
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。塾長プロフィール
多読・音読・物語の内容理解を、学校の定期テストの英文法へつなぐ学び方を整理します。
福岡女学院中学校の中学1・2年生で、洋書を自分で読めても読み聞かせで途中で止まる、絵本の役を演じると英文法を間違える、聞き手を見ながら読み進められないと感じる場合は、物語の順序→登場人物の感情→意味の区切り→相手に伝わる読み方→英文法の書き直しの順に練習しましょう。福岡女学院中学校・高等学校の2021年12月10日付中1英語授業報告では、3〜4人組が英語絵本をスライドで見せ、役を演じて読み聞かせを行った記録があります。これは2021年の授業例で、2026年度の課題や指定絵本とは限りません。本記事は学校が使用した絵本を転載せず、慶英会の創作絵本2編、独自40問・全文和訳・全解答を掲載します。
結論|読み聞かせは「読む力」「伝える力」「書く力」を分けて練習する
英文を自分で読むことと、聞き手に内容を伝えることは同じではありません。絵本の読み聞かせでは、登場人物がなぜその言葉を言ったのか、前の場面から何が変わったのかを理解して初めて自然な声や間が生まれます。朗読の前に物語の流れを日本語で短く説明し、役とナレーターを分けましょう。表現ができても学校の英文法が書けない場合は、発話した文を翌日に白紙で書き直します。
- 内容:誰が何をしたか、理由と結果を整理。
- 役割:ナレーターは状況を説明し、登場人物は気持ちを表現。
- 音と視線:聞き取りやすい速さ、意味が自然に切れる間、目線を意識。
- 絵との対応:読み上げた部分がどの絵に対応するか確認。
- 書く力:動詞の時制・助動詞・疑問文を正確に再現。
福岡女学院中学校の2021年授業報告と、現在の授業を区別する
学校公式『【中学1年生】英語の授業』(2021年12月10日)は、英語絵本を3〜4人で役割読みし、スライドで見せながら発表する大会を紹介しています。記事ではアイコンタクト、身ぶり、演技、チームでの協力を、英語でのコミュニケーションにつながる学習として説明しています。これは確認できた過年度の活動例であり、2026年現在の参加人数やコンテストの実施を断定するものではありません。
同校『英語朝読書会(多聴多読)』(2022年5月25日)は、音声付き洋書を自分の興味やレベルに合わせて選び、聴きながら読む活動を紹介しています。冊数・参加曜日・定員など具体的な数値は当時の記事に基づくもので、2026年度も同条件とは限りません。多聴多読と読み聞かせは異なる技能ですが、物語を楽しみ、内容を理解する点で学習をつなげられます。
2026年3月9日付の中学発表会の学校報告には、3月6日の英語暗唱大会が数年ぶりに復活したことが記されています。ただし英語暗唱と2021年のグループによる絵本読み聞かせを同一の行事と扱いません。学校の指定課題や当年度の授業内容は配布資料と担当教員の指示を優先してください。
中1|絵本を読む前に「問題・行動・結果」を説明する
創作絵本Aでは、ベルが落ちる、ソウタが探す、見つけて結び直す、以前より静かに鳴るという順に話が進みます。台詞だけ暗記しても、物語の出来事の順番を理解していなければ次の発言へつながりにくくなります。最初にナレーターの一文を日本語でまとめ、登場人物の言葉は誰に何を伝えたいのか説明してみましょう。
過去形が未習なら、物語の一部を現在形で説明する短文に直しても構いません。例えば The bell fell. は過去形、The bell falls. は現在形です。学校の既習範囲と実際の教材を確認し、難しい語句の暗記だけを優先しないことが重要です。
中2|登場人物の考えと、実際に起こった結果を区別する
創作絵本Bでは、ミナは風車が小さすぎると考えますが、ナオは壁が風を遮っている可能性を指摘します。開けた場所へ移して回り始めたことから、場面の中で何が変わったかを理解します。この話はあくまで創作であり、科学実験の実測データや学校の理科教材ではありません。意見・推測・本文の事実を分けて読む習慣は英語の初見読解でも役立ちます。
英文を伝えるときには、Maybe など可能性を示す語と、実際に起きたことを示す過去形を混同しないようにしましょう。意味を理解したうえで声に出し、翌日に英文を見ずに主語や動詞の形を書けるか確かめます。
ナレーター・登場人物・絵を示す係の役割
家庭の練習では、ナレーターと登場人物を交代して読むことができます。3人で取り組むなら一人が場面を説明し、二人が登場人物を演じる方法が考えられます。絵やスライドを使うときは、それがどの文を説明しているかを確認します。これは慶英会の練習例であり、福岡女学院の現年度のグループ人数や正式な発表方法を指定するものではありません。
一語ずつ途切れた読み方にならないよう、まず主語・動詞と、場所・時間・理由を示す部分を分けて読む練習をします。大きな声や速さだけで評価せず、聞き手が意味を理解できるかという視点で見直しましょう。学校から音声や演技方法の指示がある場合はそちらを優先してください。
多読ができるのに英作文ができない生徒の復習
絵や文脈から意味を推測することと、白紙から英文を正確に書くことは別の技能です。多読で理解できた文でも、Did Sota find the bell? のような疑問文を作る際には、did の後を原形 find にしなければなりません。読んで意味が分かる、声に出す、翌日書く、という三つの段階で同じ短い英文を使うと、どの段階で止まるかが明確になります。
定期テストの直前には学校の範囲表と指定ワークを優先し、本記事の創作問題は初見の応用として選択してください。読み聞かせの内容が実際の英語の定期考査に出題されるとは断定できません。
慶英会オリジナル絵本2編・独自40問|全文和訳と全解説
以下は慶英会が新たに書いた英語の創作物語です。学校指定の英語絵本、出版社の書籍、過去の学校の発表台本、英語暗唱大会の原稿や考査問題を転載・復元したものではありません。前半20問は内容理解、次の10問は読み聞かせ表現、最後の10問は英文法の訂正です。
創作絵本A|小さな本屋の銀色のベル
A1・Narrator:A silver bell hung above the door of a tiny bookstore.
A2・Narrator:It rang every time a visitor came inside.
A3・Narrator:One windy morning, the bell fell under a wooden table.
A4・Sota:Oh no! Our welcome sound is gone!
A5・Mouse:Look beside the table leg. I saw something shine.
A6・Narrator:Sota found the bell next to a red book.
A7・Sota:Thank you! I’ll tie it with this blue ribbon.
A8・Narrator:He tied the bell carefully, and it rang softly.
A9・Mouse:It is quieter now. Is that okay?
A10・Sota:Yes. A friendly welcome does not need to be loud.
物語Aの内容理解(1〜10)
問題1:What hung above the bookstore door?
問題2:What did the bell do when visitors arrived?
問題3:What happened on the windy morning?
問題4:Why was Sota worried?
問題5:Who suggested looking beside the table leg?
問題6:Where did Sota find the bell?
問題7:What color was the ribbon?
問題8:How did the repaired bell sound?
問題9:Which character checked whether the new sound was okay?
問題10:What lesson does Sota express?
物語Aの全文和訳
A1・Narrator:小さな本屋の扉の上に銀色のベルが掛かっていました。
A2・Narrator:訪問者が入るたびに鳴りました。
A3・Narrator:風の強い朝、ベルは木の机の下に落ちました。
A4・Sota:大変。お客さんを迎える音がなくなった。
A5・Mouse:机の脚の横を見て。光るものを見たよ。
A6・Narrator:ソウタは赤い本の隣でベルを見つけました。
A7・Sota:ありがとう。この青いリボンで結び付けるよ。
A8・Narrator:丁寧に結ぶと、ベルは優しく鳴りました。
A9・Mouse:今は小さな音になったね。それでいいの。
A10・Sota:うん。親しみのある歓迎に大きな音は必要ないよ。
創作絵本B|四つの色の風車
B1・Narrator:Mina made a paper windmill with four bright colors.
B2・Mina:Look! It should turn when the wind blows.
B3・Narrator:She held it beside a high wall, but it did not move.
B4・Nao:Maybe the wall is blocking the wind.
B5・Mina:I thought the windmill was too small.
B6・Nao:Let’s test it in the open field before making a bigger one.
B7・Narrator:They walked away from the wall and held up the windmill.
B8・Narrator:The four colored wings began to spin.
B9・Mina:We changed the place, not the windmill!
B10・Nao:Sometimes changing the conditions helps us learn.
物語Bの内容理解(11〜20)
問題11:How many colors did the windmill have?
問題12:Where did Mina first hold the windmill?
問題13:What did Nao think might block the wind?
問題14:What problem did Mina first suspect?
問題15:What did Nao suggest doing before building a larger one?
問題16:Did they build a new windmill?
問題17:What began to happen in the open field?
問題18:What did they change?
問題19:Which word shows that Nao is unsure in line B4?
問題20:What is the message of the story?
物語Bの全文和訳
B1・Narrator:ミナは鮮やかな4色の紙風車を作りました。
B2・Mina:見て。風が吹いたら回るはずよ。
B3・Narrator:高い壁のそばに持っていきましたが動きません。
B4・Nao:壁が風を遮っているのかもしれない。
B5・Mina:風車が小さすぎるのだと思っていたわ。
B6・Nao:大きいものを作る前に、開けた場所で試そう。
B7・Narrator:二人は壁から離れ、風車を掲げました。
B8・Narrator:4色の羽が回り始めました。
B9・Mina:私たちは風車ではなく場所を変えたのね。
B10・Nao:ときには条件を変えることが学びにつながるよ。
第3部|読み聞かせの英語表現(21〜30)
問題21:「次はナレーターの番です」を英語にする。
問題22:「もう少しゆっくり読んでください」を英語にする。
問題23:「この台詞で主人公はどんな気持ちですか」と質問する。
問題24:「この絵を見てください」と丁寧に伝える。
問題25:「私はソウタの役を演じます」と言う。
問題26:「大声を出さずにはっきり読みます」と言う。
問題27:「前の人が読み終わったら話します」と伝える。
問題28:「絵が英文と一致しているか確認しましょう」と言う。
問題29:「誰が何をしたか一文で説明してください」と伝える。
問題30:「最後の場面では優しい声で話そう」と提案する。
第4部|学校英文法の訂正(31〜40)
問題31:The bell fall under the table yesterday. を直す。
問題32:Does Sota finds the bell? を直す。
問題33:The two friends was happy. を直す。
問題34:She can to read the story. を直す。
問題35:Mina was hold a windmill. を過去進行形にする。
問題36:We enjoyed to read the book. を直す。
問題37:This windmill is more smaller. を直す。
問題38:I am exciting about the story. を直す。
問題39:When the story will end, we will bow. を直す。
問題40:Could you tell me where is the bell? を直す。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。塾長プロフィール
物語は読めても人前で止まる、発表できても文法を間違えるなどの課題を学校教材・答案から確認できます。
全40問の模範解答と根拠・重要解説
内容理解問題では人物・出来事・原因と結果を本文の発言番号に戻って確認します。読み聞かせの英作文は、自然で意味の通る別解を認めます。文法訂正では、過去形・三単現・助動詞の後の原形、現在分詞、比較級、間接疑問文など、学校で学んだ規則を整理します。
解答1〜10|物語A
解答1:A silver bell.
根拠・解説:A1の silver bell。
解答2:It rang.
根拠・解説:A2の rang。
解答3:The bell fell under a table.
根拠・解説:A3の出来事。
解答4:The welcome bell was missing.
根拠・解説:A4の意味。
解答5:The mouse.
根拠・解説:A5の話者。
解答6:Next to a red book.
根拠・解説:A6の場所。
解答7:Blue.
根拠・解説:A7の blue ribbon。
解答8:Softly.
根拠・解説:A8で音の様子を説明。
解答9:The mouse.
根拠・解説:A9の質問。
解答10:A friendly welcome does not need to be loud.
根拠・解説:A10の教訓。
解答11〜20|物語B
解答11:Four.
根拠・解説:B1に four。
解答12:Beside a high wall.
根拠・解説:B3の場所。
解答13:The wall.
根拠・解説:B4の推測。
解答14:The windmill was too small.
根拠・解説:B5の考え。
解答15:Testing it in an open field.
根拠・解説:B6の提案。
解答16:No.
根拠・解説:B6〜B9では同じ風車を移動。
解答17:The wings began to spin.
根拠・解説:B8の結果。
解答18:The place.
根拠・解説:B9の対比。
解答19:Maybe.
根拠・解説:可能性を示す maybe。
解答20:Changing conditions can help us learn.
根拠・解説:B10を要約。
解答21〜30|読み聞かせで使う表現
解答21:It is the narrator’s turn next.
解説:turn は順番を表す。
解答22:Please read a little more slowly.
解説:more slowly は副詞の比較級。
解答23:How does the main character feel in this line?
解説:does の後は動詞原形 feel。
解答24:Please look at this picture.
解説:look at の前置詞 at。
解答25:I’ll play Sota.
解説:play は役を演じる意味もある。
解答26:I’ll read clearly without shouting.
解説:without の後は動名詞。
解答27:I’ll speak after the previous reader finishes.
解説:after節で未来の内容は現在形 finishes。
解答28:Let’s check if the picture matches the English text.
解説:matches は三単現、if は「かどうか」。
解答29:Please explain who did what in one sentence.
解説:who did what は内容を問う。
解答30:Let’s use a gentle voice in the last scene.
解説:gentle は形容詞。
解答31〜40|文法訂正
解答31:The bell fell under the table yesterday.
解説:fall の過去形は fell。
解答32:Does Sota find the bell?
解説:Does の後は find。
解答33:The two friends were happy.
解説:friends は複数で were。
解答34:She can read the story.
解説:can の後は動詞原形。
解答35:Mina was holding a windmill.
解説:was holding。
解答36:We enjoyed reading the book.
解説:enjoy の後は動名詞。
解答37:This windmill is smaller.
解説:smaller は比較級なので more 不要。
解答38:I am excited about the story.
解説:人の気持ちは excited。
解答39:When the story ends, we will bow.
解説:when節で未来でも現在形。
解答40:Could you tell me where the bell is?
解説:間接疑問の語順。
間違いの種類ごとに翌日の練習を変える
内容を取り違えた場合は、登場人物の名前と出来事に印を付けて日本語で説明します。朗読の英語表現が出ない場合は Could you …? / Please … / Let’s … の型から始めます。英文法で間違えた場合は、正しい答えを写すだけではなく別の主語や時刻に変えて同じ規則を使えるかを確認してください。
学校で使っている洋書が読めるかどうかと、本記事の創作物語で正答できるかは必ずしも一致しません。学校の使用教材と試験範囲を優先しながら、必要な技能だけを切り出して補充します。
14日間の家庭学習モデル
- 1〜3日目:創作物語Aを読んで出来事の順序を説明する。
- 4〜6日目:Aの10問に答え、ナレーターと登場人物を交代して読む。
- 7〜9日目:Bを読んで推測と結果の違いを整理する。
- 10〜11日目:Bの10問に答え、絵を見せる動作や声の間を考える。
- 12日目:読み聞かせ表現10問を英作文する。
- 13日目:文法10問を白紙で再テストする。
- 14日目:学校の実際の教材と返却答案へ戻り、優先課題を確認する。
この14日間は慶英会の家庭用モデルで、学校が指定する2026年度の課題・大会の日程や採点基準ではありません。学校の提出物、定期考査の範囲、本人の理解度を優先して調整してください。
保護者が確認できる3つのこと
保護者が英語の発音を細かく採点できなくても、「誰が困り、誰が何を提案し、最後に何が変わったか」を日本語で尋ねられます。本人が意味を説明できたら、役を交代して短く読めるか、翌日に同じ英文を正確に書けるか確かめましょう。発声だけではなく意味と文法を別々に見られます。
よくある質問
Q. 2026年度も同じ読み聞かせ大会を実施していますか
学校公式の読み聞かせ報告は2021年の実施例です。2026年度の同形式の実施日・指定絵本・参加条件は確認できません。最新の学校案内に従ってください。
Q. 学校の指定絵本や実際の台本ですか
いいえ。物語2編・40問は慶英会の創作です。学校・出版社の著作物、過去の読み聞かせ台本、2026年の英語暗唱原稿を転載していません。
Q. 多読だけでは英作文が伸びないのですか
読む力と書く力は関連しますが同一ではありません。意味が分かった文を翌日主語・時制を変えて書き直せるか確認すると、定期テストに必要な正確さが分かります。
Q. 家族一人でも読み聞かせを練習できますか
できます。ナレーターと登場人物を一人で読み分け、物語の内容を日本語で説明する方法から始められます。学校の発表条件がある場合は正式な指示を優先してください。
Q. 中1で過去形が未習ならどうしますか
既習の現在形・be動詞から始め、未習の文は短い現在形に言い換えても構いません。難しい英文を大量に覚えることより基礎の理解を優先します。
関連記事
- 福岡女学院中学校の英語・定期テストと多読対策:学校英語の全体像。
- 福岡女学院中学校の洋書多読と英作文のつなぎ方:読めるのに書けない場合。
- 福岡女学院中学校の英語暗唱・独自40問:英語暗唱の練習。
参考にした主な公式情報
- 福岡女学院中学校|【中学1年生】英語の授業(2021年12月10日)(グループによる英語絵本の読み聞かせ。2026年10月29日再確認)
- 同校|英語朝読書会(多聴多読)(2022年5月25日)(音声付き洋書を用いた学習。当時の記録)
- 同校|中学発表会(2026年3月9日)(2026年3月の英語暗唱大会の報告)
学校の過年度実施例と現年度の実施状況を区別しています。本記事の創作物語・40問・解答・和訳・14日モデルは慶英会の独自教材であり、学校や出版社の絵本・指定原稿、実際の試験を転載・再現・予測したものではありません。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。塾長プロフィール
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