英検3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級の二次面接で、質問が聞き取れない、答えがずれる、途中で言い間違えるときはどうしたらよいのでしょうか。慶英会では、従来型の対面面接を想定し、全6級×6題、独自36課題の聞き返し・回答の言い直し・理由の補足・追質問への応答と全模範回答・日本語訳を無料公開しています。
結論:質問が聞こえなかった場合、内容を理解するために自然な言葉で聞き返す練習は役立ちます。ただし、不自然な聞き返しや何度も繰り返す行為は減点の対象となる場合があり、決まった回数まで必ず減点されないとは言えません。聞き取れたら、①Who/When/Why/Howなど質問の焦点を確定→②短く結論→③求められた理由・条件→④必要な場合だけ簡潔に言い直す順で答えましょう。本記事は対面の従来型二次面接を対象とします。英検S-CBTの録音型スピーキングと同じ対応ができるとは限りません。
英検二次面接で自然な聞き返しは減点?公式ルールを確認
英検協会の準1級公式二次試験案内では、質問を聞き取れなかった際に自然な流れの中で聞き返す場合は減点対象とならず、不自然に行ったり繰り返したりした場合には減点対象になると説明しています。受験級ごとの運用・面接手順は各級の最新公式試験内容を優先してください。『何回まで大丈夫』という数字を勝手に決めることはできません。
級別の練習先|3級〜1級の自然な応答と独自36問
| 級 | 重点 | 独自6課題 | 級別の面接教材 |
|---|---|---|---|
| 3級 | 身近な質問・WhenとWhere・短い理由 | 問1〜6 | 質問と全回答 |
| 準2級 | 場面描写・依頼・時系列・意見と理由 | 問7〜12 | 質問と全回答 |
| 準2級プラス | 3つの出来事・身近な社会の意見・条件付き提案 | 問13〜18 | 質問と全回答 |
| 2級 | 社会的な課題・理由・別案・慎重な主張 | 問19〜24 | 質問と全回答 |
| 準1級 | 4コマナレーション・複数の理由・反論への応答 | 問25〜30 | 質問と全回答 |
| 1級 | 社会的テーマの論証・追質問・反論・立場の精密化 | 問31〜36 | 質問と全回答 |
面接で止まったときの4つの対処|聞き返しと答え直しを分ける
- 聞こえなかった:Could you repeat the question, please? など丁寧で自然な一度の聞き返しを練習する。
- 質問の種類を取り違えた:When/Where/Why/How/What if … のどれを尋ねているか確認し、質問に合う情報を答える。
- 途中で文法を間違えた:Sorry, I mean … のように短く言い直す。何度も最初から話し直さず、必要な部分だけ修正する。
- 理由を求められた:自分の意見に一つの具体的な根拠を付け、準1級以上の発展的質問なら別案・限界・条件も整理する。
ここで示す表現は練習用の例であり、『この言葉を言えば必ず得点になる』という保証ではありません。実際の試験では面接委員の質問に自然に答えることを優先してください。家庭での録音練習と本番の録音禁止事項も区別してください。
問題編|英検3級〜1級の聞き返し・言い直し独自36課題
各級6課題です。先生・家族が質問を読んで、学習者は英文を見ずに声に出して答えてみましょう。質問文・文字場面は慶英会の独自制作であり、英検の公式イラスト・実際の面接質問や録音音源はありません。答えは後半にまとめています。
3級|身近な質問・WhenとWhere・短い理由(問1〜6)
問1:聞き取れなかった質問を丁寧に一度聞き返す英語を述べる。
問2:Question: When do you usually study? 誤答:At the library. 正しく答える。
問3:Question: What do you like to do after school? 自分の活動を一文で答える。
問4:Question: Do you enjoy reading books? Give one reason. 誤答:Yes. 理由を足す。
問5:Question: Where is the girl going? 誤答:Yesterday. 文字場面:A girl is going to the library. 正しく答える。
問6:『He go to the park』と言ってしまった。短く正しく言い直す。
準2級|場面描写・依頼・時系列・意見と理由(問7〜12)
問7:自然な英語で一度聞き返す文を述べる。
問8:文字場面:A woman was waiting for a bus. It arrived late. 二文で説明する。
問9:Question: Why should students exercise? 誤答:At school. 理由を答える。
問10:Question: What would you do if it rained on your sports day? 条件付きの答えを述べる。
問11:文字場面:A student left a bag on the train. An employee found it. 誤答:The employee lost it. 修正する。
問12:『Students should using bikes』と発話した。言い直す。
準2級プラス|3つの出来事・身近な社会の意見・条件付き提案(問13〜18)
問13:丁寧な一度の聞き返し表現を述べる。
問14:文字場面:The club planned a meeting, learned the hall was unavailable, and changed the venue. 3出来事を英語で説明。
問15:Question: Should towns offer more bicycle parking? 理由1つと条件1つを英語で述べる。
問16:Question: How could schools reduce paper waste? 具体的な方法を一つ述べる。
問17:誤答:All students will benefit. 根拠が『Some students may benefit』のみの場合、発言を正す。
問18:『We has to consider costs』と言った。短く修正する。
2級|社会的な課題・理由・別案・慎重な主張(問19〜24)
問19:面接官の発話が聞き取れなかったとき、丁寧にもう一度質問してもらう表現。
問20:Question: Should schools extend library hours? 立場と理由を2文で。
問21:Question: What disadvantage might longer library hours have? 費用面の課題を述べる。
問22:Question: What if the school does not have enough staff? 代案を述べる。
問23:The trial had more visitors, but another study room closed. 誤答:The library extension certainly caused the rise. 修正。
問24:『The school should be expand the service』と言った。言い直す。
準1級|4コマナレーション・複数の理由・反論への応答(問25〜30)
問25:質問が分からなかったときに、丁寧に聞き返す一文。
問26:文字場面4段階:The council proposed a bicycle station; residents raised concerns; officials ran a trial; the city reviewed the results. 2〜3文で時系列を説明。
問27:Question: Why might public transport be important for older residents? 2理由を英語で。
問28:Question: Some people argue the cost is too high. Respond to the objection with a condition.
問29:The survey lasted one week at one school. 誤発言:It proved the policy would work nationwide. 修正。
問30:『It depends of demand』と言った。前置詞を正して言い直す。
1級|社会的テーマの論証・追質問・反論・立場の精密化(問31〜36)
問31:抽象的な質問を聞き取れなかったときの自然な聞き返し。
問32:Question: Should governments require independent evaluations of major AI systems? 明確な立場・理由を2文で。
問33:Follow-up: Would such evaluations slow innovation? 不利益を認めつつ反論。
問34:Follow-up: What evidence would persuade you to change your view? 条件を述べる。
問35:The study measured short-term satisfaction only. 誤答:It established long-term safety. 訂正。
問36:『The data proves the cause』と断定したが、証拠は相関のみ。短く修正。
全36課題の模範英語回答・日本語訳・理由解説
3級|問1〜6の解答
問1の模範回答:Could you repeat the question, please? 日本語訳:質問をもう一度言っていただけますか。 確認ポイント:相手に丁寧に聞き返す表現。やみくもに何度も繰り返すのではなく、内容を理解してから答える。
問2の模範回答:I usually study after dinner. 日本語訳:普段は夕食後に勉強します。 確認ポイント:Whenは時間・時期を問う。At the libraryはWhereへの答え。
問3の模範回答:I like to play basketball after school. 日本語訳:放課後はバスケットボールをするのが好きです。 確認ポイント:好きな活動を動詞の形に注意して伝える。実際の活動に合う別解も成立。
問4の模範回答:Yes, I do, because books help me learn new things. 日本語訳:はい。本を読むと新しいことを学べるからです。 確認ポイント:Yes/Noのみで終えず、理由を加える自主練習。実際の質問条件に従う。
問5の模範回答:She is going to the library. 日本語訳:女の子は図書館へ向かっています。 確認ポイント:Whereは場所を聞く。YesterdayはWhenに関係する。
問6の模範回答:Sorry, I mean, he goes to the park. 日本語訳:すみません、言い直します。彼は公園に行きます。 確認ポイント:heの三単現goesを訂正する。必要以上の前置きは不要。
次の練習:英検3級の二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
準2級|問7〜12の解答
問7の模範回答:I’m sorry, could you say that again, please? 日本語訳:すみません。もう一度言っていただけますか。 確認ポイント:自然な聞き返しを練習。実際の面接での繰り返しには注意。
問8の模範回答:A woman was waiting for a bus. The bus arrived late. 日本語訳:女性がバスを待っていました。バスは遅れて到着しました。 確認ポイント:過去進行形で背景、過去形で出来事の変化を伝える。公式画像は使っていない。
問9の模範回答:Because exercise can help students stay healthy. 日本語訳:運動は生徒の健康維持に役立つからです。 確認ポイント:Whyには理由。At schoolは場所であり回答がずれる。
問10の模範回答:I would suggest holding the event indoors. 日本語訳:屋内でイベントを開くことを提案します。 確認ポイント:ifの条件に対応するwould+動詞原形。
問11の模範回答:The student left a bag on the train. An employee found it. 日本語訳:生徒は電車にかばんを置き忘れ、職員が見つけました。 確認ポイント:lostとfoundの役割・行為者を取り違えない。
問12の模範回答:Sorry, I mean, students should use bikes. 日本語訳:生徒は自転車を使うべきだと思います。 確認ポイント:助動詞shouldの後は動詞原形use。
次の練習:英検準2級の二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
準2級プラス|問13〜18の解答
問13の模範回答:Could you repeat that once, please? 日本語訳:もう一度言っていただけますか。 確認ポイント:聞き返しの自然さを意識する。特定の回数まで必ず無減点という保証ではない。
問14の模範回答:The club planned a meeting. Then it learned the hall was unavailable, so it changed the venue. 日本語訳:クラブは会議を計画した後、講堂が使えないと知って会場を変更しました。 確認ポイント:計画→発見→変更の順序を保つ。公式の3コマを転載していない。
問15の模範回答:Yes, because safe parking may encourage cycling. However, towns should consider available space. 日本語訳:安全な駐輪場は自転車利用を促すかもしれませんが、場所の確保が必要です。 確認ポイント:賛成の理由と現実的制約を述べる。
問16の模範回答:They could use digital notices for information that does not need to be printed. 日本語訳:印刷不要な情報はデジタル通知にできます。 確認ポイント:Howは方法。因果を断定する必要はない。
問17の模範回答:Some students may benefit, but we need more evidence. 日本語訳:一部の生徒に役立つかもしれませんが追加の根拠が必要です。 確認ポイント:some/mayをall/willに過度に強めない。
問18の模範回答:Sorry, we have to consider costs. 日本語訳:費用を考慮する必要があります。 確認ポイント:主語Weに合わせてhaveにする。
次の練習:英検準2級プラスの二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
2級|問19〜24の解答
問19の模範回答:I’m sorry, could you repeat the question? 日本語訳:すみません。質問をもう一度お願いします。 確認ポイント:自然な流れで聞き返す。多用や不自然な反復が必ず安全という意味ではない。
問20の模範回答:Yes, because students may need quiet spaces after clubs. Longer hours could make studying easier. 日本語訳:生徒には部活後の静かな場所が必要な場合があるため、延長が役立つかもしれません。 確認ポイント:意見と具体的な理由を伝える。
問21の模範回答:They could increase staffing and electricity costs. 日本語訳:職員や電気代の費用が増える可能性があります。 確認ポイント:disadvantageは欠点を聞く。利点を繰り返さない。
問22の模範回答:It could test longer hours on one or two days a week. 日本語訳:週1〜2日だけ試行できます。 確認ポイント:条件に応じて規模を限定する代案。
問23の模範回答:The increase may have several causes, including the nearby room’s closure. 日本語訳:来館数の増加には近隣施設の閉鎖など複数の原因があり得ます。 確認ポイント:相関と因果の断定を区別する。
問24の模範回答:Sorry, I mean, the school should expand the service. 日本語訳:学校はサービスを拡大すべきです。 確認ポイント:should+動詞原形、不要なbeを除く。
次の練習:英検2級の二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
準1級|問25〜30の解答
問25の模範回答:Could you say that again, please? 日本語訳:もう一度言っていただけますか。 確認ポイント:自然な会話の流れを重視する。返答を先延ばしするために反復しない。
問26の模範回答:The council proposed a bicycle station, but residents raised concerns. Officials then ran a trial, and the city reviewed the results. 日本語訳:自転車ステーションを提案した後、懸念が出たため試験運用して結果を検討しました。 確認ポイント:4出来事の順序とbut/thenを用いてまとめる。公式の4コマではない。
問27の模範回答:It may help them reach hospitals and shops. It can also reduce dependence on driving. 日本語訳:病院や買い物へのアクセスを助け、運転への依存を減らせる可能性があります。 確認ポイント:理由を2点に分ける。
問28の模範回答:The cost matters, so a limited trial should compare benefits with operating expenses. 日本語訳:費用を考慮し、限定試行で効果と運営費を比較すべきです。 確認ポイント:懸念を認め、評価条件を明示。
問29の模範回答:The short trial suggests a possibility but does not establish nationwide effectiveness. 日本語訳:短期・単一校の結果で全国の効果は証明できません。 確認ポイント:証拠の範囲を超えた断定を避ける。
問30の模範回答:Sorry, it depends on demand. 日本語訳:それは需要によります。 確認ポイント:depend onが適切な連語。
次の練習:英検準1級の二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
1級|問31〜36の解答
問31の模範回答:Could you repeat the last part of the question, please? 日本語訳:質問の最後の部分をもう一度お願いできますか。 確認ポイント:本当に聞き取れなかった部分を具体的に聞く。機械的に繰り返さない。
問32の模範回答:Yes. Independent evaluations may identify risks that developers overlook and help protect public accountability. 日本語訳:独立した評価により開発者が見逃したリスクを発見し、公共の説明責任を確保できる場合があります。 確認ポイント:立場を一つ定め、具体的な根拠を挙げる。
問33の模範回答:They might add costs and delays, but proportionate reviews could prevent larger problems later. 日本語訳:費用・遅延は生じ得ますが、適切な検証で後の深刻な問題を防げる可能性があります。 確認ポイント:不利益を認めてから反論する。
問34の模範回答:Reliable evidence that mandatory reviews create substantial harm without improving safety would make me reconsider. 日本語訳:安全性改善がなく大きな害だけを生む信頼できる証拠があれば再考します。 確認ポイント:考えを変える条件を具体化して論証する。
問35の模範回答:The study measured short-term satisfaction, not long-term safety. 日本語訳:短期的な満足度と長期の安全性は異なる測定対象。 確認ポイント:結果の外挿を避ける。
問36の模範回答:Let me correct that: the data suggests an association, but it does not establish causation. 日本語訳:データは関連を示唆しますが、因果関係を立証していません。 確認ポイント:自らの言い過ぎを正し確実性を調整する。
次の練習:英検1級の二次面接・独自質問と回答へ進み、別の質問にも答えられるか確認してください。
S-CBTや任意スピーキングと従来型二次面接の違い
本ページで扱うのは、英検3級〜1級の従来型における面接委員とのやり取りです。英検S-CBTは対象級のスピーキングを録音する方式であり、その場にいる面接委員へ同じように質問を聞き返せる形式ではありません。また、英検4級・5級の任意スピーキングは3級以上の従来型二次試験と別の制度です。S-CBTと従来型の違いや全8級のSpeaking教材から受験方式を確認してください。
自宅で7日間の面接練習|暗唱から受け答えへ
- 1日目:自分の級の公式試験内容と質問の種類を確認する。
- 2日目:聞き返しの自然な一文とWhen/Where/Whyなどの違いを練習する。
- 3日目:本ページの級別6問を読み上げてもらい、短い結論と理由で答える。
- 4日目:回答に含まれる主語・時制・助動詞の誤りを一つずつ修正する。
- 5日目:自分と反対の意見・別の条件への追質問を作り、原稿なしで答える。
- 6日目:公式の形式に近い専門教材の初見質問を使い、適切な長さで話す。
- 7日目:聞き取れない原因と理由不足を見直し、本番の入退室・受験規則を公式情報で確認する。
この7日間は慶英会の家庭学習例です。受験者全員に同じ成果が出る保証ではなく、級ごとの二次試験の採点や合否を予測するものではありません。
よくある質問|英検面接の聞き返し・言い直し
Q. 聞き返しをすれば必ず減点ですか?
A. 英検協会の公式案内では自然な流れの聞き返しは減点対象とならないと説明していますが、不自然・反復的な聞き返しは減点対象になり得ます。
Q. 何回まで聞き返せますか?
A. この記事で一律の無減点回数を設定できません。級別の公式試験案内を確認し、質問を理解するための自然なやり取りを練習してください。
Q. 英語を言い間違えたら最初から全文を言い直すべきですか?
A. 必要な部分だけ短く訂正し、質問への回答を続ける練習が現実的です。言い直しの多用を勧めるものではありません。
Q. S-CBTでもCould you repeat?が使えますか?
A. S-CBTのスピーキングは録音型で従来型の対人面接とは異なります。試験方式に合う公式体験版・案内で確認してください。
Q. この36課題は英検公式の面接カードですか?
A. 違います。慶英会が独自に作成した文字場面と英語質問・回答です。英検協会が公表している過去問は公式サイトで確認してください。
慶英会の英検二次面接・無料体験・学習相談
面接の質問を聞き返せず沈黙してしまう、英作文はできるのに英語の回答が止まる、相手の反論に理由が答えられない場合は、受験級と学校の既習範囲に合わせて声に出す練習を整理できます。慶英会の最大1か月無料体験・学習相談はこちらからご相談ください。体験条件と料金は公式の料金案内を確認してください。
参考にした公式情報・教材の制作方針
日本英語検定協会・準1級二次試験の受け方と聞き返しの案内/英検協会・各級の試験内容と過去問/英検の制度説明。本記事の36課題・文字場面・英語回答・解説は慶英会独自制作であり、英検協会の公式面接カードや採点基準を転載・再現するものではありません。

