聖学院中学校(東京都北区)の中1・中2で、英語経験者コースから次学年のS・A・Bなどのコースへの移行に不安がある場合は、コースの名称から成績を判断する前に、本人の小テスト、英文法、初見読解、英作文、発話の五つを確認してください。学校公式「英語教育」には、中1の「SS」「英語経験者」「Advanced」「Regular」と、中2・中3の「SS」「S」「A」「B」が掲載されています。ただし学校のデジタルパンフレットでは、英語コースを中2以降「SS・S・A」と説明する版もあります。どちらも、個人が自動的にどのコースへ進むか、移動の基準点が何点かまでを示すものではありません。この記事では、公式資料の表記差を明らかにし、英語力の診断30問・全解答と、定期考査・家庭学習・校内支援を連携させる4週間の計画を紹介します。
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最初に結論|コース名よりも返却答案と学校の正式な編成案内を優先
聖学院が英語の習熟度別授業を用意する目的は、英語を学んだ経験に差がある生徒それぞれに学習の機会を設けることです。学校公式の説明では、中1では英語経験者コースと国際生・上級者向けSSコース、Advanced/Regularなどを案内し、中2以降は別の区分を示しています。一方、学校のコースを変更する正式な条件、学年ごとの入れ替え時期、特定の英検級が取得できれば自動的に上位コースへ移るかどうかは、学校配布資料と本人の学年で確認してください。公式ページの表だけから「中1の経験者コースにいれば中2は必ずS」と決めることはできません。
小テストが高得点でも初見の英作文が苦手な生徒、英語で発言できても動詞の形で減点する生徒、ニュース記事は読めるが理由を簡潔に書けない生徒など、課題は同じではありません。家庭で必要なのは大量の先取り問題集ではなく、学校の答案や現在の教材を持ち寄り、何が自力で再現できるかを見極めることです。
学校公式には2つの異なるコース表記がある|最新の学年資料で判断
| 確認する資料 | 中1のコース表記 | 中2・中3のコース表記 | ここから確定できないこと |
|---|---|---|---|
| 学校公式Web「英語教育」 | SS/英語経験者/Advanced/Regular | SS/S/A/B | 個人の移動条件・入れ替え時期・2026年度の全時間割 |
| 学校デジタルパンフレット掲載版 | SS/英語経験者/Advanced/Regular | SS/S/Aの3区分を紹介する版 | コース名称の改定有無・本人への適用学年 |
| 本人の現年度の配布資料 | 正式な現在コースと使用教材 | 学年の説明と本人への具体的な案内 | 公開資料からは分からない個別評価を担任へ確認 |
資料①は学校公式「英語教育」です。資料②は学校が掲載するデジタル学校案内のコース編成ページです。公開されている版・対象年度が同じとは限らず、掲載クラスが3区分か4区分かという差があるため、学校の説明資料を古い順から足し算して「5つのコースがある」と判断することはできません。現在の学年でのコース名・時間割・変更条件は在籍校へ直接確認してください。
Advanced Class・Regular Classと英語SS・S・A・Bは同じ意味ではない
聖学院の入試や学級編成の案内に登場するAdvanced ClassとRegular Classは、学級や入試方式に関係する分類です。一方、SSやSなどは英語の習熟度に応じた授業区分として紹介されています。名称が似ていても、学校全体のクラス分けと、英語授業でのコース分けを同一視してはいけません。例えばAdvanced Classにいるから英語は必ずSS、Regular ClassにいるからSSを受講できない、と判断する根拠にはなりません。
学校の公式資料では、英語を以前から学んでいる生徒、帰国生、国内で英会話を継続してきた生徒、英語が中学で初めての生徒が同じ学年に在籍します。中1での習熟度と中2に向けた学力は固定されたものではないため、評価の説明を受ける際は「どの授業区分か」「現在の教材・課題は何か」「クラス変更の条件は学校として定められているか」を分けて質問しましょう。
英語SSコースの週6時間を『全部ネイティブ担当』と誤解しない
学校公式の英語教育紹介では、国際生・英語上級者向けSSコースについて英語が週6時間と説明されています。デジタル学校案内では、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの授業週4時間と、日本人教員による週2時間を組み合わせる内容が示されています。これは公表資料の説明であり、本人の現在の時間割やすべてのクラスで同じ教員配分が続くことを意味しません。
SSでは英字新聞、多読、エッセイ、英語の発表、社会課題の討論などに取り組むという学校の特色があります。家庭学習では、新聞の内容を日本語で要約するだけでなく、事実と意見を分け、簡単な英文で理由と例を付けて説明する練習が役立ちます。他方、S・A・B等のクラスに現在在籍している生徒にも、基本文法、短い読解、音声を使った会話などが重要です。難しいニュース記事だけを先取りする必要はありません。
実際に英語が難しいときの症状別5分類
| 本人の困りごと | 主な確認点 | 1週間で行う小さな練習 |
|---|---|---|
| 小テストは解けるが考査で失点 | 単語の意味・綴り・初見の語順 | 答えを隠して別の英文を3問書く |
| 英会話では話せるが作文で失点 | 動詞の時制・疑問文・複数形 | 話した一文を書いて修正し翌日再現 |
| 長文を最後まで読めない | 単語・主語・接続詞・段落の要点 | 各段落を一文で要約し設問根拠に線 |
| 発表原稿は言えるが質問に答えられない | 疑問詞・聞き返し・短い自分の言葉 | What/Why/Howを混ぜた追加質問に回答 |
| SSのニュースを読めるが意見を表現できない | 事実と意見の区別、主張と理由のつながり | 事実1文、主張1文、理由1文を書く |
この分類は慶英会が指導設計のために作成したものです。学校が正式に発表するコースの選抜試験、英作文採点配点、英検級の条件を示すものではありません。学校の実際の返却答案の範囲と照らし合わせてください。
中1から中2の英語学習|4週間の自力確認モデル
コースの移行が気になる場合は「新しいコースへ進めるか」の予想よりも、本人が今の授業内容を定着させられるかに焦点を当てます。次の4週間は慶英会による家庭学習モデルで、聖学院が実際に指定している進級前試験やコース変更試験の練習を再現したものではありません。学校から正式な試験範囲・課題が発表されればそちらを優先します。
- 第1週・答案の診断:直近の学校英語答案・小テスト・教科書・指定ワークを揃える。失点を語彙、動詞、語順、初見読解、英作文、リスニングに分類し、頻出する原因を二つに絞る。
- 第2週・文法と語彙の自力再現:毎日5~10語を意味と綴りで確認。短い学校例文を一文読んだら主語・時制・疑問詞を変えて別文を作り、翌日解答なしで書く。
- 第3週・読む・聞く・話すをつなぐ:短い英文を初見で読み、Who/Why/Howの質問に答える。音声を聞いて一文で要約し、相手に一問聞き返す。発話を筆記で再現する。
- 第4週・英作文と再テスト:事実・意見・理由を区別して英文3~4文を書く。第1週の誤答を再テストし、学習方法が成果につながったか確認する。学校への質問を整理する。
週ごとに「勉強時間」「アプリを終えた回数」だけでなく、「前は書けなかった文を自分で書けた回数」「初見の問題を正しく解けた数」を記録すると、習熟度に合った学習ができているか把握しやすくなります。なお、英語コースの名称は本人の能力や人格を示すものではありません。
聖学院の『できたこと生徒手帳』と校内支援を利用する
学校公式FAQによると、聖学院では「できたこと生徒手帳」を運用し、終礼で放課後・家庭での計画や翌日の提出物などを整理する時間を設けています。また、授業中の様子や小テストをもとに本人の成長を見ており、理解度に応じた学習の支援も用意しています。家庭ではこの学校の記録方法と重複する大掛かりな管理表を新しく導入せず、本人が既に持つ手帳や学校の課題を軸にすることを推奨します。
コース変更が気になる場合、学校の先生への質問は「Sへ移れますか」だけでなく「現コースの英作文で何を直す必要があるか」「どの教材のどの範囲を再テストするとよいか」「今年度のコース変更条件を学校はどう案内しているか」と具体化してください。学校のチューターや支援で理解が改善できるなら外部指導を追加する必要はありません。学校公式の校内塾が有料である場合は、利用条件や費用も事前に確認します。
独自30問|コース名に関係なく診断する英文法・読解・英作文
以下の30問と読解用英文は慶英会が独自に制作した自主学習教材です。聖学院中学校の実際の中1→中2コース編成試験、小テスト、定期考査、英検の過去問を転載・再現したものではありません。SS・S・A・Bのいずれのコースに在籍していても、未習の単元は飛ばして学習し、点数を学校のコース移動の可否へ換算しないでください。
問1~12|短い英文法と書き換え
- 問1 My brother (study / studies) English every day. 正しい語を選びなさい。
- 問2 They (was / were) at school yesterday. 正しい語を選びなさい。
- 問3 Does she (like / likes) music? 正しい語を選びなさい。
- 問4 He can (play / plays) the piano. 正しい語を選びなさい。
- 問5 She reads a book. を疑問文に直しなさい。
- 問6 Ken visited the library. を否定文に直しなさい。
- 問7 I (have / has) two notebooks. 正しい語を選びなさい。
- 問8 We enjoy (read / reading) books. 正しい語を選びなさい。
- 問9 If it (rain / rains) tomorrow, I will stay home. 正しい語を選びなさい。
- 問10 「その本は私の友達によって書かれました」を英語で書きなさい。
- 問11 「英語を勉強することは私には大切です」を英語で書きなさい。
- 問12 「私は昨日より早く宿題を終えました」を英語にしなさい。
問13~20|初見読解の根拠を探す
慶英会オリジナル英文:During the school festival, Taro joined a small group that introduced books in English. At first, he prepared a long speech, but he could not answer questions from visitors. His teacher advised him to use shorter sentences and ask visitors what they wanted to know. The next day, Taro practiced with two friends. One friend asked why he liked science books, and Taro answered, “They help me understand how things work.” He wrote down this question and answer in his notebook. At the next event, Taro felt more confident because he could listen to questions instead of just reading his speech.
- 問13 What did Taro’s group introduce? 英語で答える。
- 問14 Where did Taro join the group? 英語で答える。
- 問15 Why was his first long speech not enough? 英語で答える。
- 問16 What did his teacher suggest? 英語で答える。
- 問17 How many friends did Taro practice with? 英語で答える。
- 問18 Why did Taro like science books? 英語で答える。
- 問19 What did he write in his notebook? 英語で答える。
- 問20 Why did he feel more confident at the next event? 英語で答える。
問21~30|英語で意見を伝え、相手の話を受ける
- 問21 What subject do you like, and why? 英語二文で答える。
- 問22 Tell me about a time you made a mistake and learned something. 英語二文で答える。
- 問23 Why is listening to other people important? 英語二文で答える。
- 問24 What would you say when you cannot hear a question clearly? 英語一文で答える。
- 問25 What do you think students can do to help the environment? 英語二文で答える。
- 問26 What are the advantages of reading news in English? 英語二文で答える。
- 問27 How can a student improve English writing? 英語二文で答える。
- 問28 自分の考えに反対する人へ、理由を丁寧に尋ねる英語一文を作る。
- 問29 事実と自分の意見を分けて、学校生活に関する英語二文を書く。
- 問30 好きな本について、意見→理由→具体例の英語三文を書く。
独自30問の全解答・解説|自由回答は自然な別解も認める
- 問1:studies。解説:My brotherは三人称単数現在。
- 問2:were。解説:Theyの過去のbe動詞はwere。
- 問3:like。解説:Doesの後は原形。
- 問4:play。解説:canの後は原形。
- 問5:Does she read a book?。解説:doesに続くreadは原形。
- 問6:Ken did not visit the library.。解説:did notに続くvisitは原形。
- 問7:have。解説:Iにはhaveを使用。
- 問8:reading。解説:enjoyの後は動名詞。
- 問9:rains。解説:条件を表すif節では現在形。
- 問10:The book was written by my friend.。解説:受動態はbe動詞と過去分詞。
- 問11:Studying English is important to me.。解説:動名詞を主語にできる。It is important for me to study English. も可。
- 問12:I finished my homework earlier than I did yesterday.。解説:比較する基準を明確にする。
- 問13:Books in English.。解説:最初の文にあるグループの目的。
- 問14:At the school festival.。解説:冒頭が根拠。
- 問15:Because he could not answer visitors’ questions.。解説:but以下の説明を用いる。
- 問16:Using shorter sentences and asking visitors what they wanted to know.。解説:先生の提案をまとめる。
- 問17:Two friends.。解説:two friendsと明示。
- 問18:Because science books helped him understand how things work.。解説:Taro自身の答えが根拠。
- 問19:The question and answer.。解説:記録内容は質問と返答。
- 問20:Because he could listen to questions instead of just reading his speech.。解説:最終文に理由がある。
- 問21:I like science. I enjoy learning how nature works.。解説:好きな科目と理由をつなげる。
- 問22:I once used the wrong verb in an essay. I checked it and corrected my writing.。解説:実体験に置き換える。
- 問23:Listening helps us understand different ideas. It also shows respect.。解説:理由ともう一つの根拠を加える。
- 問24:Could you say that again, please?。解説:丁寧に聞き返す。
- 問25:Students can bring reusable bottles. We can also use less paper.。解説:行動を具体化。
- 問26:It helps us learn useful expressions. We can also learn different opinions.。解説:利点が対応する。
- 問27:They can write short sentences and ask for feedback. They should try writing again later.。解説:方法と再現をつなぐ。
- 問28:Could you explain why you think so?。解説:相手の考えを尊重し理由を聞く。
- 問29:Our school library has many English books. I think reading there is enjoyable.。解説:事実と意見を分ける。
- 問30:I like a book about space. It explains the planets clearly. For example, it shows why seasons change on Earth.。解説:意見・理由・具体例が論理的なら別解可。
問1~12で失点が集中する場合は、今の学校教材で既習の基本文法から復習してください。問13~20では本文に根拠がある答えを探し、問21~30では本文の事実と本人の意見を区別した英文を作ります。学校の正式な評定・コース移動の基準をこの独自問題の得点で推定してはいけません。翌日と一週間後の再テストで同じ誤りが減っているかを確認しましょう。
FAQ|英検級、コース移行、学校の英語教材
- Q.中1英語経験者コースなら中2は必ずSになりますか? A.学校公式の表はコース編成の説明であり、個人の自動的な移動ルールを示すものではありません。正式な編成条件は学校へ確認してください。
- Q.学校公式にSS・S・A・BとSS・S・Aの両方があるのはなぜですか? A.公開されている資料の版や年度に違いがあります。現年度の本人の時間割と学校の最新案内を優先します。
- Q.中1のAdvanced Classにいると英語はSSに入れますか? A.学校全体のクラスと英語の習熟度授業は同じ分類とは限りません。名称から一律に判断できません。
- Q.英検2級を持てば自動的にSSへ移れますか? A.学校はSSを国際生・上級者向けと説明しますが、英検級だけで移動を保証していません。学年ごとの判断基準を確認してください。
- Q.SSは週6時間すべてがネイティブ教員の授業ですか? A.デジタル学校案内では、ネイティブによる英語のみの授業4時間と日本人教員2時間を組み合わせる説明です。現年度の時間割を確認しましょう。
- Q.英語で話せても定期テストが悪い場合は? A.語彙の綴り、動詞の形、初見読解、英作文の誤答を分類し、書いた文を翌日ノーヒントで再現します。
- Q.中2のコース変更試験の正式な問題はありますか? A.今回参照した公開資料だけでは学校の正式な試験・採点基準を確定できません。本記事の30問は慶英会独自の自主学習用です。
- Q.聖学院はNEW TREASURE(ニュートレジャー)を使用しますか? A.現在公開の公式コース案内だけでは全中1・中2の教科書名・版を確定できません。本人の配布教材をご確認ください。
- Q.SSコースなら高校のGlobal Innovation Classへ自動進学できますか? A.英語SSと高校GICの内部選抜は別の制度です。正式な進学・選考基準は学校に確認してください。
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資料確認日:2026年10月16日。現在公開のWebページとデジタル学校案内で英語コースの数に表記差があるため、どちらか一方を全学年の確定済み編成と断定していません。学校から在校生・保護者へ示される現年度の正式な説明と個別の評価資料が優先です。本文の30問・全解答・4週間学習計画は慶英会によるオリジナルであり、学校の試験問題やコース編成基準ではありません。
