NEW TREASURE(ニュートレジャー)Stage 2 Lesson 8は、名詞の種類、不定代名詞、再帰代名詞を学ぶ単元です。「someとanyは分かるがsomethingとanythingで間違える」「anotherとthe otherを混同する」「She made the cake herselfとShe made the cake for herの違いが分からない」という中高一貫校生は、単語を別々に覚えるより、文中での働きを比較して覚えると整理しやすくなります。本記事ではsome/any、-one/-body/-thingの語、another/other、each/every、myselfなどの再帰代名詞を、オリジナル32問と解説、間違い方に応じた復習計画で扱います。学校によって未習の項目や発展項目があるため、授業の範囲表を最優先してください。
最初に結論:代名詞は「何の代わりか」「誰を指すか」を決める
- some / any:肯定文ではsome、一般的な否定・疑問文ではanyが基礎。I have some questions. / I don’t have any questions.
- something / anything:「何か」「何も」「何か〜」を表す。I need something to drink. / I don’t need anything.
- someone / anyone / everyone / nobody:不特定の人を表す。Someone is here. / Everyone is ready.
- another / the other / others:追加の別のもの、2つのうち残りの1つ、複数のほかの人・物などで使い分ける。
- myself / herself / ourselves / themselves:自分自身を指す再帰代名詞。She cut herself. / We enjoyed ourselves.
someとanyを「肯定・否定」で基本的に使い分ける
I have some homework today.(今日は宿題が少しある)。I don’t have any homework today.(今日は宿題がない)。Do you have any questions?(質問はありますか)。最初はこの対比から始めます。ただし『some=必ず肯定文、any=必ず否定・疑問文』ではありません。Would you like some tea?(お茶はいかがですか)のような勧誘ではsomeが自然です。またany student can joinのように肯定文で『どの〜でも』の意味になる例もあります。
someone / anyone / everyone / nobody と動詞の一致
Everyone is ready.(全員準備できている)。Someone is at the door.(誰かが玄関にいる)。Nobody knows the answer.(誰も答えを知らない)。everyone、someone、nobodyなどは、通常、文法上は単数扱いで動詞にis/has/三単現の-sを使います。後でその人をtheyで受けることもありますが、最初の主語Everyoneに続く動詞はEveryone areとはしません。
something / anythingと形容詞の位置
I want something cold.(何か冷たいものが欲しい)。Is there anything interesting to read?(何か面白い読み物はありますか)。something / anything / nothingを形容詞が修飾するときは、something interesting、anything new、nothing specialのように後ろに形容詞を置きます。something interesting to readという形をひとかたまりで練習しましょう。
another・other・the other・the othersの違い
- another:もう1つ別のもの。I need another pen.(別のペンがもう1本欲しい)。anotherはan+otherに由来するので、単数可算名詞と使うのが基本。
- the other:2つのうち残った方。I have two dogs. One is black, and the other is white.
- other+名詞:ほかの〜。Other students joined later.(ほかの生徒が後から加わった)。
- others:ほかの人・もの(複数)。Some liked the game; others did not.
- the others:ある集団で残った人・ものをまとめて指す。Five students joined. Two sat here; the others stood.
重要なのは、何個あるうちの何個を指しているかです。2つしかない場合、One … and the other … が基本。一方、選択肢がいくつもあり「もう1つ」と追加を求める場合はanotherを使いやすくなります。the othersは「残り全部」という集団が決まっている場合に使う表現です。
each・every・all の使い方
Each student has a notebook.(生徒は一人ずつノートを持っている)。Every student has a notebook.(すべての生徒がノートを持っている)。All the students have notebooks.(生徒全員がノートを持っている)。each / everyが単数名詞studentに直接かかる場合、動詞はhasなど三人称単数形を使います。All the studentsではstudentsが複数なのでhaveです。
Each of the students has a notebook.も正しい文です。each ofの後ろは複数の集団を表していても、主語の中心はeachなので動詞はhasになります。一方、every of the studentsという形は標準的な学校文法では使いません。『each+単数名詞』と『each of+複数名詞』を分けて覚えてください。
再帰代名詞の形を主語別に覚える
- I → myself(私自身)、you → yourself(あなた自身)、he → himself(彼自身)、she → herself(彼女自身)、it → itself(それ自身)。
- we → ourselves(私たち自身)、you(複数)→ yourselves(あなたたち自身)、they → themselves(彼ら自身)。
- She introduced herself.(彼女は自己紹介した)。
- We enjoyed ourselves at the party.(私たちはパーティーを楽しんだ)。
- The children cleaned the room by themselves.(子どもたちは自分たちだけで部屋を掃除した)。
by myself / for myself / myselfの意味は同じではない
I made lunch by myself.は『手伝ってもらわず自分一人で昼食を作った』という意味になりやすい表現です。I made lunch for myself.は『自分のために昼食を作った』です。I made lunch myself.は『ほかの人ではなく私自身が作った』と強調します。同じmyselfでもby・forの有無によって意味が変わるため、日本語から英語へ書く際は状況を考えて選んでください。
所有代名詞・目的格との混同を避ける
I bought a gift for her.(私は彼女への贈り物を買った)。She bought a gift for herself.(彼女は自分への贈り物を買った)。主語がSheで、贈り物を受け取る対象もShe本人の場合はherselfが自然です。一方、主語がIで受け手が別人のsheならfor herです。herselfを『彼女に』と覚えるのではなく、『主語と同じ人自身』という参照関係で学びます。
問題A|適切な語を選ぼう【1〜8】
- I need (some / any) help.〔普通の肯定文〕
- I don’t have (some / any) money.
- (Someone / Anyone) is waiting at the door.〔『誰かが』と述べる肯定文〕
- Did you meet (any / any of) the teachers at the party?〔the teachersという特定の集団の一部を尋ねる〕
- She made lunch by (herself / yourself).
- We enjoyed (ourselves / themselves) on the trip.
- One of the boys (is / are) absent today.
- I have two pens. One is blue, and (the other / another) is red.
問題A|解答・理由【1〜8】
- some:肯定文でsome help。
- any:否定文でnot … any。
- Someone:ある誰かが待っているという肯定文。
- any of:any of the teachers=その先生たちのうち誰か。any the teachersは不可。
- herself:she本人が自分一人で作った。
- ourselves:weに対応する再帰代名詞。
- is:主語の中心がoneで単数。
- the other:2本しかないペンの残り1本。
問題B|不定代名詞・動詞の形【9〜16】
- Here are several cookies. You can have (another / other) one.
- There are five students. Two are here, and (the others / others) are outside.〔残りの3人全員〕
- (Each / All) student has a notebook.
- (All / Every) of the students are here.
- Tom can’t find (his / himself) pen.
- I hurt (myself / me) while cooking.
- The children cleaned the room by (themselves / their).
- Is there (anything / any) interesting to read?〔interestingが後ろから修飾する不定代名詞を選ぶ〕
問題B|解答・理由【9〜16】
- another:another oneで『もう1つ別のもの』。
- the others:5人のうち残った3人全員。
- Each:each+単数名詞student、has。
- All:All of the studentsは可能、Every of …は不可。
- his:penという名詞の前に所有格his。
- myself:自分自身を傷つけた。
- themselves:子どもたち自身で。
- anything:anything interestingは不定代名詞+形容詞。any interestingだけでは修飾される名詞がなく不完全。
問題C|誤文訂正【17〜24】
- Everyone are ready for the test.
- She made the cake by her.〔手伝わず一人で作った〕
- I don’t have something to eat.〔何もない〕
- There are two doors. One is open, and another is closed.〔残り1枚〕
- Each of the girls have a pencil.
- He enjoyed him at the party.〔彼自身が楽しんだ〕
- I bought a present for herself.〔主語Iが、別の女性へのプレゼントを買った〕
- Nobody know the answer.
問題C|修正文と説明【17〜24】
- Everyone is ready for the test.:everyoneは単数扱い。
- She made the cake by herself.:sheに対応する再帰代名詞。
- I don’t have anything to eat.:否定文にanyを使うのが基本。
- There are two doors. One is open, and the other is closed.:2つのうち残り1つ。
- Each of the girls has a pencil.:主語の中心eachは単数。
- He enjoyed himself at the party.:enjoy oneself。
- I bought a present for her.:主語Iと受け手が別人のため目的格her。
- Nobody knows the answer.:nobodyは単数扱い。
問題D|日本語から英作文【25〜32】
- 「誰かが玄関にいます」
- 「私は何も知りません」
- 「彼女は自分一人でそのケーキを作りました」
- 「私たちは旅行を楽しみました」〔enjoy ourselvesを使う〕
- 「かばんが2つあります。一つは黒で、もう一つは白です」
- 「教室にいる生徒は全員準備ができています」〔Allを使う〕
- 「生徒は一人ずつ自分のノートを持っています」〔Eachを使う〕
- 「あの子どもたちは自分たちだけで部屋を掃除しました」
問題D|模範解答【25〜32】
- Someone is at the door.
- I don’t know anything. / I know nothing.
- She made the cake by herself.
- We enjoyed ourselves on the trip.
- There are two bags. One is black, and the other is white.
- All the students in the classroom are ready.
- Each student has their own notebook.(単数のthey/theirは性別を特定しない一般的な用法)。
- Those children cleaned the room by themselves.
別解について:意味と指定された語法に合う自然な英文は、別解として認めます。
テスト直前の復習を4群に分ける
- 群1 some/any:肯定・否定・疑問の3文を1組として練習。
- 群2 another/other:2つだけのときと3つ以上の集団があるときの違いを、図を書いて説明。
- 群3 each/every/all:名詞が単数か複数か、動詞がhasかhaveかを確認。
- 群4 再帰代名詞:主語と同じ人かを特定し、by・forの違いも英文で練習。
中高一貫校向け7日間の学習プラン
- 7日前:学校の範囲表を確認し、学習済みの不定代名詞と再帰代名詞を抜き出す。
- 6日前:some/anyとsomething/anythingを文中で区別。
- 5日前:another/other/the other/the othersの図解を自作。
- 4日前:each/every/allと動詞の一致を練習。
- 3日前:再帰代名詞と所有格・目的格を対比して英作文。
- 2日前:32問の初見演習を解き、解答を見ずに訂正。
- 前日:誤答した問題のみに取り組み、理由を一行で説明する。
保護者によくある質問
Q. everyoneは全員なのになぜisですか? A. everyoneは意味上は多数の人を指しますが、文法上は通常単数として扱います。Everyone is … の形を確認しましょう。
Q. someとanyは例外まで暗記すべきですか? A. まず肯定・否定・一般的な疑問文での基本を定着させてください。勧誘でsomeを使うなどの例外は、学校で扱った例文と組み合わせて復習すると効率的です。
Q. myselfがあればすべて『自分で』ですか? A. いいえ。She hurt herselfのような動作の対象として使う場合と、She made it by herselfのような独力を示す場合、I did it myselfのような強調では役割が異なります。
Q. Stage 2 Lesson 8は再帰代名詞だけですか? A. いいえ。Z会のThird Edition公式シラバスでは名詞、不定代名詞、再帰代名詞が扱われます。本記事は混同しやすい語法に焦点を当てた補助教材です。
まとめ:単語の日本語訳より、文中での参照関係を確認する
不定代名詞と再帰代名詞は、英単語の意味を一つずつ丸暗記するよりも、何を指しているか、主語と同じ人物か、単数・複数のどちらで動詞を使うかを理解する方が重要です。32問のどこで間違えたかを4つの群に分類し、翌日に日本語から英語を再現できるまで練習しましょう。特にanotherとthe other、each ofとall ofは並べて区別することを推奨します。
NEW TREASUREの学習で英文法の誤答が続く場合は、慶英会のオンライン個別指導・無料体験もご覧ください。学校の試験範囲と答案から必要な復習を優先します。
Lesson 8の代名詞32問を「英作文が書ける」に変える復習
Z会2026年版公式カタログでは、Stage 2 Lesson 8に名詞・不定代名詞・再帰代名詞が配置されています。学校の版と範囲表が異なる場合はそちらを優先してください。今回の32問では、some/any・another/the other・each/all・再帰代名詞の4群に間違いを分けます。問31の Each student has their own notebook. は性別を特定しない単数のtheyを用いた自然な表現ですが、学校で三人称単数と所有代名詞の形式を厳密に指定された場合は、Each student has his or her own notebook. なども扱えます。Stage 1の数・量とsome/anyの基礎36問から復習し、英語答案の解き直しで優先すべき誤りを選びましょう。英作文を学校の課題に合わせて学び直したい方は慶英会の無料体験でご相談いただけます。
参考にした主な公式情報
監修:慶英会 塾長。掲載した英文、独自演習32問、模範解答は本記事用に作成しており、教科書本文・既存問題集を転載したものではありません。




