文法用語はなくすのではなく、身近な問いと結び付けて教えます。大学生講師は、用語を説明したあとに生徒が実際の文で指し示せるかを確認すると、説明が伝わったか判断できます。
修飾は「どんなものかを詳しくする」
a red bagならredがbagを詳しくし、the book on the deskならon the deskがどの本かを説明します。『修飾語は必ず名詞の前』とは言えません。生徒に『どんなバッグ?』『どこにある本?』と聞き、答えになる部分と説明される語を線でつなぎます。
時制は「動詞の形で時間の見方を表す」
I walk to school.とI walked to school yesterday.を比べます。まず『普段の話か、昨日の話か』を聞き、それから現在形・過去形という名前を結び付けます。ただし現在形がいつも今この瞬間の動作とは限らず、習慣にも使うことを例で示します。時間を表す単語と動詞の形を混同しないようにします。
目的語は「動作などが向かう対象」
I read a book.では『何を読む?』の答えがa bookです。I like music.では『何が好き?』と日本語では助詞が変わるので、『をが付けば必ず目的語』とだけ教えません。英語の文の中でreadやlikeの後ろに何が来て、どんな関係かを確かめます。
確認問題を用語別に作る
The small dog runs fast.で『どんな犬かを説明する語』はsmall。Aya opened the window.で『何を開けたか』はthe window。We played tennis yesterday.で『過去を示す動詞の形』はplayedです。最初は平易な質問で答え、次に『これを修飾語・目的語・過去形と呼ぶ』と用語へ戻します。
言い換えの限界も準備する
全ての動詞を『動作の言葉』とするとbeやknowで困るため、例外を含めた説明の幅を持ちます。導入の比喩は出発点であり、文法の定義を全て置き換えるものではありません。生徒が用語を覚えられても文で使えないなら、説明を増やすより短い一文で場所を示す課題へ戻りましょう。
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