英語入試や英検利用入試で中高一貫校に入った中1・中2が「単語の意味は覚えているのに、学校の品詞変化で失点する」「happyとhappily、successとsuccessfulの区別がつかない」「英検3級の短文空所補充は解けるのに、単語を自分で適切な形に書き換えられない」と悩む場合は、単語の日本語訳より先に、その単語が英文の中で何を修飾し、名詞・動詞・形容詞・副詞のどの役割をするかを確認しましょう。ただし語尾に-lyが付いていればすべて副詞というわけではありません。fastは形容詞と副詞で同じ形、hardとhardlyは意味が違い、friendlyは通常形容詞です。Cambridge DictionaryとBritish Councilの文法解説も、文中の役割や意味、例外の確認が必要だとしています。本記事では独自36問・全解答、品詞と語形の基本、引っかかりやすい例外、14日間の学校英語対策、保護者様による失点分析を提供します。学校指定のLessonや定期考査範囲にない語は後回しにしてください。
結論|品詞変化は『名詞か副詞か』よりも『文中で何を説明する語か』から考える
| 品詞・役割 | 何を説明・表現するか | 具体例 |
|---|---|---|
| 名詞 | 人・物・考え・出来事を表す | Her success surprised us. |
| 動詞 | 主語の動作や状態を表す | They decided to join. |
| 形容詞 | 名詞の性質、主語の状態等を表す | She is happy. / a careful student |
| 副詞 | 動作の様子、程度、時間等を表す | She smiled happily. / speaks clearly |
空欄の前にaやtheがあれば必ず名詞、後ろに名詞があれば必ず形容詞、と機械的に決めつけないでください。例えばa very happy childでは冠詞aの後に副詞very・形容詞happy・名詞childが続きます。英文全体の主語・動詞、語順、意味から判断するのが基本です。
英検3級の選択式と学校の記述式では何が違う?
日本英語検定協会の公式形式では、英検3級一次リーディングには短文の語句空所補充15問、会話文空所補充5問、長文内容一致10問があり、いずれも選択式です。一方、3級にはEメール返信と意見英作文の記述課題もあります。英検3級は『選択式しかない』検定ではありません。学校で与えられたhappyをhappilyに変えて自力で綴る形式は、英検の選択式空所補充とは答案の作り方が違います。
一次情報:日本英語検定協会|3級の試験内容。英検に合格した事実だけで、学校のあらゆる品詞変化を自力で書けるかは判断できません。返却答案の失点内容を確認してください。
失点を分ける5種類の原因
| 失点原因 | よくある答案 | 最初にすること |
|---|---|---|
| ①品詞の役割が分からない | carefulとcarefullyを入れ替える | 名詞か動詞か、何を修飾するかを示す |
| ②語尾・綴りを覚えていない | happy→happylyと書く | y→iに変えてhappily |
| ③同じ綴りを二つの品詞で使えると知らない | fastlyと書く | 副詞fastを用いる文を覚える |
| ④語形変化で意味が違う | hardlyを懸命にと解釈する | hardとhardlyを文で比較 |
| ⑤文法・時制まで見ていない | Did he decided …?と書く | 助動詞の後は原形、時制と語形を区別 |
単語の意味が分かっていても英文の一部を正しい品詞で埋められない場合、問題を大量に増やす前に、学校の実際の答案にある誤りを上の5分類へ整理すると効率的です。
間違えやすい単語ファミリー|意味をつなげて覚える
| 意味のまとまり | 名詞 | 動詞 | 形容詞 | 副詞 |
|---|---|---|---|---|
| 成功・うまくいく | success | succeed | successful | successfully |
| 幸福・楽しい気持ち | happiness | — | happy | happily |
| 注意深い | care | care | careful | carefully |
| 明確な説明 | clarity | clarify | clear | clearly |
| 決定 | decision | decide | decisive(決断力のある) | decisively(決然と) |
| 合意 | agreement | agree | agreeable(快い・同意できる) | agreeably(快く) |
表はすべての語が中1・中2の定期考査範囲に含まれるという意味ではありません。語形は一定の規則で機械的に作れるとは限らず、意味が微妙に異なることもあります。単語帳へ追加するときは、学校指定語を優先し、自然な短い英文と一緒に覚えてください。
英国British Councilの説明|形容詞と副詞のよくある例外
| 単語・形 | 正しい英文 | 注意点 |
|---|---|---|
| good/well | She is a good speaker. / She speaks well. | 名詞speakerを説明するgood、動詞speaksを説明するwell |
| fast/fast | a fast train / run fast | 副詞もfast。通常fastlyにしない |
| hard/hardly | work hard / can hardly hear | 努力して/ほとんど〜ない |
| friendly | a friendly teacher | -lyがつくが形容詞。spoke in a friendly wayで様子を表せる |
| happy/happily | look happy / smile happily | lookが状態を表すなら形容詞、smileの様子は副詞 |
| early/early | an early train / arrive early | 形容詞・副詞で同形 |
出典:British Council|Adverbials of manner、Cambridge Dictionary|Word classes and phrase classes。friendlyは標準的な学校英語で通常friendlilyの形を使う語ではありません。副詞的な様子を表す場合はin a friendly wayのような言い方を確認します。
学校の品詞問題で確認したい4つの質問
- 空欄に入る語は名詞を説明するのか、動詞の様子を説明するのか
- be動詞・look・tasteなど主語の性質を示す動詞の後か
- 空欄以外に主語・動詞はあり、時制や複数形は合っているか
- 同じ語形のまま使う語・意味の変わる-ly・不可算名詞といった例外ではないか
たとえばThe soup tastes good.は味の性質を説明するのでgoodが自然で、The soup tastes well.を『味がよい』という意味で使うのは一般的ではありません。一方I can hardly hear you.は『ほとんど聞こえない』です。英単語を-lyの有無だけで決めず、文の意味を読んでください。
完全オリジナル36問|語形8・形容詞/副詞8・動詞/名詞8・誤り訂正6・英作文6
以下は慶英会が作成した学校英語の独自教材で、特定の中学校・英検の過去問・教科書本文を再現したものではありません。空欄の語が文全体で果たす役割を説明したうえで、答えを隠して綴ってください。未習の語形は無理に追加せず、学校の学習範囲を優先してください。
A.名詞・形容詞・副詞の語形変化8問(1〜8)
- 1.Her _____ surprised everyone.(succeed:名詞)
- 2.She was very _____ in the competition.(succeed:形容詞)
- 3.She finished the project _____.(succeed:副詞)
- 4.He spoke _____ during the presentation.(clear:適切な形)
- 5.She gave a _____ explanation.(clear:適切な形)
- 6.We all hope for her _____.(happy:名詞)
- 7.The children smiled _____.(happy:副詞)
- 8.We need some ____ before making a decision.(inform:名詞)
B.形容詞・副詞の使い分け8問(9〜16)
- 9.She is a (careful / carefully) student.
- 10.She checked the answer (careful / carefully).
- 11.The soup tastes (good / well). ※味を評価する文。
- 12.She speaks English (good / well).
- 13.My brother runs (fast / fastly).
- 14.He works (hard / hardly) every day. ※一生懸命働く。
- 15.I can (hard / hardly) hear you. ※ほとんど聞こえない。
- 16.My teacher is (friendly / friendlily).
C.動詞・名詞・時制8問(17〜24)
- 17.They _____ the problem yesterday.(solve:時制も考える)
- 18.The _____ to the problem was simple.(solve:名詞)
- 19.She _____ us English last year.(teach:過去形)
- 20.He is a very good _____.(teach:人を表す名詞)
- 21.Do you _____ with the plan?(agreement:動詞)
- 22.They finally reached an _____.(agree:名詞)
- 23.She made an important _____.(decide:名詞)
- 24.We _____ to join the club yesterday.(decision:動詞の過去形)
D.英文の誤り訂正6問(25〜30)
- 25.誤り訂正:He drives careful.
- 26.誤り訂正:She looks happily today.
- 27.誤り訂正:We need an advice.
- 28.誤り訂正:His successfully surprised us.
- 29.誤り訂正:This work is hardly. ※『この作業は難しい』という意味。
- 30.誤り訂正:She is a success student.
E.短い和文英訳6問(31〜36)
- 31.『彼はゆっくり話します』を英文に。
- 32.『彼は上手な英語の話し手です』を英文に。
- 33.『彼は英語を上手に話します』を英文に。
- 34.『彼女はとても親切な先生です』を英文に。
- 35.『彼女は丁寧に返答しました』を英文に。
- 36.『私は昨日、重要な決定をしました』を英文に。
36問の全解答・なぜその品詞になるか
| 問 | 模範解答 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | success | Herの後、動詞surprisedの主語になる名詞。 |
| 2 | successful | be動詞wasの後でSheの状態を示す形容詞。 |
| 3 | successfully | finishedをどのように行ったか示す副詞。 |
| 4 | clearly | 動詞spokeを修飾する副詞。 |
| 5 | clear | 名詞explanationを修飾する形容詞。 |
| 6 | happiness | forの後で物事を表す名詞が必要。 |
| 7 | happily | smiledの様子を表す副詞。happy→happily。 |
| 8 | information | informationは不可算名詞。some information。 |
| 9 | careful | 名詞studentを修飾する形容詞。 |
| 10 | carefully | 動詞checkedをどのように行ったか。 |
| 11 | good | 連結動詞tasteの後は形容詞good。 |
| 12 | well | 話し方を表す副詞well。 |
| 13 | fast | fastは形容詞にも副詞にも使える。fastlyは通常用いない。 |
| 14 | hard | work hard=懸命に働く。 |
| 15 | hardly | hardly=ほとんど〜ない。hardとは意味が違う。 |
| 16 | friendly | friendlyは形容詞。通常はfriendlilyを使わない。 |
| 17 | solved | solveの過去形はsolved。 |
| 18 | solution | the solution to the problemが自然。 |
| 19 | taught | teachの不規則過去形taught。 |
| 20 | teacher | 教える人はteacher。 |
| 21 | agree | Doの後は動詞原形agree。 |
| 22 | agreement | reach an agreement=合意に達する。 |
| 23 | decision | make a decisionの形。 |
| 24 | decided | decide→decided。 |
| 25 | He drives carefully. | 運転の仕方なので副詞carefully。 |
| 26 | She looks happy today. | 状態を表すlookの後は形容詞happy。 |
| 27 | We need some advice. | adviceは不可算名詞。a piece of adviceも可。 |
| 28 | His success surprised us. | 所有格Hisの後に主語となる名詞success。 |
| 29 | This work is hard. | 難しいという形容詞hard。hardlyとは別。 |
| 30 | She is a successful student. | 名詞studentを修飾する形容詞successful。 |
| 31 | He speaks slowly. | speaksを修飾する副詞slowly。 |
| 32 | He is a good English speaker. | speakerを修飾する形容詞good。 |
| 33 | He speaks English well. | 話し方を修飾するwell。 |
| 34 | She is a very kind teacher. | 名詞teacherの前に形容詞kind。 |
| 35 | She answered politely. | 動詞answeredを副詞politelyで修飾。 |
| 36 | I made an important decision yesterday. | make a decision、形容詞important、過去形made。 |
問11では味を表す連結動詞tasteの後なのでgood、問12はspeaksを修飾するwellです。問14のhardと問15のhardlyは語尾だけの違いではなく意味が異なります。問27のadviceは数えられない名詞なのでan adviceではなくsome adviceやa piece of adviceを用います。英文によっては別の自然な語順・同義表現でも意味を満たせますが、学校の指定語と語数条件があればそれを優先してください。
独自36問の結果は学校の点数へ換算しない
| 苦手だった番号 | 見つかりやすい課題 | 翌日取り組む一問 |
|---|---|---|
| 1〜8 | success・successful・successfullyなど語族と綴り | 学校指定語の別文を作る |
| 9〜16 | good/well、fast、hard/hardlyの文中での使い方 | 名詞・動詞のどちらを修飾するか説明 |
| 17〜24 | 名詞・動詞・時制・不可算名詞 | 問題の主語と時制を変えた類題 |
| 25〜30 | 文法上正しい語形を文章の中で書けるか | 誤った箇所だけ修正し理由を言う |
| 31〜36 | 日本語から必要な品詞を選び英文を作れるか | 学校の和文英訳の類題 |
36問の得点は学校の定期考査の正式な配点でも、英検の合否予測でもありません。特定の学年に必要な語形の範囲は、学校が配布する考査範囲表を優先してください。
14日間の復習プラン|学校のワークへ戻す
| 期間 | 具体的に行うこと | 本人が確認すること |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 返却答案と単語テストで誤った語形を選ぶ | 最優先の語族を5語程度に絞る |
| 3〜4日目 | 名詞・形容詞・副詞の文中での役割を分類 | 名詞と動詞の位置を説明 |
| 5〜6日目 | good/well、hard/hardlyなど例外を短い文で練習 | -lyだけで判断しない |
| 7日目 | 学校のワークの同形式の誤答を再テスト | 綴りが自力で書ける |
| 8〜9日目 | 現在のLessonに出る語形を変えて英文を作る | 主語と時制が合っている |
| 10〜11日目 | 実際の教材の短い本文から形容詞・副詞を拾う | どの語を説明するか指摘 |
| 12〜13日目 | 学校の考査形式を想定し、答えを隠して短文を完成 | 解説なしで答えられる |
| 14日目 | 初日と同じ種類の問題を別の例文で解く | 繰り返す失点が減っているか |
14日間は慶英会独自の家庭用計画であり、全員に同じ学習時間や成績向上を保証するものではありません。学校の必須課題や休息を優先し、試験が数日後なら学校の指定語から最優先で復習してください。
英語入試・英検合格後の中1中2に必要なのは『語彙の数』だけではない
英語入試や英検3級で身につけた力は学校の学習でも役立ちます。ただし意味を選べる単語が、学校の和文英訳・文法書き換えで自然な形に使えるとは限りません。正しい品詞・語形を実際の答案の中で書けるかを確認しましょう。
英検3級のリーディングには4肢選択問題があり、ライティングには自分の英文を記述する課題があります。『英検に合格したのに品詞が苦手=英語力がない』と決めつけず、学校の問題形式との相違を見てください。
保護者様が返却答案と一緒に確認したい6項目
- 学校の教材・考査範囲で品詞変化は何語・何題程度扱われるか
- 単語の意味を知っているのに正しい語形を書けない問題は何か
- 名詞・動詞・形容詞・副詞のどの種類に誤りが集中するか
- 学校指定の正解と本人の誤答を翌日にも再現・修正できるか
- 品詞の失点を直したあと学校の読解・英作文へ応用できるか
- 学校での質問・補習と外部の個別指導、どちらが必要か
よくある質問
Q.英検3級に合格していれば学校の品詞変化が得意なはずですか?
必ずしもそうではありません。英検3級のリーディングは選択式ですが学校の記述式は語形を自力で書く必要がある場合があります。英検にも記述式ライティングがあり、両方の評価は異なります。
Q.形容詞に-lyを付ければ必ず副詞になりますか?
いいえ。fastは副詞もfast、friendlyは通常形容詞、hardとhardlyは意味が変わります。辞書で品詞と使い方を確認しましょう。
Q.goodとwellはどう使い分けますか?
goodは形容詞で、a good studentやThe soup tastes good.に使えます。動詞の様子を表す場合はHe speaks English well.など副詞wellを使います。wellにも形容詞の用法があり、文脈に応じて判断が必要です。
Q.adviceをa adviceと書くのは誤りですか?
標準的な学校英語ではadviceは数えられない名詞なのでa/an adviceは通常使いません。some adviceやa piece of adviceと表現します。
Q.NEW TREASUREでこの36問すべてが出題されますか?
そのようなことはありません。これは慶英会が作成した独自問題であり、学校・教材の正式な指定語彙や出題形式を示すものではありません。
Q.品詞変化だけを練習すれば定期テストが上がりますか?
保証できません。語彙・文法以外に読解・英作文・リスニングなどの配点がある場合は、学校の範囲に応じて対策が必要です。
慶英会|英検合格後に学校の品詞変化で失点する中1中2のご相談
英語入試や英検を通じて入学した生徒でも、学校の英語考査では、語形変化や品詞の役割を自力で書くことが必要になる場合があります。まず返却答案でhappyとhappily、successとsuccessful、goodとwellなど、どの違いが苦手かを具体的に把握しましょう。
慶英会では中高一貫校の中1・中2の英語教材・定期考査・英検に対応したオンライン個別指導と毎日のLINE学習サポートを提供しています。学校の範囲表・ワークの誤答を基に、品詞の知識を学校の英作文へつなぐ方法をご相談いただけます。最大1か月無料体験の詳細は慶英会公式サイトをご確認ください。学校の公式提携を示すものではなく、定期考査の成績・進級・英検合格を保証するものではありません。
関連記事:英文法書き換え・意味を変えない独自36問、英検3級に合格したのに学校の英語が平均点以下の場合。
参照した辞書・公式資料と情報確認日
- Cambridge Dictionary|Word classes and phrase classes
- Cambridge Dictionary|Word formation
- British Council|Adverbials of manner
- 日本英語検定協会|3級の試験内容
確認日:2026年10月12日。本文の英文・36問と14日間プランは慶英会独自の学習教材です。学校の正式教材・英検過去問の転載ではなく、学校ごとの定期考査範囲・採点・補習制度を推測するものではありません。