Ken is studying math now.(mathsでも可)。現在進行形はbe動詞+-ing。
- 【6】There are some books on the desk.。単数のa book→複数のsome books、is→are。
- 【7】「本を読むために」で、目的を表す不定詞の副詞的用法。
- 【8】This question is more difficult than that one.(This problem is harder than that one. なども可)。比較の形とthanの後を確認。
- 【9】「植物は成長するために日光を必要とする」。needと目的を表すto growを押さえる。
- 【10】主語:The water、動詞:becomes。「水を温めると、水はより温かくなる」。when節のwe heat itも確認。
- 【11】This graph shows changes in temperature. / This graph shows how the temperature changes.。グラフを主語に置き、動詞showsを用いる。
- 【12】Because she did not understand the instructions for her science project.。根拠は本文の第1文。
1~4で複数の誤答があるなら、今の範囲が高度でも主語・動詞・疑問文・否定文を優先します。5~8が苦手なら現在進行形、there構文、不定詞、比較など学校で既習の単元に絞って復習します。9~12が苦手なら、語彙だけでなく「科学の概念」「英文の主語と動詞」「理由を本文に戻って確認する読み方」を分けてください。
英語で理科・社会・美術を学ぶとき:何が分からないのかを分ける
開智所沢の公式ページは、通常の英語学習に加えて数学・理科・社会や美術などで英語を使用する学びを紹介しています。ここでは教科そのものの概念理解と英語表現の理解が同時に必要になる場合があります。単語を全部訳せても授業の課題を説明できないときは、英語だけでなく教科の考え方も確認しましょう。出典:学校公式・学力向上と学習支援、グローバルの学び。
| 困っている状態 | 確認の仕方 | 家庭・学校での対応 |
|---|---|---|
| 英文は読めるが、理科の説明が理解できない | 日本語で現象や原因を説明できるか | 教科内容を日本語で整理し、短い英語で言い直す |
| 教科は理解しているが英語の指示が読めない | explain / compare / describe 等の指示語が分かるか | 指示動詞を3~5語だけまとめて練習 |
| 英語で発表できてもワークで綴りを誤る | 話す/書くの両方で同じ内容を再現できるか | 口頭説明1文→記述1文→翌日書き直し |
| 単語は分かるが長い指示文を読み違える | 主文の動詞、条件節、接続語を指させるか | 指示を短く区切り、作業手順を日本語で確認 |
例えば Compare the two results and explain why they are different. は「2つの結果を比べ、なぜ違うか説明しなさい」です。compare と explain を先に見つけると、求められている作業が明確になります。英語の練習であっても、学校で許されるAI・翻訳アプリの使用条件は必ず守り、提出物を外部ツールに丸投げしないでください。
不合格当日から48時間:校内補習を得点改善につなげる手順
| 時点 | すること | 残す記録 |
|---|---|---|
| 返却・連絡直後 | 学校指定の補習・課題・期限を確認する | テストの範囲、失点分類、学校指示 |
| 補習前 | 理解できない問題を最大3つ選び、質問を準備 | 問題番号と自分の途中答案 |
| 補習中 | 答えではなく考え方を質問し、別の類題も解く | 説明された根拠と新たな疑問 |
| 補習後10分 | 答案を閉じ、同じ文法の新しい問題を1~2問解く | ヒントなしで正解した数 |
| 翌日(24~48時間) | 主語・語句を変えた類題で再確認する | 同じ誤答が残っているか |
質問例:「Does he studies と書きました。Doesを使うと後ろが原形になる理由を説明してください。自分で似た問題を解いて確かめたいです」。補習参加の有無だけでなく、次の日に一人で解けるかまで見ることが、授業と家庭学習をつなぐポイントです。
4週間の改善計画:学校の時間割を優先して調整する
以下は慶英会が提案するモデルであり、学校指定の補習日程ではありません。部活動・他教科・健康状態を考慮し、1日10~20分程度の短い自主練習から始める例です。実際の学習量は学校課題と本人の負担によって調整してください。
| 期間 | 重点 | 確認する成果 |
|---|---|---|
| 第1週:原因の特定 | 小テスト2~3回分を分類し、最頻出の弱点2つを選ぶ。基礎例文は当日・翌日に解き直す | どの単元に戻るかが本人に説明できる |
| 第2週:校内支援と連結 | 質問スペースや補習で誤答の理由を確かめ、解説なしの類題に取り組む | 補習直後と翌日の自力正答が増えるか |
| 第3週:混合問題へ | 学校範囲の語彙、疑問文、時制、短い読解、英作文を組み合わせる | 単元名が書かれていなくても文法を選べるか |
| 第4週:持続性を判定 | 最初の週の誤答と同じ技能を、新しい問題で再診断。学校の新しい単元も復習 | 自力で解ける問題の割合と学校小テストの変化 |
毎週の記録は「学校小テストの得点/満点」「ヒントなし正解数/練習問題数」「未提出・未解決課題数」の3項目で十分です。学校の出題範囲・難しさが変化するため、点数が短期で上下しても学習法の成否を即断しないでください。3~4週間経っても同じ誤答が続く場合は、教員へ相談し、復習する単元と支援方法を見直します。
学校の補習だけで十分な場合/外部個別指導を検討する場合
| 学校中心で継続しやすいケース | 追加の個別支援を検討できるケース |
|---|---|
| 弱点が1~2単元に限定され、学校の説明後に自力で解ける | 過去学年からの文法欠落が多く、補習でも何を質問すればよいか分からない |
| 補習や質問教室を使って、翌週の類題も正解できる | 説明は理解しているが、翌日・翌週に自力で再現できない |
| 課題を期限内に提出でき、学校の指示に沿って学習を進められる | 学校課題・英検・活動が重なり、優先順位の設計が難しい |
学校が掲げるAll in Schoolを踏まえ、外部指導を検討する場合も校内支援を置き換えるのではなく補完することが適切です。学校の教材、直近の小テスト、補習の記録を見て指導単元を決めれば、塾で新しい大量の宿題を増やさずに済みます。
中1・中2の保護者様が確認したい5つの質問
- 「今週の英語小テストで、どの問題をどう間違えた?」
- 「補習で先生に質問する問題はどれ?」
- 「翌日、同じ文法の別の問題を一人で解けた?」
- 「学校の提出物や再テストの期限はいつ?」
- 「次回の小テストまでに直すのは、語彙と文法のどちらが優先?」
「補習に呼ばれたのはなぜ」と責めるより、具体的な次の行動を本人が選べるよう支援します。保護者様が全問採点し続けなくても、本人が誤答と改善策を説明できれば進捗を共有できます。
よくある質問
Q. 英語の小テストで不合格なら、必ずその日に補習ですか?
学校公式は、日常の小テスト・単元確認テストで基準に達しなかった場合に当日課題や補習を課す方針を記載しています。ただし、英語の全テストへの一律適用は確認できません。当日の学校連絡が優先です。
Q. 何点未満が不合格ですか?
公開ページだけでは、英語の各小テストに共通する合格点を特定できません。テストの出題範囲、配点、合格基準は担任・担当教員にご確認ください。
Q. 中3進級時に英語のクラスが変わりますか?
学校公式のコース・クラス編成ページは中3進級時の習熟度に応じた再編を説明していますが、英語の単独得点だけで決まるとは記載されていません。英語授業の習熟度別編成と学校全体のコース再編を分けて確認しましょう。
Q. NEW TREASUREを使っていますか?
参照した公式ページから、2026年度の中1・中2全員がNEW TREASUREの特定Stageを使用しているとは断定できません。現物の教科書・副教材・学校の配布資料で版とLessonをご確認ください。
Q. 英検の対策を優先してもよいですか?
英検の準備は重要ですが、学校小テストで基本文法を繰り返し誤る場合、まず学校の指定範囲を安定させる方が合理的です。英検の級・形式は日本英語検定協会の公式案内で確認し、学校のテスト対策と区別して計画します。
開智所沢の英語のつまずきを学校教材から整理したい方へ
慶英会では、中高一貫校の中1・中2を中心に、英語の定期試験・学校教材・英検に対応したオンライン個別指導を行っています。小テストの答案、学校の授業範囲、補習課題を確認し、「何を優先して、どの問題で定着を確かめるか」を具体的に整理します。校内補習を最大限活用したうえで、それでも残る苦手を個別に補うことを基本としています。毎日のLINE学習サポートも実施しています。まずは慶英会公式サイトで学習相談・無料体験のご案内をご確認ください。
塾の授業中はできるのに家庭で解けない場合は、関連記事「塾では英語が解けるのに家で解けない原因と14日間の改善法」も参考になります。
公式資料・学習方法の参考文献
- 開智所沢中等教育学校|学力向上と学習支援(All in School・小テスト・補習・習熟度別授業)
- 開智所沢中等教育学校|コース・クラス編成(特進・本科・中3進級時の再編)
- 開智所沢中等教育学校|グローバルの学び(週7時間の英語・英語を用いた学び)
- 公益財団法人 日本英語検定協会|試験内容・過去問題
- Nature Reviews Psychology(2022)|分散学習と想起練習に関するレビュー
公表された学校制度は2026年10月11日に公式ページを確認。具体的な課題、合格点、教材、進級条件は学年・クラスで異なる可能性があるため、最新の校内連絡を優先してください。本文中の12問と4週間の計画は慶英会による学習提案であり、学校公式の教材・成績基準ではありません。