
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
埼玉県の中高一貫校に通う中1・中2で、英文を一文ずつ和訳できても「段落の主題」「筆者の主張」「要旨」を選ぶ問題で迷う場合、すべての文を同じ重さで読むのではなく、話題・具体例・結論の役割を分けてください。内容一致問題の単語探しだけでは、段落全体が何を伝えたいのかを取り違えることがあります。慶英会が独自制作した英文4題・要旨読解32問・全解答と、主題文と具体例を分ける14日間の復習法をまとめました。
監修:慶英会塾長(慶應義塾大学卒・英検1級)。本文4題・32問・模範解答は慶英会の創作教材で、英検や学校の公式問題・教科書本文の転載ではありません。学校の既習単元・授業で指定された解答方法・採点基準は各校の正式資料を優先してください。
結論|要旨問題は「話題・具体例・結論」の順に読む
| 段落の要素 | 役割 | 確認する質問 |
|---|---|---|
| 話題 | 段落が何について述べるか | 何についての話か、一言で言えるか |
| 具体例・理由 | 主張を支える情報や背景 | どの文が例・理由・結果を説明しているか |
| 対比・変更 | but / however / instead等で話の方向を変える | 筆者がどの考えを修正しているか |
| 結論・主張 | 文章全体から読者へ伝えたいこと | 最後の文は何をまとめているか |
| 未記載情報 | 本文の根拠がない推測 | 本文にない数字・原因・成果を付け加えていないか |
要旨の選択肢で失点する主な原因は、本文の一部だけに合う選択肢、話題を広げすぎた選択肢、本文に書かれていない評価を含む選択肢を選んでしまうことです。本文全体の主題と具体例の両方に合うかを確認します。
学校英語・英検の長文へ接続する
要旨問題と、本文の表現を別の英語で言い換える問題を分けて練習:英語長文の言い換え24問で同義表現・否定・数量の違いを確認した後、要旨・主題の本文全体へ戻ってみましょう。
文法の理解も読解力の基礎です:現在形と現在進行形36問で時制の手掛かりを、こちらの要旨32問で段落の主題・具体例・結論を確認できます。文法・読解を別々の学習として終わらせず、既習の英文で意味を説明してください。
要旨・主題に加えて本文根拠も確認する:事実・推論・意見を区別する独自32問で、書かれている内容と書かれていない推測を分けます。まず段落の主題を考え、その後、選択肢を支える本文の文を探してください。
要旨問題で単語を追えても文のつながりが分からない場合:指示語it/they/thisの参照先32問で文をつなぐ手掛かりを、because/so/although/howeverの36問で理由・結果・逆接を確認し、段落全体の主張をまとめてください。
英検の長文問題と学校の初見読解には、本文の根拠に戻って選択肢を判定するという共通点がありますが、出題形式や要求される答え方は同じとは限りません。茨城・内容一致32問や指示語32問と組み合わせることで、要旨・本文根拠・指示語を分けて練習できます。
埼玉県の中高一貫校でも、授業の進度・教材・評価は学校ごとに異なります。立教新座中学校の教育案内、獨協埼玉中学校の語学教育を参照しつつ、教材の範囲は本人の学校の正式な配布物で確認してください。この記事は各校の試験予測ではなく、初見英文を読むための補助教材です。
慶英会独自の英文4題・要旨32問|まず答えを見ずに解く
各英文につき8問です。本文を読み、段落の主題を日本語で一文にまとめてから質問へ進みます。「本文に書かれている事実」と「自分の推測」を区別し、根拠となる文をメモしてください。
A|紙の本と電子書籍(中1基礎)
慶英会の創作英文:Some students prefer paper books, while others enjoy reading on a screen. Paper books do not need batteries, and some readers find it easier to remember a page when they can turn it by hand. Digital books, however, can be stored on one small device. Students can also change the size of the letters. There is no single best choice for everyone. The most useful method is the one that helps a student read regularly and understand the content.
| 問 | 内容を読み取って答える |
|---|---|
| 1 | この段落の主なテーマは? |
| 2 | 紙の本の特徴として述べられていることは? |
| 3 | 電子書籍の利点は? |
| 4 | 筆者は全員に同じ方法を勧めている? |
| 5 | 最後の文が示す基準は? |
| 6 | 紙の本の特徴だけを述べた選択肢は? |
| 7 | この段落の構成は? |
| 8 | 段落の要旨を最もよく表すものは? |
B|短い復習の効果(中1〜中2)
慶英会の創作英文:Many students study for a long time before a test, but they do not always remember what they learned. One reason is that they only read the same notes again. A different method is to close the notebook and try to explain the main points from memory. After checking the notes, students can correct missing information. Repeating this process on different days gives them more chances to notice what they still do not understand. A short review that requires active recall can therefore be more useful than simply looking at the same page for a long time.
| 問 | 内容を読み取って答える |
|---|---|
| 9 | 段落の中心となる話題は? |
| 10 | 生徒が覚えられない理由の一つは? |
| 11 | 筆者が提案する方法は? |
| 12 | ノートを確認した後にすることは? |
| 13 | 違う日に繰り返す利点は? |
| 14 | 筆者の主張は? |
| 15 | 段落中のthereforeの働きは? |
| 16 | 全体の構成は? |
C|学校の中庭の改善(中2標準)
慶英会の創作英文:A student council wanted to make the school courtyard more useful during lunch. First, it asked students how they used the space. Many students wanted more places to sit, but others asked for a quiet area to read. The council did not choose one idea immediately. Instead, it used cardboard signs to mark two possible areas for a week. Students then shared comments about the temporary arrangement. The council used those comments to plan a final layout. The project showed the students that collecting opinions and testing a small change can help a group make a better decision.
| 問 | 内容を読み取って答える |
|---|---|
| 17 | 段落の主な内容は? |
| 18 | 最初に生徒会が行ったことは? |
| 19 | 生徒の希望は全員同じだった? |
| 20 | 生徒会がすぐに決定しなかった理由は? |
| 21 | 仮の配置を示すために使ったものは? |
| 22 | 最終配置を考える際に使ったものは? |
| 23 | 筆者が述べる学びは? |
| 24 | 中庭の広さや費用が書かれている? |
D|地域の川の調査(中2発展)
慶英会の創作英文:A science club measured the water in a local river once a month. At first, the students recorded only the water’s color. Their teacher explained that color alone could not show whether the river was healthy. The students added observations about litter, water temperature, and small animals near the bank. They also wrote down the weather because rain could change the river’s condition. After six months, they noticed several changes, but they did not claim that one factor had caused all of them. Instead, they planned to continue collecting data and compare it with records from other seasons. The project taught them to use several kinds of evidence before drawing a conclusion.
| 問 | 内容を読み取って答える |
|---|---|
| 25 | 段落の中心テーマは? |
| 26 | 最初に記録していたものは? |
| 27 | 色だけでは不十分な理由は? |
| 28 | 追加した観察項目は? |
| 29 | 天気も記録した理由は? |
| 30 | 6か月後に原因を一つと断定した? |
| 31 | 次に計画したことは? |
| 32 | 筆者が強調する科学的態度は? |
32問の全解答・本文根拠
A|紙の本と電子書籍(中1基礎)|解答
| 問 | 模範解答 | 本文の根拠 |
|---|---|---|
| 1 | 紙の本と電子書籍の特徴と選び方 | 紙・電子の両方の特徴を比べている |
| 2 | 電池を必要としない | Paper books do not need batteries |
| 3 | 小さな端末に多くの本を保存できる | stored on one small device |
| 4 | いいえ、最適な選択は人によって異なる | no single best choice |
| 5 | 継続して読み、内容を理解しやすいこと | read regularly and understand |
| 6 | 電池を必要としない | Paper books do not need batteries |
| 7 | 二つの方法を比較し、選択の基準を示す | Paper / Digital / no single best choice |
| 8 | 読みやすさと理解に合う読書方法を選ぶべきだ | 最後の結論 |
B|短い復習の効果(中1〜中2)|解答
| 問 | 模範解答 | 本文の根拠 |
|---|---|---|
| 9 | テスト前の復習方法 | 長時間勉強しても覚えられないことから始まる |
| 10 | 同じノートを読み直すだけになっている | only read the same notes again |
| 11 | ノートを閉じて要点を思い出して説明する | close the notebook and try to explain |
| 12 | 抜けていた情報を直す | correct missing information |
| 13 | 理解できていない点に気づく機会が増える | notice what they still do not understand |
| 14 | 受け身で読み返すだけより、思い出す練習が役立つ場合がある | active recall … more useful |
| 15 | 前の説明から結論を導く | 最後の文が結論 |
| 16 | 問題提起→理由→方法→利点・結論 | 各文の役割 |
C|学校の中庭の改善(中2標準)|解答
| 問 | 模範解答 | 本文の根拠 |
|---|---|---|
| 17 | 生徒会が意見を集め、小さく試しながら中庭を改善したこと | 調査・試行・意見・計画 |
| 18 | 中庭をどう使っているか生徒に尋ねた | asked students |
| 19 | いいえ、座る場所と静かな読書スペースという異なる希望があった | Many … but others |
| 20 | 二つの案を試し、生徒の反応を確認するため | did not choose … instead |
| 21 | 段ボールの表示 | cardboard signs |
| 22 | 仮配置について生徒が寄せたコメント | used those comments |
| 23 | 意見を集めて小さく試すと、よりよい判断に役立つ | final sentence |
| 24 | いいえ、本文には示されていない | 本文に記載なし |
D|地域の川の調査(中2発展)|解答
| 問 | 模範解答 | 本文の根拠 |
|---|---|---|
| 25 | 川の状態を調べるとき、複数の証拠を集めて慎重に結論を出すこと | 最後の文が中心をまとめる |
| 26 | 水の色 | recorded only the water’s color |
| 27 | 川が健康かどうかを色だけでは判断できない | color alone could not show |
| 28 | ごみ、水温、川岸の小動物、天気 | litter, temperature, animals, weather |
| 29 | 雨が川の状態を変える可能性があるため | rain could change |
| 30 | いいえ、すべての変化が一つの要因によるとは主張していない | did not claim that one factor |
| 31 | データ収集を続け、他の季節の記録と比較する | continue collecting and compare |
| 32 | 複数の証拠を使ってから結論を出すこと | 最後の文 |
要旨を正確に選ぶ5ステップ
- ①最初の1〜2文を読み、段落の話題を仮置きする
- ②具体例・数字・個別エピソードは、何を説明するために使われているか確認する
- ③but/however/instead/thereforeなど、対比や結論の方向を示す語に印を付ける
- ④最後の文を読み、本文全体を短くまとめる
- ⑤選択肢に書かれた数値・原因・成果の根拠が本文中にあるか確認する
14日間の復習計画
| 期間 | 学習内容 | 確認基準 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 題材Aで紙の本・電子書籍の特徴と段落の主張を分ける | 例と結論を混同しない |
| 3〜4日目 | 題材Bで問題・理由・方法・結論の順に文を整理 | 筆者の推奨する方法を一文で言える |
| 5〜7日目 | 題材Cで複数の意見・試行・結果を図にする | 本文にない決定を作らない |
| 8〜10日目 | 題材Dで観察・証拠・結論の違いをまとめる | 因果関係を勝手に断定しない |
| 11〜12日目 | 学校の教科書や英検の既習問題で、段落ごとの主題を一文で書く | 本文の主題と具体例を区別 |
| 13〜14日目 | 誤答8問を解答を見ずに再テスト | 根拠を英語本文から示せる |
よくある質問
Q.要旨問題は最初と最後の文だけ読めばよいですか。
最初と最後は手掛かりですが、それだけでは誤答することがあります。具体例・対比・理由を確認して、本文全体と合う選択肢を選びます。
Q.知らない単語があっても要旨は選べますか。
接続語、繰り返される語、例と結論の関係から大枠を推測できる場合があります。ただし重要語が分からない場合は辞書や学校教材で確認してください。
Q.要旨問題と内容一致問題の違いは何ですか。
内容一致は個別の事実を確認する問題もありますが、要旨問題は段落・文章全体の中心的な内容を捉えることが主目的です。
Q.本文に書かれていないことを推測してもよいですか。
設問が推論を求める場合は別ですが、本文の要旨を選ぶ問題では選択肢が本文にない事実・成果を付け加えていないかを確認してください。
Q.32問で学校のテストの点数が上がりますか。
成績向上は保証できません。主題・根拠・推測を区別できるようになったか、初見文章で再確認する教材です。
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参考にした主な公式情報
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慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級。中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門としています。塾長の経歴・指導方針を確認する
