「都立高校で英語を2倍してくれる学校はありますか?」
「数学・理科が得意なら有利になる高校は?」
「国際高校は英語200点になる?」
「傾斜配点は内申も2倍になるのですか?」
結論から言うと、2027年度、令和9年度の都立高校入試には、特定教科の学力検査得点を1.5倍・2倍して選考する学科があります。
代表例は、国際高等学校国際学科の英語2倍、深川高等学校外国語コースの英語2倍、松が谷高等学校外国語コースの国語・英語2倍、小平高等学校外国語コースの英語2倍です。
理系では、科学技術高等学校・多摩科学技術高等学校の科学技術科や科学技術高等学校の創造理数学科で、数学・理科が1.5倍になります。
つまり、同じ5教科500点の感覚で志望校を比較すると、その学校で「どの教科が本当に重いのか」を見誤る可能性があります。
この記事では東京都教育委員会が公表した2027年度入試実施方法をもとに、傾斜配点を採用する主要学科、実際に何点になるのか、英語型・理系型の生徒がどう学校を選ぶべきかを整理します。
※情報確認日:2026年10月6日。以下は原則として2027年度第一次募集の学力検査について解説しています。
2027年度の学校・学科別傾斜配点:外国語コースでは深川・小平の英語2倍、松が谷の国語・英語2倍、国際高校の英語2倍が主な例です。理系では科学技術高校・多摩科学技術高校の数学・理科1.5倍、ビジネスコミュニケーション科では大田桜台の国語・英語・社会1.5倍、千早の国語・英語1.5倍などの方式があります。同じ高校の普通科と専門コースで配点が異なること、教科の素点を傾斜配点に換算した後に学校指定の総合評価点へ換算することに注意してください。東京都教育委員会の2027年度実施方法一覧で学校・学科・募集区分を確認できます。

解説:慶英会 塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。公式の選抜実施方法と、得意教科を生かす学習戦略を区別して解説します。塾長プロフィール
結論|2027年度は英語2倍・国英2倍・数理1.5倍などの高校がある
2027年度の東京都教育委員会公式資料で確認できる主な傾斜配点は次の通りです。
深川高等学校・外国語コース
英語2倍
松が谷高等学校・外国語コース
国語・英語2倍
小平高等学校・外国語コース
英語2倍
国際高等学校・国際学科
英語2倍
さらに英語は自校作成問題です。
科学技術高等学校・創造理数学科
数学・理科1.5倍
科学技術高等学校・科学技術科
数学・理科1.5倍
多摩科学技術高等学校・科学技術科
数学・理科1.5倍
大田桜台高等学校・ビジネスコミュニケーション科
国語・英語・社会1.5倍
千早高等学校・ビジネスコミュニケーション科
国語・英語1.5倍
同じ「5教科入試」でも、配点構造は大きく異なります。
そもそも傾斜配点とは?
傾斜配点とは、
特定の教科の得点だけ倍率を掛け、ほかの教科より重く評価する方式
です。
たとえば英語2倍なら、
英語80点
↓
160点相当
として計算します。
英語100点なら200点です。
一方、英語以外の教科は原則として通常の100点満点のままです。
そのため英語2倍の入試では、英語が総得点に占める割合が通常より大きくなります。
通常の都立高校は5教科500点
一般的な都立高校第一次募集では、
- 国語100点
- 数学100点
- 英語100点
- 社会100点
- 理科100点
で、
500点満点
です。
この学力検査得点を、通常の7:3選抜なら700点満点へ換算します。
さらに、
- 調査書300点
- ESAT-J YEAR 3最大20点
を加え、原則1020点満点で選考します。
しかし傾斜配点校では、その500点をそのまま使うわけではありません。
まず指定教科を1.5倍・2倍し、その後に学校所定の方法で学力検査点を700点満点へ換算します。
英語2倍なら英語の比率はどれくらい高くなる?
例として英語だけ2倍する場合を考えます。
- 国語100
- 数学100
- 英語200
- 社会100
- 理科100
なので、傾斜後の素点満点は、
600点
です。
英語だけで200点なので、
200÷600=約33.3%。
つまり5教科学力検査の約3分の1を英語が占めます。
通常の5教科均等なら英語は20%ですから、影響がかなり大きくなります。
英語80点と50点では差が60点相当になる
英語2倍の高校で、
Aさん:
英語80点
Bさん:
英語50点
なら、普通の配点では差は30点です。
しかし2倍すると、
Aさん:
160点
Bさん:
100点
となり、
60点差
になります。
英語が得意な生徒にとっては、自分の強みを非常に大きく生かせる選抜です。
逆に英語が苦手なら、他教科だけで取り返す負担が大きくなります。
深川高校・外国語コース|英語2倍
深川高等学校外国語コースの2027年度第一次募集では、
- 国語
- 数学
- 英語
- 社会
- 理科
の5教科を受検します。
そのうち、
英語を2倍
します。
したがって傾斜後は、
- 国語100
- 数学100
- 英語200
- 社会100
- 理科100
の600点満点相当です。
その得点を学力検査700点満点へ換算します。
推薦では英語による問答もある
深川高校外国語コースの2027年度推薦では、個人面接の一部で、
英語による問答
を行います。
つまり一般入試でも推薦入試でも、外国語コースらしく英語力を重視する構造になっています。
「英語が得意だから外国語コースを検討したい」という生徒にとって、制度と得意科目が一致しやすい学校です。
松が谷高校・外国語コース|国語と英語が2倍
松が谷高等学校外国語コースは、さらに特徴的です。
2027年度第一次募集では、
国語・英語を2倍
します。
したがって、
- 国語200
- 数学100
- 英語200
- 社会100
- 理科100
となり、
700点満点
です。
国語と英語だけで、
400÷700=約57%
を占めます。
文系型の生徒と相性がよい
たとえば、
国語85
数学55
英語90
社会75
理科55
という生徒の場合、通常配点なら360点です。
松が谷外国語コースの傾斜を掛けると、
国語170
数学55
英語180
社会75
理科55
で、
535点。
国語・英語が強い生徒の特性を非常に反映しやすい配点です。
もちろん数学・理科を捨ててよいわけではありませんが、国英型の生徒にとって学校選択上の重要な情報です。
小平高校・外国語コース|英語2倍
小平高等学校外国語コースの2027年度第一次募集でも、
英語2倍
です。
5教科を受検し、
- 国語100
- 数学100
- 英語200
- 社会100
- 理科100
という600点満点相当の構造になります。
推薦では小論文300点
2027年度推薦では、
- 調査書500点
- 個人面接200点
- 小論文300点
という配点です。
一般入試では英語、推薦では小論文も大きな意味を持つため、単に「英語だけできればよい学校」ではありません。
英語力に加えて、日本語で論理的に考え、表現する力も重要です。
国際高校|自校作成英語を2倍
国際高等学校国際学科は、都立高校の中でも特に英語重視の入試です。
2027年度第一次募集では、
- 国語:共通問題
- 数学:共通問題
- 英語:自校作成問題
- 社会:共通問題
- 理科:共通問題
を実施します。
英語は、
100点満点で採点後、2倍
します。
つまり英語は200点相当です。
「英語2倍」だけでなく問題そのものも違う
深川・小平などの外国語コースと国際高校の大きな違いは、
国際高校は英語が自校作成問題
であることです。
単に共通問題の英語を2倍するのではありません。
国際高校独自の英語問題を解き、その得点を2倍します。
そのため国際高校志望者は、
- 都立共通問題英語
- 英検
- 学校の定期テスト
だけではなく、
国際高校の自校作成英語の過去問
を必ず確認する必要があります。
国際高校で英語90点なら180点
たとえば自校作成英語で、
90点
なら、
180点相当。
60点なら、
120点相当。
その差は60点です。
英語1教科の出来が、合否へ非常に大きな影響を持ちます。
英語を得意科目としている生徒にとって魅力的な一方、「ほかの4教科でカバーすればよい」と考えるには英語の比率が高い入試です。
科学技術高校・創造理数学科|数学・理科1.5倍
2027年度の科学技術高等学校創造理数学科では、
数学・理科をそれぞれ1.5倍
します。
5教科の素点構造は、
- 国語100
- 数学150
- 英語100
- 社会100
- 理科150
となり、
600点満点相当
です。
数学・理科だけで300点なので、
全体の50%
を占めます。
理系型の生徒に有利
たとえば、
国語60
数学90
英語65
社会60
理科90
なら通常配点は365点です。
傾斜後は、
国語60
数学135
英語65
社会60
理科135
となり、
455点。
数学・理科の強さを大きく生かせます。
科学技術高校・科学技術科|数学・理科1.5倍
同じ科学技術高等学校の科学技術科も、2027年度第一次募集では、
数学・理科1.5倍
です。
つまり科学技術高校では、科学技術分野を志望する生徒について数学・理科の学力を重視する配点構造になっています。
ただし、創造理数学科と科学技術科では教育内容や推薦方式等が同じではありません。
「数学・理科が得意だから」という理由だけで学科を選ばず、学びたい内容まで確認してください。
多摩科学技術高校・科学技術科|数学・理科1.5倍
多摩科学技術高等学校科学技術科でも、
数学・理科1.5倍
です。
- 国語100
- 数学150
- 英語100
- 社会100
- 理科150
の600点満点相当。
数学と理科だけで半分を占めます。
数理が得意なら大きな武器になる
仮に、
数学95
理科95
なら、傾斜後はそれぞれ142.5点相当となります。
一方、
数学50
理科50
の場合は各75点相当です。
2教科合わせると差が大きくなるため、多摩科学技術高校を志望するなら数学・理科を明確な得点源にしたいところです。
大田桜台高校・ビジネスコミュニケーション科|国語・英語・社会1.5倍
大田桜台高等学校ビジネスコミュニケーション科の2027年度第一次募集では、
国語・英語・社会を1.5倍
します。
したがって、
- 国語150
- 数学100
- 英語150
- 社会150
- 理科100
で、
650点満点相当
です。
国語・英語・社会の3教科が重くなります。
英語だけでなく国語・社会も得意な文系型の生徒にとって、その強みを生かしやすい入試です。
千早高校・ビジネスコミュニケーション科|国語・英語1.5倍
千早高等学校ビジネスコミュニケーション科では、
国語・英語1.5倍
です。
傾斜後は、
- 国語150
- 数学100
- 英語150
- 社会100
- 理科100
で、
600点満点相当
となります。
松が谷外国語コースの国英2倍ほど倍率は大きくありませんが、国語・英語が強い生徒を評価しやすい構造です。
傾斜配点を一覧化すると3タイプに分かれる
2027年度の代表的な学科は、大きく3タイプに分けられます。
英語重視型
- 深川・外国語:英語2倍
- 小平・外国語:英語2倍
- 国際・国際:英語2倍
英語が明確な得点源である生徒向けです。
国語+英語重視型
- 松が谷・外国語:国語・英語2倍
- 千早・ビジネスコミュニケーション:国語・英語1.5倍
国英型の生徒と相性があります。
大田桜台はここに社会も加わります。
数学+理科重視型
- 科学技術・創造理数:数理1.5倍
- 科学技術・科学技術:数理1.5倍
- 多摩科学技術・科学技術:数理1.5倍
理系型の生徒と相性があります。
傾斜配点は内申も2倍になる?
なりません。
ここは非常に重要です。
「英語2倍」と書いてあっても、それは、
学力検査の英語得点に対する傾斜配点
です。
調査書では通常、
学力検査を実施する5教科の評定:
1倍
学力検査を実施しない実技4教科:
2倍
として換算内申を計算します。
英語2倍の高校だから、
通知表の英語4
↓
8として計算
という意味ではありません。
「実技4教科2倍」と「英語2倍」はまったく別
都立高校入試には二つの「倍率」が出てくるため混乱しやすいです。
調査書の換算
5教学力検査校の場合、
- 国語1倍
- 数学1倍
- 英語1倍
- 社会1倍
- 理科1倍
- 音楽2倍
- 美術2倍
- 保健体育2倍
- 技術・家庭2倍
として65点満点の換算内申を作ります。
英語2倍校を志望していて、定期テストや長文読解で苦戦している場合。倍率だけを見て受験校を決めず、現在の英語力・数学力・内申・英語の問題形式を確認してください。特に国際高校は自校作成英語のため、共通問題の英語得点をそのまま期待得点とみなせません。慶英会の学習相談・最大1か月完全無料体験で学習の優先順位を整理できます。具体的な体験回数・担当講師は申込時にご案内します。
学力検査の傾斜配点
たとえば深川外国語なら、
試験当日の英語得点を2倍します。
この二つは完全に別の仕組みです。
英語評定3でも当日英語90点なら武器になる
傾斜配点は入試当日の学力検査へ掛けるので、
「学校英語の評定が高くないから意味がない」
とは限りません。
たとえば英語評定3でも、入試当日に英語90点を取れば、英語2倍の高校では180点相当になります。
もちろん内申も合否に使われますが、
学力検査で英語を得点源にできる生徒
には大きなメリットがあります。
英検を持っているとさらに2倍になる?
英検を持っていることで、
英語2倍
+英検分をさらに加点
という都立共通制度があるわけではありません。
都立高校の一般入試では、学校指定の傾斜配点と英検は別の話です。
英検準2級・2級などを取得していても、基本的には入試当日に実際の英語問題を解いて得点する必要があります。
ただし英検学習で身につけた、
- 語彙
- 長文読解
- リスニング
- 英作文
は英語2倍入試と非常に相性がよいでしょう。
英語が得意なら英語2倍校を選ぶべき?
選択肢として強く検討する価値はあります。
ただし、
英語が得意=必ず外国語コースが最適
ではありません。
学校選びでは、
- 将来学びたい分野
- 大学進学
- カリキュラム
- 通学時間
- 校風
- 他4教科の学力
- 内申
- 入試難易度
まで確認する必要があります。
傾斜配点は「学校を決める唯一の基準」ではなく、自分との相性を判断する重要な一要素です。
英語2倍校では何点を目標にする?
学校ごとの合格最低点は年度・受検者によって変わるため、一律に「英語○点なら合格」とは言えません。
しかし英語を2倍する学校を選ぶ以上、
英語が平均的な教科ではなく、明確な得点源であること
が望ましいでしょう。
過去問を解いて、
- 英語だけ高い
- 他教科と同程度
- 英語が最も低い
のどれなのかを確認してください。
英語2倍なのに英語が最も苦手なら、配点上は不利になりやすくなります。
松が谷外国語は「英語だけ得意」でも十分?
松が谷外国語コースは、
国語と英語の両方が2倍
です。
したがって英語だけでなく国語も重要です。
英語90・国語50と、
英語80・国語80
を比較すると、国英2倍の仕組みによって後者が強くなる可能性があります。
「外国語コースだから英語だけ」と考えず、国語読解も得点源にすることが重要です。
数学・理科1.5倍校では英語を捨ててもいい?
捨ててはいけません。
科学技術高校・多摩科学技術高校でも、
- 国語
- 数学
- 英語
- 社会
- 理科
の5教科を受検します。
数学・理科が1.5倍でも、国語・英語・社会は得点として残ります。
特に上位層同士では、得意な数学・理科で大差がつかず、英語・国語の失点が合否を左右することもあります。
理系志望だからこそ、苦手文系科目を最低限まで引き上げることが必要です。
傾斜配点校の得点は最終的に700点へ換算される
第一次募集で学力検査と調査書を7:3で用いる場合、学力検査部分は最終的に700点満点へ換算します。
たとえば英語2倍なら、傾斜後の600点満点を700点へ換算します。
単純化すると、
傾斜後得点÷600×700
です。
例|英語2倍で傾斜後480点
480÷600×700
=560点。
これが学力検査部分の得点になります。
その後、
- 調査書点
- ESAT-J
を加えます。
英語2倍ならESAT-Jも2倍?
2倍にはなりません。
学校指定による英語2倍は、
学力検査の英語
に対する傾斜配点です。
ESAT-J YEAR 3は別枠で、
- A:20点
- B:16点
- C:12点
- D:8点
- E:4点
- F:0点
として加算されます。
英語2倍校だからESAT-J Aが40点になるわけではありません。
国際高校は「自校作成英語+2倍+ESAT-J」
国際高校を整理すると、
入試英語
自校作成。
入試英語得点
2倍。
ESAT-J
別枠で最大20点。
という構造です。
英語の比重が非常に大きい都立高校の一つであることが分かります。
そのため国際高校志望者は、英語を「得意科目」ではなく、
明確な最大得点源
にする意識が重要です。
傾斜配点校の過去問はいつから解く?
中3秋までには一度確認することをおすすめします。
理由は、自分の得意科目と学校の配点が本当に一致しているか判断するためです。
9〜10月
まず1年分を時間を測って解きます。
11〜12月
複数年度を解き、弱点を補強します。
1〜2月
本番と同じ時間で得点を安定させます。
ただし基礎が不足しているなら、過去問だけを繰り返すのではなく、単元別復習へ戻ることも必要です。
中1・中2から準備するなら何をすべき?
英語型
将来、
- 国際
- 深川外国語
- 小平外国語
- 松が谷外国語
などを検討するなら、中1・中2から、
- 英単語
- 文法
- 音読
- 長文
- リスニング
- 英検
を継続します。
理系型
科学技術・多摩科学技術などを考えるなら、
- 計算
- 方程式
- 関数
- 図形
- 理科の原理理解
を積み上げます。
数学は中1内容の穴が中2・中3まで残りやすいため、早めの復習が重要です。
志望校比較では「偏差値」だけでなく配点を見る
たとえば模試で同程度の判定が出る2校があったとします。
A高校:
5教科均等。
B高校:
英語2倍。
英語90点、数学55点の生徒なら、B高校の方が自分の得意科目を生かせる可能性があります。
一方、
英語55点、数学90点
なら英語2倍は相対的に不利です。
模試偏差値だけでは、この相性は十分に見えません。
何点取れるか × その教科が何倍されるか
まで見ることが重要です。
傾斜配点を見るときの5つの注意点
1.学校ではなく学科・コースを見る
同じ高校でも学科・コースによって配点が違います。
2.第一次募集と第二次募集を混同しない
募集区分によって倍率が異なる場合があります。
3.内申の倍率と混同しない
学力検査の傾斜配点です。
4.最新年度を確認する
配点は年度によって変更される可能性があります。
5.倍率だけで学校を選ばない
教育内容・進路・難易度まで含めて判断します。
よくある質問
都立高校で英語を2倍する高校はありますか?
あります。
2027年度第一次募集では、深川高校外国語コース、小平高校外国語コース、国際高校国際学科などで英語2倍が確認できます。
国語と英語を両方2倍する高校は?
松が谷高校外国語コースです。
2027年度第一次募集では国語・英語を2倍します。
国際高校の英語は本当に200点ですか?
自校作成英語を100点満点で採点した後、2倍するため200点相当です。
数学・理科を重視する都立高校はありますか?
あります。
科学技術高校の創造理数学科・科学技術科、多摩科学技術高校科学技術科では、2027年度第一次募集で数学・理科が1.5倍です。
大田桜台高校は何が1.5倍ですか?
ビジネスコミュニケーション科で、国語・英語・社会が1.5倍です。
千早高校は何が1.5倍ですか?
ビジネスコミュニケーション科で、国語・英語が1.5倍です。
英語2倍なら通知表の英語も2倍ですか?
違います。
傾斜配点は入試当日の学力検査得点に対するものです。
英語2倍ならESAT-Jも2倍ですか?
2倍にはなりません。
ESAT-Jは別枠で最大20点です。
英検2級を持っていれば英語2倍校でさらに加点されますか?
英検保有によって、東京都の一般入試で自動的にさらに点数が加算される共通制度ではありません。
傾斜配点は普通科にもありますか?
主に外国語・国際・科学技術・ビジネスコミュニケーションなど、特定分野の教育を重視する学科・コースで確認できます。
まとめ|得意教科と学校の配点が一致すると高校入試で大きな武器になる
2027年度都立高校入試では、学校・学科によって特定教科を1.5倍・2倍する傾斜配点があります。
代表的には、
英語2倍
- 深川高校・外国語コース
- 小平高校・外国語コース
- 国際高校・国際学科
国語・英語2倍
- 松が谷高校・外国語コース
数学・理科1.5倍
- 科学技術高校・創造理数学科
- 科学技術高校・科学技術科
- 多摩科学技術高校・科学技術科
国語・英語・社会1.5倍
- 大田桜台高校・ビジネスコミュニケーション科
国語・英語1.5倍
- 千早高校・ビジネスコミュニケーション科
があります。
特に英語2倍の場合、5教科の中で英語が約3分の1を占める計算になるため、英語が得意な生徒には大きな武器になります。
一方で英語が苦手な生徒にとっては、通常配点より不利になりやすい構造です。
理系学科でも同様に、数学・理科1.5倍は数理が強い生徒ほど有利になります。
高校選びでは、
偏差値だけでなく、自分の得点分布と入試配点の相性まで見る
ことが重要です。
英語2倍の高校を志望するなら、中3直前に英語だけを急いで上げるより、中1・中2から語彙・文法・長文・リスニングを積み上げておく方が安定します。
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関連ガイド:2027年度の都立自校作成問題を使う11校/東京都と首都圏各県の内申・調査書点/ESAT-Jの20点換算と都立高校入試。傾斜配点は学力検査の教科別得点への処理で、内申の実技4教科の重みやESAT-Jを同じ倍率で増やす制度ではありません。
参考にした主な公式情報
- 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目について」
- 東京都教育委員会「令和9年度 普通教育を主とする学科(コース等)入試実施方法一覧」
- 東京都教育委員会「令和9年度 専門教育を主とする学科・総合学科 入試実施方法一覧」
- 東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」
情報確認日:2026年10月6日
※学校指定による傾斜配点、募集区分、学科・コース、学力検査と調査書の比率等は年度によって変更される可能性があります。実際の出願時には、東京都教育委員会が公表する受験年度の実施方法一覧と志望高校の最新公式情報を必ず確認してください。
