さいたま市立大宮国際中等教育学校(MOIS)の中1・中2で、All Englishの活動には参加できるのにEnglish Inquiryの資料が理解できない、英語で調べたことを根拠付きで説明できない、MYPの課題で何を改善すべきか分からない場合、まず「英語そのものの理解」と「探究内容の理解」を切り分けてください。学校とさいたま市の公式資料は、朝のAll English、複数教科を英語で学ぶEnglish Inquiry、IB MYP、3G Project、LDTという特色ある学習を紹介しています。これらは一つの英語テストではなく、異なる役割を持つ学習活動です。この記事では、学校の公式な教育方針と2026年度の状況を区別しながら、英文法・データ読解・推論・探究の意見表明を練習する慶英会の完全独自24問と全解答、14日間の家庭学習、学校への質問方法を整理します。英語の小テストだけでなく、初見の英文を読み、調べた内容を正しい英語で説明する力を重点的に育てます。
【結論】English Inquiryでの失点は「英語・教科・根拠・表現」の4つに分ける
例えば英語で環境調査の結果を説明できないとき、①グラフの数字や割合を日本語で正しく理解できるか、②英文の主語・動詞と比較表現が分かるか、③観察事実と『原因はこれだ』という主張を区別できるか、④相手に英語2文で伝えられるかを別々に確認します。日本語でも結果を説明できなければ教科内容・データの確認が先です。日本語なら説明できる場合は英語の語彙・構文・表現の支援が中心になります。
大宮国際の学びは何が違う?All English・English Inquiry・MYPの整理
学校公式「MOISの紹介」は、毎朝、生徒と教員が英語を使うAll English、英語で教科内容を学ぶイマージョン教育、身近な問題を世界へ広げる3G Project、隔週土曜のLDTを紹介しています。さいたま市教育委員会の教育課程特例校説明も、English Inquiryは各教科で学んだ内容を英語で関連づけながら探究する教育課程だと説明しています。
学校は教育課程ページでMYPと後期課程のコースを分けて案内し、2026年4月の校長の公式挨拶でもMYP・DPを組み合わせた教育を位置付けています。ただし、中1・中2の全ての科目が完全英語で実施されるという意味ではありません。
All English:毎朝の短い発信が、長い英文への入口になる
All Englishは、学校が毎朝行う英語の表現活動です。学校は日記、プレゼンテーション、海外の人に宛てる手紙などの実践を紹介しています。2025年9月25日の学校公式活動報告では、当時の3年生がReading Progressで英語文学を音読し、読解問題と議論に取り組んだ事例が公開されています。これは当時の3年生の実践例であり、2026年度の中1・中2全員に同じ作品・システムを使わせているという証明ではありません。
家庭ではその日に話した内容を、I learned … / I think … because … / I want to know … の短い文型へ落とし込みます。『今日は何を話したか』を本人が日本語で説明できたら、英語1~2文を書く。翌日、主語や理由を変えて再現できるか確認すると、話して終わる活動を語彙・文法の定着につなげられます。
English Inquiry:英語で教科の内容を学び、証拠をもとに説明する
さいたま市教育委員会は、English Inquiryを教科学習内容を英語で学ぶイマージョン教育と説明しています。学校の以前の案内資料では前期課程に週2時間の実施例がありますが、この旧時数だけから2026年度の全学年の正式時間割を決めることはできません。授業の科目・教材・担当者・評価観点は本人の時間割とUnit Planを確認してください。
例えば理科や地理の内容を英語で説明する課題では、授業資料の数字・図・因果関係を正しく把握し、According to the chart …(グラフによると)、The results suggest …(結果から~が示唆される)、However, we cannot conclude …(しかし断定できない)と書き分けます。難しい単語を増やすだけでは、誤ったデータ解釈を直せません。
MYPの評価は、一般的な英語の定期考査だけで測るものではない
IB公式のMYP Language acquisitionは、言語の知識だけでなく、多様な形式で理解・表現し文化を学ぶ教育を位置付けています。MYPの言語習得には、理解・コミュニケーション・言語使用に関する複数の評価観点があります。ただし、英語科のMYP評価、English Inquiryの教科横断の評価、学校が実施する確認テストは同一ではありません。現在の科目名と学校から示された課題のルーブリックを優先してください。
中1・中2の単元末の評価制度は、別記事「大宮国際中等教育学校は定期テストがない?単元末評価の確認方法」で扱っています。本記事は評価日程の説明ではなく、All Englishでの発話をEnglish Inquiryの根拠付き英文へつなげる方法を中心にします。
『MYPの点数が低い』ときに保護者が確認すべきこと
- 課題の種類:言語習得の英文の課題か、English Inquiryで特定教科を調べる課題か。
- 英語の問題:語彙が分からないのか、文構造か、英語による口頭説明か。
- 内容の問題:データの読み違い、事実と意見の混同、根拠のない一般化がないか。
- 評価の根拠:ルーブリックのどの観点に対し、先生がどんなコメントを返したか。
- 次の改善:同じ課題をコピーして修正するだけでなく、違う資料でも説明できるか。
国際バカロレアのMYPは学校の成績制度と関係しますが、MYPの一般的な説明から、当該校の2026年度中1・中2の課題配点・再提出・進級基準を独自に推測することはできません。
中1の家庭学習:まず英語の基本構文と質問への応答を固める
中1で英語の授業についていけなくなった場合、be動詞・一般動詞・三単現・過去形・助動詞などから、今週の提出課題に直接関係する単元だけを選びます。We compare the data. が読めてもHe compares the data.へ変更できない場合は、説明を聞いて理解したつもりになっている可能性があります。正解を書き写すのではなく、理由を説明した後、主語と時制を変えて英語2文を作ります。
中2の家庭学習:データの母数・結果・因果を区別する
中2で英語の資料を読むときは、percent(割合)、compared with(~と比べて)、suggest(示唆する)、prove(証明する)、evidence(根拠)を区別します。例えば、2回のリサイクル調査で正しく分別された個数が増えても、調査した全数が異なれば個数だけで比較できません。また前後比較が改善していても、ポスターの掲示が唯一の原因とは直ちに証明できません。英語を正しく読むことと、データを正しく判断することの両方を問うのが次の独自教材の狙いです。
【慶英会独自24問】English InquiryとAll Englishの英文法・資料読解・説明
以下の英文・設問と解答は慶英会が新しく作成した独自教材です。大宮国際の実際の学校課題・単元末評価、IB公式のMYP試験、英検過去問の転載ではありません。学校の課題・配点・学年別難度を再現したものでもありません。学校で未習の文法を含む問題は飛ばし、本人のUnit Planと授業範囲を優先してください。
問1~8:学校の英語を支える文法
- 問1:(主語と動詞)Our group (study / studies) local problems.
- 問2:(過去形)They (collect / collected) data yesterday.
- 問3:(助動詞)We should (compare / to compare) the results.
- 問4:(比較)The second survey was (larger / largest) than the first.
- 問5:(接続詞)We studied two locations (because / but) we wanted to compare them.
- 問6:(現在完了・未習なら飛ばす)Our class has (discuss / discussed) this question before.
- 問7:(受け身・未習なら飛ばす)The chart (was created / created) by the students.
- 問8:(英文訂正)She don’t agree with this idea. を正しくする。
問9~16:リサイクル調査の独自英文
慶英会オリジナル英文:On Monday, Class 2A wanted to learn whether a new recycling poster could encourage students to sort bottles correctly. Before putting up the poster, they observed 40 bottles and found that 22 were placed in the correct bin. They then displayed the poster near the bins. One week later, they checked 50 bottles and found that 35 were placed correctly. Yuna said, “The second result is better, but the number of bottles is different, and other changes may have affected students.” Her friend Leo suggested recording results for several more weeks and asking students whether they had noticed the poster. The class decided to share both the results and the limits of its investigation.
- 問9:What was the class investigating? 英語で答える。
- 問10:How many bottles were placed correctly before the poster? 英語で答える。
- 問11:How many bottles were placed correctly one week after the poster? 英語で答える。
- 問12:Which observation had the higher proportion of correctly sorted bottles? 英語で答える。
- 問13:Did the class prove that the poster alone caused the improvement? 英語で答える。
- 問14:Why did Leo recommend collecting results for several more weeks? 英語で答える。
- 問15:What two kinds of information would help improve their investigation? 英語で答える。
- 問16:What is the class’s final decision? 英語で答える。
問17~22:All EnglishとEnglish Inquiryで説明する
- 問17:(All English)「今日の活動で学んだこと」を英語1文で書く。
- 問18:(All English)相手の説明が聞き取れない。丁寧にもう一度依頼する英文を書く。
- 問19:(English Inquiry)観察した事実1文と、まだ断定できないこと1文を書く。
- 問20:(English Inquiry)Why might the two observations be difficult to compare? 英語1文で答える。
- 問21:(3G Project)学校のごみを減らすための提案と理由を英語2文で書く。
- 問22:(書き換え)We checked 50 bottles. を否定文にする。
問23~24:根拠と振り返り
- 問23:(根拠)「全員がポスターを見た」は本文から確定できるか。
- 問24:(MYP型の振り返り練習)今回の調査方法の改善案を英語1文で述べる。
独自24問の模範解答と根拠
問1~8:英文法の理由
問1:studies。Our groupは一つのグループとして単数。
問2:collected。yesterdayが過去を示す。
問3:compare。shouldの直後は原形。
問4:larger。thanが比較級を要求する。
問5:because。比較したいという理由が後に続く。
問6:discussed。has+過去分詞。
問7:was created。グラフが作られたので受け身。
問8:She doesn’t agree with this idea.。三人称単数の否定にはdoesn’t。
問9~16:本文の観察と推論
問9:Whether a recycling poster could encourage correct sorting.。wanted to learn whether以下が調査の問い。
問10:22 out of 40.。前半の観察数値。
問11:35 out of 50.。後半の観察数値。
問12:The second observation: 35/50 = 70%, compared with 22/40 = 55%.。母数が異なるので個数ではなく割合で比較する。
問13:No, because other factors may have affected sorting and the observations were limited.。Yunaのother changes may have affectedが根拠。
問14:To get more evidence before drawing a stronger conclusion.。単発の比較だけで一般化しないため。
問15:More weeks of sorting results and students’ reports of whether they noticed the poster.。Leoの二つの提案を読む。
問16:To share both the results and the limits of the investigation.。最終文。
問17~22:短い英語で表現する
問17:I learned that we should check evidence before making a claim.。過去形learnedとthat節。自身の学びなら別解可。
問18:Could you explain that again, please?。Could you …?で丁寧に依頼。
問19:More bottles were sorted correctly in the second observation. However, we cannot say the poster was the only cause.。観察結果と因果の主張を分ける。
問20:Because the total numbers of bottles were different.。40と50で母数が異なる。
問21:We should place clear labels on recycling bins. This may help students sort waste more carefully.。提案と理由が対応する別解可。
問22:We did not check 50 bottles.。過去の否定はdid not+原形。
問23~24:根拠と改善案
問23:No. The students planned to ask whether people had noticed it.。観察した瓶の数と閲覧者数は異なる。
問24:We should observe bottles for a longer period under more similar conditions.。改善の提案。学校の実際のMYPルーブリックを模倣しない独自演習。
文法の問1~8を多く間違えた場合は現在の英語授業の動詞や接続詞へ、問9~16で失点するなら数字・割合・本文根拠へ、問17~22なら説明する英文の構成へ、問23~24なら根拠に基づく推論と改善案へ重点を戻します。これら24問の正答数を学校の評定、MYPの評価、内部進学の条件、英検合格可能性へ換算することはできません。
30秒の説明から始める:結論→証拠→限界の3文
結論:More bottles were sorted correctly in the second observation. 証拠:The proportion rose from 55% to 70%. 限界:However, we cannot say that the poster alone caused this improvement. この3文は独自英文に基づく家庭用の表現例です。これを丸暗記するのではなく、現在の学校の資料の内容に置き換えて書き直します。
学年に応じて、まず2文(結論と理由)から始めても構いません。文章が正確でも課題の問いとずれていれば評価されにくくなるため、学校が指定した文章の長さ・説明方法・引用の仕方に従ってください。
All Englishの発話を家庭で定着させる15分モデル
- 最初の3分:今日のAll Englishで答えられなかった質問を1つ思い出す。
- 次の4分:その質問の意味を確認し、自分の答えを英語1~2文書く。
- 次の4分:同じ内容を声に出して説明し、キーワードだけ見て再度言う。
- 最後の4分:別の主語・場面に変えて書き、翌日のAll Englishで使える表現を1つ決める。
この15分は慶英会の家庭向け提案であり、学校が毎朝行うAll Englishの正式な活動時間・授業指示を置き換えるものではありません。
English Inquiry・MYPの課題を振り返る14日間
- 1日目:学校の英語・English InquiryのUnit Planと先生のコメントを揃える。
- 2日目:理解できない問題が語彙・教科内容・データ・表現のどこにあるか分類。
- 3日目:授業の重要英文を日本語から英語へ自力で2文書く。
- 4日目:主語・時制を変え、文法ルールを別の英文に適用する。
- 5日目:教科の内容を日本語で正確に説明した後、英語で一文作る。
- 6日目:グラフの数値・母数・割合を確認し、本文根拠を探す。
- 7日目:All Englishで使った表現を思い出し、日記に英語2文を書く。
- 8日目:先生のルーブリックのコメントから1項目だけ改善する。
- 9日目:初めて見る短い資料で、結論と根拠を区別する。
- 10日目:意見・理由・限界を英語2~3文で書く。
- 11日目:30秒で内容を説明し、相手から一つ質問を受ける。
- 12日目:学校の正式な課題・発表・提出物を確認して優先順位を調整する。
- 13日目:初日の誤答を新しい題材の類題で再テストする。
- 14日目:できるようになったことと今後の質問2つを整理し、学校の教員へ確認する。
14日間は慶英会の学習モデルです。学校のMYP評価・English Inquiry・LDT・提出日程をそのまま再現したものではありません。試験直前の場合、学校から指定された課題が優先です。
3G ProjectとLDTを英語学習に生かす方法
3G Projectは身近な問題を世界規模の課題につなげる協働的な学習です。LDTは隔週土曜を基本に、自ら学びを設計する時間として学校が紹介しています。家庭で英語が課題なら、「英語で理解した社会課題の問いを1つ書く」「学校資料の根拠を英語2文にする」といった小さな到達目標を、学校の学習活動と接続できます。ただし学校のプロジェクトの提出条件・調査内容を外部で勝手に決めず、学校の担当者と相談してください。
保護者様が学校へ確認したい6項目
- ①授業:English Inquiryと外国語の現在の時間割・教材・Unit Plan。
- ②言語:教科内容が日本語なら説明できるか、英語の表現が原因で止まるか。
- ③評価:本人の科目の評価観点・ルーブリック・先生のコメント。
- ④All English:現在求められている活動が日記・口頭発表・音読・他の内容か。
- ⑤期限:課題提出・再提出・単元末確認の条件は学校の正式な予定表を優先。
- ⑥学習支援:校内の質問・LDTなどの時間で改善できることと、家庭で不足すること。
英検やCambridge教材を追加するより、今の学校課題の誤答を先に確認
学校名だけでNEW TREASURE、Cambridge教材、英検の特定の級を一律の必須条件と判断できません。生徒の現年度の使用教材・既習の単元・英検の受験希望級を確認したうえで必要な学習を選びます。MYPの評価が低いとき、英検級だけを上げれば学校のルーブリックが改善するとも限りません。学校の学習を優先しながら、共通する語彙・英文法・読解と自由英作文の基礎を練習しましょう。
学校内の支援と慶英会の無料体験|何を比較するか
学校の教員への質問、提出課題へのフィードバック、LDTでの振り返りによって改善している場合、外部塾を追加する必要はありません。一方、探究する内容は理解できるのに英語で説明できない、英語の自由記述で根拠と理由を一人で組み立てられない、英語の基本文法が毎週同じ形で間違う場合、学校教材と答案に沿って不足する技能を補う個別指導を比較する理由があります。
慶英会では中高一貫校の中1・中2を中心に、英語の初見読解・英文法・英作文・英検対策をオンライン個別で行い、毎日のLINE学習サポートと最大1か月の無料体験を提供しています。まず学校のUnit Plan・返却答案・課題に対する先生のコメントを持ち寄り、何を優先するか具体的に整理できます。詳しくは慶英会公式サイトをご確認ください。さいたま市立大宮国際中等教育学校との提携やMYP成績・進級の保証を意味するものではありません。
公式の一次情報・更新確認日
- 大宮国際中等教育学校公式「MOISの紹介」:All English、3G Project、LDT、英語の探究活動。
- さいたま市教育委員会「教育課程特例校の指定」:English Inquiryと英語での教科学習。
- MOIS公式カリキュラム:学年によるMYP・後期課程の区分。
- 2026年度校長メッセージ:MYP・DPを活用した教育。
- 2025年9月All English公式活動報告:当時の3年生の読解練習事例。
- IB公式MYP Language acquisition:MYPの言語習得の位置付け。
確認日:2026年10月12日。各教科の実際の単元・課題・評価・時数については在籍学年の最新の学校資料を優先してください。掲載した英文と24問は慶英会が独自に作成した教材で、学校の実際の試験問題ではありません。