
慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
中高一貫校の学校英語・NEW TREASURE・英検対策を専門とするオンライン個別指導塾です。塾長紹介
敬愛中学校の英語長文で、最後まで読み切れない、知らない単語で止まる、本文のどこが答えの根拠なのか説明できない――こうした悩みは、読む速度だけを上げても解決しないことがあります。本記事では、学校公式の英語教育情報を確認し、中1・中2向けに慶英会オリジナル英文3題・独自24問、全文和訳、全解答と解説を掲載します。問題・英文は独自制作であり、学校の定期考査や配布教材、実際の出題を再現したものではありません。
結論|長文は「速く読む」より「根拠を見つけて答える」
設問で何を問われているかを先に確認し、本文の該当箇所を探し、前後の文を読んで意味を確定し、答えが本文と一致するか照合します。知らない単語をすべて調べる、設問を読まずに本文を何度も読み返す、選択肢に同じ単語があるだけで正解と判断する、といった習慣が時間を奪います。
敬愛中学校の公式英語教育と、この記事の独自演習
敬愛中学校の公式英語教育ページでは、学期2回の英単語コンクール、英検への挑戦、二次試験に向けた面接対策、オンライン英会話、音読レッスンなどが紹介されています。一方、公式ページだけから各学年の定期考査における長文の語数、設問数、制限時間、配点、問題形式までは確定できません。この記事の演習は読解手順を身に付ける独自教材です。学校の範囲表・授業プリント・指定教材を最優先してください。
長文読解で時間を失いやすい原因と対策
- 知らない単語のたびに止まらず、設問に関係する語・繰り返し出る語を優先する。
- 長い文は主語と動詞を先に見つけ、修飾語句を後から整理する。
- Why / When、most / all、before / after など設問の条件を確認する。
- 選択肢の単語が本文と同じでも、主語・時制・数量・因果関係を照合する。
- 段落ごとに「話題・理由・例・結果・まとめ」のどれかを短くメモする。
読解は、①設問確認、②本文の話題把握、③根拠探し、④答えの照合の順に進めます。家庭学習での時間配分は、設問確認10%、本文読解40%、根拠探しと解答35%、見直し15%を目安に試せます。これは練習上の目安であり、敬愛中学校の試験時間を示すものではありません。
慶英会オリジナル英文A|図書館の返却日カード(中1基礎)
Passage A: A Small Change in the Library
At the beginning of May, our class noticed that many students returned library books late. Ms. Ito asked us to find a simple way to remind everyone. We made small cards with the return date and placed them inside each book. We also put a calendar near the library door. At first, some students forgot to check the cards. So we added a short message to the class website every Monday. After three weeks, fewer books were returned late. We learned that one reminder was not enough. People needed to see the information in different places.
英文Aの全文和訳
5月の初め、私たちのクラスは、多くの生徒が図書館の本を期限より遅れて返却していることに気付きました。伊藤先生は、みんなに思い出してもらうための簡単な方法を考えるよう、私たちに頼みました。私たちは返却日を書いた小さなカードを作り、それぞれの本の中に入れました。また、図書館の入口の近くにカレンダーも置きました。最初は、そのカードを確認し忘れる生徒もいました。そこで、毎週月曜日にクラスのウェブサイトへ短いメッセージを追加しました。3週間後、期限に遅れて返却される本は減りました。私たちは、注意を促す方法が一つだけでは十分でないと学びました。
英文Aの問題・解答・解説(1〜8)
問1: When did the class notice the problem? 解答: At the beginning of May.(5月の初め。)冒頭の語句が時を示します。
問2: Who asked the students to find a simple way? 解答: Ms. Ito.(伊藤先生。)“Ms. Ito asked us” の主語が根拠です。
問3: What did the students put inside each book? 解答: Small cards with the return date.(返却日を書いた小さなカード。)inside each book は場所で、入れた物は cards です。
問4: Where did they put a calendar? 解答: Near the library door.(図書館の入口の近く。)near the library door が場所の根拠です。
問5: Why did the class add a message to the website? 解答: Because some students forgot to check the cards.(カードを確認し忘れる生徒がいたから。)“At first” の問題点と “So” の対応策をつなげます。
問6: What changed after three weeks? 解答: Fewer books were returned late.(返却が遅れる本が減った。)fewer は「より少ない」で、遅れがゼロとは書かれていません。
問7: What does “the cards” refer to? 解答: The small cards with the return date.(返却日を書いた小さなカード。)指示語は前の文に戻って具体的な名詞を確認します。
問8: Choose the best title: A. A New School Building / B. A Better Way to Remember Library Returns / C. How to Read a Long Book / D. A Trip in May. 解答: B. 本文全体は返却遅れを減らすために複数の方法で情報を知らせた話です。
慶英会オリジナル英文B|学校の修理テーブル(中1後半〜中2)
Passage B: The Repair Table
Last autumn, our school opened a repair table to help students use their things longer. A group of students wanted to reduce waste, so they invited local volunteers to teach simple repairs. They collected damaged umbrellas, bags, and toys. They did not accept electrical devices because repairing them could be dangerous. First, students sorted the items and asked their owners what was wrong. A retired tailor showed them how to sew a loose button. Another volunteer taught them how to put a patch on a torn bag. Some things could not be repaired. In those cases, students explained the problem and suggested recycling. After one month, they had repaired twenty-six items.
英文Bの全文和訳
昨年の秋、私たちの学校は、生徒が自分の持ち物をより長く使えるようにするため、修理テーブルを開きました。ある生徒グループはごみを減らしたいと考え、地域のボランティアを招いて簡単な修理を教えてもらいました。彼らは壊れた傘、かばん、おもちゃを集めました。修理が危険な場合があるため、電気製品は受け付けませんでした。まず、生徒たちは品物を種類別に分け、持ち主にどこが悪いのかを尋ねました。引退した仕立て屋が、取れかけたボタンの縫い方を教えました。別のボランティアは、破れたかばんに当て布をする方法を教えました。修理できない物もありました。その場合、生徒たちは問題を説明し、リサイクルを提案しました。1か月後、彼らは26点を修理していました。
英文Bの問題・解答・解説(9〜16)
問9: Why did the school open a repair table? 解答: To help students use their things longer.(持ち物をより長く使えるようにするため。)目的を表す to 不定詞が根拠です。
問10: Who taught students to sew a loose button? 解答: A retired tailor.(引退した仕立て屋。)“A retired tailor showed them” の主語を探します。
問11: Why did the school not accept electrical devices? 解答: Because repairing them could be dangerous.(修理が危険な場合があるから。)because 以下が理由です。
問12: What does “them” refer to in “A retired tailor showed them”? 解答: The students.(生徒たち。)直前の文の students が指す対象です。
問13: What did students do when an item could not be repaired? 解答: They explained the problem and suggested recycling.(問題を説明し、リサイクルを提案しました。)“In those cases” は修理できない場合を指します。
問14: How many items had they repaired after one month? 解答: Twenty-six items.(26点。)最後の文に数量が示されています。
問15: What does “loose” mean in “a loose button”? 解答: Not firmly attached.(しっかり付いていない、取れかけた。)ボタンを sew(縫う)という前後関係から意味を推測できます。
問16: What is the main idea of the passage? 解答: Students and volunteers repaired items to reduce waste and suggested recycling when repair was impossible.(生徒とボランティアはごみを減らすために品物を修理し、修理できない場合はリサイクルを提案しました。)冒頭の目的と最後の対応をまとめます。
慶英会オリジナル英文C|通学路を比べる(中2発展)
Passage C: Choosing a Route to School
At the start of this term, the student council asked 120 students how they traveled to school. Seventy-two came by bus, twenty-eight walked, and twenty came by car. The council compared two walking routes from the station to school. Route A took about fifteen minutes, but students had to cross four busy roads. Route B took about nineteen minutes and had only two crossings and sidewalks along most of the way. Some students liked Route A because it was faster. Many parents preferred Route B because they thought safety was more important than saving four minutes. The council shared both routes and asked each family to check the streets near its home. It did not choose one route for everyone because students started from different places and traffic changed during the day.
英文Cの全文和訳
今学期の初め、生徒会は120人の生徒に、どのように通学しているかを尋ねました。72人はバス、28人は徒歩、20人は車で通学していました。生徒会は駅から学校までの2つの徒歩ルートを比較しました。ルートAは約15分かかりましたが、交通量の多い道路を4本横断しなければなりませんでした。ルートBは約19分かかり、横断箇所は2か所だけで、道の大部分に歩道がありました。より速いのでルートAを好む生徒もいました。多くの保護者は、4分節約することより安全の方が重要だと考え、ルートBを好みました。生徒会は両方のルートを共有し、各家庭に自宅近くの道路を確認するよう求めました。生徒の出発地点はそれぞれ異なり、交通状況も時間帯によって変わるため、生徒会は全員に一つのルートを指定しませんでした。
英文Cの問題・解答・解説(17〜24)
問17: What did the student council compare? 解答: Two walking routes from the station to school.(駅から学校までの2つの徒歩ルート。)compare の目的語を探します。
問18: How many students came by bus? 解答: Seventy-two students.(72人。)bus の直前にある数字が根拠です。
問19: How long did Route A take? 解答: About fifteen minutes.(約15分。)take はここでは時間が「かかる」という意味です。
問20: Give one safety-related difference between the routes. 解答: Route A had four busy-road crossings, while Route B had two crossings and sidewalks along most of the way.(Aは交通量の多い道路を4本横断し、Bは横断箇所が2か所で大部分に歩道がありました。)数字と道路環境を対比します。
問21: Why did many parents prefer Route B? 解答: Because they thought safety was more important than saving four minutes.(4分節約することより安全が重要だと考えたから。)because の後が理由です。
問22: Why did the council not choose one route for everyone? 解答: Because students started from different places and traffic changed during the day.(出発地点が異なり、交通状況も時間帯で変わるから。)最後の文が根拠です。
問23: What does “It” refer to in “It did not choose one route”? 解答: The student council.(生徒会。)直前の主語を確認します。
問24: Summarize the passage in one or two sentences. 解答例: The council compared two routes and shared both with families. Families were asked to consider their own locations and road conditions, not only travel time.(生徒会は2つのルートを比べて家庭に共有しました。家庭には所要時間だけでなく、自宅の場所や道路状況も考慮するよう求めました。)主題と結論を残し、細部を並べ過ぎない要約です。
中1・中2で変える復習の重点
中1:主語・動詞・目的語、疑問詞、現在形・過去形、代名詞の基本を確認します。英文Aのように、誰が何をしたか、いつ・どこで起きたかを本文から抜き出す練習を重ねます。単語の意味だけでなく、return a book、put a card inside a book のような語のまとまりで覚えると、文中で意味を取りやすくなります。
中2:理由と結果、比較、代名詞の指示内容、段落の要旨、本文から直接は書かれていない結論を考える練習を加えます。英文B・Cでは because、so、while、比較表現、数量の対応を確認し、答えの根拠を一文で説明できるようにします。

慶英会 塾長|慶應義塾大学卒・英検1級
塾長の経歴・指導方針
中高一貫校の英語・定期テスト・英検の学習状況を整理し、必要な復習の優先順位を考えたい方は、無料体験・学習相談のご案内をご確認ください。最大1か月完全無料体験の対象・回数・担当講師は、お申し込み時にご案内します。
友だち追加後、学年・教材・困っていることと「学習相談希望(ブログ・記事中盤)」をお送りください。LINEを開くだけでは受付は完了しません。LINEを利用できない方はメールでの学習相談も可能です。料金・無料体験の期間と条件はコース・料金・無料体験のご案内でご確認ください。
7日間の家庭学習プラン
- 1日目:英文Aを辞書なしで読み、問1〜8を解く。間違えた問題の根拠に線を引く。
- 2日目:英文Aを和訳と照合し、知らなかった語と主語・動詞を整理する。
- 3日目:英文Bを読み、理由・目的・代名詞の問題を解く。
- 4日目:英文Bの間違いを解き直し、because と so の関係を自分の言葉で説明する。
- 5日目:英文Cを読み、数字・比較・筆者の判断の根拠を探す。
- 6日目:24問のうち間違えた問題だけを再テストし、同じ誤りが残っているか確認する。
- 7日目:時間を測って3題から1題を解き、最後に根拠と答えを照合する。
毎日長文を大量に解く必要はありません。解きっぱなしにせず、誤答の原因を「語彙」「文構造」「設問の読み違い」「根拠の見落とし」「推測のし過ぎ」に分類します。同じ種類の誤りが続く場合は、問題数を増やす前に該当する基礎へ戻ります。
保護者が家庭で確認するポイント
保護者が毎回すべての英文を訳したり、細かな文法を採点したりする必要はありません。①質問に答えているか、②答えの根拠となる英文を指せるか、③主語・時制・数字を取り違えていないか、④同じ誤りを翌日も繰り返していないか、を確認してください。正答数だけでなく、どの手順で間違えたかを記録すると、次に復習する内容を絞れます。
長文の失点が続く場合は、語彙不足なのか、文の骨格が取れないのか、設問の意味が分からないのか、根拠を探す手順が定まっていないのかを分けて考えます。原因が異なれば、必要な練習も異なります。
よくある質問
Q. 知らない単語が多い場合、すべて調べるべきですか?
A. 最初から全部調べる必要はありません。まず文章の話題をつかみ、設問に関係する語や繰り返し出る語を優先します。解答後に重要語を確認しましょう。
Q. この記事の24問は敬愛中学校の定期考査の予想問題ですか?
A. いいえ。慶英会が家庭学習用に独自作成した読解演習です。学校の実際の試験形式・範囲・配点を示すものではありません。
Q. 中1でも英文B・Cに取り組めますか?
A. 英文Aで主語・動詞と基本的な疑問詞を確認してから、辞書を使いながらB、Cへ進んで構いません。難しい語をすべて暗記するより、文の構造と根拠の探し方を優先します。
Q. 長文を読む速度はどうすれば上がりますか?
A. 同じ英文を、初回は内容把握、2回目は段落の要旨、3回目は設問の根拠探しという目的を変えて読み直します。意味を確認しないまま音読回数だけ増やす方法は避けましょう。
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参考にした主な公式情報
- 敬愛中学校|英語教育(英単語コンクール、英検サポート、オンライン英会話、音読レッスン。2026年10月30日確認)
- 敬愛中学校|教育の特色(学校が公表する教育方針・活動の確認)
学校が公表する教育活動と、慶英会が作成した独自の学習法・演習問題を区別して掲載しています。各学年の授業進度・定期考査の範囲や形式は、学校から配布される最新資料を確認してください。
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