大妻中野中学校のアドバンストコースで「小学生のうちに英検3級に合格したのに、英語の定期テストでは失点する」「習熟度別授業についていけるか不安」「英作文が書けない」とお悩みなら、英検の取得級と学校の答案を別々に確認することが出発点です。2021年9月の学校公式発表では、2022年度入学生からアドバンストコースに英語の習熟度別授業を導入し、英検3級以上を取得済みの入学者向け授業も設けると説明しています。ただし、これは導入時の発表であり、2026年度のクラス編成や移動基準を断定する資料ではありません。学校の外国語科は中1・中2を基礎期とし、相手と英語でやり取りし、自分の意見を表現する力を重視しています。本記事では学校公式の制度と独自の診断問題を使い、英検資格を実際の英語力・定期テストの得点へつなげる方法を解説します。
結論:英検3級を持っていても、学校の筆記・発話の弱点は別に調べる
英検3級の合格は英語学習の成果ですが、学校の語彙・文法・読解・英作文・提出物のすべてを習得した証明ではありません。まず返却答案を「知識不足」「語順・動詞の形」「初見英文の理解」「英作文の条件」「時間・確認不足」に分け、最も繰り返している失点を特定してください。習熟度別授業への在籍状況だけで能力を評価せず、学校の実際の課題を自力で再現できるかを確認するのが有効です。
アドバンストの習熟度別授業|公式に確認できること・できないこと
2022年度入学生からの導入と「英検3級以上」の位置づけ
学校が2021年9月7日に公表した習熟度別授業導入のお知らせでは、アドバンストコースの入学者のうち、入学時に英検3級以上を取得している生徒を対象とした新たな授業を設けると発表しています。これは入試の受験区分ではなく、入学者確定後の授業編成の説明です。同発表は、英検資格だけでグローバルリーダーズコース(GLC)とアドバンストコースを区別するものではない、と明記しています。
2026年度の英語クラスの分け方、取得資格の提出方法、途中のクラス変更、定期考査の評価基準は、在籍学年の正式な連絡や教員の説明を確認してください。2021年の案内を現行年度の確定要件として使ってはいけません。
日本人教員5時間・外国人教員1時間という導入時の説明
学校の導入時発表では、アドバンストコースは日本人教員5時間+外国人教員1時間、GLCは外国人教員4時間+日本人教員2時間という週6時間の内訳を示しています。アドバンストは中高一貫校用教科書、GLCは海外教材や横断的な学習・発表を重視するという相違も説明されています。これらは当時の説明であり、現行の教員配置、授業内容、採用教材の版は学年の資料を優先してください。
学校の外国語科は、中1・中2を「基礎期」と位置づけている
学校公式の外国語科ページでは、中1・中2を基礎期とし、小学校での学習経験を生かしながら、英語のまま理解すること、相手の発言を受け止め、自分の考えを伝えることを目標としています。したがって「単語の意味は分かる」だけでなく、文法を用いて答える・短い意見を言う・読んだ内容について説明することまで練習する意味があります。ここで述べる練習法は慶英会の提案であり、学校が公開した試験問題や採点基準ではありません。
英検CSEの学校到達目安|中1・中2の数値を誤読しない
同校の外国語科ページでは、アドバンストコースの英検CSE2.0到達目安として中1=1400、中2=1456、中3=1728、高1=1980などを掲げています。これは外国語科が示す学年別の目安であり、必ずその学年で取得しなければ進級できないという規程ではありません。また、導入時に言及した「入学時の英検3級以上」と、在学中の学年別到達目安は異なる情報です。混同しないでください。
中1ですでに英検3級を持つ場合でも、いきなり上位級の問題集だけに取り組む必要はありません。学校の定期考査で現在求められている単元を確認し、英検は学校学習に不足する読解・リスニング・ライティングなどを補完する設計にしましょう。
英検に合格済みでも点数が伸びない理由を5つに分ける
- 語彙の再現:選択肢なら意味が分かるが、単語テストでは綴りが書けない
- 文法の運用:文法を見て理解できるが、疑問文・否定文・時制を自力で書けない
- 読解の根拠:文章全体は理解できるが、設問の答えとなる箇所を特定できない
- 英作文の条件:意味は通じても、指定語句・語数・文数・時制に従っていない
- 試験の時間配分:難しい問題に時間を使い、知っているはずの問題を未解答にする
テストを返却されたら、まず誤答の問題番号に上記の印を付けます。原因がはっきりしなければ解答を隠して類題を解き、知識不足か時間不足かを確かめます。学校の採点意図に疑問が残る場合は担当教員へ質問しましょう。
自力で解けるか確認する12問|中1・中2の英語基礎診断
以下の問題は慶英会による独自作成例です。大妻中野中学校の試験問題・宿題・実際の出題範囲を再現したものではありません。まだ習っていない文法があれば飛ばし、学習済みの設問だけ取り組んでください。できれば解答を見ず、15分程度で試しましょう。
1〜6:文法・語順
- She (go / goes) to school by train every day.
- (Do / Does) your brother like English?
- We (visit / visited) the museum yesterday.
- I have already (finish / finished) my homework.
- He wants (study / to study) abroad.
- If it rains tomorrow, we (stay / will stay) at home.
7〜9:短文を書き換える
- 7.She likes science. を疑問文にする。
- 8.He played tennis yesterday. を否定文にする。
- 9.「私は昨日、図書館で勉強しました」を英文にする。
10:英語で一文、11〜12:短い読解
10.次の質問に自分のことを英語で一文答える:What subject do you enjoy, and why?
読解用英文:Maya practices English for ten minutes every day. On Fridays, she asks her teacher about words she could not use in class. She writes an example sentence for each word and tries it again the next week.
11.When does Maya ask her teacher about the words? 12.What does she write for each word?
解答・ポイント
- 1.goes。三人称単数・現在の肯定文。
- 2.Does。主語your brotherは三人称単数、後ろのlikeは原形。
- 3.visited。yesterdayは過去を示す。
- 4.finished。現在完了形のhave+過去分詞。
- 5.to study。want to+動詞原形。
- 6.will stay。未来についての条件文は、if節に現在形、主節にwillを使える。
- 7.Does she like science? doesを使うとlikesは原形likeに戻す。
- 8.He did not play tennis yesterday. did notの後は動詞原形。
- 9.I studied at the library yesterday. studyの過去形はstudied。
- 10.例:I enjoy science because I like experiments. 教科と理由が自然に伝われば別解も可。
- 11.On Fridays. 曜日の情報を本文から見つける。
- 12.An example sentence for each word. 書くものを本文から正確に抜き出す。
間違えた問題があれば、文法を説明できない/時間をかければ解ける/英文は理解できるが書けないのどれかを記録します。例えば2番が誤答なら、疑問文の主語をshe・your parentsに変えて解き直し、翌日にも解説なしで正答できるか確認します。1回の診断だけで英語全体の成績や英検合否は判定できません。
中1:英検3級取得済みの生徒が優先したい勉強法
入学前から英語が得意な生徒は、学校の簡単な導入範囲では問題なくても、授業で扱う文法の書き換えや指定された教科書の表現で失点することがあります。学習済みの単元でも、①例文の意味を説明する、②英文を隠して書く、③主語・時制を変えた類題を作る、④翌日にもう一度解く、の順に確かめることを勧めます。学校が指定する教科書・課題・小テストを最優先にしてください。
中2:英作文と長文で失点する生徒が優先したい勉強法
英作文では、まず設問が求める内容を日本語で整理し、「結論の一文→理由の一文」を作ります。例えば“What is a useful school rule?”なら “I think keeping classrooms clean is important. It helps everyone study comfortably.” のように答えられます。文字数や文数の条件がある場合はそちらを優先し、書いた後に動詞の時制・主語・語順・指定語句を点検しましょう。
読解では知らない単語を全部調べる前に、段落ごとの主語・動詞と設問の種類(人物・時・理由・筆者の意見)を確認します。正解を選んだら、その根拠になる英語の一文を指せるようにしてください。単語不足と読解の論理不足を区別すると、復習する内容が明確になります。
学校の補習・講習・卒業生チューターも活用する
学校公式の補習・講習・チューターシステムは、小テストや課題に応じた中学生の補習と、卒業生が在校生を支援するチューター制度を紹介しています。掲載されている2025年夏の講習例には、中1の「be動詞・一般動詞」の復習、中2の英検対策講座などが含まれます。これらは2025年の掲載実績であり、2026年度のすべての講座の開講や個別の利用条件を保証しません。
補習の前には、質問する問題番号、本人の誤答、どこから分からなくなったかを3点でメモします。補習後は同じ解説を見返すだけでなく、主語や語句を変えた類題を自力で解き、翌日の定着を確認しましょう。
定期テスト3週間前からの具体的な準備
- 3週間前:学校の考査範囲、指定教材、提出期限を確認。未発表の場合は直近の既習範囲を整理する。
- 2週間前:学校ワークを解答を見ずに解き、語彙・文法・読解・英作文に誤答を分類。毎日1〜2種類に絞って復習する。
- 1週間前:間違えた問題に加え、語句を入れ替えた類題で再テスト。提出物と学校指定の学習範囲を優先する。
- 試験前日:新しい難問集に飛びつくより、直近の失点パターンと注意すべき設問条件を短く確認する。
- 返却後:問題別の誤答を記録し、次の授業単元に必要な前提文法を補強する。
日程は一般的な学習設計で、学校が指定する考査スケジュールではありません。英検受験が近い場合でも、学校の提出物や定期試験の準備とバランスを取ってください。
保護者が学校・塾へ確認するとよい4項目
- 現在のクラスで使う教科書・副教材・英作文の評価条件
- 英検3級以上の取得者向け授業の2026年度の対象・編成・変更制度
- 学校の小テストや補習における質問・参加方法
- 直近の答案での主な失点と、次回までに自力で解けるようにする目標
資格や点数だけで不安を大きくせず、まず必要な制度確認と実際の答案分析を行ってください。学校の授業だけで改善が難しい場合には、外部個別指導で学校範囲に即した演習を補うという選択ができます。
よくある質問
Q.英検3級がないとアドバンストコースへ入れませんか?
2021年の公式発表は、英検3級以上の取得者向けの習熟度別授業を入学後に設けるという説明です。アドバンストへの入学条件そのものと混同しないでください。最新の募集・授業編成は学校へ確認しましょう。
Q.中1のCSE1400、中2の1456は進級条件ですか?
学校外国語科が公表する到達目安であり、これだけから進級の必須条件とは判断できません。成績評価や進級要件は学校の正式規程をご確認ください。
Q.大妻中野の中1・中2はNEW TREASUREを使っていますか?
今回確認した学校公式資料は「中高一貫校用教科書」と表現していますが、2026年度の学年別の書名・版は特定できません。NEW TREASUREと断定せず、学校配布の教科書で確認してください。
Q.英検3級合格済みなのに定期テストが低い場合、英検準2級の対策を止めるべきですか?
一律に中断する必要はありません。学校の試験が近く、提出課題や基本文法に不足があるなら学校の範囲を優先し、英検の受験時期が近ければ必要な専用演習も残すなど、実際の学習時間と弱点に合わせて調整しましょう。
大妻中野中学校の英語に不安がある保護者様へ
慶英会では、中高一貫校に在籍する中1・中2の英語、定期テスト、英検対策をオンライン個別指導で支援しています。学校の実際の教科書・副教材、返却答案、課題を確認し、単語・文法・読解・英作文・リスニングのどこで失点しているかを分析します。英検資格はあるのに学校英語の得点へつながらない場合も、現在の単元に必要な演習と学校課題の優先順位を整理し、授業外のLINE学習サポートも組み合わせます。
学校教材や答案をもとに、何から取り組むべきか相談したい場合は、慶英会公式サイトから最大1か月の無料体験・学習相談をご確認ください。慶英会は大妻中野中学校と公式に提携している機関ではありません。
公式出典・確認日
- 大妻中野中学校・高等学校|アドバンストコース英語習熟度別授業導入のお知らせ(2021年9月7日)
- 大妻中野中学校・高等学校|外国語科(基礎期、検定試験の学年別目安)
- 大妻中野中学校・高等学校|補習・講習・チューターシステム(2025年夏の講習例を含む)
- 大妻中野中学校・高等学校|コース説明
- 日本英語検定協会|英検公式情報
情報確認日:2026年10月11日。導入年度の説明、学校が公表する目安、2025年の講習実績と、2026年度の個別運用は明確に区別しています。学校の教材採択、考査範囲、クラス・補習条件は現年度の正式案内を優先してください。