結論|英語の指名補習になったら、学校の支援と家庭の再テストを一体化する
聖セシリア女子中学校で中学1・2年生が英語の指名補習の対象になったら、まず学校の補習を確実に受け、直近の定期テスト・小テストの誤答と授業教材をそろえましょう。補習で説明を聞いた翌日に、同じ文法を自力で使えるかが改善の分かれ目です。同校の公式案内には、未定着の生徒への指名制補習、中1~高1の「レコーディングスタディ」、週1回20分の「S.T.(ショートタイム)」が掲載されています。これらを別々の活動と考えず、答案で弱点を発見→補習で理解→家庭で解き直す→学習記録で確認→次の小テストで検証という一つの循環にしましょう。中1は動詞と語順の基礎、中2は前学年の抜けと現在の授業内容の接続を優先します。本記事では公式制度の違い、保護者が学校へ確認する事項、独自作成の12問と全問解説、14日間の立て直し方を具体的に紹介します。
まず学校に確認|指名補習=不合格・進級不可ではない
学校公式の学習サポートには、学習内容が定着していない生徒に対して5教科で指名制の補習を行うとあります。また中学入試Q&Aには、英語・数学の指名補習を週1~2回、放課後に行うという案内があります。指名される得点基準、何回出席すれば終了するか、課題の評価への反映、進級の数値基準は、この一般公開資料だけでは一律に判断できません。指名されたことを、進級できないという意味に読み替えないでください。
保護者様は学校からの通知をもとに、①補習の対象になった理由、②該当する単元と教材、③次の確認テストの有無、④出席・提出上のルール、⑤改善を判定する時期を担任または教科担当に確認すると、家庭で何を優先すべきか明確になります。英語だけの問題ではない場合もあるため、他教科の予定や部活動との調整を含めて学校と相談してください。
「指名補習」「放課後講習」「S.T.」は役割が違う
指名補習:未定着の基礎を補う
学校の学習サポートでは、指名補習を「理解が不十分な学習内容を補う仕組み」として案内しています。何を復習したか、できるようになったかを確認し、指導された問題を解答なしで翌日・3日後にも解くことが重要です。受講するだけで自動的に点数が上がるわけではありません。
放課後講習:実力養成の別プログラム
公式「学習サポート」では、中1~高3向け英語講習を放課後週1回の実力養成講習として紹介しています。一方、学校Q&Aには英検対策の放課後講習を数回実施する案内もあります。指名補習の開催回数や英検対策講習の開催頻度とは混同できません。学年・年度・講座ごとの実施内容や申込条件は最新の学校通知で確認してください。
S.T.:短いテストで語彙・基礎知識を確認
同校は週1回20分のS.T.(ショートタイム)を設け、漢字、英単語、英熟語などの小テストを通じて基礎知識の定着を図ると案内しています。毎週のテストは、「覚えたつもり」から「何も見ずに答えられる」への変化を確認する機会です。各回の対象科目、範囲、配点は実際の学校配布資料に従ってください。学校公式の学習サポートに制度の説明があります。
レコーディングスタディは「時間の記録」から「解けた数の記録」へ
学校のレコーディングスタディは中1~高1が対象で、毎日の勉強時間、1日・1週間・次の定期テストまでの目標を記録し、担任が毎日確認して助言すると説明されています。この制度を家庭の英語復習にも生かすには、時間欄だけでなくその時間に取り組んだ単元と、自力で正解できた数を本人のメモなどで残すことを提案します。これは学校が定める追加記載項目ではなく、家庭向けの補助的な使い方です。
記録例:「英語20分/三単現の語順6問中4問正解/Doesの後を原形にする問題2問を再復習/明日同型3問を再テスト」。翌日3問が全部正解なら、同じ規則を別の主語・動詞でも書けるか確認します。再び間違えれば学習計画を調整します。「30分勉強した」で終了せず、何ができるようになったかを見れば、補習の成果を自分で確認できます。
最初の15分で英語の弱点を診断|答案を5種類に分ける
定期考査、小テスト、S.T.で実際に間違えた問題を集め、「単語の意味」「スペリング」「文法・語順」「読解・設問」「英作文・発話」の5種類に分類します。1問に原因が複数ある場合は、次に解くうえで最も大きな障害を一つ選びます。誤答が語彙に集中するのか、動詞の形が乱れているのか、本文の意味は分かるのに設問に答えられないのかで、必要な練習は変わります。
- 単語の意味:選択肢を見ても語義が分からない。学校の使用教材の当該語から学び直す。
- スペリング:意味は言えるのに書けない。日本語や英文の一部を手掛かりに書き取り・翌日再テスト。
- 文法・語順:三単現、疑問文、時制などが混在すると書けない。規則を説明して主語や時を変えた類題へ。
- 読解・設問:本文のどこが解答根拠か示せない。本文中の根拠に線を引き、選択肢の誤りも説明。
- 英作文・発話:文章を見れば理解できるが自力で作れない。短文1つ→理由のある2文→やり取りの順で練習。
正解数だけでなく、根拠を説明できるかも記録します。試験に出た文そのものを暗記できても、新しい主語や動詞に変えた瞬間に間違える場合は、文法の一般化が十分でない可能性があります。問題量を増やす前に、失点の原因を確かめましょう。
中1の立て直し|be動詞・一般動詞・三単現を混同しない
中1で定期テストの平均点を下回った場合、問題文の語順と動詞の種類に注目します。例えば She is happy. の疑問文は Is she happy? ですが、She plays tennis. の疑問文は Does she play tennis? です。同じ「疑問文」でも動詞の種類によって作り方が変わります。学習済み範囲に合わせて、肯定文・否定文・疑問文の3種類を説明しながら書く練習をしてください。
日本語訳だけ覚えている場合、Does he likes…? のようにdoesの後も三単現のsを残す誤りが続きます。「主語」「時制」「動詞の形」「疑問文の助動詞」を順に確認し、5問中何問自力で解けるかを記録します。教科書の具体的な採用銘柄やLessonは確認済みの学校配布資料を優先し、校名だけでNEW TREASURE採用や進度を決めつけません。
中2の立て直し|今の単元に必要な中1の知識だけ戻る
中2では、過去形、未来表現、不定詞など、学校で学習した内容が組み合わさって使われます。新しい単元が難しくても、すべての中1範囲を一律に復習する必要はありません。たとえば He doesn’t play soccer. が書けなければ一般動詞の否定、She went to the library yesterday. が書けなければ過去形へ戻るというように、誤答から戻る範囲を特定します。
英文が読めるのに書けない場合は、①解答を見ずに短い英文を作る、②モデル文と比較する、③主語・時間・場所を変えてもう一度書く、の順に取り組みます。英語表現の活動につなげたい場合は、同校が公表する中学生のオンライン英会話(各学年年間20回)や中1・中2のイングリッシュエクスプレス(週1時間)を意識しつつ、学校の現在の範囲にある表現を使って答えます。これらの活動は公式「英語教育」に掲載されていますが、個々の授業評価・定期テストの出題内容を推測する根拠にはなりません。
自宅で診断できる独自12問|中1基礎6問・中2への応用6問
以下は慶英会が独自作成した確認問題です。聖セシリア女子中学校の過去問やS.T.の実物を転載したものではありません。学校で習っていない文法は「未習」と記録し、実際の試験の範囲に応じて使ってください。まず解答を隠して取り組み、答えを選んだ理由も説明します。
基礎1 He ( go / goes ) to school by train every day.
基礎2 She has a dog. を否定文に書き換える。
基礎3 You are hungry. を疑問文に書き換える。
基礎4 We ( watch / watched ) a movie last night.
基礎5 He can to swim fast. の文法上の誤りを直す。
基礎6 What does she likes? の文法上の誤りを直す。
応用7 my sister / is reading / a book / now を並べ替えて文にする。
応用8 I go to the library yesterday. の文法上の誤りを直す。
応用9 We were tired, ( so / because ) we went home early.
応用10 She is interested ( at / in ) music.
応用11 授業の英語を聞き逃した。丁寧に「もう一度言っていただけますか」と尋ねる。
応用12 What did you do last weekend? に英語の完全な一文で答える。
全12問の正答・解説
基礎1|解答:goes|理由:主語Heは三人称単数で、現在の習慣を表すため一般動詞goに-esを付ける。
基礎2|解答:She does not have a dog. / She doesn’t have a dog.|理由:一般動詞haveの否定はdoes not + 動詞原形。hasのままにしない。
基礎3|解答:Are you hungry?|理由:be動詞areを主語youの前に出す。
基礎4|解答:watched|理由:last nightは過去を表すので過去形。
基礎5|解答:He can swim fast.|理由:助動詞canの後は動詞原形。toを入れない。
基礎6|解答:What does she like?|理由:doesの後は動詞原形like。
応用7|解答:My sister is reading a book now.|理由:現在進行形はbe動詞 + -ing、基本語順は主語 + 動詞 + 目的語。
応用8|解答:I went to the library yesterday.|理由:yesterdayに合わせてgoを過去形wentにする。
応用9|解答:so|理由:疲れていたため、早く帰ったという結果を示す。becauseでは意味関係が逆になる。
応用10|解答:in|理由:be interested inで「~に興味がある」。前置詞までまとめて覚える。
応用11|解答:Could you say that again, please?|理由:聞き取れなかったことを適切に確認する表現。別の自然な言い方でも可。
応用12|解答:例:I played tennis with my friends on Saturday.|理由:didを使った過去の質問なので、過去形で具体的に答える。内容は自由。
基礎1~6で2問以上間違えた場合は、その問題の文法を学校教材の基本例文から確認しましょう。応用7~12だけに誤答が集まるなら、基本文の理解だけでなく、複数の文法を使って書く練習や発話の練習が必要かもしれません。ただし、この12問の結果は学校の成績・指名補習の判定基準や英検の合否を示すものではありません。
14日間の立て直し計画|学校の補習・S.T.・学習記録に接続
1~3日目:誤答の原因を特定
1日目:学校の定期テスト・S.T.・授業小テストの答案を集め、誤答を5分類します。2日目:いちばん多い誤答原因に関係する教科書・プリントの例文を復習。3日目:上の独自12問や学校教材の同型問題を解答を見ずに解き直し、「説明できない問題」に印を付けます。
4~7日目:指名補習で扱った内容を自力で再現
4日目:補習で教わった規則を自分の言葉で3行程度に整理。5日目:学校教材の誤答をもう一度解く。6日目:同じ規則で主語・時制・語彙を替えた3~5問を解く。7日目:S.T.の対象範囲を確認し、学校の出題形式に合わせて語彙や英熟語を再テスト。家庭学習の実施時間と自力正答数をメモに残します。
8~11日目:翌週の小テストと学校の授業につなげる
8日目:前週の誤答を再テスト。9日目:今週の授業で扱った新しい文法と先週の文法を結びつける短文を作成。10日目:苦手語5~10語を意味・発音・つづり・短文で確認。11日目:英文を1~2文、自分の経験に置き換えて書き、可能なら音読・発話します。学習時間を増やすより、間違えた項目を残さないことを優先します。
12~14日目:初見問題で改善を検証
12日目:学校の試験範囲から初見の類題に挑戦。13日目:残った誤答を教員へ具体的に質問し、理解したあと再演習。14日目:初日の課題と同じ分野の別問題を解き、正答数・解答根拠を説明できる数・必要時間を比較します。まだ改善していない場合は「勉強不足」と決めつけず、語彙・文法の前提知識や学習方法を再診断します。
14日間は家庭向けの学習設計例であり、学校指定のプログラムや必ず補習が終了する期限ではありません。授業の宿題や学校から指定された再試・提出を最優先し、部活動や他教科の状況に合わせて1日10~20分程度の追加復習から調整してください。
定期テストまであと2週間なら、英検より学校の誤答を優先
学校の定期考査が近い時期は、授業プリント、指定教材、提出物、直近S.T.の誤答を先に完了させます。1週目は範囲を一通り解き、2週目は間違えた問題を自力で解き直し、最後の数日は類題で再発を確認します。単語や熟語は英検にもつながるので、学校の復習を無駄な「遠回り」と考える必要はありません。
学校の英語教育ページは、Aブロック(中1・中2)の指導目標として英検4級取得100%、英検3級取得50%を掲げています。これは学校が示す指導上の目標値であり、現時点の全生徒の取得実績や個々の進級必須条件を意味しません。学校の英語が未定着の場合は、学年の目標級だけを理由に上位級の勉強を増やさず、学校の課題と英検過去問の弱点が共通するところから取り組みます。
保護者が確認する3項目|補習と家庭の学習がつながっているか
- 確認1:補習で扱った文法・語句を、本人が解答を見ずに説明・再現できるか。
- 確認2:レコーディングスタディ等で記録した学習時間が、翌日の正答数や小テストの改善につながっているか。
- 確認3:学校が指定した提出物・補習・小テストの準備を妨げるほど、英検教材や市販問題集を増やしていないか。
学校に相談する際は「英語が苦手です」だけでなく、「三単現の疑問文でdoesの後にsを付ける誤りが5問中3問あります。どのプリントから復習すべきでしょうか」のように具体的な答案を示してください。英語の補習は学習を立て直すための学校の支援です。学校の指導と家庭での実行を連携させてください。
補習を受けても改善しないとき、外部の個別指導を検討する目安
指名補習だけで改善できる生徒に、外部指導を一律に勧める必要はありません。学校の説明と本人の自習によって次回小テストの誤答が減るなら、その仕組みを継続するのが合理的です。一方、①複数単元の基本文法がつながらない、②答案を見ても原因を特定できない、③家庭で学習計画と再テストが続かない、④英検対策との時間配分を整理できない場合は、学校の支援を補完する個別指導が役立つことがあります。
慶英会では、中高一貫校に通う中1・中2を中心に、実際の学校教材・テスト答案をもとに誤答の原因を分類し、学校の課題と両立するオンライン個別指導を行っています。毎日のLINE学習サポートも用い、次の授業までに何を学び直すかを具体化します。慶英会の指導内容・最大1か月の無料体験案内をご確認ください。慶英会は聖セシリア女子中学校・高等学校の公式提携機関ではありません。
よくある質問
指名補習になったら進級できなくなりますか?
学校公式は未定着の生徒への指名補習を案内していますが、それ自体を進級不可とするものではありません。高校への内部進学については、学校公式Q&Aで学習姿勢や学校生活全般を多面的に評価する推薦入学制度が紹介されています。個別の判定条件・時期は学校の最新案内を確認してください。
聖セシリア女子中学校の指名補習は週何回ですか?
学校公式Q&Aでは英語・数学の指名補習を週1~2回、放課後に行うと説明しています。学年、年度、対象者、学習状況によって実際の実施条件が異なる可能性があります。週1回の実力養成講習と混同せず、学校の通知を優先してください。
レコーディングスタディは何年生までありますか?
学校公式「学習サポート」によれば、中1から高1までが対象で、学習時間と目標を記録し、担任が毎日目を通します。この記事の「自力正答数もメモする」方法は家庭向けの補助的な提案です。
S.T.で英単語・英熟語のテストは毎回ありますか?
学校は週1回20分のS.T.を設け、英単語・英熟語を含む複数分野の小テストを行うと説明しています。毎回必ず英語のテストをするという意味ではありません。実際の週の科目・範囲を確認してください。
NEW TREASUREを使っていますか?
今回確認した学習サポートと英語教育の公式ページだけでは、2026年度の中1・中2がどの英語教科書を採用しているか断定できません。ご家庭に配布された最新の教科書・ワーク・学校プリントを基準にしてください。
補習中も英検対策を進めていいですか?
学校の基礎事項が安定していて、課題提出と補習復習に支障がなければ、英検学習を並行できます。ただし学校の定期考査が近い場合、英検の先取りより学校で指摘された未定着項目の改善を優先してください。
一次情報・情報確認日
- 聖セシリア女子中学校・高等学校「学習サポート」:指名補習・レコーディングスタディ・S.T.・放課後講習・夏期講習・土曜講座。
- 同校「中学入試Q&A」:指名補習の週1~2回案内・学校生活・高校内部進学。
- 同校「英語教育」:英検指導目標・オンライン英会話・中1中2の英語表現活動。
- 日本英語検定協会「英検」:公式試験内容と級別の最新情報。
情報確認日:2026年10月11日。学校公式サイトの一般公開情報と、慶英会が独自に提案する家庭学習法を区別しています。補習の対象基準、実施日時、進級条件、教材、成績への反映は学校の最新配布資料をご確認ください。