文系の読解経験は、本文に書いてあることと、自分が考えた解釈を分ける練習に生かせます。大学での専門的な議論をそのまま教えるより、根拠を一か所示せる説明から始めます。
以下は指導準備のための一般的な例です。慶英会の指定手順や採用条件ではありません。
短い独自文で区別する
練習用の文章です。『美咲は駅の時計を見た。改札へ走り出したが、すぐ立ち止まり、鞄を開けた』。本文の事実は時計を見る・走る・立ち止まる・鞄を開けることです。『切符を忘れた』は、この文だけでは確定しません。
解釈には根拠と留保を付ける
『時間を気にしていたと思う。時計を見て走り出したから』という説明なら、根拠と考えがつながります。『遅刻が確定した』までは書かれていません。複数の読みがあり得るときは、『この部分からはそう考えられる』と範囲を示します。
設問の要求へ戻す
『美咲の行動を二つ答えよ』なら本文の事実を答えます。『どのような気持ちか、根拠を示して答えよ』なら解釈と根拠を組み合わせます。読みが面白くても、設問が求める形式に合うかを確認しましょう。
講師自身の準備メモ
メモを『本文の言葉』『考えられる解釈』『断定できないこと』に分けます。生徒の答えが自分と違っても、本文との対応を先に見ます。専門知識や個人的な読書経験を、本文にない事実の代わりに使わないようにします。
よくある質問
模範解答と違う表現は全部直しますか?
意味と根拠、設問の条件を確認して判断します。表現が違うだけなのか、本文にない内容が加わっているのかを分け、必要な箇所を直します。
大学生講師への応募
慶英会は大学生のオンライン講師を募集しています。業務委託・登録制で未経験の方も歓迎。履歴書は不要です。まずは大学名を添えて、お気軽にお問い合わせください。初回は大学名だけで構いません。お問い合わせ先:academy@keio-edu.com。条件と選考後の流れは講師募集案内をご覧ください。
