個別指導では、説明の上手さに加えて「前回何ができて、今回は何を確かめるか」を整理することが大切です。初めて講師を目指す大学生に向けて、準備・授業・記録をつなぐ実用例を紹介します。
準備は教材と目標の確認から
扱う教材名と版、学年、授業範囲、学校の課題など、指導に必要な情報を確認します。NEW TREASUREのような教材名だけで、その生徒の進度を推測しないことが大切です。資料の入手や共有には、著作権と所属先の手順への配慮が必要です。
一回の授業で確かめることを絞る
例えば「一般動詞の疑問文でDoとDoesを区別する」のように、目標を一つ決めます。説明に使う例、練習問題、最後の確認問題を分けて用意すると、解説だけで時間が終わることを防ぎやすくなります。
誤答は次の準備につながる形で残す
「文法が苦手」より、「Does she plays…? と書く。Doesを使った後の動詞を原形に戻す点を確認した」と具体的に書きます。本人ができたことも一緒に残すと、次回すべてをやり直さずに済みます。
授業記録の架空例
扱った内容:一般動詞の疑問文。できたこと:Do you…?を自力で作れた。残った課題:Doesの後にsを付けることがある。次回:主語を変えた3問で確認する。これは実在の生徒の記録ではなく、学習記録を練習するための例です。
宿題と連絡の担当範囲を確認する
宿題の量、採点、保護者への連絡、責任者への報告を講師がどこまで担当するかは勤務先によって違います。保護者への連絡を個人の判断で増やさず、指定の手順を確認してください。授業以外の準備・報告時間の扱いも、担当開始前に確かめます。
個人情報を練習材料にしない
授業の振り返りを公開SNSへ書いたり、生徒の答案を無断で外部サービスへ送ったりしないようにします。練習用の記録は架空の情報で作り、実際の記録は定められた場所と共有範囲で管理しましょう。
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