立教女学院中学校(東京都杉並区)の中学1・2年生で、英文を見れば意味が分かるのに音声が聞き取れない、音読で途中で止まる、学校の習熟度別授業や定期テストが不安、とお悩みの保護者様へ。最初に必要なのは、文字でも意味が分からないのか、単語の音が認識できないのか、聞こえた情報を選べないのかを分けることです。同校公式は中学3年間の音声練習を重視し、中1は週5時間・中2は週6時間の英語授業を実施すると示しています。中学の5学級を2分割して授業を開始し、中1後期から2段階の習熟度別編成としています。本記事では公式情報と自主練習を明確に区別し、原因診断、読み上げ台本3題・独自12問と解答、英作文との連動、4週間の音読・リスニング改善計画を紹介します。
音声の反復回数を増やすだけでは、聞き取れない原因は分かりません。学校で指定された音声教材・返却答案・提出課題をまず確認し、必要な一文だけを正確に聞き取れるか、意味を説明できるか、翌日にも自分の言葉で再現できるかを確かめましょう。独自12問は学校の考査・英検の実際の過去問ではないため、学校の範囲に合わせて使用してください。
立教女学院の公式英語科方針は「音声」を重視
公式「各教科の特色」では、中学3年間に音声面の練習を徹底し、英語の発音とリズムを身体で覚えながら4技能の実践力を養うと説明しています。高校では文法・読解・作文・発話をさらに強化します。
音読やリスニングは、筆記試験の余った時間に行うおまけではありません。一方で、発音だけ上手になれば英文法の理解が完成するわけでもありません。双方を組み合わせることが必要です。
中1と中2の授業数・編成の違い
公式中学校教育課程表では英語が中1週5時間、中2週6時間、中3週5時間です。英語科の案内では、中学校5学級を2分割した10クラスの少人数編成で始め、中1後期から2段階の習熟度別となります。
授業時間数やクラス編成は公開情報ですが、教員ごとの音声教材、課題回数、試験配点などは別途確認が必要です。学校名からすべての生徒様に同じ音読宿題が出るとは推測できません。
音読・聞き取りの失点を5つの原因に分ける
音読が苦手な生徒の中でも、苦手の場所は異なります。学校の返却答案と教材を見て、次の五つを個別に調べましょう。
- V|語彙・文法:英文を文字で見ても意味が理解できない。聞く前に主語・動詞・単語の意味を確認する。
- S|音声認識:文字なら分かるのに、音のつながり・弱く発音される語・母音差などで聞き取れない。学校の音源と文字を照合する。
- D|情報の選択:音は聞こえたのに、日付・時刻の変更、否定、理由など、問われた情報を間違える。
- M|情報保持:会話の最初と最後の内容が混ざる。誰・何・いつを短く整理する。
- P|口頭発話:意味は分かるが人前で読んだり答えたりすると止まる。二文程度の練習から始める。
たとえば英語を読んでも意味が分からない場合、シャドーイングだけでは学び直しになりません。反対に英文の意味は分かるのに、話された「three」が後半で「four」に変更されたことを見落とす場合は、情報の訂正を聞く練習へ進みます。
文字の理解から音読へ:家庭でできる4段階
- 1 意味を確認:短い英文の主語と動詞を見つけ、誰が何をしたかを日本語で説明する。
- 2 音を確認:学校指定の音声・教員の発音を手本に、誤って読んだ語を一つずつ確認する。
- 3 意味のまとまりで読む:長い一文を短い語句に区切り、意味を損なわずに読む。
- 4 文字を隠す:同じ英文を聞き、内容に関する質問に答える。暗記と新しい音の理解は区別する。
例:My sister / reads English books / after dinner. と分けると、主語・行動・時を順に確認できます。この斜線は自主学習上の目安であり、学校指定の音読記号ではありません。速く読むことより意味が伝わること、途中で止まる単語の理由を確かめることを優先します。
発音・リズム・綴りを同時に直そうとしない
英語では強調したい内容によって強く聞こえる語が変わり、冠詞や前置詞は弱く聞こえる場合があります。例えば I want to visit the LIBRARY. なら、libraryが伝えたい場所です。ただし全員に同じ強勢を強制せず、学校の音声に合わせて確認してください。shipとsheep、thirteenとthirtyなども、文字を眺めるだけでなく実際の音声で聞き比べます。
録音を使う場合は生徒本人の同意と学校のルールを優先し、授業・ほかの生徒の音声を無断で記録・公開しないでください。まず「よく読み違える単語二つ」など一度に直す項目を小さく絞ります。
慶英会独自の聞き取り演習:台本3題・12問
実施方法:生徒は設問だけを先に見ます。保護者様などの読み上げ役は英語の台本を自然な速さで一度読み、生徒が解答した後に必要なら再読します。最後にスクリプトを見て間違えた理由を確認してください。これはオリジナルの家庭用練習で、立教女学院中学校や英検協会の出題・音源ではありません。読み上げを聞かずに文字だけで解いた場合、リスニング力の判定には使えません。
Listening A|図書館の待ち合わせ(問1〜4)
読み上げ台本・生徒には最初に見せない: Mika: Can we meet at the library at three? Yuna: I have a piano lesson until three thirty. Can we meet at four instead? Mika: Sure. Let’s meet near the main entrance. Yuna: Great! I will bring our science book.
- 問1:What time will they meet?
- 問2:Why can’t Yuna meet at three?
- 問3:Where will they meet?
- 問4:What will Yuna bring?
Listening B|発表の曜日と教室(問5〜8)
読み上げ台本・生徒には最初に見せない: Teacher: We planned our English presentation for Tuesday, but now it will be on Thursday. We will use Room 205, not the music room. Please bring a notebook and one photograph of your project. You don’t need a laptop. Give me the title of your presentation by Monday.
- 問5:On which day will the presentation take place?
- 問6:Which room will the students use?
- 問7:What two items should each student bring?
- 問8:What should the students give the teacher by Monday?
Listening C|好きな本の紹介(問9〜12)
読み上げ台本・生徒には最初に見せない: A: Why did you choose this book? B: I wanted to learn about sea animals. At first, I thought it was mainly about whales, but many pages were about sea turtles. A: When did you finish reading it? B: On Sunday evening. I read for about twenty minutes each day. A: What will you tell your classmates? B: I want to explain how we can keep the ocean clean.
- 問9:Why did B choose the book?
- 問10:Which animals appeared on many pages?
- 問11:When did B finish the book?
- 問12:What does B want to tell the classmates?
聞き取り12問の解答と根拠
- 問1:At four. threeは初めの提案。insteadで変更後の時刻を答える。
- 問2:Because she has a piano lesson until three thirty. 予定が重なる理由が根拠。
- 問3:Near the main entrance. 集合場所を問う。
- 問4:The science book. bringの後の目的語。
- 問5:On Thursday. Tuesdayから変更された。
- 問6:Room 205. not the music roomに注意。
- 問7:A notebook and one photograph. Laptopは不要。
- 問8:The title of their presentation. Mondayは提出期限。
- 問9:Because B wanted to learn about sea animals. 冒頭の動機。
- 問10:Sea turtles. 最初の予想whalesとは異なる。
- 問11:On Sunday evening. twenty minutes a dayは読書の時間。
- 問12:How we can keep the ocean clean. 最後の発話に根拠がある。
採点後は誤答をV=文字でも意味が分からない、S=音が聞き取れない、D=訂正・否定を取り違えた、M=情報を保持できなかった、W=聞き取れたが英語の答案が書けなかった、の五つに分類します。問題の番号だけで原因を断定せず、本人が聞こえた部分とスクリプトを照らしてください。
音読を学校の英作文・発話へつなぐ自主練習4問
- 練習1:She doesn’t likes music. の誤りを直して声に出す。
- 練習2:They was at the library yesterday. の誤りを直して声に出す。
- 練習3:What did you do last weekend? に自分の経験を過去形で答える。
- 練習4:Do you like reading books? に意見と理由を2文で答える。
発話・英作文4問の解答例
- 練習1:She doesn’t like music. doesn’tの後は動詞原形。
- 練習2:They were at the library yesterday. Theyに対応する過去のbe動詞。
- 練習3:例:I visited my grandmother last weekend. 経験に応じて別解可。
- 練習4:例:Yes, I do. Books help me learn new things. 意見と理由が対応すれば別解可。
音読ができても自分の英文を作れない場合は、文法・英作文や即興応答を別途確認します。音声だけの上達を学校の成績全体の改善と混同しないことが大切です。
中1の英文法が曖昧なとき
一般的な中学英語では、be動詞と一般動詞、疑問文・否定文、語順などの理解が重要です。ただし学校での学習順序や現在の試験範囲を示すものではありません。
教材の例文を主語と動詞に分けて確認し、内容を替えた文を作ります。正しく書けることを確認してから声に出すと、知識と音声の練習を結び付けられます。
中2で長文の音読が難しくなったら
文章が長くなるほど、文の構造や前後のつながりを追いながら読む力が必要になります。すべての文を一度に音読する前に、段落の中心内容を理解しておきましょう。
読んだ内容を一文で説明できるか確認すると、単に文字を読んでいたのか、意味を理解していたのかが分かります。
英語の宿題が多い日に何を優先する?
音読・語彙・文法をすべて新しい教材で行う必要はありません。学校の宿題の英文を使って意味を確認し、音読し、間違えた単語を再テストする方法なら学習を重ねられます。
期限のある提出物を優先し、追加の自主学習は無理のない範囲に調整してください。
英語の定期テストで失点している場合
返却答案を語彙、文法・語順、読解、英作文、聞き取りに分けます。リスニングが苦手でも、筆記の失点が大きいなら筆記の基礎を直す必要があります。
音声面の上達だけに注目せず、学校の指定範囲で自力で正答できる問題が増えているか確認しましょう。
中1後期の習熟度別クラスへの向き合い方
学校は中1後期から英語を2段階に分けると説明しています。編成を学習の改善点を把握する機会と捉え、クラス名で自分の可能性を決めつけないことが大切です。
クラス変更の基準や時期、具体的な授業内容は最新の学校案内を確認してください。
中3の先取りを見据えた基礎
学校は中3で英語などに高校内容の先取りを取り入れると説明しています。中1・中2で既習の語彙や文法を正確に理解し、文章を読んで意味を説明できる力はその基礎となります。
今から高校内容を大量に進めるより、学校で学んだ内容を使えるようにすることが重要です。
英検のリスニングと学校英語
学校の音読・リスニング学習は英検の学習と重なる部分がありますが、英検は級別に問題形式と制限時間が定められています。音読できるだけで英検のリスニング問題に必ず正答できるわけではありません。
受験予定級が決まったら日本英語検定協会の公式過去問で不足する技能を確認しましょう。
NEW TREASUREは使用教材?
立教女学院の公式英語科ページには授業編成と指導方針が掲載されていますが、そこから2026年度の中1・中2全クラスでNEW TREASUREを採用しているとは確認できません。
教科書名や版、学校のワークやプリントは実物を確認し、学習計画を立ててください。
4週間の改善計画:音読とリスニングを学校教材へ戻す
- 第1週:学校指定の英文を文字で理解し、Listening Aで音・意味・時刻変更を区別。誤答へV/S/D/M/Wを付ける。
- 第2週:短い文の発音と強勢を学校の音源で確認し、意味のまとまりを意識して読んだ後、文字を隠して聞く。
- 第3週:Listening B・Cなど初見の会話で、曜日変更、否定、必要な持ち物、内容の変化を聞き分ける。
- 第4週:聞いた内容を一文で話し、翌日自分で英語を書けるか確認。学校の小テストや返却答案で残る弱点を点検する。
1日10〜15分はあくまで家庭練習の一例であり、学校が指定した勉強時間ではありません。学校の宿題・提出期限を優先し、必要に応じて短縮してください。同じ台本を暗記するだけでなく、初見の短文でも理解できるかを確認します。
定期テスト2週間前の学習
14~10日前に試験範囲と学校教材を確認し、語彙・文法・読解・英作文の問題を一度解きます。9~5日前に誤答を分類して復習し、4日前からは誤答の再テストと提出物の確認を行います。
学校がリスニング範囲や音声教材を指定している場合はその対策も取り入れてください。配点は学校の案内を優先します。
保護者様が確認したいこと
第一に学校の宿題を期限内に提出できているか。第二に、音声で分からなかった英文を文字では理解できるか。第三に、前週に読み間違えた文を自力で読めるようになったかです。
録音した発音の小さな違いばかり指摘するのではなく、本人が一つずつ改善点を把握できる環境を整えましょう。
よくある質問
Q.立教女学院の中学英語は音声練習を重視していますか? はい。英語科公式紹介に、発音とリズムを体で覚える方針が明記されています。
Q.中2の英語は週何時間ですか? 公式中学校教育課程表は週6時間と示しています。
Q.中1はいつから習熟度別ですか? 学校は中1後期から2段階に分けると説明しています。
Q.学校は録音提出を義務化していますか? 確認した公式一般案内だけでは一律の録音提出要件は分かりません。学年の課題を確認してください。
Q.音読ができれば定期試験は大丈夫ですか? 音読に加え、学校指定の語彙・文法・読解・英作文も復習する必要があります。
関連記事:英語の初心者・習熟度別クラス変更は別の課題
立教女学院中学校で、入学時に英語を初めて体系的に学ぶ生徒様は英語未経験の中1向け基礎12問・28日間学習法を、中1後期のクラス変更で不安がある場合は習熟度別クラス変更と4週間の失点診断をご覧ください。本記事ではこれらと役割を分け、音声認識・日時の変更・設問への情報選択に着目したリスニング12問と解答を中心に解説しています。
学校公式FAQはこちらから確認できます。中学入学生の英語経験の差に関する学校の回答も参照し、学校の実際の指導方針を優先してください。
慶英会のオンライン個別指導
慶英会では中高一貫校の中学1・2年生を中心に、学校指定教材、返却された答案、英語の発話や作文の課題に合わせたオンライン個別指導を行っています。語彙・文法の基礎を確認し、音読・リスニング・英作文・定期テスト・英検対策へつなげます。毎日のLINE学習サポートと最大1か月の無料体験については https://keio-edu.com/ をご確認ください。慶英会と立教女学院中学校は公式に提携していません。
公式参考情報・確認日
立教女学院中学校・高等学校「各教科の特色」 https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/education/subject/
立教女学院中学校・高等学校「中学校カリキュラム」 https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/education/curriculum/j-curriculum/
立教女学院中学校・高等学校「カリキュラム概要」 https://hs.rikkyojogakuin.ac.jp/education/curriculum/
日本英語検定協会「英検」 https://www.eiken.or.jp/eiken/
確認日:2026年10月12日。現年度の教材・音声課題・評価方法は学校の最新資料を優先してください。