
監修:慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。愛知県の学校公式カリキュラムを確認し、一般的な家庭学習の提案・独自問題と区別しています。
中高一貫校の英語の宿題や学校ワークは毎回提出しているのに、小テストや定期テストで得点できない。「問題集を3周した」「全部丸を付けた」と本人は話す一方、解答を隠すと同じ問題を解けない。こうした状況で必要なのは、学習量を単純に増やすことではなく、「何を見ながら完成させたのか」「答えなしで再現できるか」「新しい文でも同じ文法を使えるか」を切り分けることです。
学校ワークの答えを書き写す行為と、解説を参考にして理解する行為、正解を確認した後の復習は目的が異なります。答えを見たことがあるからといって学力がないと決めつけるべきではありませんし、保護者様が本人を責めるだけでは学習方法の改善につながらないことがあります。この記事では、東海中学校・名古屋中学校・滝中学校・金城学院中学校の公式教育情報を確認しながら、中学1・2年生が学校教材を使い直す14日間の計画と、独自30問の「答えを閉じて解く」診断を解説します。学校の宿題そのものを転載・再現したものではありません。
すでに学校の英語の宿題で困っている場合:課題の実物と直近の答案をもとに、答えなしで解けない文法・語彙を整理することが重要です。学校に合わせた復習方法を個別に確認したい保護者様は、慶英会の無料体験・学習相談をご参照ください。
結論:提出済みのワークを「解ける学習」に変える3つの確認
第一に、本人が答えを見る前に一度解いたかどうか。第二に、正解を確認したあと、なぜその答えになるか説明できるか。第三に、翌日や数日後に語句を変えた問題へ自力で答えられるか。この三つを分けて記録します。学習の成果は「ノートがきれいに埋まっていること」ではなく、自力で正答できることです。
もし提出期限が迫っていて解答を参考にする必要があっても、学校が認める範囲の使い方を守り、見て解いた問題と自力で正解した問題を区別しておけば、後で必要な復習ができます。学校の課題のルールを無視して答案を写すことを勧めるものではありません。
まず「丸写し」の意味を三つに分ける
パターンA:最初から解答を書き写してしまう
設問の英文が理解できず、取りかかるのが苦痛になり、すべての答えを写してしまう場合です。この状態で同じ量の宿題を繰り返しても、本人にはどこが分からなかったかが残りません。まず宿題の最初の三問を答えなしで解き、分からなければ例文の主語・動詞、単語の意味だけを学校教材で調べます。
パターンB:説明を読み、納得して書いたが翌日には解けない
解説を見た瞬間は理解したように感じても、自力で答案を作る手順が記憶に残っていない場合があります。これは意欲の問題と単純化できません。翌日に答えを隠して同種の一問を解く「再現テスト」を行い、解けなければ主語・動詞・時制のどこで止まったかを確認しましょう。
パターンC:見ずに解いたのにテストになると使えない
ワークの設問に慣れ、その問題の正解を覚えていても、語彙や文の順序を変えた未見問題では答えられない場合です。学校の小テストや定期テストで初見の短文が出たとき、理解を別の場面に応用できないことが原因になり得ます。一つの例文を三種類に変形し、文法を使えるか確かめましょう。
愛知淑徳中学校に在籍している中1・中2のご家庭へ:学校公式Q&Aは当日の英語学習部分の復習・提出とノート点検を案内しています。学校名に即した対策は愛知淑徳中の宿題・ノートを提出しても英語が伸びない場合の独自32問・21日間復習をご参照ください。
学校別の特色と宿題・復習のつなぎ方
東海中学校:学校オリジナル教材は「解説の再現」まで
東海中学校の公式「学習指導とカリキュラム」は、教員が独自に作成・編集した教材が50種類以上あり、中高一貫教育に適した授業と補充授業を行うことを示しています。英語科では教科書に沿ったオリジナル教材を使い、読解力・文法・語彙を育てると説明しています。学校独自の問題に取り組む際、答えの形を覚えるだけでは学習した内容を別の文へ応用しづらくなります。
東海中学校で宿題は完成しているのに英語が伸びない場合は、まず学校教材の学習済みの基本問題を選び、なぜその語形・語順になるかを説明します。次に同じ文法で別の語句に置き換えて英文を作ります。市販の問題集を増やす前に、学校教材で「自力で再現できない部分」を小さく特定します。東海中学校公式・学習指導とカリキュラム、公式・英語科。
名古屋中学校:提出から確認テストまでを一本の学習サイクルに
名古屋中学校は、公式に「予習→授業→復習(課題)→確認テスト」という学習サイクルを示しています。英語・数学・国語の確認テストは前週の授業・課題の範囲から出題され、合格点の8割に達しない場合には放課後の追試・補習を行います。英語の授業は日本人教師5時間とネイティブ教師の分割授業1時間の週6時間と案内されています。
宿題を提出しているのに確認テストで8割に届かないなら、前日の長時間学習より、授業当日に五分、翌日に五分、週末に短くもう一度、答えを閉じて解く機会を作ります。確認テストの範囲・形式は学年によって異なり得るため、学校が実際に伝えた内容を優先してください。名古屋中学校公式・授業内容。
滝中学校:書く復習と音声の確認を別々にする
滝中学校の公式「中学校の学び」では、ほぼ毎時間の小テストとシャドーイングチェック、定期的な単語テスト、ネイティブ教師とのインタビューテストなどを案内しています。学校教材の筆記問題が完成していても、授業で扱った語句を聞き取れない、質問に答えられない場合は別の練習が必要です。
家庭では一つの短い英文を「読む→意味を説明する→解説を隠して書く→声に出す」の四段階で使います。音声教材がある場合は学校の教材を使い、分からない音の確認まで行います。火曜学習会に参加する場合は、その補習で教わった単元の再テストを翌日以降に行うと復習の目的が明確になります。滝中学校公式・中学校の学び。
金城学院中学校:オンライン教材で正解できても英作文で再現できるか
金城学院中学校の公式「英語」は、中学でオンライン教材を取り入れ、4技能をバランスよく学ぶこと、2026年度中2ではネイティブ教員による授業が始まり発信力を強めることを説明しています。オンライン教材の選択問題で正解しても、何も見ずに自分で一文作れるかは別の確認が必要です。
答えをクリックして正解する練習と、紙に英文を書く練習、口頭で答える練習の目的を区別します。学校が使用する教材・アプリの具体的な機能や採点条件は各授業の最新指示を確認してください。金城学院中学校公式・英語。
最初の14日間はワークを全部やり直さない
英語の得点が低いと「前学年のワークを最初から全部解き直す」という方法を選びたくなります。しかし、学習時間が限られている中で過去の全範囲を一律に復習すると、現在の授業との接続が遅れます。まず学校の次回の課題・テスト範囲を確認し、必要な基礎だけ戻って補います。
例えば疑問文の語順を間違えるなら、be動詞と一般動詞の疑問文を集中的に学び直し、翌日も使えるか確かめます。現在の授業が不定詞なら、動詞の基本形と構造を確認します。中2の受動態なら、be動詞と過去分詞の働きを説明できるか調べます。まだ習っていない単元を無理に先取りしないでください。
独自30問:答えを閉じて自力で再現できるか
以下は慶英会の独自確認問題です。東海・名古屋・滝・金城学院の学校配布物、実際の定期テストや英検問題を再現したものではありません。学校で習った単元だけを使い、分からない問題には印を付け、必ず答えを隠した状態で自力で解いてください。
A.選択肢あり:文法知識を見分ける(1〜8)
【1】My mother (cook / cooks) dinner every day. 【2】We (was / were) tired yesterday. 【3】I can (speak / speaks) English. 【4】There (is / are) two books on the desk. 【5】He (don’t / doesn’t) play tennis. 【6】She went home (yesterday / tomorrow). 【7】I enjoy (learn / learning) new words. 【8】This is (a / an) interesting lesson.
正しい選択肢を選べても、同じ文法を使って一文作れない場合は理解が未定着の可能性があります。正答した問題も一問だけ書き換えてみましょう。
B.選択肢なし:自分で英文を作る(9〜16)
【9】She likes soccer. を疑問文にする。【10】They played baseball yesterday. を否定文にする。【11】「私は毎朝英語を勉強します」を英語にする。【12】He doesn’t eats breakfast. の誤りを直す。【13】My friends is happy. の誤りを直す。【14】「あなたは先週何をしましたか」を英語にする。【15】I am looking forward to see you. の誤りを直す。【16】「もし明日雨が降ったら、家にいます」を英語にする。
答えを見て正解を書き写すだけでなく、文の種類・時制・主語に応じて何が変わったか説明してください。自力で書けたら、別の主語・動詞に変更して一問作ってみましょう。
C.短文を理解し、設問の根拠を探す(17〜22)
次の英文を読んでください。Yumi wanted to help prepare for the school festival. She joined a group that made signs in English and Japanese. On Monday, she wrote a short introduction for each classroom. Her friends checked the spelling and suggested shorter sentences. At the festival, visitors said the signs were easy to read. Yumi was happy and decided to help again next year.
【17】Yumiが参加した活動は何ですか。【18】グループは何語で案内を作りましたか。【19】Yumiが月曜日に書いたものは何ですか。【20】友人は何を確認しましたか。【21】来場者の反応はどうでしたか。【22】Yumiは来年どうしようと思いましたか。
読解問題を解くときは、答えを示す英文の箇所に線を引き、質問に必要な情報を過不足なく抜き出しましょう。正解を一度見た本文を丸暗記するのではなく、数日後に別の短文でも試してください。
D.学校で使える英作文・口頭応答(23〜30)
【23】What do you do after school? に一文で答える。【24】その理由をもう一文加える。【25】「私は昨日友達と勉強しました」を英語にする。【26】学校で好きな教科とその理由を二文で書く。【27】友人に週末の予定を質問する。【28】I like English. に具体例を一文加える。【29】What was difficult for you this week? に過去形で答える。【30】来週直したい学習習慣を二文で説明する。
自由英作文は模範例と一語一句同じでなくてもかまいません。主語と動詞、時制、理由・具体例の関係が成立しているかを確認します。
30問の解答・解説
【1】cooks(三人称単数)【2】were(Weの過去形)【3】speak(助動詞canの後)【4】are(two books)【5】doesn’t(heが主語)【6】yesterday(went)【7】learning(enjoyの後)【8】an(interesting)。
【9】Does she like soccer? 【10】They didn’t play baseball yesterday. 【11】I study English every morning. 【12】He doesn’t eat breakfast. 【13】My friends are happy. 【14】What did you do last week? 【15】I am looking forward to seeing you. 【16】If it rains tomorrow, I will stay home.
【17】School festival preparation. 【18】English and Japanese. 【19】A short introduction for each classroom. 【20】The spelling.(短くする提案もした)【21】The signs were easy to read. 【22】To help again next year.
【23】例:I play basketball after school. 【24】It is fun to play with my friends. 【25】I studied with my friends yesterday. 【26】I like science. I enjoy doing experiments. 【27】What are you going to do this weekend? 【28】I often practice speaking English with a friend. 【29】Writing English sentences was difficult for me. 【30】I want to review my notes every day. I will study for ten minutes after dinner. 問題23〜30には複数の正答があります。
問題1〜8ができて9〜16で止まる場合、選択肢で正解する力から自力で文を作る力への移行が必要です。17〜22が難しければ初見の短文で根拠を探す練習、23〜30が難しければ短い英文の正確さと理由のつなぎ方を優先します。
自力で宿題に取り組めない状態が続く場合:教材のページ数を増やすより、すでに習った基本文を再現できるか確認しましょう。学校の教材、つまずいた問題、返却答案を用意できると相談が具体的になります。最大1か月完全無料体験・学習相談の条件は公式ページで確認できます。
14日間の再学習計画:提出済みワークを成果へ変える
1〜2日目:学校の現在の課題と答案を確認する
最初に実際の学校の宿題・ワーク・小テスト・定期テスト範囲を確認します。提出が済んでいる問題の中から、答えを見ずに解ける問題と解けない問題を五問ずつ選びます。「答えを見た」「解説を読んだ」「自力で正解した」を区別して記録し、本人を責めるのではなく学習方法の改善に使います。
3〜5日目:必要な基本文法の穴を埋める
誤答が集中した単元を二〜三つ選び、学校の例文を正確に作り直します。疑問文・否定文・時制などを中心に、語句を入れ替えても使えるか確認します。学校の課題を丸ごともう一周するのではなく、できなかった形式だけ再学習します。
6〜7日目:学校の小テストに近い形式で確認
学校で実際に扱われている問題形式を確認し、同じ文法を使う独自の短い類題を解きます。口頭や記述で答えを説明できるかも確認します。学校の小テストが選択式であっても、正答理由が説明できると応用しやすくなります。
8〜10日目:新しい英文で再現性を試す
覚えた例文の主語や単語、時を表す語を変えて、未見の問題に挑戦します。教科書の本文を暗唱できることと、別の内容を読んで意味が取れることは違います。読解が苦手なら短文から構造を確認し、英作文は一文から始めて理由を足します。
11〜12日目:学習時間を短縮して自力正答を測る
初日と同程度の文法・語彙・短文問題を、答えなしで解きます。理解した内容を長時間かけずに再現できるかを確認します。未習事項を除き、同じ理由の誤答が繰り返される場合は、例文の選び方や説明の仕方を変えます。
13〜14日目:次の宿題を自力で開始できるか検証
新しく出された学校の課題を、まず三問だけ自分の力で解きます。分からなければ学校の授業ノートに戻り、途中で分からなくなった場所をメモします。解答を参照する場合も、学校のルールを守り、見ずに解き直す時間を用意しましょう。14日後に何点改善すると保証するものではなく、学習を自力で進めるための方法です。
保護者様は「なぜ写したの?」より先に確認すること
学校のワークを写していることが分かっても、すぐに「怠けている」と判断すると、分からない問題を相談しづらくなる場合があります。まず「どこから一人で解けなくなった?」「答えを見る前に何を試した?」「次に同じ問題を解くなら、どの説明が必要?」と具体的に聞いてください。
本人が学校の学習内容について大きな不安を抱えている場合は、担任や教科担当の先生に提出物の進め方や補習制度を相談することも検討できます。家庭で学習を進められるなら外部指導は必須ではありません。負担の大きさを判断する際には、学校が本人に求めている課題の量と期限を優先します。
外部個別指導が有効かを判断する条件
学校の宿題をほとんど自力で始められず、学校の授業での質問や補習を利用しても理解不足が続く場合は、学び直しの順序を一対一で整理する価値があります。一方、学校のワークを自力で解き直せるようになり、小テストも安定してきたなら、外部塾を急いで増やす必要はありません。
無料体験を検討する際は、学校教材・返却答案・本人が答えを見ないと解けなかった問題をいくつか用意してください。単に新しい問題を大量に解くのではなく、どの基本文法や理解が欠けているのか、何をいつ再テストするかまで具体的に説明できる指導が望ましいでしょう。
宿題を提出しているのに英語の点数が伸びない中1・中2の保護者様へ。 慶英会では、学校の教科書・副教材・答案をもとに理解度を確かめ、必要な単元から学び直すオンライン個別指導を行っています。最大1か月完全無料体験・学習相談の最新条件を確認できます。
よくある質問
答えを見て宿題を完成させるのは必ず悪いことですか?
解説を読んで理解を助けることと、学校の指示に反して答えを写して提出することは区別してください。学校の課題のルールを守り、参考にした問題は後から答えを隠して解けるか確認することが大切です。
ワークを3周してもテストで点が取れない場合は?
同じ問題の答えを覚えているだけで、語句や文を変えた問題に答えられない可能性があります。3周という回数だけで判断せず、別の英文を使って同じ文法を説明・再現できるか確認してください。
提出物を終わらせるのが精一杯の中1には何から始めればよいですか?
学校の期限を守りながら、まず次の課題の三問だけ自分の力で解くことから始めます。つまずいた場所が分かれば、その文法の基本例文を一つ選んで復習します。時間を急に増やしすぎないことも重要です。
中2で中1のワークを最初から全部やり直す必要がありますか?
必ずしも必要ありません。今の学校の単元を理解するために欠かせない中1の基礎に絞って戻ります。疑問文・時制・動詞の形などが明確なら、そこから優先して再学習しましょう。
学校の先生へ相談するときは何を伝えればよいですか?
本人がどの教材・単元で手が止まったか、答えを見た問題、追試や補習での困りごとを具体的に伝えます。課題をどの順序で復習すればよいか、授業の進度に合わせて相談してください。
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参考にした主な公式情報
・東海中学校・高等学校「学習指導とカリキュラム」(学校オリジナル教材・補習等)
・東海中学校・高等学校「英語科」(英語教材と4技能の教育方針)
・名古屋中学校・高等学校「授業内容」(週ごとの確認テスト・追試制度)
・滝中学校「中学校の学び」(小テスト・音声活動・火曜学習会)
・金城学院中学校・高等学校「英語」(2026年度の英語教育目標・オンライン教材)
情報確認日:2026年10月17日。 学校の課題・教材・成績評価・提出方法のルールは各学校の最新資料を優先してください。
