
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
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福岡雙葉中学校GCコースの英語で、数字は読めるのに割合や増減をうまく説明できない場合は、英単語より先に「何人中の何人か」「何を基準に増減を計算したか」を整理しましょう。30人は20人より多くても、全体の人数が違えば割合は低いことがあります。また、50%と40%の差は10ポイントであり、「10%増」と同じ意味にはなりません。本記事は、GCのCLILで内容を理解し英語で説明する力を補うため、架空の調査・電力量記録・通学調査を使った英文3題と独自30問を用意しました。全英文に和訳、全問に解答と数式・根拠を付けています。学校の実際の調査、授業課題、試験や出題予想を示すものではありません。中1・中2を中心に、既習範囲に合わせ、計算の間違いと英語表現の間違いを分けて復習する自主学習教材です。
福岡雙葉GCのCLILと、数量説明の家庭学習
福岡雙葉中学校(福岡市中央区)の公式「コースと授業内容」は、GCコースで文学・科学・社会分野を英語で学ぶCLILを紹介しています。理科・地理を英語で学ぶ生徒の声も掲載されています。これは学校が公表する教育の特色です。本記事の割合や電力量の演習が実際の学校課題に含まれる、数学の授業全体を英語で行う、という意味ではありません。確認日:2026年11月3日。
CLILの復習全体は福岡雙葉GCのCLILが難しい中1・中2向けガイドで扱っています。本記事では、そこでの理科・地理の基本説明から範囲を絞り、分母・単位・基準を保った数量の読み取りを練習します。以下の学習法と3つの資料は慶英会の独自制作です。教科内容を日本語で確認する段階と、英語で報告する段階を分けて進めてください。
最初に確認するのは「全体・該当数・単位・期間」
割合は「該当する数÷全体の数×100」で計算します。分子が大きいかだけを見ず、分母も確認することが重要です。20 out of 40 studentsは40人中20人、30 out of 75 studentsは75人中30人です。英語を日本語へ直した時点で、全体と該当数を別々にメモします。計算は正しいのに英文で人数と割合を取り違える場合は、答えの後ろのstudentsやpercentまで書く練習をします。
量の変化では、decreased by 50 kWhのbyは減った量、decreased to 150 kWhのtoは変化後の量を示します。from 200 kWh to 150 kWhなら、出発点と変化後の値が分かります。減少率は減少量50を基準の200で割り、25%。変化後の150を基準の200で割ると75%で、これは残った量の割合です。数字が同じ資料でも、設問が何を求めるかによって計算が変わります。
百分率同士の差はpercentage pointsで表せます。40%から50%へなら10ポイント増です。一方、元の40%を基準にした相対的な増加率は(50−40)÷40×100=25%になります。「10%増」とだけ書くと意味が変わるため、最初はfrom 40 percent to 50 percentのように両方の値を示すと明確です。本記事ではまずポイント差を確実に説明できることを優先します。
独自30問の使い方
資料A・B・Cはすべて架空で、福岡雙葉中学校の在校生や設備の記録ではありません。各資料の英文を読み、該当する10問に答えてから和訳・解説を使って確認してください。この記事は学年ごとの試験範囲を再現していません。未習の受動態や間接疑問、専門語は和訳を助けにし、学校指定教材を優先します。最初の練習では電卓を使っても構いませんが、式と単位は必ず残します。
資料A|人数と割合が逆になるボトル調査
Data A: Bottles at Lunch
Two fictional groups answered a question about reusable bottles. In Group A, 20 of the 40 students brought a reusable bottle to lunch on Tuesday. In Group B, 30 of the 75 students did so. Each student was counted once. More students brought bottles in Group B, but Group A had the higher percentage. The two groups were different sizes. These results describe that Tuesday only. They do not show how often each student used a reusable bottle during the rest of the month.
資料Aの全文和訳
架空の2つのグループが、繰り返し使えるボトルについての質問に答えました。Aでは40人中20人が、火曜日の昼食に繰り返し使えるボトルを持ってきました。Bでは75人中30人がそうしました。各生徒は1回ずつ数えられました。ボトルを持ってきた人数はBの方が多かったのですが、割合はAの方が高くなりました。2つのグループの人数は異なっていました。この結果は、その火曜日だけについて述べています。その月の残りの日に、生徒一人ひとりがどれほど頻繁にそのボトルを使っていたかは分かりません。
問1〜10
問1: 資料Aで、Group Aの全人数を英語で答えなさい。
問2: 資料Aで、Group Bのボトル持参者数を英語で答えなさい。
問3: 資料Aで、Aの持参者の割合を求め、英語で答えなさい。
問4: 資料Aで、Bの持参者の割合を求め、英語で答えなさい。
問5: 資料Aで、持参した「人数」が多いのはどちらですか。
問6: 資料Aで、持参者の「割合」が高いのはどちらですか。
問7: 資料Aの50%と40%の差をpercentage pointsを使って答えなさい。
問8: 資料Aに従い「BではAより10人多くの生徒がボトルを持参した」を英文にしなさい。
問9: 資料Aに従い、higher by ten percentage pointsを使って、Aの割合をBと比べなさい。
問10: 資料Aから「Aの全員が毎日ボトルを使う」と結論できますか。日本語で理由も答えなさい。
資料B|使用電力量の減少と原因の判断
Data B: Electricity in a Study Room
A fictional study room used 200 kWh of electricity in Week 1 and 150 kWh in Week 2. The room was open for five days and for the same number of hours each week. At the start of Week 2, a student put up a poster asking people to turn off unused lights. Electricity use decreased by 50 kWh, or 25 percent of the Week 1 amount. The record did not include outdoor temperatures or details of equipment use. The students could report the decrease, but they could not prove that the poster caused it.
資料Bの全文和訳
架空の自習室は、第1週に200kWh、第2週に150kWhの電気を使いました。部屋はそれぞれの週に5日間開いており、開室時間数も同じでした。第2週の初め、一人の生徒が使っていない照明を消すよう求めるポスターを掲示しました。使用電力量は50kWh、つまり第1週の量の25%に当たる分だけ減りました。記録には外気温や機器の使用状況の詳しい情報は含まれていませんでした。生徒たちは減少を報告できましたが、ポスターが減少を引き起こしたと証明することはできませんでした。
問11〜20
問11: 資料Bの第1週の使用電力量を、単位付きで答えなさい。
問12: 資料Bの第2週の使用電力量を、単位付きで答えなさい。
問13: 資料Bの減少量を求めなさい。
問14: 資料Bで、第1週を基準にした減少率を求めなさい。
問15: 資料Bで、第2週の量は第1週の何%に当たりますか。
問16: 資料Bに対するElectricity use was halved.は正しいですか。理由も答えなさい。
問17: 資料Bから電気料金の減少額は計算できますか。
問18: 資料Bから「ポスターだけが減少の原因」と証明できますか。
問19: 資料Bに合うように誤りを直しなさい。Electricity use increased from 200 kWh to 150 kWh.
問20: 資料Bについて、観察事実と、証明できないことを英語2文で書きなさい。

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資料C|最多の回答と過半数の違い
Data C: A Travel Survey
Sixty students at a fictional school answered a travel survey. Each student chose one usual way of getting to school. Twenty-four chose walking, eighteen chose the bus, twelve chose cycling, and six chose other ways. Every student gave one answer. Walking was the most common answer, but it was chosen by only 40 percent of the students. The survey did not ask why students chose a particular way. The team decided to report the numbers and percentages before discussing possible reasons.
資料Cの全文和訳
架空の学校の60人の生徒が、通学に関する調査に回答しました。各生徒は、普段の通学手段を一つ選びました。24人が徒歩、18人がバス、12人が自転車、6人がその他の手段を選びました。全員が一つずつ回答しました。徒歩が最も多い回答でしたが、それを選んだのは生徒の40%にとどまりました。この調査では、生徒がなぜ特定の手段を選ぶのかは尋ねていませんでした。チームは考えられる理由を話し合う前に、人数と割合を報告すると決めました。
問21〜30
問21: 資料Cの回答者数を英語で答えなさい。
問22: 資料Cで、徒歩を選んだ人の割合を求めなさい。
問23: 資料Cで、バスを選んだ人の割合を求めなさい。
問24: 資料Cで、自転車を選んだ人の割合を求めなさい。
問25: 資料Cで、その他の手段を選んだ人の割合を求めなさい。
問26: 資料Cに対するA majority of the students chose walking.は正しいですか。
問27: 資料Cの徒歩について、most commonを使って正しい英文を書きなさい。
問28: 資料Cで、バスと自転車を合わせると全体の何%ですか。
問29: 資料Cから、バスを選んだ理由を答えられますか。
問30: 資料Cについて、徒歩の人数と割合を含め、調査結果を英語2文でまとめなさい。
全30問の解答・計算・根拠
英作文は模範解答と同じ語順である必要はありません。数量・単位・比較対象・本文の意味が一致する自然な英文なら別解も認めます。資料にない原因や集団全体の情報を補った解答は、文法が正しくても本文の根拠に合いません。
解答1〜10
問1の解答・解説: Forty students. 分母となるのはthe 40 studentsです。ボトルを持参した20人と、A全体の40人を分けます。「40人」。この数字を取り違えると、英文が自然でも割合が誤ります。
問2の解答・解説: Thirty students. 30 of the 75 studentsの30が該当人数です。「30人」。75はB全体の人数です。設問は全人数でなく持参者を尋ねているので、数えた対象を必ず添えます。
問3の解答・解説: Fifty percent. 20÷40×100=50%。「50%」。分母はAの40人であり、Bの75人や両グループの合計ではありません。英文ならFifty percent of the students in Group A brought a reusable bottle.です。
問4の解答・解説: Forty percent. 30÷75×100=40%。「40%」。持参者数はAより10人多いものの、全体も大きいため割合は低くなります。人数だけを見て割合の大小を決めないことがポイントです。
問5の解答・解説: Group B. Bは30人、Aは20人なので、Bの方が多いです。これは人数の比較です。全体の大きさが違っていても人数自体は比較できますが、その比較を割合の比較と言い換えてはいけません。
問6の解答・解説: Group A. Aは50%、Bは40%です。問5とは答えが逆になります。Group A had the higher percentage.で「Aの方が割合が高かった」。percentageを明示して、比較している量を限定します。
問7の解答・解説: Ten percentage points. 50−40=10ポイントです。「10パーセントポイント」。これは2つの百分率の差であり、Bの40%を基準にした相対的な増加率10%ではありません。日本語では「10ポイント差」と表せます。
問8の解答・解説: Ten more students brought reusable bottles in Group B than in Group A. 「10人多い」と比較する対象をstudentsで明示します。30−20=10人です。この文だけでは割合について述べていません。than以下のAを落とさず、どこと比べているかを示します。
問9の解答・解説: The percentage in Group A was higher than that in Group B by ten percentage points. 「Aの割合はBより10ポイント高かった」。thatはthe percentageの繰り返しを避けています。別解はGroup A had a percentage ten points higher than Group B.など。人数と割合を混ぜない表現を選びます。
問10の解答・解説: できません。調査はその火曜日の持参についてで、Aも全員ではなく40人中20人だからです。 These results describe that Tuesday only.が期間の根拠です。50%という数量の条件と、1日だけという期間の条件の両方を確認します。毎日という情報を追加しません。
解答11〜20
問11の解答・解説: 200 kWh. 「200キロワット時」です。資料の単位kWhをそのまま付けます。電力量の記録で、料金の円や電力のkWに置き換えません。英語で読むとtwo hundred kilowatt-hoursです。
問12の解答・解説: 150 kWh. 「150キロワット時」。第1週200と取り違えないよう、週と数値を組にします。両週の開室日数・時間数は同じという条件ですが、すべての使用条件が同じだったとは書かれていません。
問13の解答・解説: 50 kWh. 200−150=50kWhです。This room used 50 kWh less electricity in Week 2 than in Week 1.なら「第2週は第1週より50kWh少ない電気を使った」。減った量と残った量150を分けます。
問14の解答・解説: Twenty-five percent. 減少量50÷基準の200×100=25%。150で割る問題ではありません。Electricity use decreased by 25 percent.は、この基準なら正しい文です。何を基準にした率かを併記すると確実です。
問15の解答・解説: Seventy-five percent. 150÷200×100=75%。「75%」。減った分25%と、残った量75%を混同しないようにします。It decreased to 75 percent of the Week 1 amount.とも表せます。
問16の解答・解説: 正しくありません。200kWhの半分は100kWhですが、第2週は150kWhだからです。 was halvedは「半分になった」。25%減ったことと50%減ったことは違います。数値を確認してから、halfやdoubleなどの強い数量表現が使えるかを判断します。
問17の解答・解説: できません。料金の単価や計算条件が記載されていないからです。 記録が示すのは使用電力量です。50kWhに架空の単価を掛けて、実際の費用削減額のように書かないでください。単位が違う情報へ進むには、追加の根拠が必要です。
問18の解答・解説: できません。外気温や機器の使用状況など、ほかの条件を確認できていないからです。 they could not prove that the poster caused itが根拠です。ポスター掲示の後に減った、という順序と、ポスターが原因だという結論は別です。原因でなかったと断定するのも本文を越えます。
問19の解答・解説: Electricity use decreased from 200 kWh to 150 kWh. 「使用電力量は200kWhから150kWhへ減った」。200→150は減少なのでincreasedをdecreasedに直します。fromが出発点、toが変化後の値です。decreased by 150 kWhとはしません。
問20の解答・解説: Electricity use decreased by 50 kWh. We cannot prove that the poster caused the decrease. 「使用電力量は50kWh減りました。ポスターがその減少を引き起こしたとは証明できません」。事実と原因の判断を文で分けます。cannot proveは「原因ではないと証明した」という意味ではありません。
解答21〜30
問21の解答・解説: Sixty students. 「60人」。24+18+12+6=60でも検算できます。各生徒が一つだけ回答したと明記されているため、この資料では区分の人数を足して全体と照合できます。
問22の解答・解説: Forty percent. 24÷60×100=40%。「40%」。最も多い項目であっても、50%を超えるとは限りません。Walking was chosen by 40 percent of the students.と表現できます。
問23の解答・解説: Thirty percent. 18÷60×100=30%。「30%」。英語ではEighteen out of sixty students chose the bus.とも言えます。18人という人数と30%という割合を、数値だけで入れ替えないようにします。
問24の解答・解説: Twenty percent. 12÷60×100=20%。「20%」。cyclingは自転車に乗ることです。walk・bus・cyclingの日本語訳を取り違えると計算が合っても誤答になるため、項目名も確認します。
問25の解答・解説: Ten percent. 6÷60×100=10%。「10%」。40+30+20+10=100%で検算できます。選択肢を一つだけ選ぶ調査という条件だから合計が100%になり、複数回答なら同じ扱いはできません。
問26の解答・解説: 正しくありません。徒歩は40%で、過半数ではないからです。 a majorityはここでは半数を超える人を指します。60人なら31人以上が必要で、24人は届きません。「最も多い回答」と「過半数の回答」を区別する設問です。
問27の解答・解説: Walking was the most common answer. 「徒歩が最も多い回答でした」。24人は他の各項目より多いので正しい文です。一方、Most students chose walking.では多くの場合「大半・ほとんどの生徒」という意味になり、この資料の40%を正確に表すには避けたい表現です。
問28の解答・解説: Fifty percent. (18+12)÷60×100=50%です。ちょうど半分で、過半数ではありません。Half of the students chose the bus or cycling.は、この一人一回答の調査では正しい文です。
問29の解答・解説: 答えられません。なぜその手段を選んだかは尋ねていないからです。 did not ask whyが根拠です。「家から遠い」「安い」といった理由はあり得ても、記録から確認した事実ではありません。可能性を話す場合も、調査結果そのものと区別します。
問30の解答・解説: Twenty-four out of sixty students chose walking. This was 40 percent, so it was not a majority. 「60人中24人が徒歩を選びました。これは40%であり、過半数ではありませんでした」。人数・分母・割合・結論が一致しています。英文の形だけでなく、24÷60=0.4の根拠も確認します。
計算・読解・英作文のどこで間違えたかを残す
誤答は3つに分けます。日本語にしても分母を選べないなら、割合の考え方へ戻ります。計算は合っていてもbyとtoを逆に使うなら、英語の数量表現を直します。本文にない原因を答えた場合は、根拠の範囲を確かめる読解練習をします。ひとつの問題で複数の原因が見つかっても構いません。単語暗記だけを増やす前に、どの段階で情報が変わったかを見てください。
中1・中2の復習順序と家庭での確認
中1で英語の文を作る負担が大きい場合は、資料Aの全人数・該当人数を日本語で書き、割合を出してからout ofとpercentの表現を確認します。中2などで既習文法が増えている場合は、資料Bのfrom・to・byや、資料Cのmost commonを使って2文の報告を書きます。これは慶英会の練習例で、学校の進度や到達基準を示すものではありません。
家庭では「何%だった?」だけでなく、「何人中の何人?」「このbyの後ろは減った量、それとも残った量?」「その理由は本文のどこ?」と一つずつ確認します。翌日は誤答した2問だけを答えを隠して解き直します。合計得点を学校の評定や英検級に換算せず、本人が根拠を示して訂正できるかを目安にします。
よくある質問
この30問はGCの試験に出る問題ですか。
学校の試験や指定課題を予測したものではありません。GCのCLIL学習を補う、慶英会独自の数量読解・英語表現の教材です。学校の現在の範囲表や課題がある場合は、それを先に確認し、該当する既習項目を選んで使ってください。
参考にした主な公式情報
福岡雙葉中学校公式「コースと授業内容」:GCのCLILと英語学習の位置付け。確認日:2026年11月3日。本記事の調査・数値・英文・30問・解説はすべて慶英会の独自制作で、学校の実際の調査・試験・流出問題ではありません。
授業全体の復習は福岡雙葉中学校の英語学習ガイド、意見と反論はGCのディスカッション・ディベート独自40問も参考になります。

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