主語・動詞の指導では、単語を日本語に置き換える前に「何について、何を述べている文か」を確認します。大学生が英語講師の準備をするなら、短文だけでなく、主語が長い文やbe動詞の文も説明してみましょう。
まず、生徒の選び方を聞く
「The girl near the window reads books.」を見せ、主語と動詞を選んでもらいます。正解は主語のまとまりが The girl near the window、中心となる名詞が girl、動詞が reads です。windowを主語とした場合は「どの言葉を見て選んだ?」と聞きます。動詞の直前の名詞を機械的に選んだのか、nearの意味が分からなかったのかで、次の説明が変わります。
骨格を見つける5つの例
1.My brother cooks dinner. → My brother / cooks。「誰が何をする?」で確認します。dinnerは作る対象です。
2.The books on this desk are old. → The books on this desk / are。on this deskをいったん括り、booksが複数なのでareになる点までつなげます。
3.Mika and Ken study together. → Mika and Ken / study。主語は一人とは限りません。
4.Our teacher is kind. → Our teacher / is。「動作がないから動詞もない」と考えていないか確認します。isは人の性質を述べる文を支えます。
5.Reading books helps me relax. → Reading books / helps。主語には行為を表すまとまりも置けます。導入段階で難しければ、1〜4までに留めます。
画面上では消さずに分ける
オンライン授業では、主語を囲み、動詞に下線を引くなど、色以外の区別も使います。修飾部分は削除するのではなく括弧で残します。「The books (on this desk) are old.」と示した後、括弧を戻しても主語と動詞の対応が変わらないことを確かめます。初めから全てに印を付けて渡さず、生徒に一箇所ずつ選んでもらうと理解の位置が見えます。
理解確認と次の判断
別の文「The boy with two dogs walks slowly.」で、主語の中心がboy、動詞がwalksと説明できるか確かめます。dogsを選んだら、with two dogsが誰を説明しているかに戻ります。正解だけなら「なぜdogsではない?」と理由を一つ聞きます。自力で説明できたら、長文の一文に同じ印を付ける練習へ進みます。
講師の準備チェック
主語全体と中心語を混同せず説明できるか。be動詞も動詞として扱っているか。命令文など、主語が表面に出ない別の型まで「必ず先頭」と一般化していないか。ここを確認してから、学校教材の既習範囲に例を合わせましょう。
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