
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
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福島県立会津学鳳中学校に通う中学1・2年生で、レインボー・プロジェクト(RP)の調査や発表を進めるとき、「調べた情報を短くまとめられない」「根拠と自分の考えが混ざる」「英語で説明しようとすると文が作れない」と感じることはありませんか。本記事では、RPの学びを英語学習に応用する方法を整理し、事実・根拠・考察・結論を英語で組み立てる独自36問と全解説を掲載します。
学校の公式な2024年度SSH研究開発実施報告では、中学1年のRPに会津若松に関する課題研究、中学2年に防災教育研修、中学3年に課題研究が記載され、調査や文献確認、考察、レポート・発表などの活動が紹介されています。これは2024年度の報告に記載された内容であり、2026年度の全学年で同一内容が実施されることや、RPが英語で行われることを示すものではありません。本記事の英語課題は、公式の学習活動を参考に慶英会が独自に作成した補助教材です。
結論|英語の探究発表は「調べた事実・根拠・考察・結論」を分ける
調査を英語で説明するときは、最初から長い英文を作ろうとせず、①何を知りたいのか、②何を調べたのか、③どんな結果が得られたのか、④結果から何が言えるのか、⑤何はまだ分からないのか、に分けて整理します。資料の数値や観察した事実と、自分の意見を区別すると、根拠のある説明になり、英作文や口頭発表の内容も明確になります。
| 発表の要素 | 英語の表現例 | 確認すること |
|---|---|---|
| 課題・目的 | We wanted to find out … | 何を知りたい調査なのか |
| 方法 | We asked … / We checked … | 誰に・何を・どのように調べたか |
| 結果 | Our results showed … | 集めたデータに実際に書かれていること |
| 考察 | This may mean … | 結果から考えられることと、その限界 |
| 結論・提案 | We suggest … because … | 提案と理由がつながっているか |
本記事の4つの英文、36問、模範解答はすべて慶英会の創作です。学校のRP課題、実際の定期考査、配布資料、実際の調査結果を再現したものではありません。会津若松市の実在の場所・統計・防災計画について述べる場合は、学校や自治体の最新の公式資料を別途確認してください。
学校公式のRP情報を、英語の課題へ正しく応用する
会津学鳳中学校・高等学校の公式発信では、RPは「レインボー・プロジェクト」の略として紹介されています。2024年度のSSH研究開発実施報告には、中1の地域課題研究で現地調査や文献調査を行い、考察を深めてレポートにまとめ発表すること、中2の防災教育研修では学んだことをまとめること、中3の課題研究では問いを立て、文献調査や実験などを通して考察し、スライドで発表することが記載されています。報告には中学校全体の課題研究発表会についても記載があります。公式PDF「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告」で原文を確認できます。
また、学校公式の2024年1月の発信では、中1のRP国際交流として、地域に住む外国籍の方々の話を聞き、生徒が日本文化を英語で紹介した活動が報告されています。ただし、この活動は2024年1月16日の記録です。2026年度の同じ活動内容や、RPのすべてが英語で行われることを意味しません。学校公式「RP-国際交流・異文化理解」に記載された内容と、慶英会の創作練習を区別してください。
探究レポートを英語にするときの4つの段階
1.調べる前に、問いを一文で決める
最初に「何を知りたいか」を決めます。英語なら “We wanted to find out how students travel to school.” のように、調べたいことを一文で表せます。問いが広すぎると、集める情報がばらばらになり、最後に結論をまとめにくくなります。「地域をよくするにはどうすればよいか」だけでは広いため、「通学路のどの場所で歩きにくさを感じるか」など、観察や質問で調べられる範囲に絞ります。これは練習用の例で、会津学鳳中学校の実際の課題を示していません。
2.調査方法と結果を分ける
方法は “We asked 20 students.”、結果は “Twelve students chose the bus.” のように分けます。「20人に質問した」という方法と「12人がバスを選んだ」という結果は別の情報です。結果を説明するときは、人数だけでなく、誰に質問したか、いつ調べたか、どの選択肢を用意したかも確認します。条件が分からない数字を、地域全体の傾向のように言い換えてはいけません。
3.結果から言えることと、まだ分からないことを分ける
“The results suggest that …” は、結果がある傾向を示していると伝える表現です。一方で、少人数の調査から全員の意見を断定することはできません。20人中12人がある方法を選んだなら、その20人の中では60%ですが、それだけで地域全体の60%が同じ方法を使うとは言えません。数値の計算が正しくても、調査対象を超えた結論になっていないかを点検します。
4.考察と提案を、理由と一緒に述べる
考察では、結果が何を意味するかを説明します。提案を書く場合は “We suggest … because …” のように、提案と理由をつなぎます。ただし、データが示していない効果を断定しないでください。調査の限界や追加で調べるべきことも書けば、発表に説得力が生まれます。英語では短い文を順番につなぎ、主語・動詞・時制を確かめてから、必要な説明を足す方法がおすすめです。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
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独自36問|創作英文4本で事実・根拠・考察を練習
以下の英文・調査数値はすべて架空の練習用です。会津若松市の実際の調査結果や、会津学鳳中学校のRPで実施された調査を表すものではありません。
英文A|地域の案内を調べる(問題1〜9)
A student group wanted to make a guide for visitors to a fictional town. First, they asked 20 classmates what information a visitor might need. Twelve students chose a simple map, five chose a list of bus times, and three chose a list of local events. The group decided to draft a map and add a small box for bus information. They did not conclude that every visitor wanted the same guide, because they had asked only their classmates.
1.生徒のグループは何を作ろうとしましたか。2.最初に誰に質問しましたか。3.質問に答えた人数は何人ですか。4.地図を選んだ人数は何人ですか。5.バスの時刻表を選んだ人数は何人ですか。6.地域のイベント一覧を選んだ人数は何人ですか。7.地図を選んだ割合は何%ですか。8.なぜ全ての訪問者が同じ案内を望むとは結論できませんか。9.この調査から分かったことを英語一文で書きなさい。
英文B|防災用品を考える(問題10〜18)
In a fictional class activity, students discussed what to prepare for an emergency. They checked an official safety leaflet and then asked 24 classmates to choose one item they thought was important. Ten chose drinking water, eight chose a flashlight, four chose a first-aid kit, and two chose a radio. The class noticed that water received the most votes in this small survey. However, the students understood that emergency needs differ by person and situation. Their list was a starting point for discussion, not a complete safety plan.
10.生徒たちは何について話し合いましたか。11.何を確認してから質問しましたか。12.質問に答えたのは何人ですか。13.飲料水を選んだ人数は。14.懐中電灯を選んだ人数は。15.救急セットを選んだ人数は。16.ラジオを選んだ人数は。17.飲料水を選んだ割合は何%ですか。18.この一覧を完全な防災計画と言えないのはなぜですか。
英文C|調査結果を比べる(問題19〜27)
A fictional school club checked how students used a reading corner. In the first week, 15 students visited it. In the second week, 21 students visited it. The club members were happy to see the number rise by six. They thought a new sign might have helped students find the corner, but they had not asked the visitors why they came. The club planned to ask a short question in the next survey before deciding what caused the increase.
19.何を調べたクラブですか。20.第1週の利用者は何人ですか。21.第2週は何人ですか。22.利用者は何人増えましたか。23.第1週から第2週への増加率は何%ですか。24.原因かもしれないと考えたことは何ですか。25.その原因を確かめられていないのはなぜですか。26.次の調査で何をする予定ですか。27.「利用者が増えた」と「新しい表示が原因だ」を区別する理由を説明しなさい。
英文D|調査を発表にまとめる(問題28〜36)
Mai’s group studied how students could reduce paper waste in a fictional school. They counted the unused sides of paper in one classroom for three days. On the first day, they found 30 unused sheets; on the third day, they found 18. The group suggested placing a paper-reuse box near the printer. They did not claim that the box would solve all waste problems. They planned to check the amount again after two weeks and ask students whether they used the box. Mai said that a good report should show the evidence, explain the idea, and mention what still needs to be checked.
28.Maiたちは何を研究しましたか。29.紙を調べた期間は何日ですか。30.初日に見つかった未使用の紙は何枚ですか。31.3日目は何枚ですか。32.枚数は何枚減りましたか。33.減少率は何%ですか。34.グループが提案したことは何ですか。35.2週間後に何を確認する予定ですか。36.調査発表で大切なことを英語2文で書きなさい。
全模範解答・解説
1〜9:1.架空の町を訪れる人向けの案内。2.クラスメート。3.20人。4.12人。5.5人。6.3人。7.60%(12÷20×100)。8.質問したのはクラスメートだけで、すべての訪問者の希望を調べたわけではないから。9.例:Twelve out of twenty students chose a simple map.(20人中12人が簡単な地図を選びました。)
10〜18:10.緊急時に何を準備するか。11.公式の安全案内。12.24人。13.10人。14.8人。15.4人。16.2人。17.約41.7%(10÷24×100)。18.必要な物は人や状況によって異なり、この小さな調査は話し合いの出発点にすぎないため。数値は合計10+8+4+2=24人で一致します。
19〜27:19.読書コーナーの利用状況。20.15人。21.21人。22.6人。23.40%増加(6÷15×100)。24.新しい表示が利用者に場所を知らせた可能性。25.来訪者に理由を尋ねていないため。26.次の調査で短い質問をする。27.利用者数の増加は記録された事実ですが、その原因は追加調査なしには確定できません。時間の順番だけで原因と結果を決めないことが大切です。
28〜36:28.学校で紙の無駄を減らす方法。29.3日間。30.30枚。31.18枚。32.12枚減少。33.40%減少(12÷30×100)。34.プリンターの近くに再利用用の紙箱を置くこと。35.紙の量と、生徒が箱を使ったかどうか。36.例:A good report should show the evidence. It should also explain the idea and say what still needs to be checked. 事実・提案・追加確認の必要性が表現されていれば別解も正解です。
調査レポートの英語で失点しやすい3つの点
第一に、数字の対象を省いてしまうことです。“Twelve students chose a map.” は「12人が地図を選んだ」という結果ですが、調査対象が20人だったことも添えると、結果の範囲が伝わります。第二に、結果と理由を混同することです。「利用者が増えた」は観察結果、「新しい表示が増加の原因だった」は原因についての説明です。原因を確かめる質問や比較がなければ、may have helped(役立った可能性がある)のように慎重に述べます。第三に、提案だけを書いて根拠を示さないことです。提案の前に調査結果を一文で述べ、becauseなどで理由をつなぐと、説明の流れが明確になります。
中学1年生|短い文で事実と理由を伝える
中1は、主語と動詞を含む短い文を正確に書くことを優先します。“We asked 20 students.” “Twelve students chose a map.” “We need more information.” のように、一文につき一つの情報を伝えましょう。疑問文で聞かれたことに答えているか、三人称単数やbe動詞・一般動詞の形が合っているか、複数形や数値が正しいかを確認します。学校でまだ習っていない表現を無理に使わず、知っている文型で正確に伝えることが大切です。
中学2年生|結果を比較し、限界も説明する
中2は、過去形や比較、接続詞、助動詞を使い、調査の前後や結果の違いを説明します。“The number increased from 15 to 21.” のように数値の変化を示し、“This may be because …” と原因の可能性を述べる練習をします。さらに “However, we did not ask every student.” のように、調査で分からなかったことも書けると、根拠と推測を区別できます。難しい文を長く書くより、主張・根拠・限界を順番に並べることを意識してください。
14日間の復習計画|調べたことを短い英文にする
1〜2日目は英文Aで調査の目的と人数、3〜4日目は英文Bで割合と結論の限界、5〜6日目は英文Cで前後の変化と原因の区別、7〜8日目は英文Dで提案と追加調査を練習します。9〜10日目は誤答だけを解き直し、11〜12日目は各英文を英語2文で要約します。13日目は事実・考察・未確認事項を色分けし、14日目は解答を隠して再テストします。学校の提出物や定期考査が近い場合は、学校指定の教材・範囲を優先してください。
家庭では、保護者が英語をすべて採点できなくても「この数字は誰に質問した結果?」「本文で確かめられることと、考えたことはどこが違う?」「その提案の理由は何?」と尋ねられます。本人が根拠を説明できない場合は、正解を写す前に本文の該当箇所を探し直しましょう。探究のレポートでも英語の読解でも、根拠を言葉で示す習慣は、考えを整理して相手に伝える助けになります。
よくある質問
Q.会津学鳳中学校のRPは英語で行われますか。 参照した公式資料から、RP全体が英語で実施されるとは確認できません。2024年1月の公式記録では中1の国際交流で英語を使った活動が報告されていますが、活動の年度・内容を区別してください。Q.この36問はRPの課題ですか。 いいえ。慶英会が作成した創作演習です。Q.調査人数が少なくても発表できますか。 発表できます。ただし、対象者と調査方法を明らかにし、結果を対象の範囲を超えて一般化しないことが重要です。Q.学校の英語課題にそのまま提出できますか。 学校から指定された課題ではないため、提出物の指示を確認し、必要に応じて自分の調査内容と学校の指示に合わせて書き直してください。
RPで調べた内容を英語にするときは、ノートをそのまま翻訳するのではなく、発表の目的に合わせて情報を選び直します。メモを「確認した事実」「その事実の出典」「自分の考察」「まだ確かめていないこと」の4列に分けると、根拠のない断定を避けられます。発表時間が短い場合は、結論に必要な情報を優先し、細かな説明をすべて入れようとしないでください。相手から質問されたら、分かることは答え、分からないことは “I need to check that.” と伝えることも、正確な発表の一部です。
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参考にした主な公式情報
- 福島県立会津学鳳高等学校・中学校「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告」(中学校のRP、学年別活動、発表会の説明)
- 福島県立会津学鳳中学校・高等学校「RP-国際交流・異文化理解」(2024年1月の中1国際交流活動の記録)
- 福島県立会津学鳳中学校・高等学校「中高一貫便り(令和7年度前期)」(RPの探究活動に関する学校発信)
- 福島県立会津学鳳中学校公式サイト(学校の最新案内を確認する窓口)
情報確認日:2026年10月29日。学校の2024年度報告に記載されたRPの例と、2026年度の実施内容を混同していません。本文の英文・36問・解答・学習方法は慶英会独自の創作で、学校が配布した課題や実際の調査結果ではありません。

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