表の数値を英語で説明するときは、「対象と単位を確認→一つ比較→分からないことを分ける」の順に進めます。一番多い選択肢でも過半数とは限らず、時間が増えたという記録だけで成績が上がったとは言えません。数値と説明の範囲をそろえることが、伝わる発表の土台です。
湘南白百合学園の英語表現・発表を家庭で練習したい中学生向けに、慶英会が独自の表3点・24問を作成しました。人数、割合、所要時間、増減を、短い英問英答と英作文で学びます。全問に計算・表現の根拠を付けています。
学校の英語活動との接点 → 数値説明の基本 → 表3点・24問 → 全解答
湘南白百合学園の発表活動に向けた基礎練習
学校公式の「外国語」は、5領域の言語活動を通じた論理的な表現・発信と、ネイティブ教員の授業における発表活動を紹介しています。本記事は、そのような表現に役立つ数値の読み書きを家庭で練習する教材です。
学校でこの形式の表説明が全員必須、定期試験にこの問題が出る、と述べるものではありません。Eクラスの選抜・判定教材でもありません。実際の学年・クラスの課題と既習文法を優先してください。表はすべて慶英会作成の架空データで、学校の生徒調査ではありません。
最初に見るのは、対象・単位・時点
対象:25人の調査か、学校全体か、一人の記録かを確かめます。単位:人数・分・円を区別します。時点:一日、一週間、四週間の合計のどれかを見ます。この三つを落とすと、数値を正しく読めても説明がずれます。
人数ならTwelve students chose …、時間ならIt takes twenty minutes.、料金ならIt costs 180 yen.と表せます。How manyは数、How longは時間の長さ、How muchは料金などを尋ねる基本表現です。
比較と増減の基本表現
more … than …:More students chose A than B.で「BよりAを選んだ生徒が多い」です。the most:A received the most votes.は「Aが最多票を得た」です。このとき過半数とは限りません。
increase by:40分から50分ならincreased by 10 minutes。increase to:到達点の50分を言うならincreased to 50 minutesです。増加幅と最終値を混同しないようにします。
「一番速い」「一番安い」が分かっても、「全員にとって一番よい」までは言えません。表にない条件を考えるときは、事実と自分の判断を別の文にします。
架空の表3点・独自24問
表の数値だけで答える問題と、数値から断定してよいかを考える問題があります。英作文は意味が同じ別解も認めます。計算の問題では、式を一つ書いて確認してください。
表1|25人が選んだ本のジャンル
架空の調査です。25人が最も読みたいジャンルを一つずつ選び、全員が回答しました。選択肢は表の三つだけです。
| ジャンル / Genre | 人数 / Students |
|---|---|
| Stories(物語) | 12 |
| Science(科学) | 8 |
| History(歴史) | 5 |
問1 How many students answered the question?
問2 Which genre received the most votes?
問3 How many more students chose stories than history?
問4 科学を選んだ人は全体の何%か。
問5 「12人が物語を選びました」を英語に。
問6 「科学より物語を選んだ生徒が多かった」を英語に。
問7 「物語を選んだのは過半数」と言えるか。
問8 調査の範囲を示し、最も多い選択肢を英語で説明する。
表2|同じ目的地への移動方法
架空の比較です。出発地と目的地は同じで、所要時間と一人当たりの片道料金だけを比べます。道路状況、安全性、天候などのデータはありません。実際の通学案内ではありません。
| 方法 / Method | 時間 / Minutes | 料金 / Yen |
|---|---|---|
| Bus(バス) | 20 | 180 |
| Walking(徒歩) | 35 | 0 |
| Cycling(自転車) | 15 | 0 |
問9 Which method takes the shortest time in this table?
問10 How long does the bus take?
問11 How much does the bus cost?
問12 How many minutes longer does walking take than cycling?
問13 「バスは徒歩より15分短い」をtakesを使って英語に。
問14 「徒歩と自転車は、この表ではどちらも料金がかかりません」を英語に。
問15 「自転車が誰にとっても最善」と断定できるか。
問16 移動時間と費用の事実を、英語二文で説明する。
表3|ある生徒の4週間の読書記録
架空の一人の記録です。各週に英語の本を読んだ合計時間を示します。本の難易度、読む速さ、理解度、試験得点は測っていません。
| 週 / Week | 読書時間 / Minutes |
|---|---|
| Week 1 | 40 |
| Week 2 | 50 |
| Week 3 | 45 |
| Week 4 | 65 |
問17 Which week had the longest reading time?
問18 What was the total reading time over four weeks?
問19 4週間の一週当たり平均時間は何分か。
問20 Did reading time increase every week?
問21 「第3週から第4週に20分増えた」を英語に。
問22 「第4週には65分になった」をincreasedを使って英語に。
問23 読書時間が増えたので、英語の試験得点も上がったと証明できるか。
問24 変化と限界を英語二文でまとめる。
全24問の解答・根拠
解答1:Twenty-five students.
12+8+5=25人です。
解答2:Stories.
三つの中で12票が最多です。
解答3:Seven more students.
12−5=7人です。
解答4:32%.
8÷25×100=32です。
解答5:Twelve students chose stories.
chooseの過去形はchoseです。
解答6:More students chose stories than science.
more … than …で人数を比較します。
解答7:言えません。12人は25人の48%で、半数を超えていません。
最多の選択肢と過半数を区別します。
解答8:In this survey of 25 students, stories received the most votes.
学校全体や全国へ一般化せず、この調査に限定します。
解答9:Cycling.
15分が最短です。
解答10:Twenty minutes.
時間の単位を添えます。
解答11:180 yen.
料金は180円です。
解答12:Twenty minutes longer.
35−15=20分です。
解答13:The bus takes 15 minutes less than walking.
35−20=15分。時間の差を表します。
解答14:Walking and cycling both cost nothing in this table.
表の条件の範囲で述べます。
解答15:できません。安全性、天候、利用できる条件などが分かりません。
最短の時間と、すべての人にとっての最適さは別です。
解答16:Cycling takes 15 minutes. The bus takes 20 minutes and costs 180 yen.
確認できる数値だけで説明する例です。
解答17:Week 4.
65分が最大です。
解答18:200 minutes.
40+50+45+65=200分です。
解答19:50 minutes.
200÷4=50分です。
解答20:No. It decreased from Week 2 to Week 3.
50分から45分へ減った週があります。
解答21:Reading time increased by 20 minutes from Week 3 to Week 4.
増えた幅はby、到達した数値はtoで表します。
解答22:Reading time increased to 65 minutes in Week 4.
to 65 minutesは到達点です。
解答23:できません。試験得点のデータがありません。
時間の増加だけで成績の変化や原因を断定しません。
解答24:Reading time rose from 40 minutes in Week 1 to 65 minutes in Week 4. This table does not show test scores.
始点・終点の変化と、分からないことを分けます。
三つの表を短く発表する英文例と和訳
表1:We asked 25 students to choose one genre. Twelve chose stories, eight chose science, and five chose history. Stories received the most votes, but fewer than half of the students chose them.
和訳:25人に一つのジャンルを選んでもらいました。12人が物語、8人が科学、5人が歴史を選びました。物語が最多票でしたが、選んだのは半数未満でした。
表2:In this example, cycling takes 15 minutes and walking takes 35 minutes. The bus takes 20 minutes and costs 180 yen. We need more information before deciding which method is best for each person.
和訳:この例では自転車が15分、徒歩が35分です。バスは20分で180円です。それぞれの人に最も適した方法を決めるには、さらに情報が必要です。
表3:The student read for a total of 200 minutes over four weeks. Reading time fell in Week 3 and rose in Week 4. We cannot tell from this table whether the student’s test scores improved.
和訳:その生徒は4週間で合計200分読書をしました。読書時間は第3週に減り、第4週に増えました。試験得点が改善したかどうかは、この表では分かりません。
書けないときは、事実一文・比較一文から
いきなり長い説明を書く必要はありません。Cycling takes 15 minutes.とWalking takes 35 minutes.を言えたら、Cycling takes less time than walking.へまとめます。さらに差を加えれば、比較の内容が具体的になります。
一方、理由を示すデータがないときはBecause …で想像を付け足さないようにします。物語を選ぶ人が最多でも、「物語が最も簡単だから」とは分かりません。理由を知りたければ、次の調査でWhy did you choose it?と尋ねる必要があります。
5日間の練習
1日目は表1で人数と割合を計算し、2日目は表2で時間と費用を別々に説明します。3日目は表3で増えた週・減った週を確認します。4日目は三つの英文例を読んで、数値を見ながら自分の言葉で言い直します。5日目は本文を隠し、相手からの質問へ一文ずつ答えます。
一回10〜15分を目安に、学校の課題を優先します。新しい数値で再練習する場合は、合計・割合・大小関係と解答も必ず計算し直してください。
よくある質問
この表は湘南白百合学園の実際の調査ですか?
いいえ。すべて慶英会が作成した練習用の架空データです。
mostとmore than halfは同じですか?
「最も多く選ばれた選択肢」と「半数を超える人数」は別です。表1は最多が12人ですが、全25人の半数未満です。
数字を読めれば発表できますか?
対象・単位・比較したい点も必要です。何人の何についての表かを一文目で伝えると理解しやすくなります。
時間が増えたら学力向上と言えますか?
時間の記録だけでは分かりません。理解度や得点など、別の情報が必要です。
英検のライティングにも役立ちますか?
根拠と主張を区別する基礎になります。本記事は特定級の公式問題や採点を再現していません。
湘南白百合学園の英語を、数値と根拠から表現する
湘南白百合学園の英語勉強法で全体の復習を、Eクラスの英語学習ガイドで学校の取り組みとの違いを確認できます。
慶英会の最大1か月完全無料体験・学習相談へ、学年・使用教材・困っていることを分かる範囲でお知らせください。授業時間・回数・日程・担当講師は開始前にご案内します。公式LINEでも相談できます。
慶英会|塾長の経歴・指導方針。学校情報:湘南白百合学園「外国語」。確認日:2026年10月28日。表・問題・解説は慶英会作成。学校の実測値・指定課題・公式提携を示すものではありません。

